性欲低下・疲れが気になる男性へ|精力を支える食べ物と漢方薬膳を薬剤師が体質別に解説
精力アップにおすすめの食べ物・薬膳10選|性欲低下・疲れ・男性更年期を漢方薬剤師が体質別に解説
「最近、疲れが抜けにくい」「性欲が落ちた気がする」「朝から元気が出ない」。 その不調は、年齢だけでなく、睡眠・血流・ホルモン・ストレス・栄養不足・腸の吸収力が関係していることがあります。
中医学では、精力は単なる性機能ではなく、生命力の土台である腎精と関係すると考えます。 この記事では、現代医学と中医学の両面から、精力を支える食べ物・薬膳・漢方的な体質別養生をわかりやすく解説します。
- 栄養|細胞の材料を満たす
- 循環|血流を整える
- 吸収|腸と脾を育てる

ほどよい堂では、漢方・薬膳・腸活の視点から体質に合わせた養生をご提案しています。
目次
- 1 性の悩み・疲れ・年齢による不安は、ひとりで抱え込まないでください
- 2 精力低下は「血流・ホルモン・ストレス・栄養不足」のサインかもしれません
- 3 男性更年期・LOH症候群とテストステロン
- 4 体質別|精力低下を中医学で見る4タイプ
- 5 自分の体質がわからない方へ
- 6 精力アップを支える薬膳食材10選
- 7 精力アップは腸活から|脾を整えると気血水が巡る
- 8 食事だけで整えにくい方へ
- 9 今日からできる精力養生|3日・3週間・3ヶ月
- 10 オーダーメイド薬膳茶という選択肢
- 11 よくある質問
- 12 体質に合わせて、精力・疲れ・性の悩みを整えたい方へ
- 13 まとめ|精力アップは「腎・脾・血流・腸活」を整えることから
- 14 監修者・免責事項
性の悩み・疲れ・年齢による不安は、ひとりで抱え込まないでください
精力低下は「男性としての問題」ではなく、体からの大切なサインです。 ほどよい堂では、漢方薬剤師が体質・生活習慣・胃腸の状態をふまえて、無理のない整え方をご提案します。
精力低下は「血流・ホルモン・ストレス・栄養不足」のサインかもしれません
精力低下やED、性欲低下は、単なる加齢や気分の問題だけではありません。 血流低下、睡眠不足、ストレス、栄養不足、男性ホルモンの変化、糖尿病・高血圧・脂質異常症などが関係することがあります。
特にEDは、血管の健康状態を映すサインとして考えられることもあります。 つまり精力の低下は、性機能だけでなく、全身の健康を見直すきっかけになります。
- 急にEDや性欲低下が起こった
- 胸痛・息切れ・動悸がある
- 糖尿病・高血圧・脂質異常症がある
- 朝立ちが明らかに減った
- 強い疲労感・意欲低下・うつ気分が続く
- 排尿トラブルや下腹部の違和感がある
薬膳や漢方は医療を否定するものではありません。必要な検査や治療を確認しながら、体質の土台を整える選択肢として活用することが大切です。

疲れ・性欲低下・眠りの浅さは、体質を見直すサインかもしれません。
男性更年期・LOH症候群とテストステロン
年齢とともに、疲労感・意欲低下・性欲低下・集中力低下・睡眠の質低下などが出てくる場合、 男性更年期、いわゆるLOH症候群が関係することがあります。
テストステロンは、性機能だけでなく、筋肉量、骨、気力、集中力、睡眠、メンタルにも関係します。 ただし、数値だけで判断するのではなく、症状・生活背景・血液検査などを合わせて確認することが大切です。
中医学の「腎」は、成長・老化・生殖・骨・髪・足腰・ホルモン様の働きと関係する臓腑です。 年齢とともに性欲低下、足腰のだるさ、尿が近い、白髪、抜け毛、疲労感が出る場合は、腎虚タイプとして考えます。
体質別|精力低下を中医学で見る4タイプ
