漢方薬剤師が教える精力アップに効く薬膳食材10選｜ほどよい堂の薬膳アドバイス

年齢を重ねると、「疲れやすくなった」「やる気が出ない」「性欲が落ちた」といった悩みが増えてきませんか？

実はそれ、“精力”の低下が関係しているかもしれません。

漢方では精力とは単なる体力や性機能だけでなく、生命力そのものと捉えます。

本記事では、宮崎県川南町の漢方薬局「ほどよい堂」の漢方薬剤師が、日常に取り入れやすい精力アップ食材10選をご紹介。

薬膳の視点から、体質に合った「元気の育て方」をお届けします。

目次

• 1 簡単な体質セルフチェックで、あなたにピッタリの健康法がわかる
• 2 今すぐチェック！
• 3 “精力”って何？現代人が見落としがちな本当の意味と中医学的な重要性を解説
  • 3.1 精力＝体力・気力・性機能だけではない？
  • 3.2 漢方で考える「精（せい）」の重要性
  • 3.3 生活習慣やストレスで失われる“元気”を補うには？
• 4 漢方の視点から見る“精力”の正体｜性だけじゃない！生命力・気力との関係とは？
  • 4.1 「腎（じん）」がカギ！漢方における精の源
  • 4.2 精力減退のサインと体質チェック
  • 4.3 「腸活」と「薬膳」で補える理由
• 5 【漢方薬剤師監修】精力アップに効く！薬膳で選ぶ最強食材10選とは？
  • 5.1 クコの実（ゴジベリー）｜アンチエイジングと滋養強壮に
  • 5.2 黒ごま｜腎を補い、髪と精力を守る
  • 5.3 山芋（やまのいも）｜消化を助け、気を補う万能食材
  • 5.4 ナツメ（棗）｜心を落ち着け、血を養う女性に嬉しい味方
  • 5.5 松の実｜滋養強壮＋美肌効果も！精力と美容を両立できる薬膳ナッツ
  • 5.6 エビ（蝦）｜陽気を補い、スタミナと活力を高める海の薬膳
  • 5.7 ニラ｜温めて巡らせる、男性力アップの代表格
  • 5.8 牡蠣（かき）｜精を補い、肝もサポートする海のミネラル食材
  • 5.9 黒豆（くろまめ）｜血を補い、ホルモンバランスも整える黒い美容食材
  • 5.10 羊肉（ようにく）｜寒さに負けない温め食材、特に冬におすすめ
• 6 薬膳は「続けること」がポイント｜食生活に無理なく取り入れるコツ
  • 6.1 食材選びのポイント
  • 6.2 毎日少しずつ取り入れる習慣のコツ
  • 6.3 【無料相談で“続けやすい薬膳習慣”をご提案】
• 7 ほどよい堂オリジナル薬膳茶で手軽に精力サポート
  • 7.1 忙しい方でも続けやすい理由
  • 7.2 こんな方におすすめ
  • 7.3 【薬膳茶選びで迷ったら、無料相談をご利用ください】
• 8 まとめ｜毎日の薬膳習慣で、内側から“元気”を育てよう
  • 8.1 今回ご紹介した薬膳食材10選（おさらい）
  • 8.2 精力アップは“若さ”や“美しさ”にもつながる
  • 8.3 最初の一歩は「知ること」そして「続けること」
  • 8.4 📞 あなたにぴったりの薬膳を、まずは無料で相談！
• 9 ■ 宮崎県川南町の自然の中で、自分を見つめ直す時間を【無料相談：漢方・薬膳・腸活】
  • 9.1 ■ アクセス・営業時間
  • 9.2 ■ ご相談・ご予約はこちらから
• 10 簡単な体質セルフチェックで、あなたにピッタリの健康法がわかる
• 11 今すぐチェック！

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“精力”って何？現代人が見落としがちな本当の意味と中医学的な重要性を解説

