妊娠中の貧血が気になる方へ|鉄だけでなく葉酸・ビタミンB群も大切な理由
妊娠中の貧血対策は鉄だけでいい?葉酸・ビタミンB12・B6も大切な理由
妊娠中は赤ちゃんに酸素や栄養を届けるために、ママの血液づくりがとても大切になります。 「鉄分を摂れば大丈夫」と思われがちですが、血液づくりには葉酸・ビタミンB12・ビタミンB6・タンパク質なども関わります。

目次
- 1 妊娠中の貧血対策は鉄だけでいい?
- 2 妊娠中は血液が必要になりやすい理由
- 3 貧血=鉄だけではない|葉酸・ビタミンB12・B6・鉄のチーム
- 4 妊娠中のめまい・疲れやすさ|貧血だけが原因とは限りません
- 5 中医学で見る妊娠中の貧血|血虚=血の不足タイプ
- 6 妊娠中の貧血対策に|食事で補うポイント
- 7 胃腸が弱い人はまず「脾」を整える|吸収できる体づくり
- 8 バイオリンクは血の材料を支える食品の一つとして考える
- 9 妊娠中の栄養は“一物全体食”で土台から考える
- 10 3日・3週間・3ヶ月で考える妊娠中の血づくり養生
- 11 妊娠中の貧血・鉄分・めまいに関するよくある質問
- 12 妊娠中の貧血・めまい・栄養不足が不安な方へ
- 13 妊娠中の食事サポートに関連するページ
- 14 漢方薬局ほどよい堂について
- 15 監修者・免責事項
妊娠中の貧血対策は鉄だけでいい?
妊娠中に「貧血気味ですね」「鉄分を意識しましょう」と言われる方は少なくありません。 もちろん鉄は大切な栄養素ですが、血液づくりは鉄だけで完結するものではありません。
血をつくるには、鉄・葉酸・ビタミンB12・ビタミンB6・タンパク質などがチームで働くことが大切です。 さらに、食べた栄養を吸収するためには、胃腸の働きや腸内環境も整えておく必要があります。
妊娠中の貧血対策は「鉄だけを増やす」よりも、血をつくる栄養素をチームで考え、胃腸で吸収できる体づくりまで整えることが大切です。
妊娠中は血液が必要になりやすい理由
妊娠中は、赤ちゃんに酸素や栄養を届けるために、ママの体では血液の働きがとても大切になります。 そのため、普段よりも鉄や葉酸、ビタミンB群などを意識した食事が必要になりやすい時期です。
血液は酸素や栄養を運ぶ大切な通り道です。妊娠中はこの働きがより重要になります。
妊娠中は体の変化が大きく、疲れやすさやふらつきを感じやすい方もいます。
つわりや食欲不振で、鉄・葉酸・タンパク質が不足しやすくなることがあります。
妊娠中の貧血やめまいは、医療機関での確認が必要な場合があります。 強い症状や不安がある場合は、自己判断せず、かかりつけの産婦人科にご相談ください。
貧血=鉄だけではない|葉酸・ビタミンB12・B6・鉄のチーム
「貧血対策=鉄分」と考えられがちですが、血液づくりには複数の栄養素が関わります。 鉄だけでなく、葉酸・ビタミンB12・ビタミンB6・タンパク質などを合わせて考えることが大切です。
鉄は血液づくりに欠かせない栄養素のひとつですが、葉酸やビタミンB12、ビタミンB6なども一緒に意識したい栄養素です。 どれかひとつだけを極端に摂るより、毎日の食事でバランスよく補うことが大切です。
| 栄養素 | 主な役割のイメージ | 多く含まれる食べ物の例 |
|---|---|---|
| 鉄 | 酸素を運ぶ血液づくりを支える | 赤身肉、魚、卵、大豆製品、小松菜、ひじきなど |
| 葉酸 | 細胞分裂や血液づくりに関わる | ほうれん草、ブロッコリー、春菊、アスパラガス、クロレラ食品など |
| ビタミンB12 | 葉酸とともに血液づくりを支える | 魚、貝類、肉、卵、乳製品など |
| ビタミンB6 | タンパク質の代謝や体づくりに関わる | 魚、鶏肉、バナナ、さつまいも、玄米など |
| タンパク質 | 血液・筋肉・赤ちゃんの体づくりの材料 | 肉、魚、卵、大豆製品、豆類など |
妊娠中のめまい・疲れやすさ|貧血だけが原因とは限りません
妊娠中のめまい、立ちくらみ、疲れやすさは、貧血だけでなく、睡眠不足、血圧の変化、低血糖、ストレス、冷え、胃腸の弱りなどが関係することもあります。
- 疲れやすい
- 顔色が悪い
- 爪が割れやすい
- 髪がパサつく
- 食事が偏っている
- 睡眠が浅い
- ストレスが強い
- 冷えがある
