妊娠中の便秘・冷えが気になる方へ|腸活と薬膳で整える食事の基本
妊娠中の腸活|便秘・冷え・栄養吸収を整える薬膳的な食べ方
妊娠中は、便秘・お腹の張り・冷え・胃もたれなどが起こりやすく、食べた栄養をうまく活かしにくい時期でもあります。 ほどよい堂では、妊婦さんの腸活を「便通対策」だけでなく、赤ちゃんとママの栄養吸収を支える土台づくりとして考えます。

目次
- 1 妊娠中の腸活が大切な理由|便秘対策だけではありません
- 2 妊娠中に便秘になりやすい理由
- 3 腸は栄養吸収の入り口|食べるだけでなく“吸収できる腸”へ
- 4 中医学では脾=消化吸収の土台|妊婦さんの腸活を薬膳的に考える
- 5 妊娠中の腸活におすすめ|味噌汁・野菜スープ・海藻・きのこ・豆類
- 6 よく噛むことの大切さ|一口30回が“脾”を助ける腸活に
- 7 妊娠中の腸活|プロバイオティクス・プレバイオティクス・バイオジェニックス
- 8 甘い飲み物との付き合い方|完全NGより“置き換え”で整える
- 9 妊婦さんの腸活と一物全体食|クロレラ・玄米×麹も食事の土台に
- 10 3日・3週間・3ヶ月で考える妊娠中の腸活
- 11 妊娠中の腸活・便秘・食事に関するよくある質問
- 12 妊娠中の便秘・冷え・腸活が不安な方へ
- 13 妊娠中の腸活・食事サポートに関連するページ
- 14 漢方薬局ほどよい堂について
- 15 監修者・免責事項
妊娠中の腸活が大切な理由|便秘対策だけではありません
妊娠中の腸活というと「便秘対策」を思い浮かべる方が多いかもしれません。 もちろん便通を整えることは大切ですが、腸は食べた栄養を吸収する大切な入り口でもあります。
葉酸・鉄・タンパク質・ビタミン・ミネラルを意識して食べても、胃腸が弱っていたり、腸内環境が乱れていたりすると、 栄養を体の材料として活かしにくくなることがあります。
妊娠中の腸活は、便通だけでなく「栄養を吸収できる腸を育てること」。 中医学でいう「脾=消化吸収の土台」を整える養生として考えます。
妊娠中に便秘になりやすい理由
妊娠中は、ホルモンバランスの変化、運動量の低下、食事内容の偏り、水分不足、つわりなどによって便秘になりやすくなることがあります。 また、お腹が大きくなるにつれて腸の動きに影響を感じる方もいます。
- ホルモンバランスの変化
- お腹の張りや圧迫感
- 運動量の低下
- 睡眠不足やストレス
- 食物繊維の不足
- 水分不足
- 冷たい飲み物の摂りすぎ
- 甘い飲み物・菓子パン中心の食事
妊娠中の便秘や腹部症状は、自己判断せず医療機関に相談した方がよい場合があります。 強い痛み、出血、吐き気、急な体調変化がある場合は、かかりつけの産婦人科にご相談ください。
腸は栄養吸収の入り口|食べるだけでなく“吸収できる腸”へ
妊娠中は、葉酸・鉄・ビタミンB群・タンパク質など、赤ちゃんとママの体づくりに必要な栄養を意識したい時期です。 しかし、食べた栄養は腸で吸収されて初めて、血液や細胞の材料として活かされます。
ほどよい堂では、体づくりを「栄養」「循環」「吸収=腸活」の3本柱で考えています。 妊娠中こそ、食べる量だけでなく、吸収できる胃腸と腸内環境を整えることが大切です。
葉酸・鉄・タンパク質・ビタミン・ミネラルを食事から意識します。
血が巡ることで、栄養と酸素がママと赤ちゃんへ届きやすくなります。
食べた栄養を体の材料として活かすために、腸の状態を整えます。
中医学では脾=消化吸収の土台|妊婦さんの腸活を薬膳的に考える
中医学では、胃腸の消化吸収力を「脾」の働きとして考えます。 脾は、食べたものから気血をつくる土台です。 つまり、脾が弱ると、食べても疲れやすい、むくみやすい、便がゆるい、胃もたれしやすいといった状態につながりやすくなります。
脾虚=胃腸の弱りタイプに見られやすいサイン
- 胃もたれしやすい
- 食後に眠くなりやすい
- 便秘と軟便を繰り返す
- お腹が張りやすい
- 冷たいものが苦手
- 疲れやすい
- むくみやすい
- 手足が冷えやすい
- 甘いものが欲しくなりやすい
- 体が重だるい
①証を組み立てる:脾虚・血虚・気滞・痰湿の有無を見る
