更年期の耳鳴り・ホットフラッシュ・多汗に|宮崎の漢方薬局が体質別に解説
更年期の耳鳴り・ホットフラッシュ・多汗に|漢方・薬膳・腸活で整える体質ケア
急に顔が熱くなる、汗が止まらない、寝汗で目が覚める、耳鳴りが気になる、気分が不安定になる。 その不調は、年齢だけでなく、女性ホルモンのゆらぎ・自律神経・血流・睡眠・胃腸の吸収力が重なって起こっているかもしれません。
漢方薬局ほどよい堂では、現代医学の視点と中医学の体質診断を組み合わせ、 更年期の不調を「症状だけ」で見るのではなく、からだ全体のバランスから整える方法をご提案しています。
まずは体質に合う方向性を知りたい方へ
更年期の不調は、同じ「ほてり」「汗」「耳鳴り」でも、体質によって整え方が変わります。 迷ったときは、自己判断だけで続けず、現在の症状・服用薬・生活習慣を含めてご相談ください。
目次
更年期の不調は「年齢のせい」だけではありません
```更年期は、閉経前後の女性ホルモンのゆらぎによって、自律神経・血流・睡眠・気分・代謝に変化が起こりやすい時期です。 とくに、ホットフラッシュ、寝汗、多汗、動悸、不眠、イライラ、耳鳴りなどは、日常生活の質を下げやすい症状です。
大切な視点:
更年期の不調は「ホルモンだけ」の問題ではありません。
睡眠不足、ストレス、血糖の乱れ、胃腸の弱り、栄養不足、首肩のこり、腸内環境などが重なることで、症状が強く出やすくなります。
ホットフラッシュ・多汗でよくあるお悩み
- 急に顔や首がカーッと熱くなる
- 人前で汗が出て不安になる
- 寝汗で夜中に目が覚める
- 手足は冷えるのに、顔だけほてる
- 汗をかいた後にぐったり疲れる
- 気分の波、イライラ、不安感も一緒に出る
更年期の耳鳴りでよくあるお悩み
- キーン、ジー、ザーという音が気になる
- 疲れた日や寝不足の日に悪化しやすい
- 首肩こり、頭痛、めまいを伴うことがある
- ストレスが強いと音が気になりやすい
- ほてり、寝汗、眠りの浅さもある
中医学では、耳は「腎」と関係が深いと考えます。 ここでいう腎は、現代医学の腎臓だけではなく、年齢とともに変化する生命力・骨・耳・髪・下半身・潤いの土台を含む広い概念です。

西洋医学で見る更年期ケア|HRT・非ホルモン治療・受診目安
```更年期のホットフラッシュや寝汗が強い場合、西洋医学ではHRT、つまりホルモン補充療法が選択肢になります。 また、体質や既往歴によってはHRTが使いにくい方、希望されない方もいます。
その場合、婦人科での確認を行いながら、漢方薬、生活習慣、栄養、睡眠、運動、腸活を組み合わせて整えることが大切です。 「HRTか漢方か」ではなく、必要に応じて医療と養生を上手に組み合わせる視点が、これからの更年期ケアでは重要です。
受診をおすすめしたいサイン
急な難聴、片側だけの強い耳鳴り、強いめまい、動悸・息切れ・胸痛、不正出血、急な体重減少、気分の落ち込みが強い場合は、
漢方相談だけでなく、婦人科・耳鼻科・内科などでの確認をおすすめします。
漢方薬を少量から試したい方へ
ほどよい堂では、体質や症状に合わせて、漢方薬を1包から購入できる相談導線をご用意しています。 「まず合うか確認したい」という方にもご利用いただきやすい形です。
中医学で見る更年期|腎・肝・脾のバランス
```中医学では、更年期の不調を「女性ホルモンの低下」だけでなく、 腎・肝・脾のバランスのゆらぎとして考えます。
年齢とともに変化する土台
腎は、生命力・耳・骨・髪・下半身・潤いと関係します。 腎が弱ると、耳鳴り、足腰のだるさ、夜間尿、寝汗、ほてり、疲労感が出やすくなります。
ストレスと自律神経の巡り
肝は、気の巡り、情緒、自律神経、血の貯蔵と関係します。 肝の巡りが乱れると、イライラ、不安、胸のつかえ、眠りの浅さ、ホットフラッシュが出やすくなります。
胃腸と栄養吸収の中心
脾は、食べたものを気血水に変える消化吸収の土台です。 脾が弱ると、食後の眠気、胃もたれ、むくみ、軟便、疲れ、気血不足が起こりやすくなります。
巡り・栄養・潤いのバランス
更年期の不調は、気の滞り、血の不足、血流の滞り、潤い不足、水分代謝の乱れが複雑に重なっていることがあります。
ほどよい堂の考え方:
土が整えば、全身の気血水が巡りやすくなります。
そのため、更年期の養生でも「胃腸を整える」「吸収できる腸を育てる」「栄養を巡らせる」ことを大切にしています。
体質別|更年期の漢方・薬膳・腸活の考え方
```同じ更年期でも、体質によって合う漢方薬や養生法は変わります。 ここでは、漢方相談でよく見られるタイプをわかりやすく整理します。
| 体質タイプ | 出やすい症状 | 中医学的な見立て | 代表的な方剤例 |
|---|---|---|---|
| 肝鬱気滞タイプ | イライラ、不安、胸のつかえ、眠りが浅い、ほてり | ストレスで気の巡りが滞るタイプ | 加味逍遙散:気の巡りと熱感を整える証に用いられる方剤 |
