アトピー性皮膚炎の漢方治療法|肌トラブルを改善する効果的なアプローチ

アトピー性皮膚炎 × 漢方 × 薬膳 × 腸活

アトピー性皮膚炎をくり返す方へ
“皮膚だけ”で終わらせない、体質からの整え方

かゆみ、乾燥、赤み、じゅくじゅく、眠れない夜…。
アトピー性皮膚炎は、外からのケアだけでなく、皮膚バリア・炎症・かゆみ・生活習慣・体質が重なって揺れやすい状態です。

ほどよい堂では、皮膚科治療の土台を大切にしながら、漢方×薬膳×腸活で「なぜくり返しやすいのか」を整理し、続けやすい養生に落とし込みます。

アトピー性皮膚炎とスキンケアのイメージ

まず押さえたいポイント

アトピー性皮膚炎は「保湿・炎症コントロール・再燃予防」が土台です

西洋医学の基本

乾燥しやすい皮膚バリアを守るための保湿、炎症を抑える外用治療、そして再燃を減らす維持療法が基本です。

漢方の視点

同じ「アトピー」でも、風熱(赤み・熱感)湿熱(じゅくじゅく)血虚(乾燥・かゆみ)脾虚(胃腸の弱り)など背景は人それぞれです。

大切な考え方: ほどよい堂では、標準治療を否定せず、そのうえで「なぜ揺らぎやすいのか」を体質・食事・腸・休養の面から整理していきます。

アトピー性皮膚炎を“体質”まで含めて見直す

アトピー性皮膚炎は、皮膚バリアの低下により水分が逃げやすくなり、乾燥・刺激・炎症・かゆみが起こりやすい状態です。さらに、かくことで皮膚が傷つき、またかゆくなるという悪循環に入りやすいのが特徴です。

中医学では、皮膚は肺(ひ=皮毛を司る)、栄養と潤いは血(けつ)、消化吸収の土台は脾(ひ=胃腸)、慢性化には腎(じん=生命力の土台)も関わると考えます。

現代医学の見方皮膚バリア低下、炎症、かゆみ、感染リスク、睡眠の質低下
中医学の見方風・熱・湿・燥(乾き)に、気血津液の不足や滞りが重なる状態
ほどよい堂の視点①栄養 ②循環 ③吸収=腸活 の3本柱で“揺らぎにくい土台”をつくる

アトピー性皮膚炎は一括りではありません。八綱弁証(陰陽・表裏・寒熱・虚実)をベースに、よくみられる傾向を簡潔に整理すると次の通りです。

風熱タイプ(赤み・ほてりタイプ)

赤み、熱感、かゆみが強い、掻くと悪化しやすい、汗や暑さでつらい傾向。

考え方:熱をさまし、炎症の勢いを落ち着かせる方向。

湿熱タイプ(じゅくじゅくタイプ)

浸出液、ベタつき、黄色っぽいかさぶた、むれで悪化しやすい傾向。

考え方:余分な湿と熱をさばき、皮膚を清潔に保つ方向。

血虚・陰虚タイプ(乾燥・潤い不足タイプ)

乾燥、粉ふき、夜にかゆい、慢性化、皮膚が薄く敏感になりやすい傾向。

考え方:潤いと栄養を補い、かゆみの土台を整える方向。

脾虚タイプ(胃腸の弱りタイプ)

食後のもたれ、便通の乱れ、疲れやすさ、甘い物や冷たい物で悪化しやすい傾向。

考え方:脾=土を立て直し、吸収できる腸づくりを優先。

※実際は複数タイプが重なります。例:乾燥が強いのに、掻き壊して赤みも強い、など。

まず大切なのは、皮膚科治療の土台を外さないことです。かゆみがつらいときほど、「保湿だけで何とかしよう」とすると長引きやすくなります。

  • 保湿:症状のある部分だけでなく、乾燥しやすい全体を守る意識が大切です。
  • 炎症を抑える外用:赤み・湿疹・かゆみが強い時期は、自己判断で弱すぎるケアにしないことが重要です。
  • 再燃予防:一度落ち着いた後も、再発しやすい部位は維持の視点が必要です。
受診の目安: じゅくじゅくが強い、痛みがある、急に広がる、発熱を伴う、眠れないほどかゆい、目のまわりが悪化している場合は、早めの皮膚科受診が大切です。

