【薬剤師監修】南海トラフ地震に備える|災害時の薬・漢方と避難生活の健康管理

薬剤師監修・宮崎県川南町から発信

防災は、避難できたら終わりではありません。
南海トラフ地震に備え、命を守る避難に加えて、常用薬・水分・食事・トイレ・睡眠を確保し、避難後の健康を守る「命をつなぐ備え」まで準備しておきましょう。

公開日:2024年8月10日 最終更新:2026年7月28日 監修:薬剤師・中医薬膳師 河邊甲介

緊急時は安全確保と医療を最優先してください。

津波警報、建物倒壊、火災などの危険がある場合は、漢方薬や荷物を取りに戻らず、直ちに安全な場所へ避難してください。意識障害、呼吸困難、激しい胸痛、片側の麻痺、ろれつが回らない、止まらない出血などは救急対応が必要です。

巨大地震に備えて非常用袋・保存食・安全用具・衛生用品を準備する防災イメージ
大きな揺れが起きてからでは準備できません。非常用袋・水・食料・薬・衛生用品を平時に確認しましょう。

薬や体質に合わせた「わが家の防災」を平時に整理

持病、常用薬、過去に起こりやすかった不調を確認しながら、災害時の薬・漢方・食養生を一緒に整理します。相談だけでも大丈夫です。無理な販売はありません。

南海トラフ地震の最新情報|数字を怖がるより、行動に変える

南海トラフ地震は、駿河湾から日向灘沖にかけてのプレート境界で繰り返し発生してきた大規模地震です。地震調査研究推進本部は、南海トラフで起こるM8~M9クラスの地震について、今後30年以内の発生確率を複数の計算方法で評価しています。

発生確率は計算方法によって幅がありますが、重要なのは「何月何日に起こるかを当てること」ではなく、いつ起きても避難と治療継続ができる状態をつくることです。

最大約29.8万人 地震・津波などによる死者想定
最大約1,230万人 避難者数
約2.6~5.2万人 過去災害実績に基づく災害関連死の推計
最大約3,690万人 発災1日後の断水人口

被害想定は「必ずこの人数になる」という予言ではありません。

季節、時刻、風、津波からの避難開始、建物の耐震化などの条件で結果は変わります。早期避難、家具固定、耐震化、薬と水の備蓄によって、被害を減らせる可能性があります。

宮崎県・川南町の最新被害想定|日向灘沿岸では津波避難が最優先

宮崎県が2026年に公表した県独自の地震・津波被害想定では、県内で大規模な人的被害、断水、避難生活の長期化が予測されています。想定は幅を持って見る必要がありますが、沿岸地域では「揺れたら迷わず逃げる」という行動が何より重要です。

項目宮崎県の主な想定備えのポイント
死者最大約1万1千人津波からの早期避難と建物の耐震化
避難者1週間後に最大約43万4千人避難所外避難も含め、薬・水・衛生を準備
災害関連死約1,700~3,500人脱水、血栓、感染、持病悪化、薬切れを防ぐ
断水人口発災直後に約95万人飲料水と携帯トイレをセットで備蓄
川南町の津波高最大14mの想定自宅・職場・移動経路から高台へのルート確認
川南町の浸水面積約210haの想定最新ハザードマップで地点ごとに確認

津波警報を待たず、強い揺れや弱くても長い揺れを感じたら避難を開始してください。

「家族を待つ」「薬を取りに戻る」「海を見に行く」といった行動は避け、まず自分の命を守ります。家族とは平時に集合場所と連絡方法を決めておきましょう。

土砂災害・洪水・大雨・液状化・火災・津波・台風・地震など複合災害のイラスト
地震だけでなく、津波・火災・土砂災害・液状化などが重なる複合災害も想定して避難経路を確認しましょう。

