犬にチーズ・ハムは何gまで?体重別「塩分上限」を自動計算|人の食べ物を安全に分ける目安

犬の食事・おやつ安全ガイド
犬の塩分はどこまで?チーズ・ハム・しらす・みそ・しょうゆの量を自動チェック
犬に人の食材を少しだけ分けてあげたい――そんな時に気になるのが、 「塩分(食塩相当量)は、どのくらいまでなら安全側に考えやすいか」というラインです。 ナトリウム(Na)は細胞機能や神経伝達に必要ですが、加工食品や味付けの濃い食べ物は、少量でも上乗せが大きくなりやすく、体格の小さい犬ほど影響を受けやすくなります。
このページでは、犬の体重と推定必要カロリー(MER)、現在の主食に含まれるNa、与えたい食材の食塩相当量から、 人の食べ物の上乗せ量を安全側に見える化します。ただし、計算結果は「ここまで必ず大丈夫」という許可量ではありません。 心臓・腎臓の状態、年齢、脱水、投薬、脂質、添加物、香辛料、玉ねぎ類など、塩分以外の条件も必ず確認してください。

犬の塩分・人の食べ物「何gまで?」自動計算
①犬のMER、②主食から摂っているNa、③人の食材の食塩相当量を使って計算します。 主食のNa表示と1日の給餌量が分からない場合は、正確な上乗せ計算はできません。
入力後に計算結果が表示されます。
まず、主食のNa表示と1日の給餌量を確認してください。
犬にナトリウムが必要な理由

犬にとってナトリウム(Na)と塩化物(Cl)は、体液バランス、神経の電気信号、筋肉の収縮などに関わる電解質です。 一般的な総合栄養食は必要量を満たすよう設計されているため、家庭で注意したいのは、不足よりも人の加工食品・味付け・おやつによる継続的な上乗せです。
Naと食塩相当量は同じではありません

- 食塩相当量(g)= Na(mg)×2.54÷1000
- Na(mg)= 食塩相当量(g)×1000÷2.54
例として、食塩相当量2.8g/100gの食品は、Na約1,102mg/100gに相当します。 小型犬では数gの違いが大きくなるため、目分量よりキッチンスケールで量る方が安全です。
FEDIAFの3.75g/1000kcalは「おやつの許容量」ではありません
FEDIAF 2025では、健康な犬の完全食について、Na 1.5%乾物または3.75g/1000kcal MEまでが安全とされる科学的データが示されています。 これは完全食全体の栄養濃度に関する参考値であり、人の食べ物をその差いっぱいまで足してよいという意味ではありません。
そこで本ツールは、①主食のNaを実測し、②人の食べ物のNa予算を主食Naの5~10%に抑え、③総量が参考値を超えないよう二重に制限しています。
塩分を急に摂りすぎた時の注意サイン