近年は、保湿・ステロイド外用・タクロリムスなどに加え、PDE-4阻害薬やJAK阻害薬の外用、さらに重症例では生物学的製剤やJAK阻害薬内服など、選択肢が広がっています。

「ずっと同じ治療でつらい」「睡眠が乱れる」「顔や首ばかり悪化する」などの場合は、我慢し続けず、皮膚科で治療選択肢を見直す価値があります。

軽症〜中等症保湿、外用ステロイド、タクロリムスなどを軸に整える
再燃しやすい再燃予防の維持療法を意識する
中等症〜重症皮膚科で外用の再評価、光線療法、生物学的製剤、JAK阻害薬などを検討

漢方は、スキンケアや抗炎症外用などの基本を十分に行ったうえで、なお揺れやすい方に併用を考えるのが現実的です。

つまり、「外用をやめて漢方だけ」ではなく、皮膚の炎症は皮膚で鎮めつつ、体質の背景を内側から整えるという考え方です。

消風散

皮膚のかゆみや湿疹を伴うタイプで用いられることがある方剤です。

補中益気湯

気虚(ききょ=疲れやすい・だるい・胃腸が弱い)傾向に用いられることがある方剤です。

温清飲

血虚と熱が入り混じる、乾燥しやすいのに赤みもあるタイプで検討されることがあります。

当帰飲子

血虚(けっきょ=栄養不足・乾燥タイプ)で、乾燥とかゆみが長引きやすい方に用いられることがあります。

※方剤は「病名」ではなく「証(しょう=体質と状態の組み合わせ)」で選びます。自己判断では合わないことがあります。

ほどよい堂では、アトピー性皮膚炎の背景に脾(ひ=消化吸収)の弱りが重なっていないかを大切に見ます。食べていても、吸収できる腸でなければ、皮膚を守る材料が届きにくくなります。

腸活と食事のイメージ
  • まず1つ変えるなら:冷たい飲み物・甘い飲み物を減らし、水・お茶・薄い味噌汁へ。
  • 毎日の定番:味噌汁、野菜スープ、海藻、きのこ、豆、発酵性食物繊維。
  • よく噛む:1口30回を目安に。噛むことは消化のスイッチであり、脾を助けます。
  • 新型栄養失調に注意:カロリーは足りていても、たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラル・食物繊維が不足していることがあります。
  • 腸活は三位一体:プロバイオティクス(善玉菌)・プレバイオティクス(菌のエサ)・バイオジェニックス(菌がつくる有用成分)の視点で。

からだは動的平衡のシステムです。アトピー性皮膚炎も、「すぐ全部変わる」より、段階を追って見た方が現実的です。

3日|まずは“悪化ループ”を断つ 保湿、洗いすぎを減らす、汗と刺激対策、睡眠確保、掻き壊しを減らす工夫を優先。
3週間|生活の癖を整える 食事、腸活、入浴、寝る前のスマホ、ストレスケア、甘い飲み物の頻度などを見直す時期。
3ヶ月|体質の土台を育てる 便通、睡眠、疲れやすさ、冷え、肌の揺れ幅などを含めて、再燃しにくい流れをつくる時期。

アトピーは、睡眠不足やストレスで悪化しやすい方が少なくありません。休養は「寝るだけ」ではなく、戦略的に組み合わせると整いやすくなります。

  • 休息:就寝前1時間は情報量を減らし、室温・寝具・肌着を見直す
  • 軽い運動:朝散歩やストレッチで自律神経を整えやすくする
  • 栄養の立て直し:欠食を減らし、朝に汁物を1杯
  • つながり:一人で抱え込みすぎず、相談先を持つ
  • 環境転換:汗、摩擦、洗剤、香料、乾燥しすぎを見直す

来店・相談前の導線として使いやすい構成

こんな方は、体質チェックや相談が役立ちます

乾燥とかゆみをくり返す

季節の変わり目、夜間、汗、ストレスで揺れやすい方。

じゅくじゅく・赤みもある

乾燥だけでなく、熱感や湿り気も混ざっている方。

胃腸も弱い

便通の乱れ、甘い物がやめにくい、食後にもたれやすい方。

疲れると悪化しやすい

睡眠不足や忙しさで肌が荒れやすい、治りが遅い方。

ほどよい堂のご相談で大切にしていること

① 証を組み立てる 赤み、乾燥、浸出液、便通、冷え、睡眠、食欲などから、今のタイプを言語化します。
② 背景を説明する なぜ今の肌状態になりやすいのかを、気・血・津液、脾・肺・腎の視点で整理します。
③ 治則・養生を示す 漢方、食事、腸活、休養、セルフケアを「続けられる形」に落とし込みます。

