花粉症に漢方は使える?鼻水・鼻づまり・目のかゆみを体質別に整える方法|薬剤師が解説
花粉症に漢方は使える?鼻水・鼻づまり・目のかゆみを体質別に整える方法
毎年くり返す花粉症。くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみを「その場しのぎ」だけでなく、体質から見直したい方へ。この記事では、薬剤師・中医薬膳師の視点から、花粉症を現代医学・中医学・薬膳・腸活の両面でわかりやすく解説します。

花粉症とは?まずは症状と原因を整理
花粉症は、スギ・ヒノキ・ブタクサなどの花粉に対して、免疫が過剰に反応することで起こるアレルギー性鼻炎の一種です。代表的な症状は、くしゃみ、水っぽい鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、喉の違和感、頭重感、眠気、だるさなどです。
花粉症対策では、まず花粉との接触量を減らすことが基本です。そのうえで、症状に応じた西洋薬、体質に合わせた漢方、毎日の食事・腸活・睡眠を組み合わせると、春の不調を軽くしやすくなります。
花粉症対策の基本
- 外出時はマスク・メガネ・帽子を活用する
- 帰宅時は玄関前で衣類についた花粉を払う
- 洗顔・うがい・鼻洗浄などで粘膜への刺激を減らす
- 洗濯物の外干しを控え、寝室に花粉を持ち込まない
- 症状が強い場合は、医療機関や薬剤師に相談する
薬だけでなく「先回り対策」が大切
花粉の飛散量は、その年の気温・前年夏の気象条件・地域差によって変わります。毎年症状が出る方は、症状が強くなってから慌てるよりも、花粉が飛び始める前から生活・食事・睡眠・腸内環境を整えておくことが大切です。
毎年つらい花粉症、体質から見直してみませんか?
「小青竜湯を飲んでいるけれど合っているかわからない」「鼻水だけでなく、だるさや胃腸の弱さもある」など、花粉症の背景は人によって違います。ほどよい堂では、漢方薬剤師が体質を整理し、無理なく続けられる養生をご提案します。
花粉症に使われる西洋薬の基本
花粉症では、抗ヒスタミン薬、点鼻薬、点眼薬などがよく使われます。眠気の出やすさ、鼻づまりの強さ、目のかゆみ、喉の違和感などによって選び方が変わります。
| 主な症状 | よく使われる対策 | 確認したいポイント |
|---|---|---|
| くしゃみ・水っぽい鼻水 | 抗ヒスタミン薬など | 眠気の出方は成分や体質で異なります。 |
| 鼻づまり | 点鼻薬、抗アレルギー薬など | 鼻閉が強い場合は副鼻腔炎などの確認も大切です。 |
| 目のかゆみ・充血 | 抗アレルギー点眼薬など | コンタクト使用中の方は使用方法に注意が必要です。 |
| 喉の違和感・咳 | 鼻炎・後鼻漏・喘息傾向の確認 | 長引く咳や息苦しさがある場合は受診をおすすめします。 |
| 毎年症状が重い | 舌下免疫療法など | 数年単位で継続する治療のため、医療機関で相談します。 |
※この記事は一般的な健康情報です。症状が強い方、妊娠中・授乳中の方、持病や服薬中の薬がある方は、医師・薬剤師にご相談ください。
中医学でみる花粉症|肺・脾・腎の乱れ
中医学では、花粉症を単に「鼻だけの問題」とは考えません。鼻は肺と関係が深く、呼吸器のバリア機能、粘膜の潤い、体表を守る力とつながります。さらに、脾は消化吸収と水分代謝、腎は冷え・体力・慢性化と関係します。

