肌荒れ・ニキビ・乾燥肌をくり返す方へ|漢方×腸活で内側から整える体質別美肌ケア
肌荒れ・ニキビ・乾燥肌を漢方×腸活で整える|体質別の美肌ケアを薬剤師が解説
スキンケアを頑張っているのに、ニキビ・乾燥・赤み・くすみをくり返す。そんな肌トラブルは、皮膚だけでなく、胃腸・栄養・血流・睡眠・ストレスの影響も受けやすいと考えられます。
栄養・循環・吸収=腸活を整えること。
漢方薬局ほどよい堂では、肌荒れを「肌だけの問題」として見るのではなく、漢方・薬膳・腸活の視点から体質に合わせて考えていきます。
``` ```目次
肌荒れは「肌だけの問題」ではありません
ニキビ、吹き出物、乾燥肌、赤み、かゆみ、くすみ。こうした肌トラブルは、外側のスキンケアだけでなく、体の内側の状態とも関係します。
中医学では、肌は体の内側を映す鏡のような存在と考えます。特に大切なのが、消化吸収を担う「脾」、血の巡り、潤い、余分な熱や湿のバランスです。
```肌のターンオーバーと「3日・3週間・3ヶ月」の美肌養生
肌は常に入れ替わっている動的な組織です。今日の食事、睡眠、ストレス、便通、血流が、少しずつ未来の肌の土台になります。
ほどよい堂では、肌荒れケアを短期的な対処だけでなく、次の時間軸で考えます。
```体感の変化
便通、胃もたれ、寝起き、肌のつっぱり感など、小さな変化を確認します。
習慣の変化
よく噛む、味噌汁を飲む、甘い飲み物を減らすなど、続けやすい習慣に整えます。
体質の土台づくり
肌、腸、血流、睡眠、ストレス反応を少しずつ整えていきます。
ニキビ・吹き出物を漢方で見ると?
西洋医学では、ニキビは皮脂分泌、毛穴のつまり、アクネ菌、炎症などが関係する皮膚疾患です。痛みが強い、膿が多い、跡が残りそうな場合は、皮膚科での治療を優先しましょう。
一方で中医学では、「なぜくり返すのか」という背景を体質から考えます。
```肺熱タイプ|赤みのあるニキビ・顔のほてりが気になる方
肺熱=皮膚に熱がこもりやすいタイプです。おでこ、鼻、頬に赤いニキビが出やすく、辛いもの、脂っこいもの、寝不足で悪化しやすい傾向があります。
治則は、清熱・宣肺。こもった熱を冷まし、皮膚表面の巡りを整える考え方です。
漢方では、清上防風湯などを検討することがあります。清上防風湯は、顔面部の赤みや炎症傾向があるニキビに用いられることがある方剤です。
湿熱タイプ|皮脂・毛穴づまり・膿をもつニキビが気になる方
湿熱=余分な水分と熱がこもるタイプです。皮脂が多い、毛穴がつまりやすい、膿をもつ、便秘または軟便、甘いものや揚げ物で悪化しやすい方に見られます。
治則は、清熱利湿。熱を冷ましながら、余分な湿をさばく考え方です。
漢方では、荊芥連翹湯、十味敗毒湯、防風通聖散などを体質に応じて考えることがあります。ただし、防風通聖散は実証タイプに向くことが多く、胃腸が弱い方や冷えが強い方には合わない場合があります。
瘀血タイプ|あご・フェイスライン・生理前の大人ニキビが気になる方
瘀血=血の巡りが滞るタイプです。あご、フェイスライン、生理前に悪化する大人ニキビ、ニキビ跡、くすみ、肩こり、冷えのぼせがある方に見られます。
治則は、活血化瘀。血の巡りを整え、滞りをやわらげる考え方です。
漢方では、桂枝茯苓丸などを検討することがあります。桂枝茯苓丸は、瘀血体質の月経トラブル、冷えのぼせ、血流の滞りに用いられることがある方剤です。
肌荒れの背景は、人によって異なります。体質・生活習慣・食事・睡眠を総合的に確認します。
乾燥肌を漢方で見ると?
