不眠・眠れない方の漢方相談|5つの体質タイプと睡眠薬の注意点|宮崎・ほどよい堂
不眠でお悩みの方へ|5つの漢方タイプから「眠れない理由」を整理
寝つきが悪い。
夜中に何度も目が覚める。
朝早く目が覚めてしまう。
寝たはずなのに疲れが取れない。
同じ「眠れない」という悩みでも、その背景は人によって異なります。
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不眠は「眠れない」だけでなく、からだ全体のサイン
不眠は、単に睡眠時間だけの問題ではありません。
胃腸の状態、栄養、血流、ストレス、自律神経、年齢による変化など、さまざまな要素が重なっていることがあります。
ほどよい堂では、「眠れないから、とにかく眠らせる」という考え方だけでは見ません。
まず、どこに負担があり、何が不足し、何が滞っているのかを整理していきます。
不眠が長く続く場合や、強いいびき、日中の強い眠気、気分の落ち込み、動悸などがある場合は、医療機関での確認も大切です。
睡眠薬を服用している方は、自己判断で中止・減量しないでください。
30秒チェック|あなたの「眠れないタイプ」は?
当てはまる項目にチェックしてください。
最も多かった傾向から、東洋医学的な不眠タイプの目安を表示します。
東洋医学で見る不眠|心・肝・脾・腎から整理

東洋医学では背景となる体質を分けて考えます。
東洋医学では、睡眠は主に「心=こころ・精神活動の安定」と深く関係すると考えます。
ただし、心だけを見ればよいわけではありません。
気血をつくる脾=胃腸。
ストレスと気の巡りを担う肝。
年齢や慢性疲労の土台となる腎。
これらを一緒に整理することが大切です。
| 心 | 精神・神経の安定と関係します。 心が十分に養われないと、眠りが浅くなりやすいと考えます。 |
|---|---|
| 肝 | ストレス・感情・気の巡りと関係します。 巡りが滞ると、夜になっても頭が冴えやすくなります。 |
| 脾 | 胃腸・消化吸収の土台です。 脾が弱ると、食べたものから気血をつくる力が低下しやすくなります。 |
| 腎 | 年齢・慢性疲労・生命力の土台と関係します。 腎が弱ると、眠りの深さや回復力にも影響しやすいと考えます。 |
不眠に多い5つの漢方タイプ
不眠の原因は一つではありません。
ほどよい堂では、症状だけでなく、胃腸、疲労、ストレス、冷え・ほてり、年齢なども確認しながら証を組み立てます。
1.心脾両虚|疲れているのに眠れない「気血不足タイプ」
① 証を組み立てる
心脾両虚とは、心と脾=胃腸が弱り、気血が不足している状態です。
疲れているのに眠れない、眠りが浅い、夢が多い、動悸、不安、胃腸虚弱などが重なりやすいタイプです。
② 背景
脾=胃腸が弱ると、食べたものから気血を十分につくりにくくなると考えます。
心を養う血が不足すると、眠りも浅くなりやすくなります。
③ 治則・養生
補気健脾・養血安神。
胃腸を助け、気血を補いながら、心を落ち着けることを目指します。
方剤例:帰脾湯
気血不足、胃腸虚弱、考えすぎ、不安、眠りの浅さなどを伴う証に用いられることがある方剤です。
2.肝鬱化火|ストレスで頭が冴える「イライラ不眠タイプ」
① 証を組み立てる
肝鬱化火とは、ストレスによって気の巡りが滞り、それが熱を帯びた状態です。
寝る前の考えごと、イライラ、ため息、胸やみぞおちの張り、口の苦さなどが重なりやすいタイプです。
② 背景
中医学の肝は、気の巡りと感情の調整に関わります。
ストレスで巡りが滞ると、夜になっても頭と気持ちが休まりにくくなります。
③ 治則・養生
疏肝解鬱・清熱安神。
気の滞りを巡らせ、こもった熱を冷ます方向で考えます。
方剤例:加味逍遙散
気滞=ストレスによる巡りの悪さに、のぼせやイライラなどが加わる証に用いられることがある方剤です。
3.陰虚火旺|ほてって眠れない「潤い不足タイプ」
① 証を組み立てる
陰虚=からだを潤し、冷ます力が不足している状態です。
