授乳中の疲れ・栄養不足が気になる方へ|カロリーは足りても不足しやすい栄養とは?

漢方薬局ほどよい堂|授乳中の栄養不足・産後疲労・食事コラム

授乳中の栄養不足に注意|カロリーは足りているのに足りない栄養とは?

授乳中は「食べているつもり」でも、タンパク質・鉄・葉酸・ビタミンB群・ミネラル・食物繊維が不足しやすい時期です。 この記事では、産後疲労や母乳不安につながりやすい“新型栄養失調”を、薬剤師・中医薬膳師の視点でやさしく解説します。

授乳中の栄養不足を整理
産後疲労・母乳不安に注目
忙しいママの食事の足し算
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授乳中のママの産後疲労と栄養不足を支える食事イメージ。味噌汁、スープ、雑穀、豆、海藻、まるごと食品を取り入れた産後の養生食
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授乳中の栄養不足に注意|食べているのに足りないことがあります

授乳中は、赤ちゃんのお世話で忙しく、自分の食事が後回しになりやすい時期です。 ごはんやパン、甘いもの、手軽な加工食品でカロリーは摂れていても、体をつくる栄養が不足していることがあります。

ほどよい堂では、このような状態を新型栄養失調=カロリーは足りているのに、必要な栄養が足りない状態として考えます。

授乳中の食事の基本:
完璧な食事を目指すより、タンパク質・鉄・葉酸・ビタミンB群・ミネラル・食物繊維を、毎日の食事に少しずつ足していくことが大切です。

産後は気血を消耗しやすい|疲れやすさ・母乳不安の背景

産後は、出産による体力の消耗、睡眠不足、授乳、育児疲れ、ホルモン変化などが重なり、心身ともに負担がかかりやすい時期です。 中医学では、産後は「気」と「血」を消耗しやすい時期と考えます。

気虚=エネルギー不足タイプ
  • 疲れやすい
  • だるい
  • 息切れしやすい
  • 食後に眠くなりやすい
  • 気力が続きにくい
血虚=血の不足タイプ
  • めまい・立ちくらみ
  • 顔色が白っぽい
  • 爪や髪の弱り
  • 眠りが浅い
  • 不安になりやすい
強い疲労感や体調不良がある場合

産後の強い疲労感、発熱、乳房の痛み、動悸、息切れ、気分の落ち込みが強い場合は、自己判断せず医師・助産師などに相談してください。

カロリーは足りても栄養が足りない|授乳中の新型栄養失調とは

新型栄養失調とは、食事量やカロリーは足りているのに、体をつくるための栄養素が不足している状態です。 授乳中は特に、ママの回復と母乳のために、栄養の「量」だけでなく「質」を意識したい時期です。

足りないのはカロリーではなく“材料”かもしれません

甘い飲み物、菓子パン、麺類、白ごはん中心の食事でも、カロリーは摂れます。 しかし、血や母乳の材料になるタンパク質・鉄・葉酸・ビタミンB群・ミネラル・食物繊維が不足しやすくなります。

増えやすいもの

菓子パン、甘い飲み物、麺類、加工食品、糖質中心の軽食。

不足しやすいもの

タンパク質、鉄、葉酸、ビタミンB群、ミネラル、食物繊維。

整え方

禁止よりも、味噌汁・豆・海藻・きのこ・野菜を足すことから。

授乳中に意識したい栄養|タンパク質・鉄・葉酸・ビタミンB群・ミネラル

授乳中の栄養不足を考える時は、ひとつの栄養素だけでなく、血や母乳、産後の回復を支える栄養をチームで考えることが大切です。

栄養素授乳中の役割イメージ食材の例
タンパク質血液・筋肉・母乳・産後回復の材料魚、肉、卵、豆腐、納豆、大豆製品
血液づくりを支える赤身肉、魚、小松菜、ほうれん草、ひじき、大豆
葉酸細胞分裂や血液づくりに関わる緑黄色野菜、ブロッコリー、春菊、クロレラ食品
ビタミンB群エネルギー代謝や体づくりを支える魚、肉、卵、玄米、豆類、発酵食品
ミネラル・食物繊維腸活・巡り・体の調整に関わる海藻、きのこ、豆類、雑穀、野菜
授乳中の栄養バランスが不安な方へ