| 血虚・脾虚タイプ | 疲れ、めまい、冷え、むくみ、胃もたれ | 血と栄養が不足し、胃腸の吸収力も弱りやすいタイプ | 当帰芍薬散:冷え・むくみ・血虚傾向の証に用いられる方剤 |
| 瘀血タイプ | 肩こり、頭痛、冷えのぼせ、顔のほてり、月経トラブル | 血の巡りが滞り、上半身に熱がこもりやすいタイプ | 桂枝茯苓丸:瘀血・冷えのぼせの証に用いられる方剤 |
| 腎陰虚タイプ | 寝汗、口の渇き、耳鳴り、ほてり、眠りの浅さ | 潤い不足により、内側に熱感が出やすいタイプ | 六味丸系・知柏地黄丸系:腎陰虚の証で検討される方剤 |
| 気虚・衛気不足タイプ | 疲れやすい、汗が止まりにくい、風邪をひきやすい | 体を守る気が不足し、汗の調整が弱いタイプ | 補中益気湯・玉屏風散系:気虚・表虚の証で検討される方剤 |
イライラ・不安・ほてりが強いタイプ
これは、肝鬱気滞、つまりストレスで気の巡りが滞るタイプに多く見られます。 気の巡りが悪くなると、熱が上にのぼり、ホットフラッシュ、不眠、胸のつかえ、ため息、気分の波が出やすくなります。
養生では、深呼吸、軽い散歩、香りのよい薬膳茶、スマホや情報量を減らす時間づくりがおすすめです。 食事では、三つ葉、春菊、陳皮、柑橘の香りなど、気の巡りを助けるものを取り入れます。
冷え・むくみ・疲れ・胃もたれが強いタイプ
これは、脾虚・血虚、つまり胃腸の消化吸収力が弱く、気血を作る力が不足しやすいタイプです。 更年期の不調に加えて、食後の眠気、胃もたれ、軟便、むくみ、疲れやすさがある方に多く見られます。
養生では、冷たい飲食を控えめにし、温かい味噌汁や野菜スープを毎日の定番にします。 1口30回を目安によく噛むことで、消化のスイッチが入り、脾の働きを助けやすくなります。
肩こり・頭痛・冷えのぼせが強いタイプ
これは、瘀血、つまり血の巡りが滞るタイプに多い状態です。 下半身は冷えるのに顔はほてる、肩こりや頭痛が強い、月経トラブルがあったという方に見られやすい傾向があります。
養生では、湯船、ふくらはぎを動かす運動、首肩のケア、長時間同じ姿勢を避けることが大切です。 食事では、青魚、黒豆、玉ねぎ、ねぎ、生姜などを体質に合わせて取り入れます。
寝汗・口の渇き・耳鳴り・ほてりが強いタイプ
これは、腎陰虚、つまり潤い不足タイプに多い状態です。 体の潤いが不足すると、内側に熱感が出やすくなり、寝汗、ほてり、耳鳴り、口の渇き、眠りの浅さにつながることがあります。
養生では、夜更かし、辛いもの、アルコール、サウナや過度な発汗を控えめにします。 薬膳では、黒ごま、白きくらげ、山芋、豆腐、百合根、桑の実など、潤いを意識した食材を取り入れます。
更年期を支える薬膳と腸活|栄養・循環・吸収の3本柱
```更年期の不調は、ホルモンのゆらぎだけでなく、栄養不足、血流低下、腸内環境、睡眠、ストレスとも関係します。 カロリーは足りていても、タンパク質、良質な脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維、フィトケミカルが不足する 「新型栄養失調」の視点も大切です。
① 栄養
細胞は食べたものでしか作られません。 更年期は、タンパク質、鉄、亜鉛、マグネシウム、ビタミンB群、ビタミンD、オメガ3、食物繊維を意識したい時期です。
② 循環
血が巡ると、栄養・酸素・いのちが届きます。 散歩、軽いスクワット、ふくらはぎ運動、深呼吸、湯船、首肩のケアを日常に取り入れましょう。
③ 吸収=腸活
食べるだけでなく、吸収できる腸を育てることが大切です。 善玉菌、善玉菌のエサ、菌が作る有用成分の三位一体で、腸の土台を整えます。
毎日の定番
味噌汁、野菜スープ、海藻、きのこ、豆類、発酵性食物繊維を取り入れましょう。 一物全体、身土不二の考え方も、更年期の薬膳では大切です。
まず1つ変えるなら:
朝か夜に、具だくさん味噌汁または野菜スープを1杯追加しましょう。
胃腸を温め、食物繊維・ミネラル・発酵食品をまとめて取り入れやすくなります。

体質に合わせた薬膳茶を取り入れたい方へ
ほどよい堂では、気虚・血虚・陰虚・気滞・瘀血・痰湿・湿熱などの体質を見ながら、 日々の養生に取り入れやすいオーダーメイド薬膳茶をご提案しています。
3日・3週間・3ヶ月で考える更年期ケア
```からだは常に入れ替わりながらバランスを保っています。 更年期の養生も、いきなり完璧を目指すのではなく、体感・習慣・体質の土台という時間軸で考えると続けやすくなります。
体感を観察
水分、睡眠、カフェイン、甘い飲み物、冷たいもの、入浴、噛む回数を見直します。 まずは「汗・ほてり・眠り・胃腸」の変化を観察します。
習慣を整える
味噌汁、野菜スープ、海藻、きのこ、豆類、発酵性食物繊維を毎日の定番にします。 軽い運動と睡眠リズムも整えます。
土台を育てる
栄養・循環・吸収の土台を整え、更年期のゆらぎに振り回されにくい体づくりを目指します。 必要に応じて漢方薬や薬膳茶も調整します。
更年期と漢方相談のよくある質問
```更年期のホットフラッシュに漢方は使えますか?