精力＝体力・気力・性機能だけではない？

「精力」と聞くと、多くの方が「男性の元気」や「スタミナ」といったイメージを持たれるかもしれません。

でも実は、精力とはもっと広い意味を持つ言葉。

漢方の世界では、“精”＝生命エネルギーの根源とされており、年齢や性別に関係なく、すべての人にとって大切なものなんです。

たとえば、以下のような不調はありませんか？

• 朝起きるのがつらい、疲れが取れない
• 物忘れが増えた、やる気が出ない
• 髪が細くなった、白髪が増えた
• 冷えやむくみが気になる
• 性欲が低下した、女性らしさ・男性らしさの変化を感じる

これらは、漢方的に見ると「精」が不足しているサインかもしれません。

漢方で考える「精（せい）」の重要性

漢方では、「精（せい）」は生命の源とされ、生まれ持った精（先天の精）と、日々の食事や睡眠などで補う精（後天の精）があると考えられています。

この「精」が体内でしっかりと満ちていると、

• 内臓や脳がしっかり働く
• 骨や髪、肌が健康でいられる
• 生殖機能やホルモンバランスが整う
• 気力や意欲が湧いてくる

といった状態が保たれます。

つまり、精力とは単なる性的な力ではなく、“その人の生命力そのもの” なのです。

生活習慣やストレスで失われる“元気”を補うには？

現代社会では、仕事や育児、ストレス、不規則な生活などにより、「精」が消耗しがちです。

さらに、加齢によって自然と「腎（じん）」の働きが弱まると、精も減っていきます。

でもご安心ください。

漢方では、「薬膳」や「腸活」を通して精を養い、体の中から元気を補う方法がたくさんあります。

とくに、日常の食材やお茶でケアできる薬膳は、忙しい現代人の味方です。

本記事では、漢方薬剤師の視点から、精力アップにおすすめの薬膳食材を10選ご紹介します。

男女問わず、内側から元気を育てたい方は、ぜひ読み進めてみてくださいね。

漢方の視点から見る“精力”の正体｜性だけじゃない！生命力・気力との関係とは？

「腎（じん）」がカギ！漢方における精の源

漢方で“精力”を語るとき、必ず出てくるキーワードが「腎（じん）」です。

ここで言う腎は、西洋医学でいう腎臓とは少し異なり、「生命力・成長・老化・生殖・水分代謝」など、全身の基礎機能を司る臓腑です。

この腎に蓄えられているエネルギーこそが「精（せい）」。

つまり、腎が元気であれば、体も心も若々しく、精力的に過ごせるというわけです。

漢方では次のように考えられています：

• 腎が弱ると…体力・気力・性機能の衰え、髪や骨の弱り、老化の加速
• 腎が充実していると…活力・集中力・免疫力・肌ツヤも良好に！

男女問わず、「年齢より若く見える人」は、この腎と精がしっかりしている可能性が高いのです。

精力減退のサインと体質チェック

最近こんな症状、思い当たりませんか？

• 疲れやすくなった、気力が湧かない
• 頻繁にトイレに行きたくなる、尿が近い
• 性欲や性機能が衰えたと感じる
• 冷え性、特に足腰の冷えが気になる
• 白髪が急に増えた、髪が細くなってきた