ほどよい堂式の考え方
花粉症は、鼻に出る「からだ全体のサイン」。肺で受け、脾で乱れ、腎の弱りで長引きやすくなると考えます。
肺|鼻・皮膚・粘膜のバリア
肺は呼吸と関係し、外から入る刺激を受け止める場所です。鼻水・くしゃみ・咳・喉の違和感は、肺の働きと関係して考えます。
脾|消化吸収と水分代謝
脾は「土」の働き。食べたものを気血に変える土台です。胃腸が弱いと、余分な水分がたまり、鼻水やむくみが長引きやすくなります。
腎|冷え・回復力・慢性化
腎は体の深いエネルギーや温める力と関係します。冷えや疲れ、毎年長引く花粉症は、腎の弱りも考えます。
腸活|免疫バランスの土台
現代の腸活では、腸内環境・粘膜バリア・栄養吸収が重要です。中医学の「脾を整える」視点とつながります。
花粉症の体質タイプ別|漢方・薬膳・養生
同じ花粉症でも、透明な鼻水が多い方、目のかゆみが強い方、胃腸が弱い方、冷えや疲れが背景にある方では、整え方が変わります。ここでは代表的な4タイプに分けて解説します。
1. 風寒タイプ|透明な鼻水・冷え・くしゃみ
証の目安:風寒犯肺+水飲
風寒=冷えの邪が表面に入り、肺の働きを乱すタイプ。水飲=余分な水分が停滞している状態です。
- 透明でサラサラした鼻水が多い
- くしゃみが連発する
- 寒い日・朝方に悪化しやすい
- 冷えやすく、温めると少し楽
方剤例:小青竜湯。冷えと水分停滞があり、透明な鼻水・くしゃみ・咳が出やすい証に用いられる方剤です。
養生:冷たい飲み物を減らし、朝は白湯・味噌汁・温かい薬膳茶を。首・背中・足首を冷やさず、生姜・ねぎ・しそなどを上手に使いましょう。
2. 風熱タイプ|目のかゆみ・充血・喉の痛み
証の目安:風熱犯肺+肺熱
風熱=熱を帯びた外邪。炎症・赤み・かゆみ・乾燥が出やすいタイプです。
- 目のかゆみ・充血が強い
- 鼻づまりがある
- 喉の痛みや口の渇きがある
- 黄色っぽい鼻水や熱感がある
方剤例:辛夷清肺湯。鼻づまり、熱感、粘り気のある鼻水、慢性的な鼻の炎症傾向がある証に用いられる方剤です。
養生:香辛料・揚げ物・アルコールを控えめに。菊花・桑葉・ミント・大根・れんこんなど、熱感をさます薬膳素材を取り入れます。
3. 脾虚タイプ|胃腸が弱い・むくむ・だるい
証の目安:脾気虚+痰湿
脾気虚=消化吸収力の低下。痰湿=余分な水分や重だるさがたまる状態です。
- 花粉症の時期に胃腸も弱りやすい
- 食後に眠い、軟便・下痢をしやすい
- むくみやすく、体が重だるい
- 鼻水が長引きやすい
方剤例:補中益気湯。胃腸が弱く、疲れやすく、気力・体力が落ちている証に用いられる方剤です。六君子湯は、胃もたれ・食欲不振・痰湿傾向がある脾胃虚弱の証に用いられます。
養生:1口30回を目安によく噛むことが、消化のスイッチになり、脾を助けます。味噌汁、野菜スープ、海藻、きのこ、豆類を毎日の定番にしましょう。
4. 腎虚タイプ|毎年長引く・冷え・疲れやすい
証の目安:腎気虚・腎陽虚
腎気虚=体力・回復力・下半身の力が落ちている状態。腎陽虚=温める力が弱いタイプです。
- 毎年花粉症が重い、長引く
- 疲れやすく、朝が弱い
- 冷えやすく、足腰がだるい
- 頻尿傾向がある
方剤例:八味地黄丸。冷え、頻尿、足腰のだるさなど、腎陽虚傾向のある証に用いられる方剤です。
養生:睡眠時間を削らず、腰・下腹部・足首を温めます。黒豆・黒ごま・山芋・くるみなどを食事に取り入れ、無理な運動より散歩や軽い筋トレを続けましょう。
自分の花粉症タイプがわからない方へ
花粉症は「透明な鼻水=小青竜湯」と単純に決まるわけではありません。冷え、熱感、胃腸の弱さ、疲れ、睡眠、便通まで見ることで、合う漢方や養生が変わります。
花粉症と腸活|脾を整えることは免疫の土台づくり
中医学では、胃腸の働きを「脾」と考えます。脾は食べたものを消化吸収し、気血を生み出す土台です。つまり、どれだけ良いものを食べても、吸収する力が弱ければ、粘膜・血液・皮膚・免疫の材料として活かしにくくなります。
ほどよい堂では、花粉症の養生でも栄養・循環・吸収=腸活の3本柱を大切にしています。