精力低下といっても、全員に同じ食材や漢方が合うわけではありません。 中医学では、冷えが強いのか、潤い不足なのか、胃腸が弱いのか、ストレスが強いのかを見ながら整え方を考えます。
1. 腎陽虚タイプ|冷え・足腰だるい・朝が弱い
腎陽虚とは、体を温めて動かす力が弱っているタイプです。 下半身の冷え、足腰のだるさ、尿が近い、朝から元気が出ない、冷たい飲み物で調子を崩しやすい方に多く見られます。
治則:温補腎陽・補気健脾。腎を温め、脾胃の消化吸収を助け、体の内側から熱と気を作る方向です。
おすすめ食材:エビ、ニラ、羊肉、山芋、黒ごま、くるみ、生姜、味噌汁、根菜スープ。
漢方では、八味地黄丸などが冷え・尿トラブル・足腰の弱りを伴う腎陽虚寄りの証に使われることがあります。
2. 腎陰虚タイプ|ほてり・寝汗・口渇・眠りが浅い
腎陰虚とは、体を潤し、熱を冷ます力が不足しているタイプです。 ほてり、寝汗、口や喉の渇き、眠りの浅さ、目の乾き、便の硬さが気になる方に見られます。
治則:滋陰補腎・清虚熱。潤いを補い、過剰な熱感を鎮める方向です。
おすすめ食材:クコの実、黒ごま、山芋、牡蠣、豆腐、白きくらげ、桑の実、黒豆、れんこん。
漢方では、六味丸などがほてり・口渇・寝汗・足腰のだるさを伴う腎陰虚の証に用いられることがあります。
3. 脾虚タイプ|食べても元気にならない・胃腸が弱い
脾虚とは、消化吸収力が弱っているタイプです。 精力をつけようとして栄養価の高いものを食べても、胃腸が弱いと吸収できず、気血の材料になりにくくなります。
治則:健脾益気・補後天。胃腸を整え、食べたものを気血に変える力を育てます。
おすすめ食材:山芋、なつめ、米、鶏肉、卵、味噌汁、かぼちゃ、きのこ、発酵食品。
漢方では、補中益気湯などが疲れやすい・胃腸が弱い・気力が出ない気虚や脾虚の証に用いられることがあります。
4. 気滞・ストレスタイプ|緊張・イライラ・眠りが浅い
気滞とは、気の巡りが滞っているタイプです。 ストレスや緊張、不安、睡眠不足が続くと、体力が残っていても性機能や意欲に影響することがあります。
治則:疏肝理気・安神。肝の気を巡らせ、心身の緊張をゆるめる方向です。
おすすめ食材:陳皮、紫蘇、柑橘、ジャスミン茶、玫瑰花、セロリ、春菊、香味野菜。
漢方では、柴胡加竜骨牡蛎湯や加味逍遙散などが、不安・緊張・イライラ・不眠を伴うタイプに検討されることがあります。
自分の体質がわからない方へ
精力低下の背景は、腎虚・脾虚・気滞・瘀血・陰虚など、人によって異なります。 まずは体質を確認してから、食事・薬膳・漢方を選ぶことが大切です。

相談しづらい性の悩みも、体質と生活習慣の視点から丁寧に整理します。
精力アップを支える薬膳食材10選
精力を支えるには、特定の食材だけに頼るのではなく、毎日の食事で細胞の材料を満たし、血流と胃腸を整えることが大切です。 ここでは、薬膳の視点から取り入れやすい食材を紹介します。
1. 牡蠣
亜鉛肝腎潤い牡蠣は亜鉛を多く含む代表的な食材です。薬膳では、肝腎を補い、潤いとミネラルを支える食材として考えます。 胃腸が弱い方は生食より加熱がおすすめです。
2. 山芋
脾肺腎山芋は薬膳では山薬とも呼ばれ、脾・肺・腎を補う食材です。 胃腸が弱い、疲れやすい、足腰がだるい方の土台づくりに向きます。
3. 黒ごま
補腎髪潤い黒ごまは、腎精や潤いを支える黒い食材です。 白髪、抜け毛、乾燥、便の硬さが気になる方に向きます。粒のままより、すりごまがおすすめです。
4. クコの実
枸杞子肝腎目クコの実は、肝腎を補い、目と潤いを支える薬膳素材です。 薬膳茶やスープに少量入れると、日常に取り入れやすくなります。
5. なつめ
気血脾胃安神なつめは、胃腸を助けながら気血を補う薬膳素材です。 疲れやすい、不安感がある、眠りが浅い、甘いものが欲しくなる方に向きます。