食事だけで足りているか、健康食品を使ってよいか迷う方は、体質や服薬状況も含めてご相談ください。

授乳中の食事は味噌汁・スープ・雑穀・豆・海藻を味方に

忙しい授乳中の食事は、難しく考えすぎる必要はありません。 まずは、味噌汁やスープを「栄養の受け皿」として使うのがおすすめです。

味噌汁・スープに足す
  • 豆腐・卵・大豆製品
  • わかめ・ひじき・海藻
  • きのこ・小松菜・にんじん
  • ごま・ねぎ・生姜
主食に足す
  • 雑穀ごはん
  • 玄米や分づき米
  • 大豆・豆類
  • 海苔やごまを添える

「ちゃんと料理しなきゃ」と思うより、いつもの食事にひとつ足すこと。 それだけでも、授乳中の栄養不足対策として続けやすくなります。

大豆・玄米を食事に足したい方へ

忙しい授乳中でも、タンパク質・食物繊維・発酵の視点を取り入れやすい食品を活用できます。

忙しいママでもできる食事の足し算

産後は、料理に時間をかけられない日があって当然です。 そんな時は「手作りかどうか」よりも、今ある食事に栄養を少し足す工夫を意識してみましょう。

よくある食事足し算の例期待できる栄養の方向性
白ごはんだけ納豆、卵、海苔、味噌汁を足すタンパク質・ミネラル・発酵食品
パンだけゆで卵、スープ、豆乳、ナッツを足すタンパク質・脂質・ミネラル
麺類だけ卵、わかめ、きのこ、豆腐を足すタンパク質・食物繊維・ミネラル
甘い飲み物が多い白湯、麦茶、温かいお茶、薄めの味噌汁に置き換える日を作る血糖の波と冷え対策
まず1つ変えるなら:
毎日1杯、温かい味噌汁や野菜スープを足すことから始めてみましょう。 胃腸を冷やしにくく、タンパク質・野菜・海藻・きのこ・豆類を取り入れやすくなります。

食べるだけでなく“吸収できる腸”へ|授乳中の腸活

どれだけ栄養を意識しても、胃腸が弱っていると体の材料として活かしにくくなります。 中医学では、消化吸収の働きを「脾」と考えます。

脾が弱ると、食べても疲れやすい、むくみやすい、便通が乱れやすい、甘いものが欲しくなりやすいなどのサインが出ることがあります。

プロバイオティクス

乳酸菌やビフィズス菌など、善玉菌として知られるもの。

プレバイオティクス

食物繊維やオリゴ糖など、腸内細菌のエサになるもの。

バイオジェニックス

発酵食品などに含まれる、菌が作る有用成分に着目する考え方。

産後の腸活が気になる方へ

便秘・お腹の張り・冷え・食欲不振がある方は、腸活の視点からも体づくりを見直してみましょう。

玄米酵素・まるごと食品の考え方|産後の土台づくりに

授乳中は、サプリメントのように何か一つの成分を極端に摂るよりも、毎日の食事に“まるごとの栄養”を少しずつ足す考え方が大切です。 一物全体とは、皮・葉・芯・胚芽なども含めて、食材をできるだけまるごといただく考え方です。

玄米×麹

玄米をまるごと活かした食品として、発酵・食物繊維・腸活の視点を取り入れたい方に。

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玄米由来スキンケア

産後の肌のゆらぎが気になる方に、内側と外側の両面から整える視点で。

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3日・3週間・3ヶ月で考える授乳中の栄養改善

3日

味噌汁を足す、白湯を飲む、よく噛むなど、胃腸の軽さや食事意識の変化を感じやすい時期。

3週間

食事のリズム、便通、甘いものの頻度、疲れ方など、習慣の変化を意識しやすい時期。

3ヶ月

血液・肌・髪・爪など、体質の土台づくりを意識する時期。産後の回復も焦らず整えましょう。

授乳中の栄養不足・産後疲労に関するよくある質問

授乳中に栄養不足になりやすいのはなぜですか?