夜のほてり、寝汗、手足の熱感、口や喉の乾き、更年期以降の眠りの浅さなどが重なりやすいタイプです。
② 背景
陰は、からだを潤し、冷まし、活動にブレーキをかける側面があります。
陰が不足すると、夜になっても熱が落ち着きにくくなります。
③ 治則・養生
滋陰清熱・養心安神。
潤いを補い、余分な熱を冷ましながら整えます。
方剤例:酸棗仁湯
心身が疲れているのに眠れない、眠りが浅い、神経が高ぶるような証に用いられることがある方剤です。
4.痰熱内擾|胃腸の重だるさがある「痰熱タイプ」
① 証を組み立てる
痰熱とは、余分な水分や停滞に熱が重なった状態です。
夜遅い食事、胃もたれ、胸やけ、口臭、頭重感、夢が多い、いびきなどが重なりやすいタイプです。
② 背景
東洋医学には「胃不和すれば臥安からず」という考え方があります。
胃腸が落ち着かなければ、眠りも落ち着きにくいという考え方です。
③ 治則・養生
化痰和胃・清熱安神。
胃腸の停滞を整え、余分な痰湿や熱をさばく方向で考えます。
方剤例:温胆湯
痰湿=余分な水分や胃腸の停滞、不安感、眠りの浅さなどを伴う証に用いられることがある方剤です。
5.腎虚|年齢・慢性疲労による「土台不足タイプ」
① 証を組み立てる
腎虚とは、年齢、過労、慢性疲労などによって生命力の土台が弱っている状態です。
夜間頻尿、足腰のだるさ、耳鳴り、冷え、ほてり、寝汗、慢性的な疲労などが重なりやすいタイプです。
② 背景
中医学の腎は、成長・老化・生殖・生命力の土台と関係します。
年齢、過労、慢性的な睡眠不足が続くと、眠りの深さや回復力にも影響しやすいと考えます。
③ 治則・養生
補腎・調陰陽・安神。
冷え、ほてり、頻尿、慢性疲労などを確認しながら整えます。
方剤例:六味丸系・八味地黄丸系
腎陰虚=潤い不足タイプ、腎陽虚=温める力不足タイプなど、証によって使い分ける方剤です。
実際の不眠は、2つ以上のタイプが重なっていることも少なくありません。
胃腸、食事、冷え・ほてり、ストレス、服用中の薬などを確認しながら整理します。
睡眠薬を飲んでいる方へ|自己判断で中止しないことが大切
睡眠薬は、必要なときに正しく使えば、不眠治療の大切な選択肢です。
一方で、ベンゾジアゼピン受容体に作用する睡眠薬などでは、長期使用や中止方法に注意が必要な場合があります。
現在服用している睡眠薬を、自分の判断だけで急に中止・減量しないでください。
減薬や変更は、主治医・薬剤師と相談しながら進めることが大切です。
依存・離脱について
ベンゾジアゼピン受容体作動薬では、長期間の服用によって身体依存が生じることがあります。
急な減量や中止によって、不眠、不安、焦燥感、頭痛、吐き気、振戦などの離脱症状が現れることがあります。
ふらつき・転倒について
特に高齢の方では、夜間トイレに起きた際のふらつきや転倒に注意が必要です。
「眠れるか」だけでなく、翌朝まで含めた安全性を見ることが大切です。
翌朝の眠気・記憶への影響
薬の種類や量、体質などによって、翌朝まで眠気が残ったり、記憶があいまいになったりすることがあります。
運転や機械操作を行う方は特に注意が必要です。
腸脳相関|眠りを「胃腸」から考える理由

相互に影響しています。
腸と脳は、神経、ホルモン、免疫、腸内細菌の代謝物などを通して相互に影響していると考えられています。
このつながりを「腸脳相関」と呼びます。
ストレスを感じるとお腹が痛くなる。
緊張すると下痢をする。
胃腸が重いと気分まですっきりしない。
このような経験も、腸と脳のつながりをイメージしやすい例です。
腸活は3つをセットで考える
プロバイオティクス
善玉菌そのものを補う考え方です。
発酵食品などが代表例です。
プレバイオティクス
善玉菌のエサになるものを補う考え方です。
食物繊維、海藻、きのこ、豆、野菜などが関係します。
バイオジェニックス
菌がつくる有用成分や、発酵によって生まれる成分に注目する考え方です。
さらに、リーキガット=腸のバリア機能低下という視点も含めて、腸の土台を考えていきます。
腸活食品やサプリメントが不眠を直接治療するという意味ではありません。