災害時の健康対策は「5つの優先順位」で考える

非常時は情報が多く、何を先にすべきか迷いやすくなります。ほどよい堂では、次の順番で整理することをおすすめします。

命を守る
津波、倒壊、火災、土砂災害から離れ、安全な場所へ避難します。
治療を途切れさせない
常用薬、お薬手帳、インスリン、吸入薬、医療機器の電源を確保します。
水とトイレを確保する
水分を我慢しなくて済むよう、飲料水と携帯トイレを一緒に備蓄します。
衛生と感染対策を整える
手洗い、換気、食品管理、口腔ケア、体温管理を行います。
漢方・薬膳・腸活で補助する
安全と治療を確保した上で、証と体調に合う方法を補助的に取り入れます。

「漢方を飲む前に、逃げる・水を飲む・薬をつなぐ」。

漢方薬は災害そのものを防ぐものではありません。命を守る基本行動の上に重ねる補助策として位置付けます。

災害時に常用薬を切らさないための準備

高血圧、糖尿病、心臓病、てんかん、喘息、精神疾患などの治療薬は、急な中断によって体調が悪化する場合があります。薬そのものに加えて、治療内容を伝えられる情報を準備しておきましょう。

お薬手帳は「紙+スマートフォン」の二重化

  • お薬手帳の原本またはコピー
  • 薬の名前、用量、服用回数が分かる薬袋
  • 薬・処方内容・お薬手帳を撮影した画像
  • 持病、手術歴、アレルギー歴
  • かかりつけ医・薬局の名称と連絡先
  • 家族の緊急連絡先
  • 医療機器、ストーマ、透析などの必要情報
防災袋に入れる薬・健康用品チェックリスト
  • 常用薬と頓服薬
  • お薬手帳・薬剤情報提供書
  • 体温計・マスク・手指衛生用品
  • 眼鏡・補聴器・予備電池
  • 義歯ケース・口腔ケア用品
  • 生理用品・おむつ・尿取りパッド
  • 必要に応じて経口補水液や栄養補助食品
  • 薬を濡らさない防水袋

薬の備蓄日数や保管方法は、薬の種類・病状・処方日数によって異なります。自己判断で取り分けず、主治医または薬剤師にご相談ください。

薬が足りない・持ち出せなかったときは?

避難所の医療救護所、巡回医療チーム、災害拠点病院、薬剤師へ早めに相談してください。お薬手帳がなくても、薬袋、包装、スマートフォンの写真、かかりつけ医・薬局の情報が手掛かりになります。

服用回数を減らす、半分に割る、中止するなどの調整を自己判断で行わないことが大切です。

防災袋の薬はいつ見直す?

年2回程度、「防災の日」「誕生日」「季節の変わり目」などを点検日に決めます。使用期限、変色、湿気、薬の変更、家族構成の変化を確認し、古い薬を自己判断で使わないようにしましょう。

漢方薬は必要な分を1包から相談できます

災害用に多種類を買い込むのではなく、体質・持病・併用薬を確認し、必要性の高いものを少量から検討する方法があります。

避難生活で起こりやすい健康トラブル

災害関連死には、脱水、静脈血栓塞栓症、感染症、持病の悪化、薬不足、低体温・熱中症、生活不活発、強い心理的ストレスなどが関係します。症状を我慢せず、早めに周囲や医療者へ伝えることが重要です。

脱水・エコノミークラス症候群

車中泊や避難所で長時間同じ姿勢が続くと、脚の静脈に血栓ができる深部静脈血栓症や、血栓が肺へ流れる肺塞栓症の危険が高まります。

  • トイレを心配して水分を控えすぎない
  • 1~2時間ごとに足首を曲げ伸ばしする
  • 可能な範囲で立つ・歩く
  • 日中は体を起こす
  • 締め付けの強い服を避ける

片脚だけの腫れ・赤み・痛み、突然の胸痛、息苦しさ、失神がある場合は、すぐに医療者へ伝えてください。

一般的な水分摂取の目安として1日1.5~2Lが示されることがありますが、心不全・腎不全などで水分制限がある方は、必ず医療者の指示を優先してください。

血圧上昇・持病の悪化

緊張、睡眠不足、塩分の多い支援食、薬の中断によって、自覚がないまま血圧が上がることがあります。血圧計があれば、できるだけ同じ時間帯に測り、記録します。

激しい頭痛、胸痛、息苦しさ、顔や手足の片側の麻痺、言葉が出にくい場合は、緊急性があります。

感染症・食中毒・口腔機能の低下

避難所では、換気不足、密集、手洗い設備の不足、食品の常温放置などによって感染症や食中毒の危険が高まります。食事前・トイレ後の手指衛生、換気、食品の早めの摂取を心掛けます。