- 便秘や胃もたれがある
- 甘い飲み物が増えている
めまいやふらつきがある時は、「鉄分不足」と決めつけず、医療機関で確認しながら、食事・休養・腸活を総合的に整えることが大切です。
中医学で見る妊娠中の貧血|血虚=血の不足タイプ
中医学では、血が不足している、または血の栄養が全身に届きにくい状態を「血虚」と考えます。 血虚とは、簡単にいうと血の不足・栄養不足タイプです。
血虚タイプに見られやすいサイン
- めまい、立ちくらみ
- 顔色が白っぽい、ツヤが少ない
- 爪が割れやすい
- 髪が細い、抜け毛が気になる
- 目が疲れやすい
- 眠りが浅い
- 夢をよく見る
- 不安になりやすい
- 疲れると気分が落ちやすい
- 集中力が続きにくい
①証を組み立てる:血虚・脾虚・気虚の有無を見る
②背景を考える:食事不足、吸収力低下、冷え、睡眠不足を確認する
③治則を立てる:血を補い、脾を整え、巡りを助ける
妊娠中の貧血対策に|食事で補うポイント
妊娠中の食事では、鉄分を含む食材だけでなく、葉酸・ビタミンB群・タンパク質・ミネラル・食物繊維を組み合わせることが大切です。
まずは毎日の味噌汁・スープを栄養の受け皿に
つわりや胃もたれがある時でも、温かい汁物は比較的取り入れやすいことがあります。 味噌汁や野菜スープに、豆腐・卵・小松菜・わかめ・きのこ・大豆食品などを加えると、栄養の足し算がしやすくなります。
鉄分を含む食材の例
- 赤身肉、魚、卵
- 大豆製品、納豆、豆腐
- 小松菜、ほうれん草、春菊
- ひじき、海藻類
- ごま、ナッツ類
葉酸・ビタミンB群も一緒に意識
葉酸は緑黄色野菜やクロレラ食品、ビタミンB12は魚・肉・卵など、ビタミンB6は魚・鶏肉・玄米・芋類などに含まれます。 単品で考えるより、主菜・副菜・汁物を組み合わせることが大切です。
胃腸が弱い人はまず「脾」を整える|吸収できる体づくり
中医学では、胃腸の消化吸収力を「脾」の働きとして考えます。 どれだけ鉄や葉酸を意識しても、胃腸が弱っていると栄養をうまく吸収しにくくなります。
一口30回を目安に噛むことで、消化のスイッチを入れ、脾を助けます。
冷たい飲み物や生ものが多いと、胃腸が冷えて重だるさにつながることがあります。
味噌汁・野菜スープで、胃腸を温めながら栄養を足しやすくなります。
腸活の3つの視点
乳酸菌やビフィズス菌など、善玉菌として知られるもの。
食物繊維やオリゴ糖など、腸内細菌のエサになるもの。
発酵食品などに含まれる、菌が作る有用成分に着目する考え方。
バイオリンクは血の材料を支える食品の一つとして考える
クロレラ・バイオリンクは、純国産クロレラを使った「緑のまるごと食品」として、食事の土台にプラスしやすい食品です。 葉酸・鉄・ビタミンB群・ミネラル・クロロフィル・食物繊維などを含み、妊娠中に意識したい栄養を“食品として”少しずつ補う考え方に向いています。
バイオリンクは、葉酸だけ、鉄だけを単独で補うものではなく、クロレラが本来持つ栄養をまるごと取り入れる食品です。 妊娠中の食事で不足しがちな栄養を、毎日の食事にプラスするイメージで活用できます。
葉酸・鉄・ビタミンB群・ミネラルなどを、単一成分ではなく食品として少しずつ取り入れたい方に。
初めての方、胃腸が弱い方は、体調を見ながら少量から始めるのがおすすめです。
クロレラ食品にはビタミンKが含まれます。 ワーファリンなどを服用中の方は避ける必要があります。 妊娠中・服薬中・治療中の方は、必ず医師・薬剤師にご相談ください。
妊娠中の栄養は“一物全体食”で土台から考える
一物全体とは、食材をできるだけまるごといただく考え方です。 皮・葉・芯・胚芽などにも、微量栄養素や食物繊維、フィトケミカルが含まれています。
妊娠中の貧血対策も、鉄だけを単独で考えるのではなく、 血をつくる材料を“まるごと”少しずつ整えることが大切です。
3日・3週間・3ヶ月で考える妊娠中の血づくり養生
味噌汁を足す、甘い飲み物を減らす、よく噛むなど、できることを1つ始める期間。
食事のリズム、便通、冷え、間食の選び方など、習慣の変化を意識しやすい期間。
血液・肌・髪・爪など、体質の土台づくりを意識する期間。焦らず積み重ねましょう。
妊娠中の貧血・鉄分・めまいに関するよくある質問
妊娠中の貧血対策は鉄だけで大丈夫ですか?