これらはすべて、「腎精（じんせい）」の不足＝腎虚（じんきょ）のサインです。

腎虚には大きく2種類があり、体質に合わせた対策が必要です。

• 腎陰虚（じんいんきょ）タイプ：ほてり・寝汗・喉の渇きなど、体の潤い不足
• 腎陽虚（じんようきょ）タイプ：冷え・むくみ・元気が出ない、代謝の低下

それぞれに合った薬膳食材を選ぶことが、効率よく精力を補うコツです。

「腸活」と「薬膳」で補える理由

なぜ「腸活」や「薬膳」が精力アップに効果的なのでしょうか？

それは、精の“材料”が食べ物から作られるからです。

漢方では、「後天の精＝食事から得るエネルギー」がとても大切。

つまり、“何をどう食べるか”が、そのまま元気の質につながるのです。

さらに、食べたものをしっかり吸収・運搬するためには「脾（ひ）」＝消化器の働きが重要。

最近注目されている腸活も、精を作るための土台作りといえます。

薬膳では、この「脾」を助けながら、「腎」を補い、「精」を養う食材をバランスよく選ぶのが基本。

次の章では、そんな “精力アップに効く薬膳食材” を厳選してご紹介していきます！

【漢方薬剤師監修】精力アップに効く！薬膳で選ぶ最強食材10選とは？

クコの実（ゴジベリー）｜アンチエイジングと滋養強壮に

漢方薬膳の代表食材といえば、クコの実（枸杞子／ゴジベリー）。

小さな赤い実には、驚くほど多くの栄養が詰まっており、滋養強壮・目の疲れ・美肌・精力アップなど、幅広い効果が期待されています。

なぜ精力アップに効くの？

クコの実は、漢方では「肝」「腎」を補う食材とされ、特に腎に作用して精を養う働きがあります。

そのため、次のような方にぴったりです。

• 疲れやすく、寝ても疲れが取れにくい
• 白髪・抜け毛が気になる
• 目のかすみや視力低下が気になる
• 性欲の減退や生理不順など、ホルモンバランスが気になる

また、ビタミンCやベータカロテン、鉄分などが豊富で、美容やアンチエイジングにも最適。

30〜50代の女性に特におすすめの薬膳食材です。

おすすめの食べ方・使い方

• お湯に5〜10粒浮かべて、クコ茶に
• お粥やスープに入れて、簡単薬膳メニューに
• ヨーグルトやグラノーラに混ぜて、毎朝の習慣に

クコの実は甘みがあってクセがないので、日常に取り入れやすいのが魅力。

1日10粒ほどを目安に、コツコツ続けるのがポイントです。

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黒ごま｜腎を補い、髪と精力を守る

薬膳の世界で、「黒い食材」は“腎を補う”とされています。

その代表が黒ごま（黒胡麻）です。

古来より「不老長寿の妙薬」とされ、髪や骨、腎の衰えを補う定番食材として親しまれてきました。

なぜ精力アップに効くの？

黒ごまは、漢方の理論で言うと「補腎填精（ほじんてんせい）」の働きがあり、腎のエネルギーを補って精を養う食材です。

つまり、次のような方には特におすすめです。

• 白髪が増えた、髪が細くなってきた
• 疲れやすく、腰や膝が弱いと感じる
• 尿が近い、夜中に何度も目が覚める
• 更年期や老化に伴う不調が気になる

また、黒ごまにはビタミンEや鉄分、セサミンなど、若さと健康を守る栄養素がぎっしり。

とくに更年期世代の女性の味方といえるでしょう。

おすすめの食べ方・使い方

• すりごまにして、毎日のごはんにひとふり
• 味噌汁やスープに加えて、風味豊かに栄養アップ
• 黒ごまきな粉や黒ごまペーストにして、おやつやドリンクに
• 「黒ごま＋はちみつ」で作る薬膳ペーストも◎

ポイントは、できるだけ“すった状態”で食べること。そのほうが吸収率がぐんと高まります。

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山芋（やまのいも）｜消化を助け、気を補う万能食材

「滋養食といえば山芋」と言われるほど、山芋は精力と体力を補う優れた薬膳食材です。

漢方では「山薬（さんやく）」という生薬名で用いられ、脾・肺・腎の三臓を補う “万能の根菜” として知られています。

なぜ精力アップに効くの？

山芋は、漢方的に見ると “脾を助けて栄養を吸収しやすくし、腎の精を補う” 働きがあります。

つまり、「食べたものをきちんと“元気”に変える力」と「その元気をしっかり蓄える力」の両方を高めてくれるのです。

こんな方におすすめです：

• 疲れやすく、風邪をひきやすい
• 食欲がない、胃腸が弱くて体力がつかない
• 下痢や軟便になりやすい
• 息切れ・めまい・性欲低下など、全体的な元気不足を感じる