| 腸活の視点 | 内容 | おすすめ食材 |
|---|---|---|
| プロバイオティクス | 善玉菌を取り入れる | 味噌、納豆、ぬか漬け、ヨーグルトなど |
| プレバイオティクス | 善玉菌のエサを入れる | 海藻、きのこ、豆、野菜、発酵性食物繊維など |
| バイオジェニックス | 菌が作る有用成分を活かす | 発酵食品、発酵由来素材など |
新型栄養失調にも注意
カロリーは足りているのに、タンパク質、良質な脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維、フィトケミカルが不足している状態を、ほどよい堂では「新型栄養失調」として重視しています。
花粉症の時期は、鼻や目だけでなく、粘膜の材料・腸のバリア・睡眠・ストレスも関係します。まずは「毎日1杯の味噌汁」「きのこ・海藻・豆を足す」「甘い飲み物を水・お茶・薄い味噌汁に置き換える」など、小さな一歩から始めましょう。
腸活から花粉症シーズンの体調管理を始めたい方へ
腸内環境・栄養吸収・粘膜ケアは、春の不調対策の土台です。ほどよい堂では、腸活アイテムや玄米×麹、クロレラ、薬膳茶などを体質に合わせてご提案しています。
花粉症シーズンの薬膳養生|土台は胃腸を冷やさないこと
薬膳では、一物全体と身土不二を大切にします。皮・葉・芯までまるごといただくこと、その人の土地・季節・体質に合わせることが基本です。
花粉症シーズンは、寒暖差や春の風の影響で、鼻・目・喉が敏感になりやすい時期です。冷たい飲み物や甘い飲み物を毎日たくさん摂るより、温かい味噌汁や野菜スープ、薬膳茶で胃腸を守ることをおすすめします。
毎日の定番にしたいもの
- 味噌汁
- 野菜スープ
- 海藻
- きのこ
- 豆類
- 発酵性食物繊維
控えめにしたいもの
- 冷たい飲み物
- 甘い清涼飲料
- 揚げ物の食べすぎ
- 香辛料の摂りすぎ
- 夜遅い食事
- 睡眠不足
まず1つ変えるなら?
朝に温かい味噌汁を1杯。よく噛んで食べること。これだけでも消化のスイッチが入り、脾を助け、気血水が巡りやすくなります。
体質に合わせた薬膳茶を取り入れたい方へ
気滞・瘀血・痰湿・湿熱・気虚・血虚・陰虚・陽虚など、体質に合わせた薬膳茶を選ぶことで、毎日の養生が続けやすくなります。
花粉症と栄養|ビタミンD・タンパク質・ミネラルも意識
花粉症対策は、薬だけではなく、粘膜や免疫バランスを支える栄養の土台づくりも大切です。特に、タンパク質、良質な脂質、ビタミンD、亜鉛、鉄、マグネシウム、食物繊維などは、日々の食事で不足しないよう意識したい栄養素です。
ビタミンDは、免疫バランスに関わる栄養素として注目されています。日光に当たる時間が少ない方、魚をあまり食べない方、屋内で過ごす時間が長い方は、不足しやすい場合があります。
ビタミンDを含む食品
- 鮭
- いわし
- さんま
- 卵
- きのこ類
粘膜の材料になる栄養
- タンパク質
- 良質な脂質
- ビタミンA・B群・C・D
- 亜鉛・鉄・マグネシウム
- 食物繊維・フィトケミカル
栄養補給を見直したい方へ
食事だけで不足しやすい栄養は、体質や生活習慣に合わせて補うことも選択肢です。サプリメントは「何となく」ではなく、目的と体質に合わせて選ぶことが大切です。
クロレラという選択肢|緑のまるごと食品で土台を支える
クロレラは、タンパク質、クロロフィル、ビタミン、ミネラル、食物繊維、多糖体などを含む「緑のまるごと食品」として、毎日の栄養補給に取り入れられています。
ほどよい堂では、クロレラを「細胞の基礎食」として、つくる・守る・巡らす土台を支える食品として考えています。花粉症そのものを治すものではありませんが、栄養・循環・吸収を整える一部として、体調に合わせてご提案しています。