歯みがきや義歯管理が難しい状態が続くと、食べにくさや誤嚥性肺炎の一因になることがあります。水が少ない場合に備え、口腔ケア用ウェットティッシュ、液体歯みがき、義歯ケースも準備します。

便秘・下痢・食欲低下

水分不足、野菜不足、運動不足、ストレス、トイレを我慢することが重なると、便秘になりやすくなります。一方、食品の保存状態や感染症によって下痢・嘔吐が起こることもあります。

高熱、血便、激しい腹痛、水分が取れない、尿が極端に少ない、意識がぼんやりする場合は、セルフケアを続けず医療者へ相談してください。

不眠・不安・いわゆる「地震酔い」

余震への不安、音、光、人の気配、生活環境の変化によって眠れなくなったり、「揺れていないのに揺れている感じ」「ふわふわする」「吐き気がする」と感じたりする場合があります。

  • 固定された一点を見る
  • 息を長めに吐く
  • 水分を少しずつ取る
  • 首・肩・足首をゆっくり動かす
  • 災害情報を見る時間を決める
  • 眠れないことを責めず、横になる時間を確保する

突然の激しい頭痛、片側の麻痺、ろれつ困難、歩行困難、意識障害がある場合は「地震酔い」と決めつけず、医療につないでください。

避難生活で不安を感じる家族と防災用品のイラスト
家族ごとに必要な薬・食事・衛生用品は異なります。子ども、高齢者、持病のある方、ペットの備えも個別に確認しましょう。

災害時に漢方薬は役立つ?|「症状名」ではなく「証」で考える

漢方薬は、冷え、胃腸不調、めまい、不眠などに補助的に用いられる場合があります。しかし、同じ症状でも背景は異なるため、「めまいなら五苓散」「眠れないなら酸棗仁湯」と一対一で決めることはできません。