②背景を考える:冷え、食事の偏り、ストレス、運動不足を確認する
③治則を立てる:脾を助け、腸を整え、気血の材料を吸収しやすくする
妊娠中の腸活におすすめ|味噌汁・野菜スープ・海藻・きのこ・豆類
妊娠中の腸活は、特別なことを始めるよりも、毎日の食事に「腸が喜ぶ定番」を増やすことが大切です。 ほどよい堂では、温かい味噌汁や野菜スープを基本に、海藻・きのこ・豆類・発酵食品を無理なく取り入れることをおすすめしています。
| 食材・料理 | 腸活のポイント | 妊婦さん向けの取り入れ方 |
|---|---|---|
| 味噌汁 | 発酵食品・水分・温かさを一度に取り入れやすい | 豆腐、わかめ、きのこ、小松菜を加える |
| 野菜スープ | 食物繊維と水分を摂りやすい | にんじん、玉ねぎ、キャベツ、かぼちゃなどを柔らかく煮る |
| 海藻 | 水溶性食物繊維やミネラルを含む | わかめ、ひじき、もずくを少量から |
| きのこ | 食物繊維が豊富で汁物に入れやすい | しめじ、えのき、舞茸をスープや炒め物に |
| 豆類・大豆食品 | タンパク質と食物繊維を一緒に摂りやすい | 豆腐、納豆、大豆、味噌を活用 |
よく噛むことの大切さ|一口30回が“脾”を助ける腸活に
妊娠中の腸活で、まず取り入れたいのが「よく噛むこと」です。 よく噛むことで唾液が出やすくなり、消化のスイッチが入りやすくなります。
中医学では、胃腸の働きを「脾」と考えます。 よく噛むことは、脾を助け、食べたものを気血に変えやすくする基本の養生です。
よく噛むことで、胃腸に負担をかけにくくなります。
早食いを防ぎ、甘いものの食べ過ぎ対策にもつながります。
中医学では、よく噛むことは消化吸収を支える養生です。
妊娠中の腸活|プロバイオティクス・プレバイオティクス・バイオジェニックス
腸活は、乳酸菌だけを摂ればよいというものではありません。 腸内環境を整えるには、善玉菌、善玉菌のエサ、菌が作る有用成分という3つの視点を組み合わせることが大切です。
乳酸菌やビフィズス菌など、善玉菌として知られるもの。 ヨーグルト、発酵食品などが代表的です。
食物繊維やオリゴ糖など、腸内細菌のエサになるもの。 海藻、きのこ、豆類、野菜に含まれます。
発酵食品などに含まれる、菌が作る有用成分に着目する考え方。 味噌や発酵食品を日々の食事に取り入れます。
乳酸菌を足すだけでなく、食物繊維・発酵食品・温かい汁物・よく噛む習慣を組み合わせることで、腸内環境を整えやすくなります。
甘い飲み物との付き合い方|完全NGより“置き換え”で整える
妊娠中は、疲れやつわり、気分転換のために甘い飲み物が欲しくなることがあります。 ただし、甘い飲み物が毎日の習慣になると、血糖の波や食事の偏りにつながりやすく、腸活の面でも注意したいところです。
- 砂糖入り清涼飲料水
- 甘いカフェ飲料
- ジュースの飲み過ぎ
- 菓子パンと甘い飲み物の組み合わせ
- 水、白湯、麦茶
- 温かいお茶
- 薄めの味噌汁
- 甘味は“噛んで食べる形”にする
大切なのは「完全に禁止する」ことではなく、頻度を決めること。 まずは、毎日飲んでいる甘い飲み物を、週に数回だけ水やお茶に置き換えることから始めてみましょう。
妊婦さんの腸活と一物全体食|クロレラ・玄米×麹も食事の土台に
妊娠中の腸活では、単一成分を極端に摂るよりも、食材をまるごといただく「一物全体」の考え方が役立ちます。 皮・葉・芯・胚芽などにも、食物繊維や微量栄養素、フィトケミカルが含まれています。
健康食品は食品であっても、妊娠中や服薬中は体質・薬との関係を確認することが大切です。 特にクロレラ食品はビタミンKを含むため、ワーファリン服用中の方は避ける必要があります。
3日・3週間・3ヶ月で考える妊娠中の腸活
白湯を飲む、味噌汁を足す、よく噛むなど、胃腸の軽さや便通の変化を意識しやすい時期。
朝のリズム、便通、甘い飲み物の頻度、食事の選び方など、習慣の変化を感じやすい時期。
栄養吸収・血液・肌・髪・爪など、体質の土台づくりを意識する時期。焦らず続けましょう。
妊娠中の腸活・便秘・食事に関するよくある質問
妊娠中に便秘になりやすいのはなぜですか?