精力だけでなく、胃腸が弱い方や高齢者にも優しい回復食材です。

おすすめの食べ方・使い方

• すりおろして「とろろご飯」や「とろろ汁」に
• 薄切りにして軽く焼き、シンプルに塩で
• 鶏肉やクコの実と一緒に煮込んだ「薬膳スープ」もおすすめ
• 生のままサラダや和え物にも◎

山芋は熱にも強く、加熱しても栄養をしっかり摂れるのが嬉しいポイント。

食欲のないときこそ、胃にやさしく、精を補ってくれる味方です。

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ナツメ（棗）｜心を落ち着け、血を養う女性に嬉しい味方

薬膳の世界で「毎日3粒食べれば年を取らない」と言われるほど、ナツメ（棗）は女性にとって大切な果実。

ほんのり甘くて食べやすく、“血”を補い、心と体を元気にしてくれる万能食材です。

なぜ精力アップに効くの？

漢方では、ナツメは「補血・安神・健脾」の作用を持つとされます。

つまり、血を増やして心を落ち着け、消化吸収を助けて元気を補う食材です。

とくに、ストレスや貧血、疲労感が強い方に最適です。

こんな方におすすめ：

• 顔色が悪く、疲れて見える
• 生理不順や貧血気味でふらつく
• 気分の浮き沈みが激しく、イライラしやすい
• 不眠やストレスで心身がぐったりしている
• 更年期の不調が出始めている

ナツメは「血」をしっかり補ってくれるので、“精”を養う土台となる栄養がしっかり整い、巡りも良くなるんです。

おすすめの食べ方・使い方

• クコの実と一緒に煮て薬膳茶に
• 鶏肉や生姜と煮込んで薬膳スープに
• そのままおやつとしても◎（ドライ棗が便利）
• お粥や雑炊に加えるとほんのり甘く、やさしい味わいに

乾燥タイプの棗は長期保存が効き、お湯で戻してもそのままでも使いやすいのが魅力。

毎日のリラックスタイムに取り入れやすい薬膳果実です。

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疲れやすさやイライラ、不安感…。

それ、もしかすると“血虚”や“腎虚”が原因かもしれません。

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松の実｜滋養強壮＋美肌効果も！精力と美容を両立できる薬膳ナッツ

漢方薬膳では、ナッツ類も立派な“補腎（ほじん）”食材のひとつ。

中でも松の実（松子）は、滋養強壮・潤い補給・精力アップの三拍子そろった優秀食材です。

なぜ精力アップに効くの？

松の実は漢方で「補腎潤肺（ほじんじゅんはい）」、つまり腎を補って体に潤いを与える食材とされています。

精を蓄える“腎”をしっかりサポートしながら、体の乾燥や老化を防ぐエイジングケア効果もあるのが特長です。

こんな方におすすめ：

• 疲れやすく、肌や髪が乾燥しやすい
• 咳が出やすく、声が枯れがち
• 性欲の減退や、やる気の低下を感じる
• 老化が早い気がする、若々しさを保ちたい

ビタミンE、亜鉛、不飽和脂肪酸などが豊富で、ホルモンバランスや生殖機能のサポートにも◎。

男女問わず、アンチエイジングと精力維持を目指す方にピッタリです。

おすすめの食べ方・使い方

• サラダやスープに加えて香ばしさUP
• ごはんに混ぜて「薬膳ナッツご飯」に
• ヨーグルトやグラノーラにトッピング
• おやつとしてそのまま食べるのもOK（1日10粒程度が目安）

