犬にチーズ・ハムは何gまで?体重別「塩分上限」を自動計算|人の食べ物を安全に分ける目安

犬がフードボウルで食事する様子|食事量と健康管理のイメージ

犬の食事・おやつ安全ガイド

犬の塩分はどこまで?チーズ・ハム・しらす・みそ・しょうゆの量を自動チェック

犬に人の食材を少しだけ分けてあげたい――そんな時に気になるのが、 「塩分(食塩相当量)は、どのくらいまでなら安全側に考えやすいか」というラインです。 ナトリウム(Na)は細胞機能や神経伝達に必要ですが、加工食品や味付けの濃い食べ物は、少量でも上乗せが大きくなりやすく、体格の小さい犬ほど影響を受けやすくなります。

このページでは、犬の体重と推定必要カロリー(MER)、現在の主食に含まれるNa、与えたい食材の食塩相当量から、 人の食べ物の上乗せ量を安全側に見える化します。ただし、計算結果は「ここまで必ず大丈夫」という許可量ではありません。 心臓・腎臓の状態、年齢、脱水、投薬、脂質、添加物、香辛料、玉ねぎ類など、塩分以外の条件も必ず確認してください。

犬に人の食べ物を分ける際の塩分量を確認するイメージ
目標は「上限まで与える」ことではなく、味付け前に取り分け、上乗せを小さく保つことです。
主食のNaを先に確認 総合栄養食で摂っている量を無視せず、上乗せ分だけを計算します。
5%から安全側に 人の食べ物のNa予算は、主食由来Naの5%を初期値にしています。
食材の安全性は別判定 塩分が少なくても、玉ねぎ・にんにく・香辛料などは避けます。
緊急時:大量の塩、しょうゆ、海水などを短時間に摂った可能性があり、 嘔吐、下痢、強い口渇、ふらつき、震え、けいれん、意識の変化がある場合は、自己判断で吐かせず、早めに動物病院へ連絡してください。

犬の塩分・人の食べ物「何gまで?」自動計算

①犬のMER、②主食から摂っているNa、③人の食材の食塩相当量を使って計算します。 主食のNa表示と1日の給餌量が分からない場合は、正確な上乗せ計算はできません。

STEP 1|犬の体重とMER

入力した場合は、体重からの推定値より優先します。

MER式は成犬の出発点です。子犬、妊娠・授乳期、作業犬、肥満治療中、著しく活動量が少ない・多い犬では、直接入力を優先してください。
STEP 2|主食(ドッグフード)のNa
「乾物換算(DM)」の数値を、そのまま実際の給餌量に掛けないでください。商品に含まれる水分を考慮した「給与時の製品そのもの」の数値か、メーカーに確認した1日量を使います。
STEP 3|分けたい人の食材

商品ラベルの食塩相当量を入力してください。

入力すると「おやつはMERの10%以内」というカロリー面も同時判定します。

表の数値は食品成分表の代表値です。同じ「チーズ」「ハム」でも商品差が大きいため、手元のラベルがある場合は必ず上書きしてください。
STEP 4|人の食べ物に回すNa予算
5%・10%は家庭で「上乗せを小さく保つ」ための運用目安で、疾病治療の基準ではありません。計算上は、FEDIAFの総Na参考値を超えないよう自動的に小さい方へ制限します。

入力後に計算結果が表示されます。

まず、主食のNa表示と1日の給餌量を確認してください。

犬にナトリウムが必要な理由
犬の体液バランスや神経伝達にナトリウムが関わるイメージ
ナトリウムは「ゼロにする栄養素」ではなく、必要量を主食で満たし、余計な上乗せを抑える栄養素です。

犬にとってナトリウム(Na)と塩化物(Cl)は、体液バランス、神経の電気信号、筋肉の収縮などに関わる電解質です。 一般的な総合栄養食は必要量を満たすよう設計されているため、家庭で注意したいのは、不足よりも人の加工食品・味付け・おやつによる継続的な上乗せです。