乾燥肌は、皮膚の水分・油分・バリア機能の低下が関係します。洗いすぎ、保湿不足、睡眠不足、栄養不足、加齢、ストレスなども乾燥を助長しやすくなります。
中医学では、乾燥肌を主に「血虚」「陰虚」「気虚・脾虚」から考えます。
```血虚タイプ|肌・髪・爪の乾燥、顔色の白さが気になる方
血虚=血の不足タイプです。肌の乾燥、顔色が白い、髪や爪が弱い、めまい、冷え、月経量が少ないなどが目安になります。
治則は、補血・養血。肌に栄養を届ける血を補う考え方です。
漢方では、四物湯、当帰飲子、人参養栄湯などを体質に応じて考えることがあります。当帰飲子は、乾燥によるかゆみや皮膚のカサつきがある血虚タイプに用いられることがある方剤です。
陰虚タイプ|ほてり・寝汗・口の渇き・乾燥が気になる方
陰虚=潤い不足タイプです。口や喉が渇く、寝汗、ほてり、便が硬い、肌がカサカサしてヒリヒリする方に見られます。
治則は、滋陰・潤燥。体の内側の潤いを補い、乾燥に傾いた状態を整える考え方です。
漢方では、六味地黄丸、知柏地黄丸、麦門冬湯などを体質に応じて考えることがあります。六味地黄丸は、年齢や消耗に伴う潤い不足タイプに用いられることがある方剤です。
気虚・脾虚タイプ|疲れやすい・胃もたれ・食後眠い方
気虚=エネルギー不足、脾虚=消化吸収力の低下タイプです。疲れやすい、胃もたれ、食後眠い、下痢しやすい、肌が薄く弱い、傷が治りにくい方に見られます。
治則は、補気健脾。消化吸収の土台を整え、肌に必要な栄養を作りやすくする考え方です。
漢方では、補中益気湯、六君子湯、帰脾湯などを体質に応じて考えることがあります。
腸活と美肌の関係|脾=土を整える
中医学では、胃腸の働きを「脾=土」として重視します。土が整うと、気・血・津液が作られ、全身へ巡りやすくなると考えます。
現代の腸活でも、腸内環境、食物繊維、短鎖脂肪酸、便通、栄養吸収、腸のバリア機能は、肌のコンディションを考えるうえで大切な視点です。
```美肌のための腸活3点セット
- プロバイオティクス:善玉菌そのもの。味噌、納豆、ぬか漬け、無糖ヨーグルトなど。
- プレバイオティクス:善玉菌のエサ。海藻、きのこ、豆類、ごぼう、もち麦、野菜、果物など。
- バイオジェニックス/ポストバイオティクス:菌が作る有用成分。発酵食品や発酵代謝産物の考え方です。
「菌を入れる」だけでなく、菌が育つ食事を続けることが、肌と腸の土台づくりにつながります。
美肌づくりは、毎日の食事と腸の土台づくりから始まります。
肌荒れを整える薬膳の基本
薬膳では、特別な食材を一度だけ食べるよりも、毎日の食事を少しずつ整えることを大切にします。
```まず毎日の定番にしたいもの
- 味噌汁
- 野菜スープ
- 海藻
- きのこ
- 豆類
- 青魚
- 黒ごま
- なつめ
- 枸杞の実
- 緑黄色野菜
特におすすめは、味噌汁+海藻+きのこ+豆類です。脾を助けながら、発酵食品・食物繊維・ミネラルを一緒にとりやすくなります。
よく噛むことも美肌ケア
よく噛むことは、消化のスイッチです。中医学でいえば、脾の働きを助ける養生です。目安は1口30回。唾液が出て、胃腸への負担が減り、食べすぎも防ぎやすくなります。
```ニキビが気になる方の食事ポイント
「甘いものは絶対にダメ」と考えるより、まずは血糖の波をゆるやかにすることが大切です。
```| 控えめにしたいもの | おすすめの置き換え |
|---|---|
| 甘い飲み物、カフェラテ、ジュース | 水、お茶、薄い味噌汁、無糖の飲み物 |
| 菓子パン、スナック菓子 | おにぎり、味噌汁、ゆで卵、干し芋、果物 |
| 揚げ物の頻度が多い食事 | 焼く、蒸す、煮る料理を増やす |
| 夜遅い食事 | 夕食を軽めにして、温かい汁物を取り入れる |
甘味が欲しいときは、飲み物よりも「噛んで食べる形」にすると満足感が出やすくなります。
```乾燥肌が気になる方の食事ポイント
乾燥肌では、潤いを守るために、タンパク質、良質な脂質、ビタミン、ミネラルを不足させないことが大切です。
```カロリーは足りていても、タンパク質、良質脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維、フィトケミカルが不足している状態を、ほどよい堂では「新型栄養失調」と考えています。
```クロレラを美肌の土台づくりに活かす考え方
クロレラ、特にバイオリンクは、ほどよい堂では「緑のまるごと食品」「細胞の基礎食」として位置づけています。
タンパク質、クロロフィル、ビタミン、ミネラル、食物繊維、多糖体などを含み、つくる・守る・巡らすという土台づくりを支える食品として考えます。
薬のように「肌荒れが治る」と表現するのではなく、不足しがちな栄養を補い、腸と細胞の土台を整えるサポート食品として取り入れるイメージです。
生活習慣で整える美肌養生
睡眠|肌の回復リズムを整える
「何時に寝るか」だけでなく、睡眠時間、睡眠の質、生活リズムの安定が大切です。夜更かし、スマホ、ストレス、睡眠不足は、肌の回復リズムを乱しやすくなります。
軽い運動|巡りを整える
ウォーキング、ストレッチ、深呼吸など、軽い運動がおすすめです。血流が整うと、肌に栄養と酸素が届きやすくなります。
休養|疲れをためない工夫
疲れには、物理的疲労、化学的ストレス、心理的ストレス、社会的ストレスがあります。睡眠だけでなく、自然の中で過ごす時間、人やペットとのつながり、創作、趣味、情報から離れる時間も休養になります。
肌荒れの背景を、体質から確認してみませんか?