ほどよい堂では、消化吸収や栄養の土台を支える一つの視点として腸活を位置づけています。
ほどよい堂の不眠メソッド|栄養・循環・吸収=腸活

毎日の栄養・循環・吸収まで一緒に考えます。
ほどよい堂では、不眠を「漢方薬だけ」「睡眠薬だけ」「サプリだけ」で考えません。
からだは日々入れ替わっているため、毎日の食事・循環・消化吸収という土台も大切にします。
① 栄養|細胞は、食べたものでつくられる
カロリーは足りていても、たんぱく質、良質な脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維、フィトケミカルなどが不足することがあります。
ほどよい堂では、このような状態を「新型栄養失調」という視点でも整理します。
- 朝食に卵・魚・大豆などを1品足す
- 味噌汁や野菜スープを毎日の定番にする
- 海藻・きのこ・豆を少しずつ増やす
- 甘い飲み物を水・お茶などへ置き換える
- 1口30回を目安によく噛む
② 循環|つくった栄養を、全身へ届ける
東洋医学では、血はからだを養い、心を落ち着かせるものと考えます。
血が不足していても、巡りが悪くても、眠りに影響しやすいと考えます。
- 朝に太陽の光を浴びる
- 日中に軽く歩く
- 夕方からはストレッチや深呼吸へ切り替える
- 首・肩・ふくらはぎを冷やしすぎない
- 入浴や足湯で休息モードをつくる
③ 吸収=腸活|食べるだけでなく「受け取れる腸」を育てる
食後に眠い。
胃もたれする。
便秘と軟便を繰り返す。
疲れやすい。
このような方では、食べる内容だけでなく、消化吸収の状態も確認することが大切です。
東洋医学では、脾=胃腸を「気血をつくる土」と考えます。
土が整うことで、全身へ気血水を届ける土台を支えやすくなります。
3日・3週間・3ヶ月で考える
- まず3日。
寝る前のスマホ、甘い飲み物、寝酒、夜食などから、まず1つだけ減らします。
朝は光を浴び、味噌汁やスープを1品足します。 - 次に3週間。
起床時間、よく噛むこと、軽い運動などを生活リズムとして定着させていきます。 - そして3ヶ月。
食事、循環、腸活、休養を組み合わせながら、体質の土台を長い目で整えていきます。
ほどよい堂で不眠を相談する5つの理由
1.「眠れない」という症状だけを見ません
気・血・津液、寒熱、虚実、心・肝・脾・腎などを確認しながら、その人の背景を整理します。
2.薬剤師の視点から服用中の薬も確認
睡眠薬やその他の服用薬がある場合も、現在の治療を否定するのではなく、併用状況を整理しながら相談を進めます。
3.脾=胃腸を大切にします
漢方だけでなく、胃腸・消化吸収・食事内容まで確認します。
「土が整えば、全身の気血水が巡りやすくなる」という視点を養生へつなげます。
4.漢方×薬膳×腸活で日常まで落とし込みます
漢方薬だけに頼るのではなく、食事、薬膳、腸活、運動、休養まで含めて、できることから一緒に整理します。
5.「まず1つ変える」から始めます
あれもこれも禁止するのではなく、今の生活で変えやすいところから始めます。
続けられることを積み重ねることを大切にしています。
不眠の漢方相談は、こんな方に
- 寝つくまでに時間がかかる
- 夜中に何度も目が覚める
- 朝早く目が覚めてしまう
- 寝ても疲れが取れない
- ストレスで頭が冴える
- 更年期になって眠りが乱れてきた
- 胃腸が弱く、疲れているのに眠れない
- 睡眠薬を飲んでいるが、体質からも相談してみたい
オンライン相談にも対応しています。
ご相談の流れ
- LINEから相談。
まずは「漢方相談」と送っていただけます。 - 体調・生活・服用薬を確認。
不眠だけでなく、胃腸、冷え・ほてり、ストレス、食事などを整理します。 - 体質を見立てます。
気血水、陰陽、寒熱、虚実、心・肝・脾・腎などから証を組み立てます。 - 必要な養生をご提案。
漢方、薬膳、腸活、栄養、運動、休養などから、優先順位を整理します。
まずは「なぜ眠れないのか」を一緒に整理しませんか?