よくある質問

腸活は土台づくりとして役立つことがありますが、アトピー性皮膚炎の基本はあくまで保湿・炎症コントロール・悪化因子対策です。腸活だけで置き換えるより、全体設計の一部として考えるのが現実的です。

強さ・塗る部位・期間・維持療法の考え方は個別です。自己判断で極端に避けるより、皮膚の炎症を早く鎮めて再燃予防へつなぐ方が、結果的に肌が安定しやすいことがあります。

むやみに制限を増やすより、まずは甘い飲み物・冷たい物・加工度の高い食品の頻度を見直すことから始める方が続けやすいです。必要なら体質や生活に合わせて調整します。

ご家族の食事・生活・スキンケアの整理という形でもご相談いただけます。皮膚科治療中でも、日々の養生や体質の見立てについて一緒に考えることができます。

無料LINE相談/店頭相談

「何が原因で揺れているのか」を一緒に整理しませんか?

アトピー性皮膚炎は、単に“薬が合う・合わない”だけでなく、乾燥・熱・湿・胃腸・疲労・睡眠・ストレスが重なって悪化することがあります。

ほどよい堂では、漢方×薬膳×腸活の視点で、今の状態をわかりやすく整理し、無理なく続けやすい整え方をご提案しています。

※本ページは一般的な情報提供を目的とした内容です。症状が強い場合、感染が疑われる場合、治療中断で悪化している場合は皮膚科受診をご優先ください。

宮崎県川南町の漢方薬局「ほどよい堂」

ほどよい堂は、漢方×薬膳×腸活を軸に、体質に合わせた健康相談を行う薬局です。 「栄養」「循環」「吸収=腸活」の3本柱で、皮膚だけでなく全身の土台から整えるお手伝いをしています。

この記事の信頼性について

この記事の監修者

漢方・薬膳・腸活の視点から、 薬剤師が内容を確認しています。
現代の医学・栄養学と中医学の両面を大切にしながら、 日常生活に取り入れやすい情報提供を心がけています。

漢方薬局ほどよい堂代表・薬剤師 河邊甲介

SUPERVISOR

河邊 甲介

薬剤師/中医薬膳師/薬膳素材専門士/ペットフーディスト
漢方薬局「ほどよい堂」代表

宮崎県川南町の漢方薬局「ほどよい堂」で、 漢方 × 薬膳 × 腸活の視点から 健康相談を行っています。
体質だけでなく、食事・胃腸・生活習慣まで一緒に整理し、 無理なく続けられる養生を考えていきます。

薬剤師 中医薬膳師 薬膳素材専門士 漢方相談 薬膳 腸活

ほどよい堂が大切にする3つの土台

つくる|栄養 からだをつくる材料を満たす
めぐらす|循環 必要なところへ届ける
受け取る|腸活 食べたものを受け取れる土台へ
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はじめての方へ

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「漢方が自分に合うのか分からない」 「何から変えればよいか迷っている」 という段階からご相談いただけます。
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購入を前提とした相談ではありません。

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漢方薬局「ほどよい堂」は、 雑誌『Tarzan』にも掲載されました。
第三者から紹介された実績も、 安心してご相談いただくための一つの参考としてご覧ください。

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症状だけで判断するのではなく、 体質・食事・胃腸の状態・生活習慣などを 一緒に整理しながらお話を伺います。

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宮崎県川南町の自然豊かな環境

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〒889-1301
宮崎県児湯郡川南町川南26197-1(峠の里内)

TEL:0983-32-7933

免責事項

本記事は一般的な健康情報の提供を目的としており、 医師による診断・治療・処方の代替を目的とするものではありません。

  • 体質・症状・既往歴・服薬状況などにより、 適切な対応は異なります。
  • 症状が強い場合、急激に悪化した場合、 長期間続いている場合は、 医療機関への受診をご検討ください。
  • 妊娠中・授乳中・服薬中・通院中の方は、 漢方薬・健康食品・サプリメント等を利用する前に 医師・薬剤師などの専門家へご相談ください。
  • 掲載内容は、 新しい知見等に応じて更新・変更する場合があります。
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