6. ニラ
温める巡り下半身ニラは体を温め、気血を巡らせる食材です。 冷えがあり、下半身の元気が落ちている腎陽虚タイプに向きます。
7. エビ
腎陽冷え活力エビは腎陽を補う温性の食材として考えます。 冷え、足腰のだるさ、朝の弱さ、胃腸の冷えがある方におすすめしやすい食材です。
8. 黒豆
補腎巡り水分代謝黒豆は、腎を補いながら、血の巡りや水分代謝を支える食材です。 黒豆茶、黒豆ご飯、なつめとの組み合わせもおすすめです。
9. 羊肉
温補冷え足腰羊肉は体を温める力が強い食材です。 とにかく冷える、冬に弱い、足腰が重い方に向きます。ほてりや炎症感が強い方は控えめにしましょう。
10. 卵・魚・大豆
タンパク質細胞材料毎日の土台精力を考えると特別な食材に目が行きがちですが、毎日のタンパク質がとても大切です。 卵、魚、鶏肉、大豆製品、味噌、納豆、豆腐を日々の定番にしましょう。
精力アップは腸活から|脾を整えると気血水が巡る
中医学では、胃腸の働きを「脾」と考えます。 脾は、食べ物を消化吸収し、気血を作る土台です。 どれだけ良い食材を食べても、胃腸が弱く、吸収できなければ、精力の材料になりません。
栄養
細胞は食べたものでしか作られません。 タンパク質、良質な脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維、フィトケミカルを意識します。
循環
血が巡ると、栄養・酸素・いのちが届きます。 性機能の悩みは血流とも関係するため、温活・軽い運動・睡眠が大切です。
吸収
食べるだけでなく、吸収できる腸を育てます。 よく噛むこと、味噌汁、発酵食品、海藻、きのこ、豆類を日々の定番にしましょう。
休養
精力は休養とも関係します。 睡眠、軽い運動、栄養の立て直し、人やペットとのつながり、情報から離れる時間も大切です。
- プロバイオティクス:善玉菌
- プレバイオティクス:菌のエサ
- バイオジェニックス:菌が作る有用成分
さらに、腸のバリア機能が低下するリーキガットの視点も大切です。 胃腸に負担の少ない食事、よく噛むこと、発酵性食物繊維を意識しましょう。
食事だけで整えにくい方へ
忙しい毎日で栄養が偏りやすい方、胃腸を整えたい方には、一物全体食や発酵食品を活用する選択肢もあります。 ほどよい堂では、体質や生活背景に合わせて無理のない方法をご提案します。
今日からできる精力養生|3日・3週間・3ヶ月
精力や活力は、血管・神経・ホルモン・メンタル・栄養状態が関係します。 短期間で一気に変えるより、3日・3週間・3ヶ月の時間軸で、体の土台を育てる意識が大切です。
まず3日|胃腸を冷やさない
- 冷たい飲み物を減らす
- 朝に温かい味噌汁を飲む
- 1口30回を目安によく噛む
- 甘い飲み物を水・お茶・薄い味噌汁へ置き換える
- 夜更かしを1日だけでも減らす
3週間|精力を支える習慣にする
- 週2〜3回、魚・卵・大豆製品を意識する
- 黒ごま・山芋・黒豆を定番化する
- 軽い筋トレや散歩を続ける
- ストレスを感じた日は香味野菜や陳皮茶を取り入れる
- 寝る前のスマホ時間を短くする
3ヶ月|体質の土台を整える
- 血糖・血圧・脂質を見直す
- 体重・内臓脂肪を整える
- 睡眠の質を改善する
- 胃腸の調子を安定させる
- 体質に合った漢方・薬膳茶を取り入れる

体質に合った食事・薬膳・漢方で、無理なく整えることが大切です。
オーダーメイド薬膳茶という選択肢
精力低下の背景には、腎虚だけでなく、脾虚、気滞、血虚、瘀血、陰虚などが重なっていることがあります。 ほどよい堂のオーダーメイド薬膳茶では、体質やお悩みに合わせて、日々の養生として続けやすいブレンドをご提案しています。