中医学では、八綱弁証(陰陽・表裏・寒熱・虚実)や、気・血・津液、臓腑の状態から証を組み立てます。

避難生活で想定される主なタイプ

肝気鬱結|緊張で気が詰まるタイプ

不安、ため息、胸や喉のつかえ、イライラ、腹部膨満がみられやすい状態です。

治則:疏肝理気=詰まった気を緩やかに巡らせます。

脾気虚|胃腸と体力が弱るタイプ

食欲低下、疲れ、軟便、胃もたれ、気力低下がみられやすい状態です。

治則:健脾益気=胃腸を助け、気を補います。

寒湿困脾|冷えと湿気で胃腸が重いタイプ

腹部の冷え、下痢、吐き気、体の重だるさがみられやすい状態です。

治則:温中化湿=胃腸を温め、余分な湿をさばきます。

水滞|水分が偏るタイプ

めまい、頭重感、吐き気、むくみ、動悸などがみられる状態です。

治則:利水・化飲=脱水を避けながら水分の偏りを整えます。

心脾両虚|疲れと心配で眠れないタイプ

疲れているのに眠れない、夢が多い、動悸、不安、食欲低下を伴う状態です。

治則:補益心脾=胃腸を養いながら心神を支えます。

陰虚|潤い不足タイプ

口や喉の乾燥、乾いた咳、寝汗、ほてり、便の乾燥などを伴う状態です。

治則:養陰生津=体の潤いを補います。

災害時に検討されることがある主な方剤

方剤どんな証に用いるか注意点
五苓散水滞=体内の水分バランスが偏り、口渇・尿量変化・めまい・吐き気などを伴うタイプ脱水や脳血管障害などの緊急疾患を見逃さない
苓桂朮甘湯水滞と気上衝=ふらつき、動悸、立ちくらみ、不安を伴うタイプ甘草を含む他剤との重複に注意
人参湯中焦虚寒=胃腸が冷えて弱り、腹痛・食欲低下・軟便があるタイプ発熱や強い炎症、湿熱タイプには合わない場合がある
六君子湯脾気虚=胃腸の働きが弱く、食欲低下・胃もたれ・疲れがあるタイプ甘草を含む他剤との重複に注意
麦門冬湯肺陰虚傾向=乾いた咳、喉の乾燥、粘りのある痰を伴うタイプ呼吸困難や高熱は医療を優先
葛根湯風寒表実=寒気、首肩のこわばりがあり、汗が出にくい風邪の初期タイプ麻黄を含み、動悸・不眠・排尿困難などに注意
酸棗仁湯心血虚・肝血虚=疲労があり、眠りが浅い・夢が多いタイプ重い不安、抑うつ、長期不眠は医療相談を優先
加味帰脾湯心脾両虚に熱感を伴う=不安、動悸、不眠、食欲低下があるタイプ併用薬や体質を確認する
麻子仁丸腸燥便秘=腸の潤い不足による乾燥した便秘タイプ腹痛、嘔吐、腸閉塞の疑いがある場合は使用しない

漢方薬も医薬品です。「自然由来だから安全」とは限りません。

甘草を含む処方の重複では、むくみ、血圧上昇、低カリウム血症、筋力低下などを伴う偽アルドステロン症が起こることがあります。麻黄や附子を含む処方にも注意が必要です。持病、妊娠・授乳、年齢、併用薬を確認して選びましょう。

「防災漢方セット」は作った方がよい?

誰にでも共通する万能セットではなく、過去に起こりやすかった症状、体質、持病、併用薬、年齢、妊娠・授乳、アレルギー歴を確認し、必要最小限で組み立てます。

災害後に初めて大量に試すのではなく、平時に専門家へ相談し、使い方と中止の目安を確認しておくことが大切です。

災害食を「栄養・循環・吸収=腸活」の3本柱で整える

中医学では、食べ物から気・血・津液をつくる消化吸収の働きを「脾=土」と捉えます。災害時ほど、土台である胃腸を守り、限られた食事から栄養を受け取れる状態を保つことが重要です。

① 栄養|細胞をつくる材料

非常食は糖質と塩分に偏りやすく、たんぱく質、良質脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維、フィトケミカルが不足する「新型栄養失調」になりやすい環境です。

  • 魚・大豆の缶詰
  • 高野豆腐、焼き海苔、乾燥わかめ
  • 切り干し大根、乾燥きのこ
  • 味噌、オートミール、常温保存豆乳

② 循環|栄養と酸素を届ける

水分不足と運動不足を避け、血液と気の巡りを保ちます。足首運動、椅子での足踏み、短い散歩、深呼吸を、体調に合わせて少しずつ行います。

③ 吸収=腸活|受け取れる胃腸

よく噛むことは消化のスイッチとなり、「脾」を助けます。可能な範囲でひと口30回を目安にし、温かい味噌汁や野菜スープを活用します。

腸活の三位一体

プロバイオティクス(善玉菌)、プレバイオティクス(菌のエサ)、バイオジェニックス(菌が作る有用成分)を意識しつつ、災害時は安全な水・衛生・保存性を最優先します。

食物繊維は「水分とセット」で少量から

海藻、きのこ、豆、オートミールなどは備蓄しやすい食品ですが、水分不足のまま食物繊維を急に増やすと、便秘や腹部膨満が悪化する場合があります。水分と一緒に、少量から取り入れます。

クロレラなどの栄養補助食品の位置付け

普段から体に合っているクロレラなどの食品は、食事が偏った際に栄養を補う選択肢になります。クロレラは「緑のまるごと食品」として、たんぱく質、クロロフィル、ビタミン・ミネラル、食物繊維、多糖体などを含みます。