妊娠中はホルモンバランスの変化、運動量の低下、水分不足、食事内容の偏りなどにより便秘になりやすいことがあります。 強い腹痛や出血などがある場合は、自己判断せず産婦人科に相談してください。
妊婦の腸活は何から始めればよいですか?
まずは温かい味噌汁・野菜スープ・海藻・きのこ・豆類・発酵食品を無理なく取り入れることから始めましょう。 よく噛むことも、消化吸収を助ける大切な腸活です。
中医学の脾とは何ですか?
脾とは、消化吸収の土台を表す中医学の考え方です。 食べたものから気血をつくる働きと関係し、胃腸が弱い方はまず脾を整えることが大切です。
プロバイオティクスとプレバイオティクスの違いは何ですか?
プロバイオティクスは乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌、プレバイオティクスは食物繊維やオリゴ糖など善玉菌のエサになるものです。 腸活では両方をバランスよく考えることが大切です。
妊娠中の甘い飲み物は完全にやめた方がいいですか?
完全に禁止するよりも、頻度と量を決めることが現実的です。 毎日の習慣になっている場合は、水・白湯・麦茶・温かいお茶・薄めの味噌汁などに置き換える日を作ってみましょう。
妊娠中に腸活アイテムや健康食品を使っても大丈夫ですか?
食品であっても、妊娠中は体質・服薬状況・妊娠週数によって合うものが異なります。 不安がある場合は、医師・薬剤師などの専門家に相談してください。
妊娠中の便秘・冷え・腸活が不安な方へ
妊娠中は、便秘、冷え、胃もたれ、食欲不振、栄養不足など、体の変化に戸惑うことが多い時期です。 ほどよい堂では、薬剤師・中医薬膳師の視点から、体質・食事・腸内環境・服薬状況をふまえて、無理のない整え方をご提案しています。
「何を食べればいいか分からない」「腸活アイテムを使ってよいか不安」という方は、お気軽にLINE無料相談をご利用ください。
監修者・免責事項
本記事の信頼性を高めるため、監修者情報と免責事項をまとめています。 体質の整理(中医学)と、現代の栄養学・生活習慣の視点を両輪で扱い、誠実な表現を心がけています。
Supervisor / Reviewer
監修者情報

監修:河邊 甲介(薬剤師/中医薬膳師/薬膳素材専門士/ペットフーディスト)
漢方薬局「ほどよい堂」代表
宮崎県川南町にて、漢方 × 薬膳 × 腸活のトリプルアプローチによる健康相談を行っています。 体質の言語化と、日常で“続く整え方”をセットでご提案しています。
- 栄養:細胞は“食べたものでしか作られない”
- 循環:巡りが整うと、酸素・栄養が届きやすくなる
- 吸収(腸活):食べるだけでなく“吸収できる腸”を育てる
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本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断・治療・処方の代替ではありません。 症状が強い/長引く/不安が大きい場合は、医療機関・専門家へご相談ください。
- 体質・状態・既往歴により、最適な対処は異なります。
- 妊娠中・授乳中・服薬中・通院中の方は、自己判断での実施を避け、必ず確認してください。
- 記事内容は、予告なく更新・変更する場合があります。