ポイントは、軽く炒ると香ばしさと吸収率がUPすること。

少量でも栄養価が高いので、毎日コツコツが大切です。

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エビ（蝦）｜陽気を補い、スタミナと活力を高める海の薬膳

中華料理や和食でも人気のエビは、薬膳では「補腎壮陽（ほじんそうよう）」の代表格とされるスタミナ食材です。

とくに、精力の減退・冷え・疲労感の改善に強い味方となってくれます。

なぜ精力アップに効くの？

エビは温性で、「腎」と「陽気」を補い、体を内側から温めて活力を高める食材です。

また、タンパク質やタウリン、亜鉛、アスタキサンチンなどの栄養素が豊富で、ホルモンの働きや血流改善にも効果的。

こんな方におすすめです：

• 性欲や体力が落ちてきたと感じる
• 手足が冷えやすく、寒さに弱い
• 疲れやすく、やる気が出ない
• 更年期や加齢による活力低下が気になる

エビはとくに、“腎陽虚（じんようきょ）”タイプ＝冷えや元気のなさが目立つ方にピッタリの食材です。

おすすめの食べ方・使い方

• にんにくや生姜と一緒に炒めてスタミナアップ
• クコの実やナツメと一緒にスープ仕立てに
• 薬味たっぷりのエビ団子スープもおすすめ
• 薬膳炒飯やお粥に加えて栄養バランスを強化

温め食材との組み合わせがカギ。

特に、冷えが気になる季節や夜の疲労回復メニューに取り入れてみましょう。

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ニラ｜温めて巡らせる、男性力アップの代表格

強い香りとスタミナ食材としてのイメージを持つニラは、薬膳でもまさに「陽気を高め、血行を促す」パワー野菜。

精力アップの食材として、古くから親しまれています。

なぜ精力アップに効くの？

ニラは漢方で「温中補陽（おんちゅうほよう）」といわれ、お腹を温め、腎の陽気を補う働きがあります。

また、血行を良くし、冷えや疲れに効果的。

とくに、こんな症状が気になる方におすすめ：

• 手足が冷えやすい、冷房が苦手
• 性欲や体力の低下を感じる
• お腹が弱く、下痢しやすい
• 生理痛や血の巡りが悪いと感じる

ニラには、ビタミンB群、アリシン（独特の香りの成分）、鉄分、マグネシウムなどが豊富に含まれており、精力と代謝の底上げが期待できます。

おすすめの食べ方・使い方

• 豚肉や卵と一緒に炒める「ニラ玉」
• ニラたっぷりのスープや鍋料理に
• 餃子やチャーハンの具材として
• ごま油でさっと炒めて「ナムル風」に

調理時は加熱しすぎず、さっと火を通すのがコツ。

香り成分が飛びすぎず、効果をしっかり引き出せます。

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「ニラを食べてるけど、なかなか体が温まらない…」

それ、体質が合っていないサインかもしれません。

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牡蠣（かき）｜精を補い、肝もサポートする海のミネラル食材

海のミルクとも呼ばれる牡蠣（かき）は、薬膳でも「補精（ほせい）」と「養血（ようけつ）」に優れた動物性食材。

その濃厚な旨味の中に、精力と活力、美しさを支える栄養素がぎっしり詰まっています。

なぜ精力アップに効くの？

漢方では牡蠣は「滋陰養血・補腎固精（じいんようけつ・ほじんこせい）」の働きがあるとされ、腎を補い、精を守る食材として位置づけられています。

さらに、肝も補うため、イライラ・不眠・更年期の心身バランスにも◎。

こんな方におすすめ：

• 疲れやすく、気力が続かない
• 性欲や生殖機能の低下を感じる
• 月経不順やPMS、更年期症状に悩んでいる
• 肌荒れ、髪のパサつきが気になる
• ストレスでイライラしがち、不安定になりやすい

牡蠣に豊富に含まれる亜鉛・鉄・タウリン・ビタミンB12などは、ホルモン調整や神経の安定にも効果的で、男女問わずおすすめの滋養強壮食材です。

おすすめの食べ方・使い方

• 牡蠣鍋や牡蠣の味噌スープなどで温かく補う
• にんにくや生姜と炒めてスタミナ増強
• お粥にトッピングして薬膳朝食に
• 梅干しと煮る「牡蠣の梅煮」は消化にも◎