Naと食塩相当量は同じではありません
ナトリウムと食塩相当量を換算するイメージ
食品ラベルの単位をそろえてから比較します。
  • 食塩相当量(g)= Na(mg)×2.54÷1000
  • Na(mg)= 食塩相当量(g)×1000÷2.54

例として、食塩相当量2.8g/100gの食品は、Na約1,102mg/100gに相当します。 小型犬では数gの違いが大きくなるため、目分量よりキッチンスケールで量る方が安全です。

FEDIAFの3.75g/1000kcalは「おやつの許容量」ではありません

FEDIAF 2025では、健康な犬の完全食について、Na 1.5%乾物または3.75g/1000kcal MEまでが安全とされる科学的データが示されています。 これは完全食全体の栄養濃度に関する参考値であり、人の食べ物をその差いっぱいまで足してよいという意味ではありません。

そこで本ツールは、①主食のNaを実測し、②人の食べ物のNa予算を主食Naの5~10%に抑え、③総量が参考値を超えないよう二重に制限しています。

塩分を急に摂りすぎた時の注意サイン
犬が塩分を急に摂りすぎた時の注意サイン
水が飲めない状況が重なると、塩分過剰のリスクが高まりやすくなります。
  • 嘔吐、下痢、強い口渇、多飲
  • 元気消失、弱り、ふらつき
  • 震え、けいれん、意識の変化

大量摂取や症状がある場合は、家庭で水を一気に飲ませたり吐かせたりせず、摂った物・量・時刻を伝えて動物病院へ相談してください。

人の食材の食塩相当量・早見表

100gあたりの代表値です。数値が低いことと「犬に適した食品であること」は別です。商品ラベルを最優先してください。

人の食材100gあたりの食塩相当量と注意点
食材食塩相当量
g/100g
扱い犬に与える際の注意
こいくちしょうゆ14.5基本は与えない液体で短時間に摂りやすく、塩分が非常に高い。
米みそ・淡色辛みそ12.4基本は与えないみそ汁は汁量と具材の玉ねぎ・ねぎ類にも注意。
しらす干し・微乾燥4.2少量・低頻度商品差が大きい。湯通し後の残存量は一定ではない。
プロセスチーズ2.8少量・低頻度塩分に加え、脂質・乳糖・カロリーも確認。
ロースハム2.3基本は控える加工肉。脂質、香辛料、添加物、商品差に注意。
ウインナー2.0基本は控える脂質が多く、香辛料や調味料を含む商品が多い。
食パン1.3頻度に注意塩分だけでなくカロリー、小麦、バター等も確認。
プレーンヨーグルト・無糖0.1比較的低め乳糖で下痢をする犬がいるため、初回はごく少量。
鶏ささみ・味付けなし0.1程度置き換え候補加熱し、骨・皮・味付けなし。主食の栄養バランスを崩さない量に。

※代表値は日本食品標準成分表(八訂)増補2023年等を参考にしています。メーカー、製法、水分量、味付けで変動します。

まず1つ変えるなら「味付け前に取り分ける」
  • 家族の料理に調味料を入れる前に、犬の分を少量取り分ける
  • ハムやチーズを毎日あげている場合は、まず週数回へ頻度を下げる
  • 代わりに、味付けなしの加熱肉や犬用おやつを小さく分ける
  • 飲み水をいつでも飲める状態にし、外出時も水分を確保する

「完全NG」だけでは続きにくいため、まずは高塩分の加工品を、味付けなしの食材へ置き換えるところから始めます。

塩分以外に確認したい危険食材

玉ねぎ、長ねぎ、にら、にんにくなどのネギ属、チョコレート、ぶどう・レーズン、キシリトール、アルコール、カフェインなどは、塩分計算とは別に避ける必要があります。 スープ、ハンバーグ、餃子、練り物、総菜には混ざっていることがあるため、原材料も確認してください。

心臓・腎臓の病気、療法食、投薬中の場合

心臓病や腎臓病では、病期、血圧、体液状態、薬、療法食の設計によって目標が異なります。 本ツールの「健康な成犬の参考上限」は使わず、主治医または療法食メーカーから示されたNa値を手動入力してください。

少量なら毎日チーズをあげても大丈夫ですか?