よくある質問
Q. 精力アップに一番おすすめの食べ物は何ですか?
ひとつに絞るより、体質に合わせて選ぶことが大切です。 冷えが強い方はエビ・ニラ・羊肉、ほてりや乾燥がある方は牡蠣・黒ごま・クコの実、胃腸が弱い方は山芋・なつめ・味噌汁がおすすめです。
Q. 牡蠣を食べれば精力は上がりますか?
牡蠣は亜鉛を多く含む食材ですが、食べればすぐに精力が上がるというものではありません。 亜鉛不足を防ぎながら、睡眠・運動・血流・ストレスケアを組み合わせることが大切です。
Q. 精力低下は男性更年期ですか?
可能性のひとつです。 性欲低下、朝立ちの減少、疲労感、意欲低下、筋力低下、睡眠の質低下などが続く場合は、泌尿器科などでテストステロン検査を相談してもよいでしょう。
Q. 漢方で精力低下は相談できますか?
体質に合えば、疲れ・冷え・胃腸虚弱・ストレス・睡眠の乱れなどを整えるサポートになります。 ただし、EDや性欲低下の背景に糖尿病・高血圧・脂質異常症・ホルモン異常などがある場合もあるため、必要に応じて医療機関での確認も大切です。
Q. まず何から始めればいいですか?
まずは、温かい味噌汁、タンパク質、よく噛む、睡眠、軽い運動です。 特別な食材よりも、脾=胃腸を整えて、吸収できる体にすることが土台になります。
体質に合わせて、精力・疲れ・性の悩みを整えたい方へ
ほどよい堂では、漢方×薬膳×腸活の視点から、あなたの体質に合わせた無理のない養生をご提案しています。 性の悩みは相談しづらいものですが、体からの大切なサインでもあります。
まとめ|精力アップは「腎・脾・血流・腸活」を整えることから
精力アップは、単に性機能を高めることではありません。 中医学では、精力は腎精という生命力の土台であり、現代医学的には血流・ホルモン・睡眠・ストレス・栄養状態とも深く関係します。
大切なのは、栄養を満たすこと、血流を巡らせること、吸収できる腸を育てることです。 牡蠣・山芋・黒ごま・クコの実・なつめ・ニラ・エビ・黒豆などの薬膳食材を日々の食事に少しずつ取り入れながら、3ヶ月単位で体の土台を整えていきましょう。
監修者・免責事項
本記事の信頼性を高めるため、監修者情報と免責事項をまとめています。 体質の整理(中医学)と、現代の栄養学・生活習慣の視点を両輪で扱い、誠実な表現を心がけています。
Supervisor / Reviewer
監修者情報

監修:河邊 甲介(薬剤師/中医薬膳師/薬膳素材専門士/ペットフーディスト)
漢方薬局「ほどよい堂」代表
宮崎県川南町にて、漢方 × 薬膳 × 腸活のトリプルアプローチによる健康相談を行っています。 体質の言語化と、日常で“続く整え方”をセットでご提案しています。
- 栄養:細胞は“食べたものでしか作られない”
- 循環:巡りが整うと、酸素・栄養が届きやすくなる
- 吸収(腸活):食べるだけでなく“吸収できる腸”を育てる
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