薬膳的には “温めて食べる” のが基本。

冷えやすい方は、加熱調理で体をいたわりながら栄養を吸収しましょう。

【栄養だけじゃない！漢方視点で牡蠣の効果を最大化】

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黒豆（くろまめ）｜血を補い、ホルモンバランスも整える黒い美容食材

黒ごまと並び、薬膳で重宝される“黒い食材”のひとつが黒豆（黒大豆）。

見た目どおり「腎」に働きかけ、精を補い、血を養い、老化防止にも役立つ万能な薬膳食材です。

なぜ精力アップに効くの？

黒豆は漢方で「補腎活血（ほじんかっけつ）」の作用を持ち、腎を補い、血の巡りを良くする働きがあります。

つまり、精力・血流・ホルモンの安定をトータルでサポートしてくれるのです。

こんな方におすすめ：

• 更年期の症状（のぼせ・イライラ・不眠など）が気になる
• 生理痛や月経不順がある
• 肌のくすみ、髪のパサつき、白髪が気になる
• 血圧やコレステロールが気になり始めた
• 疲れやすく、気分が落ち込みがち

黒豆は、女性の味方でありながら、男性の精力サポートにも◎。

イソフラボンやアントシアニン、ビタミンE、鉄分が豊富で、美と若さを保ちたい方にぴったりです。

おすすめの食べ方・使い方

• 圧力鍋でふっくら炊いて、常備菜に
• 黒豆茶として毎日コツコツ飲む
• スープやおかゆ、サラダにトッピング
• 黒豆＋ナツメ＋クコの実の「薬膳甘煮」も◎

黒豆は、“甘味・平性”の食材で、体質を選ばず取り入れやすいのが魅力。

普段の食卓でも気軽に使える黒いパワーフードです。

【無料相談で体質に合った“黒い薬膳”をご提案します】

黒豆や黒ごまが体に良いのは知っていても、

「自分の体質に合った食べ方がわからない…」という方は多いはず。

ほどよい堂の無料漢方相談では、あなたの体調や生活習慣に応じて、最適な薬膳食材をアドバイスしています！

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羊肉（ようにく）｜寒さに負けない温め食材、特に冬におすすめ

寒くなると恋しくなる羊肉（ラム・マトン）は、薬膳では「補腎壮陽（ほじんそうよう）」の代表的な温性食材。

冷えや虚弱体質を改善し、精力・体力・気力の“根本強化”に働きかける力強い食材です。

なぜ精力アップに効くの？

羊肉は、「腎」を補って精を養い、同時に「陽気（ようき）」を高める作用があります。

つまり、身体の内側から温めながら、生命力そのものを底上げしてくれるのです。

こんな方におすすめ：

• 手足が冷えやすく、冬場は特に体調を崩しやすい
• 疲労感が抜けず、やる気が出ない
• 夜の活力が落ちてきたと感じる
• お腹が冷えて、胃腸の調子が悪い
• 加齢による体力・性機能の衰えが気になる

特に、“腎陽虚”タイプの冷えや精力低下が気になる方には最適。

筋肉や骨の衰えが気になる中高年層の方にもおすすめです。

おすすめの食べ方・使い方

• クミンや生姜、にんにくと炒めて中華風に
• ごぼうや人参と一緒に煮込む薬膳スープ
• ナツメ・クコの実と一緒に煮込んで内臓からぽかぽかに
• カレーやハーブ煮込みで食べやすくアレンジも◎

特に冬は、羊肉に生姜やシナモンなどの温性スパイスを加えることで、精力・代謝・免疫力の三拍子が高まる食養生が実現します。

【冷えや活力低下に悩む方は無料漢方相談へ】

「身体が冷えて元気が出ない…」「夜の活力が昔よりなくなった…」

そんなお悩みに、漢方薬剤師があなたの体質に合わせた養生法と食材をアドバイスします。

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薬膳は「続けること」がポイント｜食生活に無理なく取り入れるコツ