鉄は大切ですが、血液づくりには葉酸・ビタミンB12・ビタミンB6・タンパク質なども関わります。 鉄だけに偏らず、食事全体のバランスと胃腸の吸収力を整えることが大切です。
妊婦におすすめの鉄分を含む食べ物は何ですか?
赤身肉、魚、卵、大豆製品、小松菜、ほうれん草、ひじきなどがあります。 つわりや胃もたれがある方は、味噌汁やスープに少しずつ入れると取り入れやすくなります。
妊娠中のめまいは貧血が原因ですか?
貧血が関係することもありますが、血圧、低血糖、睡眠不足、ストレス、冷えなどが関係することもあります。 強いめまいやふらつきがある場合は、自己判断せず産婦人科に相談してください。
中医学の血虚とは何ですか?
血虚とは、血の不足や血の栄養が全身に届きにくい状態を指す中医学の考え方です。 めまい、顔色、爪や髪の弱り、眠りの浅さなどがサインになることがあります。
バイオリンクは妊娠中の栄養補助に使えますか?
バイオリンクはクロレラ食品として、葉酸・鉄・ビタミンB群・ミネラルなどを食事にプラスする考え方で活用できます。 ただし、ワーファリン服用中の方は避ける必要があります。妊娠中・服薬中の方は医師・薬剤師に確認してください。
胃腸が弱い場合はどうすればよいですか?
まずはよく噛むこと、温かい味噌汁やスープを取り入れること、冷たい飲み物を控えめにすることから始めましょう。 中医学では、胃腸の消化吸収力を「脾」と考え、血をつくる土台として大切にします。
妊娠中の貧血・めまい・栄養不足が不安な方へ
妊娠中は、鉄分、葉酸、サプリ、健康食品、めまい、疲れやすさなど、迷いやすいことがたくさんあります。 ほどよい堂では、薬剤師・中医薬膳師の視点から、体質・食事・腸内環境・服薬状況をふまえて、無理のない整え方をご提案しています。
「鉄分を摂っているのに不安」「何を食べればいいか分からない」という方は、お気軽にLINE無料相談をご利用ください。
監修者・免責事項
本記事の信頼性を高めるため、監修者情報と免責事項をまとめています。 体質の整理(中医学)と、現代の栄養学・生活習慣の視点を両輪で扱い、誠実な表現を心がけています。
Supervisor / Reviewer
監修者情報

監修:河邊 甲介(薬剤師/中医薬膳師/薬膳素材専門士/ペットフーディスト)
漢方薬局「ほどよい堂」代表
宮崎県川南町にて、漢方 × 薬膳 × 腸活のトリプルアプローチによる健康相談を行っています。 体質の言語化と、日常で“続く整え方”をセットでご提案しています。
- 栄養:細胞は“食べたものでしか作られない”
- 循環:巡りが整うと、酸素・栄養が届きやすくなる
- 吸収(腸活):食べるだけでなく“吸収できる腸”を育てる
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ほどよい堂では、体質(気・血・津液/陰陽・寒熱など)の整理と、食事・生活の整え方をセットでご提案しています。
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本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断・治療・処方の代替ではありません。 症状が強い/長引く/不安が大きい場合は、医療機関・専門家へご相談ください。
- 体質・状態・既往歴により、最適な対処は異なります。
- 妊娠中・授乳中・服薬中・通院中の方は、自己判断での実施を避け、必ず確認してください。
- 記事内容は、予告なく更新・変更する場合があります。