ただし、非常食、飲料水、常用薬の代わりにはなりません。災害時に初めて大量に摂取せず、普段の維持量を基本にします。服薬中の方は薬剤師へご相談ください。

災害後は「3日・3週間・3か月」で整える

からだは常に入れ替わりながらバランスを保つ動的なシステムです。災害後も、時期によって必要な対策が変わります。

最初の3日|命と治療をつなぐ

  • 安全な場所への避難
  • 水分・常用薬・トイレ
  • 体温管理と睡眠場所
  • 安否確認と医療への接続

この時期は健康法を増やし過ぎず、命を守る基本に集中します。

3週間|生活不活発と栄養の偏りに注意

  • 便秘、不眠、血圧上昇を確認
  • 椅子での足踏みや短い散歩
  • たんぱく質と汁物を追加
  • 会話と地域のつながりを保つ

3か月|体質と暮らしの土台を立て直す

  • 栄養:材料を満たす
  • 循環:血と気を巡らせる
  • 吸収:胃腸と腸内環境を育てる
  • 睡眠、役割、情報量を再設計する

休養は戦略的に組み合わせる

睡眠・リラックスだけでなく、軽い運動、栄養、人やペットとのつながり、娯楽、創作、環境・役割・情報から離れる時間を組み合わせます。

今日からできる「5分防災」チェックリスト

一度に完璧を目指すより、毎月ひとつずつ更新する方が続きます。まずは次の項目から始めましょう。

  • 自宅・職場・学校から高台までの経路を確認する
  • 夜間・雨天・道路閉塞を想定した第2経路を決める
  • お薬手帳と薬をスマートフォンで撮影する
  • 飲料水を1人1日3L×最低3日分、可能なら1週間分確認する
  • 携帯トイレの数と使用方法を確認する
  • 常用薬・眼鏡・補聴器・義歯用品を点検する
  • 家族の集合場所と連絡方法を決める
  • 子ども、高齢者、妊産婦、ペットに必要な物を追加する
  • 家具固定、寝室の安全、枕元の靴を確認する
  • 防災袋の薬・食品・電池の期限を年2回見直す
ペットと一緒に避難するための備え
  • 普段食べているフードと飲料水
  • 常用薬・療法食
  • キャリー、リード、ハーネス
  • 排泄用品、タオル、食器
  • 飼い主と一緒に写った写真
  • ワクチン、既往歴、かかりつけ動物病院の情報

避難所ごとに同行避難・同伴避難のルールが異なります。川南町や避難先の最新ルールを平時に確認してください。

南海トラフ地震・災害時の薬と漢方|よくある質問

災害時は漢方薬だけで体調管理できますか?

できません。安全な場所への避難、水分、常用薬、食事、衛生、睡眠、医療へのアクセスが優先です。漢方薬は、その土台を確保した上で補助的に使用します。

防災袋には何日分の薬を入れればよいですか?

病状や薬の種類、処方日数によって異なります。自己判断で薬を取り分けず、主治医やかかりつけ薬剤師に相談し、治療を途切れさせにくい方法を決めてください。

お薬手帳を忘れたら薬を受け取れませんか?

薬袋、薬の包装、処方内容の写真、かかりつけ医・薬局の情報も手掛かりになります。分かる範囲で医療チームや薬剤師へ伝えてください。

地震酔いには五苓散がよいですか?

五苓散は、水滞=水分の偏りを伴うめまいや吐き気などに検討される方剤です。すべてのめまいに合うわけではありません。片側の麻痺、ろれつ困難、激しい頭痛、歩行困難などがある場合は、すぐに医療へつないでください。

漢方薬は複数を一緒に飲めますか?

生薬が重複するため、自己判断での併用はおすすめできません。とくに甘草、麻黄、附子を含む処方や、医療用漢方と市販薬の重複に注意します。

サプリメントや健康食品は非常食の代わりになりますか?

代わりにはなりません。飲料水、主食、たんぱく源、常用薬、衛生用品を優先し、健康食品は普段から体に合っているものを補助的に使います。

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本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断・治療に代わるものではありません。症状が強い、悪化する、持病がある、妊娠・授乳中、乳幼児・高齢者の場合は、医師・薬剤師などの専門家へご相談ください。公的な防災情報は更新されるため、内閣府、気象庁、宮崎県、川南町の最新情報を確認してください。

参考にした公的資料・一次情報

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河邊 甲介

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