体質に合えば選択肢になります。 ただし、症状が強い場合は婦人科での確認も大切です。 漢方では、ほてりの背景が「気の滞り」なのか「潤い不足」なのか「血の巡りの滞り」なのかを見ながら考えます。
更年期の耳鳴りも漢方相談できますか?
ご相談いただけます。 中医学では、耳鳴りを腎虚、血虚、瘀血、気滞、痰湿など複数の視点から考えます。 ただし、急な難聴、片側だけの強い耳鳴り、めまいを伴う場合は、まず耳鼻科での確認をおすすめします。
加味逍遙散は更年期なら誰にでも合いますか?
誰にでも合うわけではありません。 加味逍遙散は、気の巡りが滞り、イライラ、不安、ほてり、不眠などがゆらぐ証に使われることが多い方剤です。 冷えや胃腸虚弱が強い方、潤い不足が強い方では、別の考え方が必要になることもあります。
薬膳茶だけでも更年期ケアになりますか?
薬膳茶は、毎日の養生として取り入れやすい方法です。 ただし、症状が強い場合は、漢方薬、食事、睡眠、運動、医療機関での確認を組み合わせることが大切です。 薬膳茶は「土台を整える習慣」として考えると続けやすくなります。
どのくらい続けるとよいですか?
体質や症状によって異なりますが、ほどよい堂では、3日で体感、3週間で習慣、3ヶ月で体質の土台を見直す時間軸を大切にしています。 途中で変化を確認しながら、漢方薬や薬膳茶、食事内容を調整していきます。
更年期の不調を、ひとりで抱え込まないでください
```更年期の耳鳴り、ホットフラッシュ、多汗、不眠、不安、イライラ、疲れやすさは、 いくつもの原因が重なって起こることがあります。
ほどよい堂では、症状名だけで判断するのではなく、気・血・津液、陰陽、腎・肝・脾、胃腸の吸収力、生活習慣まで確認しながら、 あなたに合った漢方・薬膳・腸活の方向性をご提案します。
漢方薬局ほどよい堂
宮崎県児湯郡川南町川南26197-1 峠の里内
漢方相談・薬膳茶・腸活相談に対応しています。
※症状が強い場合や急な変化がある場合は、医療機関での確認もおすすめしています。
監修者・免責事項
本記事の信頼性を高めるため、監修者情報と免責事項をまとめています。 体質の整理(中医学)と、現代の栄養学・生活習慣の視点を両輪で扱い、誠実な表現を心がけています。
Supervisor / Reviewer
監修者情報

監修:河邊 甲介(薬剤師/中医薬膳師/薬膳素材専門士/ペットフーディスト)
漢方薬局「ほどよい堂」代表
宮崎県川南町にて、漢方 × 薬膳 × 腸活のトリプルアプローチによる健康相談を行っています。 体質の言語化と、日常で“続く整え方”をセットでご提案しています。
- 栄養:細胞は“食べたものでしか作られない”
- 循環:巡りが整うと、酸素・栄養が届きやすくなる
- 吸収(腸活):食べるだけでなく“吸収できる腸”を育てる
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ほどよい堂では、体質(気・血・津液/陰陽・寒熱など)の整理と、食事・生活の整え方をセットでご提案しています。
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本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断・治療・処方の代替ではありません。 症状が強い/長引く/不安が大きい場合は、医療機関・専門家へご相談ください。
- 体質・状態・既往歴により、最適な対処は異なります。
- 妊娠中・授乳中・服薬中・通院中の方は、自己判断での実施を避け、必ず確認してください。
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