毎日の少量は積み重なります。塩分だけでなく脂質とカロリーも増えるため、まずは毎日から週数回へ減らし、 犬用おやつや味付けなしの加熱肉に置き換える方が安全側です。

しらすを湯通しすれば塩分はゼロになりますか?

湯通しで減る可能性はありますが、製品や処理方法で残る量が変わり、ゼロとは言えません。 湯通し後も少量にし、頻度を抑えてください。

減塩しょうゆや減塩みそなら与えてよいですか?

通常品より低くても、犬にとっては高塩分の調味料です。意図的に足す必要はほぼありません。 料理は味付け前に取り分ける方法が基本です。

計算結果より少なければ必ず安全ですか?

必ず安全という意味ではありません。脂質、アレルギー、乳糖、香辛料、添加物、危険食材、誤嚥、持病などは別に評価します。 初めての食品はごく少量からにし、便や皮膚、元気、飲水量の変化を確認してください。

愛犬の食事選び・体質チェック

「今のフードでよいか」「おやつの選び方が分からない」という時は、塩分だけでなく体質、便、皮膚、体重、活動量も含めて整理すると選びやすくなります。

ほどよい堂EC|犬の健康サポート

愛犬の食事・腸活・体質に合わせた商品選びの入口です。

ほどよい堂ECを見る

わんこ体質セルフチェック

体質傾向を言語化して、フードやおやつ選びのヒントに。

体質セルフチェックへ

GREEN DOG & CAT

紹介番号「fd4789」をコピーしてご利用ください。

fd4789
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和漢みらいドッグフード

体質や目的別のフードを公式ページで確認できます。

公式ページを見る

※一部リンクには紹介・アフィリエイトを含みます。商品選択は愛犬の状態と主治医の方針を優先してください。

本ページは一般的な情報提供と家庭での見える化を目的とし、診断・治療・個別の給餌指示に代わるものではありません。 症状、持病、療法食、妊娠・授乳、成長期、著しい肥満・やせがある場合は、獣医師または獣医栄養学に詳しい専門家へご相談ください。

薬剤師監修|漢方・薬膳・腸活

この記事の監修者と
ほどよい堂の考え方

健康情報は、「何が書いてあるか」だけでなく、誰が確認し、どのような考え方で発信しているかも大切です。
ほどよい堂では、現代の医学・栄養学と中医学の両面を大切にしながら、日常生活に取り入れやすい情報提供を心がけています。

薬剤師が監修 専門資格をもつ相談者が内容を確認
対面・オンライン対応 体質や生活背景まで一緒に整理
メディア掲載実績 雑誌『Tarzan』掲載
漢方薬局ほどよい堂代表・薬剤師 河邊甲介

SUPERVISOR

河邊 甲介

薬剤師/中医薬膳師/薬膳素材専門士/ペットフーディスト
漢方薬局「ほどよい堂」代表

宮崎県川南町の漢方薬局「ほどよい堂」で、漢方 × 薬膳 × 腸活の視点から健康相談を行っています。
症状名だけを見るのではなく、体質・食事・胃腸の状態・生活習慣などを一緒に整理し、今の生活の中で続けやすい整え方を考えていきます。

薬剤師 中医薬膳師 薬膳素材専門士 ペットフーディスト 漢方相談 薬膳 腸活

ほどよい堂が大切にする「からだを整える3つの土台」

つくる|栄養 からだをつくる材料を満たす
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体質・食事・胃腸・生活習慣を整理し、今の状態に合わせて無理なく取り入れやすい方法を一緒に考えます。
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STEP 2 体質と生活背景を整理

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メディア掲載実績

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雑誌Tarzanに掲載された宮崎県川南町の漢方薬局ほどよい堂
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