そもそも乳酸菌って何⁉【乳酸菌の驚くべき効果:健康への影響と予防効果】
目次
乳酸菌と免疫力
病気との戦いに
役立つ栄養素とは⁉
ヨーグルトに入っている善玉菌!乳酸菌ってなに?
乳酸菌とは発酵によって糖類から「乳酸を作り出す性質を持つ微生物」のことを指します。
人体に有益な菌のため「善玉菌」とも呼ばれます。
食品としては、ヨーグルト・チーズ・漬け物・日本酒など発酵食品の製造に使われています。
細かいことを言えば、乳酸を産生する菌が全て乳酸菌に属するわけではありません。
例えば、ビフィズス菌や大腸菌も乳酸を産生しますが、これらは厳密には乳酸菌とは呼ばれません。
菌が産生する物質の中で「乳酸を50%以上作り出している菌」を乳酸菌と呼びます。
ビフィズス菌は酢酸を60%、乳酸を40%産生しているので、乳酸菌ではないのです。
乳酸菌の風味はどんな感じなの?
発酵乳(ヨーグルト) やチーズ、キムチなどの商品ごとに独特の風味があるのは、乳酸菌やビフィズス菌の種類によって、食品原料を発酵する過程でつくりだされる代謝産物(酸や香気成分) の質や量に違いがあるからです。
それぞれの原料である野菜、お米、乳成分などに含まれるブドウ糖、果糖、ショ糖、麦芽糖、乳糖など、どんな糖をどんな乳酸菌が分解するかによって風味が変わってくるのです。
- 酸(乳酸・酢酸・酪酸・プロピオン酸):
菌が産生する酸として乳酸や酢酸、プロピオン酸などの有機酸があり、酸味のもととなります。有機酸/短鎖脂肪酸には、腸内の有害菌の増殖を抑え、腸のぜん動運動を促す作用があります。
- 香気成分:
乳酸菌が産生する代表的な香気成分としてジアセチルやアセトアルデヒドがあり、発酵乳やチーズなどの独特の香りを産み出します。
- その他:
高分子の多糖類を産生する乳酸菌があり、独特の粘り気があるヨーグルトの製造に利用されています。また、抗菌物質であるバクテリオシンを産生する乳酸菌があることも知られています。
乳酸菌商品は生きていることが大切なの?死菌でも効果はあるの?
多くの乳酸菌は通常は胃酸や胆汁酸にさらされるため、腸に届く前に死んでしまうといわれています。
それに加えて、腸内には100兆個もの腸内細菌が生息していて、これらの菌と生存競争をしなければならないため、そう簡単には定着することはできないのです。
つまり、胃酸・胆汁酸に耐性があり、腸壁に強い接着力があるなど様々な要素がそろわない限り腸内に定着することは不可能です。
しかし、死んでいる菌(死菌)は意味がないかと言われるとそうではありません。
死菌を構成している成分は、善玉菌のエサになったり、その成分自体がヒトの健康に役立つことも多いのです。
乳酸菌(善玉菌)は年齢とともに減っていく!日々の腸活が健康の秘訣!
乳酸菌(善玉菌)は、ヒトの生理機能(腸の蠕動運動低下・消化酵素などの変化・食べ物の変化など)の低下などによって年齢とともに減っていくことが分かっています。
善玉菌が減ると、悪玉菌が増えていくため病気のリスクが高くなってしまいます。
食物繊維やオリゴ糖・レジスタントスターチなど善玉菌のエサとなる食材を積極的に摂り入れることで、乳酸菌など善玉菌の減少を抑えましょう!
参考文献
e-ヘルスネット
公益財団法人/腸内細菌学会
宮崎県の川南町にある峠の里からの絶景を眺めながら、漢方と薬膳を組み合わせた腸活相談が受けられる「薬局×セレクトショップ」です。
経験豊富な「薬剤師×ペットフーディスト」が対応し、体調不良、ダイエットやアトピーなどの悩みにも親身に対応します。
お店の特徴を活かし、人とわんこの心と身体の健康をサポートします。
宮崎県川南町「ほどよい堂」では、漢方×薬膳×腸活に関する様々な商品を揃えています。
気軽に一度、ご相談にお越しください!