授乳中は赤ちゃんのお世話で自分の食事が後回しになりやすく、睡眠不足や育児疲れも重なります。 カロリーは摂れていても、タンパク質・鉄・葉酸・ビタミンB群・ミネラルが不足することがあります。

カロリーは摂れているのに疲れるのはなぜですか?

菓子パンや甘い飲み物、麺類などでカロリーは摂れていても、血や母乳の材料になる栄養が不足している可能性があります。 ほどよい堂では、これを新型栄養失調として考えます。

授乳中にまず足したい食べ物は何ですか?

まずは温かい味噌汁や野菜スープに、豆腐・卵・わかめ・きのこ・小松菜・大豆食品などを足すのがおすすめです。 無理なくタンパク質・ミネラル・食物繊維を増やしやすくなります。

授乳中にバイオリンクを取り入れてもよいですか?

バイオリンクはクロレラ食品として、食事にプラスする考え方で活用できます。 ただし、ワーファリン服用中の方は避ける必要があります。 授乳中・服薬中・治療中の方は、医師・薬剤師に確認してください。

授乳中の腸活は必要ですか?

食べた栄養は腸で吸収されて初めて、血や母乳の材料になります。 便秘・お腹の張り・胃もたれがある方は、味噌汁・野菜スープ・海藻・きのこ・豆類・発酵食品から始めてみましょう。

授乳中の健康食品選びで注意することは?

食品であっても、授乳中や服薬中は体質や薬との関係を確認することが大切です。 不安がある場合は、医師・薬剤師などの専門家に相談してください。

授乳中の栄養不足・疲れやすさが不安な方へ

授乳中は、食事、母乳、疲れやすさ、甘いもの、冷え、健康食品の選び方など、迷いやすいことがたくさんあります。 ほどよい堂では、薬剤師・中医薬膳師の視点から、体質・食事・腸内環境・服薬状況をふまえて、無理のない整え方をご提案しています。

「ちゃんと食べているのに疲れる」「授乳中に何を足せばいいか分からない」という方は、お気軽にLINE無料相談をご利用ください。

漢方薬局ほどよい堂について

漢方薬局ほどよい堂は、宮崎県川南町にある「漢方×薬膳×腸活」を大切にした漢方薬局です。 ほどよい堂では、栄養・循環・吸収=腸活の3本柱をもとに、妊娠中・授乳中の方の食事や体質相談も承っています。

※本記事は一般的な健康情報です。授乳中の体調不良、強い疲労感、発熱、乳房の痛み、服薬中の方、治療中の方は、必ず医師・助産師・薬剤師などの専門家にご相談ください。

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監修者・免責事項

本記事の信頼性を高めるため、監修者情報と免責事項をまとめています。 体質の整理(中医学)と、現代の栄養学・生活習慣の視点を両輪で扱い、誠実な表現を心がけています。

Supervisor / Reviewer

監修者情報

ほどよい堂|漢方×薬膳×腸活のトリプルメソッド(監修者紹介イメージ)

監修:河邊 甲介(薬剤師/中医薬膳師/薬膳素材専門士/ペットフーディスト)
漢方薬局「ほどよい堂」代表

宮崎県川南町にて、漢方 × 薬膳 × 腸活のトリプルアプローチによる健康相談を行っています。 体質の言語化と、日常で“続く整え方”をセットでご提案しています。

  • 栄養:細胞は“食べたものでしか作られない”
  • 循環:巡りが整うと、酸素・栄養が届きやすくなる
  • 吸収(腸活):食べるだけでなく“吸収できる腸”を育てる
漢方相談 薬膳(食養生) 腸活(消化吸収) セルフケア設計
所在地:〒889-1301 宮崎県児湯郡川南町川南26197-1(峠の里内)
TEL:0983-32-7933
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自然豊かな宮崎県川南町の漢方薬局「ほどよい堂」は、メディアでも“整える提案”が紹介されました。

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本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断・治療・処方の代替ではありません。 症状が強い/長引く/不安が大きい場合は、医療機関・専門家へご相談ください。

  • 体質・状態・既往歴により、最適な対処は異なります。
  • 妊娠中・授乳中・服薬中・通院中の方は、自己判断での実施を避け、必ず確認してください。
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