災害時の免疫低下を防ぐ|風邪・感染症対策で“体調を守る”避難生活のコツ
災害時や避難生活では、普段よりも 風邪・胃腸炎・感染症 のリスクが高まりやすくなります。
これは「体が弱いから」ではなく、環境が免疫にとって厳しくなるからです。
たとえば…
- 人が密集しやすい(飛沫・接触リスク)
- 手洗い・入浴が十分にできない
- 冷えや睡眠不足が続く
- 食事が偏り、栄養不足になりやすい
- ストレスで自律神経が乱れる
こうした条件が重なると、
のど・鼻・腸の粘膜(バリア) が弱りやすくなります。
この記事では、災害時でも実行できる
「感染をもらいにくくする」+「広げない」 対策を、優先順位でまとめます。
(避難所・車中泊・在宅避難、どの状況でも役立ちます)
目次
災害時に免疫が落ちやすい理由(「防御力」が削られる)

免疫は「気合」ではなく、
材料(栄養)×巡り(血流)×吸収(腸) で支えられています。
災害時はこの土台が揺らぎやすく、免疫が落ちたように感じやすい状態になります。
- 睡眠不足(回復の時間が足りない)
- 冷え(血流が落ちる/粘膜が乾きやすい)
- 栄養不足(たんぱく質・亜鉛・ビタミン不足)
- ストレス(交感神経優位で回復モード不足)
- 衛生環境の変化(手洗い不足、トイレ環境など)
- 人の密集(飛沫・接触が増える)
避難所では感染症が広がりやすいので、
手洗い・咳エチケットが特に重要とされています。 (厚生労働省)
まず知っておきたい「感染対策の基本3つ」

災害時の感染対策は、難しいことを増やすより
基本を落とさないのが一番効きます。
- ①手洗い(または手指消毒)
- ②咳エチケット(マスク・口を覆う)
- ③換気と距離(できる範囲で)
避難所での感染症対策としても、
「手洗い」「咳エチケット」が推奨されています。 (厚生労働省)
✅感染対策の基本
| やること | ねらい | 現実的なコツ |
|---|---|---|
| 手洗い/手指消毒 | 接触感染を減らす | 食事前・トイレ後は最優先 |
| 咳エチケット | 飛沫を広げない | 咳がある人はマスク優先 |
| 換気 | 空気の滞留を減らす | 可能なら短時間でもOK |
| 体調不良時の分離 | 集団感染を防ぐ | 近距離を避ける・寝具を離す |
※CDCも避難所での基本的な感染対策の重要性を示しています。 (CDCアーカイブ)
免疫が落ちたサイン(早めに気づくチェック)

「悪化してから対処」より、
早めに気づいて整えるほうが回復が早いことが多いです。
- のどの違和感、鼻水、咳が出る
- 体がだるい、関節が重い
- 眠りが浅い、寝つけない
- 食欲が落ちる/胃腸が不安定
- 寒気がする、手足が冷える
- 口内炎ができやすい
- 肌や粘膜が乾きやすい
今日からできる免疫サポート8つ(避難生活でもOK)

ここからは 効きやすい順 にまとめます。
全部やらなくてOK。まずは 1つだけで十分です。
① 手洗い・手指消毒を「タイミング固定」にする
避難生活では、回数を増やすより
やる場面を決めるほうが続きます。
✅この3つだけは優先
- トイレのあと
- 食事の前
- 共有物に触れたあと
手洗いが難しい場合の手指消毒についても啓発されています。 (厚生労働省)
② 咳・鼻症状がある時は「広げない工夫」
感染症対策は「自分がかからない」だけでなく、
「広げない」ことが集団ではとても大切です。 (厚生労働省)
- マスク(可能なら)
- 咳やくしゃみは口・鼻を覆う
- 体調不良時は近距離会話を減らす
- 可能なら寝る位置を少し離す
③ “温める”=免疫の土台(首・お腹・足)
冷えは粘膜の防御力を落としやすく、
体力の消耗にもつながります。
- 首(ネックウォーマー)
- お腹(腹巻+カイロ)
- 足(靴下+レッグウォーマー)
④ 睡眠の確保(免疫の回復時間を守る)
避難生活では睡眠が乱れがちですが、
免疫にとっては「回復の時間」が何より大切です。
- 眠れなくても横になるだけでもOK
- 夕方以降は情報を見すぎない
- 目を閉じて呼吸を整える(吐く息長め)
⑤ 栄養の穴埋め(免疫は“材料”でできている)
免疫は「気合」ではなく、材料が必要です。
避難生活では炭水化物中心になりやすいので、
たんぱく質・ミネラル不足に注意します。
✅優先して足したい
- たんぱく質(魚缶・豆缶・卵があれば)
- ビタミン・ミネラル(乾物+スープ)
- 亜鉛・鉄(不足しやすい)
⑥ 腸を整える(免疫の“司令塔”を守る)
腸が乱れると、栄養の吸収も落ちやすくなります。
災害時は「腸活=免疫対策」でもあります。
- 温かい汁物を増やす
- 食物繊維は乾物で足す
- よく噛む(1口30回が目安)
⑦ ストレスを下げる(自律神経×免疫)
ストレスが強い時は、交感神経が優位になり
回復モードが不足しやすくなります。
- 吐く息を長く(吸う3秒/吐く6秒×10回)
- “情報の浴びすぎ”を減らす
- できる範囲で体を動かす(足首回しなど)
⑧ 人混み・密のストレスを「小さく減らす」
現実的に“完全回避”は難しいので、
できる範囲で「密を減らす工夫」をします。
- 体調が弱い時は人の少ない時間に動く
- 共有物(リモコン等)を触ったら手指ケア
- 近距離での長時間会話を減らす
免疫を支える“体調管理アイテム”チェック(備蓄におすすめ)

避難所にマスクや消毒液が十分にあるとは限らないため、
持ち出し品として備える重要性が示されています。
✅感染症対策の備蓄
| アイテム | ねらい | 補足 |
|---|---|---|
| マスク | 咳・飛沫対策 | 体調不良時は特に |
| 手指消毒 | 手洗い代替 | 水が少ない時に |
| 石けん | 基本の衛生 | 可能なら |
| ウェットティッシュ | 共有物の拭き取り | 現実的に便利 |
| 体温計 | 早期把握 | 体調判断に |
| フリーズドライ味噌汁 | 温め+水分+腸 | “体調の定番”に |
ほどよい堂視点|玄米×麴顆粒、クロレラで“免疫の土台”を支える
避難生活では「食べられる」だけでなく、
回復できる材料が足りているかが差になります。
そんな時におすすめしやすいのが
✅玄米×麴顆粒 と ✅クロレラ(バイオリンク) です。
- 玄米×麴顆粒:脾=土(消化吸収)の土台を支えやすい
- クロレラ:緑のまるごと食品・細胞の基礎食として“材料”を補いやすい
「栄養×循環×吸収」の3本柱で見ると、
災害時の体調管理のベース作りに役立ちやすい存在です。
まとめ:免疫対策は“基本を落とさない”が最強

災害時の感染症対策は、
難しいことを増やすより 基本を落とさないことが一番大切です。
- 手洗い/手指消毒(タイミング固定)
- 咳エチケット(広げない)
- 冷えを防ぐ(首・お腹・足)
- 睡眠を守る(回復時間)
- 栄養の穴埋め(たんぱく質・ミネラル)
- 腸を整える(温かい汁物+食物繊維)
- ストレスを下げる(呼吸・情報量)
避難生活の体調管理は
「がんばり過ぎず、続く形で」積み上げるのがコツです。