- 嘔吐、下痢、強い口渇、多飲
- 元気消失、弱り、ふらつき
- 震え、けいれん、意識の変化
大量摂取や症状がある場合は、家庭で水を一気に飲ませたり吐かせたりせず、摂った物・量・時刻を伝えて動物病院へ相談してください。
人の食材の食塩相当量・早見表
100gあたりの代表値です。数値が低いことと「犬に適した食品であること」は別です。商品ラベルを最優先してください。
| 食材 | 食塩相当量 g/100g | 扱い | 犬に与える際の注意 |
|---|---|---|---|
| こいくちしょうゆ | 14.5 | 基本は与えない | 液体で短時間に摂りやすく、塩分が非常に高い。 |
| 米みそ・淡色辛みそ | 12.4 | 基本は与えない | みそ汁は汁量と具材の玉ねぎ・ねぎ類にも注意。 |
| しらす干し・微乾燥 | 4.2 | 少量・低頻度 | 商品差が大きい。湯通し後の残存量は一定ではない。 |
| プロセスチーズ | 2.8 | 少量・低頻度 | 塩分に加え、脂質・乳糖・カロリーも確認。 |
| ロースハム | 2.3 | 基本は控える | 加工肉。脂質、香辛料、添加物、商品差に注意。 |
| ウインナー | 2.0 | 基本は控える | 脂質が多く、香辛料や調味料を含む商品が多い。 |
| 食パン | 1.3 | 頻度に注意 | 塩分だけでなくカロリー、小麦、バター等も確認。 |
| プレーンヨーグルト・無糖 | 0.1 | 比較的低め | 乳糖で下痢をする犬がいるため、初回はごく少量。 |
| 鶏ささみ・味付けなし | 0.1程度 | 置き換え候補 | 加熱し、骨・皮・味付けなし。主食の栄養バランスを崩さない量に。 |
まず1つ変えるなら「味付け前に取り分ける」
- 家族の料理に調味料を入れる前に、犬の分を少量取り分ける
- ハムやチーズを毎日あげている場合は、まず週数回へ頻度を下げる
- 代わりに、味付けなしの加熱肉や犬用おやつを小さく分ける
- 飲み水をいつでも飲める状態にし、外出時も水分を確保する
「完全NG」だけでは続きにくいため、まずは高塩分の加工品を、味付けなしの食材へ置き換えるところから始めます。
塩分以外に確認したい危険食材
玉ねぎ、長ねぎ、にら、にんにくなどのネギ属、チョコレート、ぶどう・レーズン、キシリトール、アルコール、カフェインなどは、塩分計算とは別に避ける必要があります。 スープ、ハンバーグ、餃子、練り物、総菜には混ざっていることがあるため、原材料も確認してください。
心臓・腎臓の病気、療法食、投薬中の場合
心臓病や腎臓病では、病期、血圧、体液状態、薬、療法食の設計によって目標が異なります。 本ツールの「健康な成犬の参考上限」は使わず、主治医または療法食メーカーから示されたNa値を手動入力してください。
少量なら毎日チーズをあげても大丈夫ですか?
毎日の少量は積み重なります。塩分だけでなく脂質とカロリーも増えるため、まずは毎日から週数回へ減らし、 犬用おやつや味付けなしの加熱肉に置き換える方が安全側です。
しらすを湯通しすれば塩分はゼロになりますか?
湯通しで減る可能性はありますが、製品や処理方法で残る量が変わり、ゼロとは言えません。 湯通し後も少量にし、頻度を抑えてください。
減塩しょうゆや減塩みそなら与えてよいですか?
通常品より低くても、犬にとっては高塩分の調味料です。意図的に足す必要はほぼありません。 料理は味付け前に取り分ける方法が基本です。
計算結果より少なければ必ず安全ですか?
必ず安全という意味ではありません。脂質、アレルギー、乳糖、香辛料、添加物、危険食材、誤嚥、持病などは別に評価します。 初めての食品はごく少量からにし、便や皮膚、元気、飲水量の変化を確認してください。
愛犬の食事選び・体質チェック
「今のフードでよいか」「おやつの選び方が分からない」という時は、塩分だけでなく体質、便、皮膚、体重、活動量も含めて整理すると選びやすくなります。
※一部リンクには紹介・アフィリエイトを含みます。商品選択は愛犬の状態と主治医の方針を優先してください。
この記事の監修者
漢方・薬膳・腸活の視点から、
薬剤師が内容を確認しています。
現代の医学・栄養学と中医学の両面を大切にしながら、
日常生活に取り入れやすい情報提供を心がけています。

SUPERVISOR
河邊 甲介
薬剤師/中医薬膳師/薬膳素材専門士/ペットフーディスト
漢方薬局「ほどよい堂」代表
宮崎県川南町の漢方薬局「ほどよい堂」で、 漢方 × 薬膳 × 腸活の視点から
健康相談を行っています。
体質だけでなく、食事・胃腸・生活習慣まで一緒に整理し、
無理なく続けられる養生を考えていきます。
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まずは、今のお悩みを
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という段階からご相談いただけます。
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購入を前提とした相談ではありません。
※相談だけで終了しても大丈夫です。 商品の購入を無理におすすめすることはありません。
メディア掲載実績
漢方薬局「ほどよい堂」は、
雑誌『Tarzan』にも掲載されました。
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安心してご相談いただくための一つの参考としてご覧ください。

雑誌掲載は、ほどよい堂の取り組みを知っていただくための 第三者評価の一例として掲載しています。
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症状だけで判断するのではなく、 体質・食事・胃腸の状態・生活習慣などを 一緒に整理しながらお話を伺います。

宮崎県川南町の自然豊かな環境
ほどよい堂は、
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免責事項
本記事は一般的な健康情報の提供を目的としており、 医師による診断・治療・処方の代替を目的とするものではありません。
- 体質・症状・既往歴・服薬状況などにより、 適切な対応は異なります。
- 症状が強い場合、急激に悪化した場合、 長期間続いている場合は、 医療機関への受診をご検討ください。
- 妊娠中・授乳中・服薬中・通院中の方は、 漢方薬・健康食品・サプリメント等を利用する前に 医師・薬剤師などの専門家へご相談ください。
- 掲載内容は、 新しい知見等に応じて更新・変更する場合があります。
思ったら
まずは相談だけでも大丈夫です。
現在の状態を一緒に整理するところから始められます。

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