相談だけでも構いません。
漢方薬や商品を購入するかどうかは、相談してから考えていただけます。
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毎日の土台づくり|食品・腸活は「必要な方に」
不眠の記事を読んだからといって、サプリメントや健康食品をすぐに増やす必要はありません。
まず食事・胃腸・生活リズムを整理し、そのうえで必要に応じて食品を活用します。
玄米×麴|発酵と食物繊維を毎日の食事へ
玄米×麴は、玄米由来の栄養と発酵由来成分を毎日に取り入れるための食品として活用できます。
腸活は特別なことを増やすより、食事の土台を整えることから始めます。
クロレラ|緑のまるごと食品として栄養の土台へ
クロレラは、たんぱく質、クロロフィル、ビタミン、ミネラル、食物繊維、多糖体などを含む緑のまるごと食品です。
ほどよい堂では、日々の食生活を補う「細胞の基礎食」という位置づけで考えています。
健康食品は薬の代わりではありません。
服薬中の方や体調に不安がある方は、個別に確認してから取り入れることをおすすめします。
「自分には何が必要?」と迷う方へ。
食品やサプリメントを増やす前に、食事・胃腸・生活習慣・服薬状況を整理することをおすすめしています。
不眠・漢方相談のよくある質問
Q.不眠は漢方で相談できますか?
はい。
東洋医学では、不眠を一つの病名だけで捉えず、気血不足、ストレスによる気滞、潤い不足、胃腸の停滞、腎の弱りなどに分けて考えます。
Q.睡眠薬を飲んでいても相談できますか?
相談できます。
ただし、現在服用している睡眠薬を自己判断で中止・減量することはおすすめしません。
お薬手帳などを確認しながら、現在の治療と体質の両方を整理していきます。
Q.腸活は不眠に関係しますか?
腸と脳はさまざまな経路を通して相互に影響していると考えられています。
腸活が不眠そのものを治療するという意味ではありませんが、消化吸収や栄養の土台を考えるうえで大切な視点です。
Q.相談したら必ず漢方薬を買わないといけませんか?
相談だけでも構いません。
体質や生活習慣を整理したうえで、必要な選択肢をご案内します。
Q.どれくらいの期間を考えればよいですか?
ほどよい堂では、まず3日で小さな変化を観察し、3週間で習慣をつくり、3ヶ月で体質の土台を整えていくという時間軸を一つの目安にしています。
実際の経過は体質や症状によって異なります。
宮崎県で不眠・漢方相談をお探しの方へ
漢方薬局 ほどよい堂
宮崎県川南町にある「漢方×薬膳×腸活」の相談薬局です。
日向灘の水平線を一望できる自然豊かな環境で、体質・食事・胃腸・暮らしを一緒に整理しています。
所在地
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宮崎県児湯郡川南町川南26197-1(峠の里内)
電話
0983-32-7933
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「私の場合は?」をLINEで相談できます。
同じ不眠でも、必要な整え方は一人ひとり異なります。
漢方×薬膳×腸活の視点から、今の状態を一緒に整理していきましょう。
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