「スキンケアを頑張っているのにくり返す」「ニキビや乾燥肌の背景を知りたい」「自分に合う漢方や薬膳茶を相談したい」という方は、まずは体質チェックや無料相談をご利用ください。
体質に合わせた養生で、肌とからだの土台を整えていきます。
皮膚科を優先した方がいい肌トラブル
次のような場合は、漢方やセルフケアだけで様子を見ず、皮膚科での相談をおすすめします。
- 痛みが強いニキビ
- 膿が増えている
- ニキビ跡やクレーターが残りそう
- 急に悪化した
- 強いかゆみ、ただれ、出血がある
- 市販薬やスキンケアで悪化する
- 保湿しても乾燥が続く
漢方・薬膳・腸活は、医療機関での治療を否定するものではありません。必要に応じて皮膚科治療と併用しながら、体質の土台を整えることが大切です。
よくある質問
Q. 肌荒れに漢方は合いますか?
冷え、胃腸虚弱、ストレス、血流の滞り、乾燥体質などが背景にある場合、漢方の考え方が役立つことがあります。ただし、強い炎症や痛み、膿、跡が残りそうなニキビは皮膚科治療を優先しましょう。
Q. ニキビに良くない食べ物はありますか?
特定の食べ物を全員が禁止する必要はありません。ただし、甘い飲み物、菓子パン、揚げ物、夜遅い食事で悪化する方は、頻度を減らすと肌の状態を見直しやすくなります。
Q. 腸活をすると肌はきれいになりますか?
腸活だけで肌荒れが改善すると断定はできません。ただし、腸内環境、便通、栄養吸収、短鎖脂肪酸、炎症バランスは、肌の土台と関係すると考えられています。発酵食品と食物繊維をセットで続けることが大切です。
Q. 乾燥肌にはどんな漢方を使いますか?
血虚タイプでは四物湯や当帰飲子、陰虚タイプでは六味地黄丸などを検討することがあります。ただし、体質によって合う方剤は異なるため、自己判断ではなく相談がおすすめです。
Q. 薬膳茶だけでも相談できますか?
はい。ほどよい堂では、体質に合わせたオーダーメイド薬膳茶の相談も行っています。漢方薬までは必要ないけれど、食事やお茶から整えたい方にもおすすめです。
まずは「今の体質」を知ることから
肌荒れ・ニキビ・乾燥肌は、同じ症状に見えても背景は人それぞれです。体質を確認することで、食事・薬膳・漢方・腸活の方向性が見えやすくなります。
まとめ|美肌は「皮膚・腸・血流・栄養」の総合ケア
肌荒れは、肌だけを見ても原因が見えにくいことがあります。
中医学では、ニキビは肺熱・湿熱・瘀血、乾燥肌は血虚・陰虚・気虚などの体質から考えます。現代医学では、皮脂、毛穴、炎症、バリア機能、腸内環境、食事、睡眠、ストレスなどを総合的に見ます。
ほどよい堂では、栄養・循環・吸収=腸活を軸に、漢方・薬膳・腸活を組み合わせて、肌荒れを内側から整える方法をご提案しています。
漢方薬局ほどよい堂について
宮崎県川南町の自然豊かな環境にある漢方薬局です。漢方薬剤師が、漢方・薬膳・腸活の視点から、体質に合わせた健康相談を行っています。
肌荒れ、ニキビ、乾燥肌、胃腸の不調、冷え、疲れ、女性のお悩みなど、お気軽にご相談ください。
監修者・免責事項
本記事の信頼性を高めるため、監修者情報と免責事項をまとめています。 体質の整理(中医学)と、現代の栄養学・生活習慣の視点を両輪で扱い、誠実な表現を心がけています。
Supervisor / Reviewer
監修者情報

監修:河邊 甲介(薬剤師/中医薬膳師/薬膳素材専門士/ペットフーディスト)
漢方薬局「ほどよい堂」代表
宮崎県川南町にて、漢方 × 薬膳 × 腸活のトリプルアプローチによる健康相談を行っています。 体質の言語化と、日常で“続く整え方”をセットでご提案しています。
- 栄養:細胞は“食べたものでしか作られない”
- 循環:巡りが整うと、酸素・栄養が届きやすくなる
- 吸収(腸活):食べるだけでなく“吸収できる腸”を育てる
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本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断・治療・処方の代替ではありません。 症状が強い/長引く/不安が大きい場合は、医療機関・専門家へご相談ください。
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