薬膳には特別な食材や難しい調理法が必要…そんなイメージを持っていませんか？

実は薬膳の基本はとてもシンプル。「自分の体質や季節に合ったものを、毎日コツコツと食べる」ことが大切なんです。

食材選びのポイント

薬膳の考え方では、どんなに良い食材でも、“体質に合っていなければ意味がない” とされます。

まずは、自分の今の体調や体質を知ることが第一歩。

• 冷えやすい人は → 温める食材（ニラ、羊肉、エビなど）を中心に
• 乾燥しやすい人は → 潤いを補う食材（松の実、ナツメ、山芋など）を
• 疲れやすい人は → 気と精を補うもの（クコの実、黒ごま、黒豆など）を

そして、「温」「寒」「補」「巡」などのバランスを意識しながら、日々の献立に1〜2品取り入れるだけでも、体は少しずつ変わっていきます。

毎日少しずつ取り入れる習慣のコツ

忙しい現代人にとって、毎日完璧な薬膳を作るのはハードルが高いもの。

でも、次のように “ちょい足し薬膳” でOKなんです。

• 朝食のヨーグルトにクコの実や黒ごまをプラス
• スープにナツメや黒豆を一緒に煮込むだけ
• おにぎりの具にすり黒ごま＋松の実
• お茶の代わりに薬膳茶（クコ・ナツメ・黒豆など）を常備する

とくにおすすめなのは、「薬膳茶」や「薬膳スープ」。

一度に数種類の食材を摂ることができ、内臓への負担も少なく、毎日続けやすいんです。

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「何をどう食べれば良いのか、続けられるか不安…」

そんなあなたに、ほどよい堂では体質別・生活スタイル別に続けやすい薬膳の取り入れ方をご提案しています。

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ほどよい堂オリジナル薬膳茶で手軽に精力サポート

「薬膳って良さそうだけど、毎日ちゃんと料理するのは大変…」

そんな方にぴったりなのが、ほどよい堂のオリジナル薬膳茶シリーズです。

日々の生活に “お茶を飲む” だけで薬膳を取り入れられる、手軽で続けやすいアイテムとして、多くの方にご好評いただいています。

忙しい方でも続けやすい理由

ほどよい堂の薬膳茶は、こんな点が好評です：

• ノンカフェインで寝る前もOK
• 体質・目的別にブレンド（精力・腸活・美肌など）

精力アップを目的としたブレンドには、たとえば以下のような素材が含まれています：

• クコの実：腎と肝を補い、精力と美容をサポート
• ナツメ：血を補い、リラックス作用
• 松の実：若々しさを保ち、気力UPに貢献

お湯を注ぐだけで、薬膳のエッセンスが毎日あなたの体を整えてくれるのです。

こんな方におすすめ

• 薬膳を試したいけれど、調理は苦手
• 忙しくてゆっくり食事を整えられない
• 手軽に始められる健康習慣を探している
• 更年期の不調、冷え、疲労感をなんとかしたい
• 精力・活力の衰えを感じている