クロレラ・腸活・漢方をまとめて相談したい方へ
花粉症の背景には、冷え、胃腸虚弱、栄養不足、睡眠不足、ストレスなどが重なっていることがあります。気になる方は、まずはLINEで現在の体調をお知らせください。
花粉症と漢方のよくある質問
Q. 花粉症に小青竜湯は合いますか?
小青竜湯は、透明でサラサラした鼻水、くしゃみ、冷え、寒い日に悪化するタイプに用いられることが多い方剤です。反対に、のどの乾燥、ほてり、黄色い鼻水、強い炎症感がある場合は、体質に合わないこともあります。
Q. 花粉症は腸活でよくなりますか?
腸活だけで花粉症が治るとはいえませんが、腸は免疫バランスと関係が深く、食事・睡眠・ストレス・便通を整えることは、花粉症シーズンの体調管理に役立つと考えられます。
Q. 花粉症の漢方はいつから飲むとよいですか?
毎年同じ時期につらくなる方は、症状が出てから慌てるより、花粉が飛び始める前から体質を整える方が取り組みやすいです。春先に症状が出やすい方は、1月〜2月頃から生活・食事・睡眠を見直すのも一つの方法です。
Q. 舌下免疫療法と漢方はどちらがよいですか?
目的が異なります。舌下免疫療法は、医療機関で原因アレルゲンを確認したうえで、年単位で体を慣らしていく治療です。漢方は、冷え・胃腸虚弱・水分代謝・炎症・疲れやすさなど、体質の偏りを見て整える方法です。併用を考える場合は、医師・薬剤師に相談しましょう。
Q. 市販薬と漢方は併用できますか?
併用できる場合もありますが、体質や服薬中のお薬によって注意が必要です。特に、妊娠中・授乳中の方、高血圧・心疾患・緑内障・前立腺肥大などがある方は、自己判断せず医師・薬剤師にご相談ください。
Q. 漢方薬は1包だけ試せますか?
ほどよい堂では、漢方薬を1包から購入できるページをご用意しています。まずは体質や症状に合うか確認したい方は、下記ページをご覧ください。
花粉症は「鼻だけ」ではなく、からだ全体のサインです
肺のバリア、脾の消化吸収、腎の回復力、そして腸内環境。花粉症は、鼻水・鼻づまり・目のかゆみだけでなく、疲れやすさ、胃腸の弱さ、冷え、睡眠不足、ストレスとも関係します。
ほどよい堂では、漢方×薬膳×腸活の視点で、無理なく続けられる整え方をご提案しています。毎年つらい花粉症を、今年こそ体質から見直したい方は、LINE無料相談をご利用ください。
LINE無料漢方相談受付中
「どの漢方が合うかわからない」「市販薬だけではつらい」「花粉症と一緒に胃腸や冷えも整えたい」方へ。体質を整理して、あなたに合った養生をご提案します。
漢方薬局ほどよい堂について
ほどよい堂は、宮崎県川南町にある漢方薬局です。漢方・薬膳・腸活の視点から、体質に合わせた健康相談を行っています。花粉症、鼻炎、胃腸虚弱、冷え、疲れやすさ、妊娠・産後の体調管理など、お気軽にご相談ください。
※本記事は健康情報の提供を目的としたもので、診断・治療を行うものではありません。症状が強い場合や長引く場合は、医療機関を受診してください。
この記事の監修者
漢方・薬膳・腸活の視点から、
薬剤師が内容を確認しています。
現代の医学・栄養学と中医学の両面を大切にしながら、
日常生活に取り入れやすい情報提供を心がけています。

SUPERVISOR
河邊 甲介
薬剤師/中医薬膳師/薬膳素材専門士/ペットフーディスト
漢方薬局「ほどよい堂」代表
宮崎県川南町の漢方薬局「ほどよい堂」で、 漢方 × 薬膳 × 腸活の視点から
健康相談を行っています。
体質だけでなく、食事・胃腸・生活習慣まで一緒に整理し、
無理なく続けられる養生を考えていきます。
ほどよい堂が大切にする3つの土台

まずは、今のお悩みを
一緒に整理してみませんか?
「漢方が自分に合うのか分からない」
「何から変えればよいか迷っている」
という段階からご相談いただけます。
体質・食事・生活習慣を整理し、
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購入を前提とした相談ではありません。
※相談だけで終了しても大丈夫です。 商品の購入を無理におすすめすることはありません。
メディア掲載実績
漢方薬局「ほどよい堂」は、
雑誌『Tarzan』にも掲載されました。
第三者から紹介された実績も、
安心してご相談いただくための一つの参考としてご覧ください。

雑誌掲載は、ほどよい堂の取り組みを知っていただくための 第三者評価の一例として掲載しています。
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顔が見える漢方相談
症状だけで判断するのではなく、 体質・食事・胃腸の状態・生活習慣などを 一緒に整理しながらお話を伺います。

宮崎県川南町の自然豊かな環境
ほどよい堂は、
宮崎県川南町の自然豊かな場所にある漢方薬局です。
落ち着いた環境で、
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免責事項
本記事は一般的な健康情報の提供を目的としており、 医師による診断・治療・処方の代替を目的とするものではありません。
- 体質・症状・既往歴・服薬状況などにより、 適切な対応は異なります。
- 症状が強い場合、急激に悪化した場合、 長期間続いている場合は、 医療機関への受診をご検討ください。
- 妊娠中・授乳中・服薬中・通院中の方は、 漢方薬・健康食品・サプリメント等を利用する前に 医師・薬剤師などの専門家へご相談ください。
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