毎日の「お茶タイム」を、心と体を整える時間に変えてみませんか？

【薬膳茶選びで迷ったら、無料相談をご利用ください】

「どのブレンドが合っているかわからない…」

そんなときは、ほどよい堂の無料オンライン相談で、漢方薬剤師にご相談ください。

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• ご希望があればオンラインで商品注文もサポート♪

まとめ｜毎日の薬膳習慣で、内側から“元気”を育てよう

ここまで、漢方薬剤師の視点から精力アップに効く薬膳食材10選をご紹介してきました。

精力という言葉に抵抗がある方もいるかもしれませんが、漢方においての「精」とは、心と体の“土台”を支えるエネルギーそのもの。

それは年齢や性別を問わず、すべての人に必要な「生命の源」です。

今回ご紹介した薬膳食材10選（おさらい）

1. クコの実：滋養強壮・美肌・視力サポート
2. 黒ごま：腎を補い、髪や骨を守る
3. 山芋：消化を助けて、気と精を補う
4. ナツメ：血を養い、心を落ち着ける
5. 松の実：若さと潤いを支えるナッツ
6. エビ：陽気を補い、温めるスタミナ食材
7. ニラ：巡らせて温め、男性力を高める
8. 牡蠣：精と血を補い、ホルモンバランスも整える
9. 黒豆：血・腎・ホルモンをサポートする黒い力
10. 羊肉：体を芯から温め、精と体力を養う

精力アップは“若さ”や“美しさ”にもつながる

腎と精を補うということは、ホルモンの安定、肌ツヤ、髪の健康、免疫力ややる気の維持にもつながります。

つまり、「精力ケア＝アンチエイジングケア」でもあるのです。

薬膳は、今日・明日で結果が出る即効性ではなく、“ゆっくりでも確実に、身体を整えていく”根本ケアの方法です。

だからこそ、無理なく、楽しく、日常に取り入れることが大切です。

最初の一歩は「知ること」そして「続けること」

「薬膳って難しそう…」

「自分の体質に合ってるか分からない…」

そんな方にこそ、ほどよい堂では無料の体質相談をおすすめしています。

あなたの生活スタイル・お悩みに合わせて、“無理なくできる薬膳習慣” をご提案します。

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精力は、人生を楽しむための“元気の源”。

心も体も、内側から整えていくことで、あなたらしい美しさと活力が戻ってきます。

今日から始める、小さな薬膳習慣。

あなたの毎日が、もっと軽やかに、もっと“ほどよく”健やかでありますように。

■ 宮崎県川南町の自然の中で、自分を見つめ直す時間を【無料相談：漢方・薬膳・腸活】

『ほどよい堂』は、ただの漢方薬局ではありません。

山の風、鳥のさえずり、海の輝き――この自然豊かな環境そのものが、癒しの力を持っています。

ご来店された方が、心地よい空間でリラックスしながら、自分自身の身体と心の声に耳を傾けられるような“居場所”でありたいと願っています。

日常の喧騒から少し離れ、ゆったりとした時間を過ごすことで、自然と「整う」感覚を取り戻してみませんか？

■ アクセス・営業時間

店名：漢方・薬膳処 ほどよい堂
所在地：宮崎県児湯郡川南町（峠の里展望台近く）
※詳細なアクセスは公式ホームページをご覧ください。
営業時間：10:00～18:00（月曜日定休、火曜日は不定休）
駐車場あり／予約優先制

■ ご相談・ご予約はこちらから

・漢方相談（初回カウンセリングは約60分）
・薬膳アドバイス、食養生プラン作成
・オンライン相談（Zoom対応）

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著者プロフィール

河邊甲介 （薬剤師）

KOSUKE KAWABE

▷有資格

• 薬剤師
• 中医薬膳師：本草薬膳学院（学長：辰巳洋）にて資格取得
• 薬膳素材専門士：本草薬膳学院（学長：辰巳洋）にて資格取得
• ペットフーディスト

▷経歴

• 福岡大学薬学部卒
• 総合病院薬剤部・調剤薬局にて勤務
• 2024年1月より宮崎県川南町（峠の里）にて漢方×薬膳×腸活のお店「ほどよい堂」を開局

身体とこころの安心をお届けします

薬剤師であり、漢方×薬膳×腸活の専門家として、「ほどよい堂」を運営しています。
中医学的体質診断を基に、個別に最適な健康アドバイスを提供し、無料相談も実施中。
健康に関するお悩みを漢方や薬膳、腸活でサポートし、体質改善を目指します。
健康維持や未病対策に関心のある方は、ぜひご相談ください。