薬膳素材、何を選べばいい?体質別にわかる“私に合う”薬膳の始め方

宮崎県川南町の漢方薬局ほどよい堂|漢方 × 薬膳 × 腸活

薬膳素材の選び方|なつめ・クコの実・山査子を体質別に漢方薬剤師が解説

薬膳素材は「なんとなく体に良さそう」で選ぶより、体質・季節・胃腸の状態に合わせて選ぶことで、毎日の養生に取り入れやすくなります。

なつめ、大棗、クコの実、桑の実、松の実、山査子、菊花、玫瑰花など、身近に使いやすい薬膳素材を、漢方・薬膳・腸活の視点からわかりやすく解説します。

最終更新日:2026年7月3日|監修:漢方薬局ほどよい堂

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薬膳素材選びは、体質を見ながら相談できます
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薬膳素材とは?毎日の食事で“からだの声”を整える食養生

薬膳素材とは、中医学の考え方をもとに、体質・季節・胃腸の状態に合わせて取り入れる食材のことです。

「なんとなく疲れやすい」「胃腸が弱い」「目が疲れやすい」「冷えやすい」「ストレスでお腹が張る」など、日々の小さな不調は、からだからのサインかもしれません。

薬膳では、からだを 気・血・津液 の巡りで見ます。気は元気や代謝、血は栄養と潤い、津液は体の水分や潤いを支えるものとして考えます。

元気・代謝・体を動かす力。疲れやすさ、冷え、食後の眠気などと関わります。

栄養・潤い・心の安定。目の疲れ、乾燥、眠りの浅さなどと関わります。

津液

体の水分・潤い。肌や喉の乾燥、むくみ、重だるさなどと関わります。

消化吸収の土台。食べたものから気血水をつくる中心として考えます。

宮崎県川南町の漢方薬局ほどよい堂の漢方と薬膳素材のイメージ
漢方・薬膳・腸活を組み合わせて、日々の養生を考えます

薬膳素材を生かす第一歩は「脾=胃腸」を整えること

中医学では、消化吸収の働きを「脾」として考えます。脾は、食べたものを気血水に変え、全身へ届ける土台です。

どれだけ良い薬膳素材を取り入れても、胃腸が弱っていると栄養をうまく吸収しにくくなります。だからこそ、薬膳素材選びでは「何を食べるか」と同じくらい、「吸収できる胃腸を育てること」が大切です。

ほどよい堂の養生の3本柱

  • 栄養:細胞は食べたものでしか作られない
  • 循環:血が巡ると、栄養・酸素・いのちが届く
  • 吸収:食べるだけでなく、“吸収できる腸”を育てる

現代の腸活と薬膳はつながっている

薬膳でいう「脾を整える」という考え方は、現代の腸活でいう腸内環境や腸のバリア機能を整える視点とも重なります。

薬膳の視点

脾を助け、気血水をつくり、全身に巡らせる土台を整えます。

気血水 脾胃 土王説

腸活の視点

善玉菌、菌のエサ、菌が作る有用成分を意識し、吸収とバリアを支えます。

プロバイオティクス プレバイオティクス バイオジェニックス
迷ったら、まず体質チェック
薬膳素材は“体質に合うか”が大切です

疲れやすい、胃腸が弱い、冷えやすい、目が疲れやすい、ストレスで張りやすいなど、体質によって合う素材は変わります。

体質別おすすめ薬膳素材

薬膳素材は「良い・悪い」ではなく、「今の体質に合っているか」が大切です。ここでは、代表的な体質タイプ別に、取り入れやすい素材を紹介します。

体質タイプよくあるサインおすすめ薬膳素材養生の方向性
気虚・脾虚疲れやすい、食後に眠い、胃腸が弱いなつめ、大棗補気健脾。胃腸を助け、気を補う
血虚・陰虚乾燥、目の疲れ、眠りが浅い、潤い不足クコの実、桑の実、松の実養血滋陰。血と潤いを補う
気滞ストレス、ため息、胸やお腹の張り玫瑰花、香りのよい薬膳茶疏肝理気。気の巡りを整える
食積・痰湿食べすぎ、胃もたれ、重だるさ、脂っこい食事が多い山査子、温かい汁物消食化湿。食の滞りと余分な湿をさばく

気虚・脾虚タイプ|疲れやすい、食後に眠い人へ

気虚はエネルギー不足タイプ、脾虚は消化吸収力が弱りやすいタイプです。朝からだるい、食後に眠くなる、胃もたれしやすい方に多く見られます。

このタイプには、やさしい甘みのある「なつめ」や「大棗」が取り入れやすい素材です。薬膳では、胃腸をいたわりながら気血を補う食材として親しまれています。

血虚・陰虚タイプ|乾燥、目の疲れ、潤い不足が気になる人へ

血虚は栄養や潤いが不足しやすいタイプ、陰虚は体の潤いが不足し、乾燥やほてりが出やすいタイプです。

このタイプには、クコの実、桑の実、松の実などが取り入れやすい素材です。目をよく使う方、髪や肌の乾燥が気になる方、便が乾きやすい方の食養生に向いています。

陰陽のバランスを意識した薬膳素材選びのイメージ
陰陽のバランスを見ながら、潤い・温め・巡りを考えます

気滞タイプ|ストレス、ため息、張りが気になる人へ

気滞は、気の巡りが滞りやすいタイプです。ストレスで胸やお腹が張る、ため息が多い、気分が揺れやすい方に見られます。

香りのよい玫瑰花は、気分をゆるめたいときの薬膳茶素材として取り入れやすい存在です。お茶に数輪浮かべるだけでも、香りの養生になります。

食積・痰湿タイプ|食べすぎ、重だるさ、脂っこい食事が多い人へ

食積は食べたものが滞りやすいタイプ、痰湿は余分な湿気や重だるさがたまりやすいタイプです。食後の重さ、口のねばつき、体の重だるさが気になる方に多く見られます。

山査子は、酸味のある果実素材です。薬膳では、脂っこい食事や肉料理のあとに取り入れられることがあります。胃酸過多や胃の不快感がある方は少量からがおすすめです。

薬膳素材の詳しい選び方

ここでは、ほどよい堂で取り扱う薬膳素材を、特徴・おすすめタイプ・取り入れ方に分けて紹介します。

なつめ・大棗|薬膳初心者にも取り入れやすい甘い素材

なつめは、薬膳でよく使われる代表的な素材です。やさしい甘みがあり、そのまま食べたり、お茶・お粥・スープに入れたりできます。

  • おすすめタイプ:気虚、脾虚、血虚
  • よくあるサイン:疲れやすい、食後に眠い、胃腸が弱い、眠りが浅い
  • 取り入れ方:1日1粒から、お茶やスープに加える

甘いお菓子を減らしたい方の“置き換えおやつ”としても取り入れやすい素材です。

クコの実|目をよく使う方や潤い不足が気になる方へ

クコの実は、赤い色が美しい薬膳素材です。薬膳では、肝腎を養い、目の養生に用いられてきました。

  • おすすめタイプ:血虚、陰虚、肝腎不足
  • よくあるサイン:目の疲れ、乾燥、眠りの浅さ、潤い不足
  • 取り入れ方:お茶に数粒、スープやお粥に加える

薬を服用中の方、とくに抗凝固薬などを使用中の方は、念のため専門家に相談してください。

桑の実|黒い果実で血と潤いを意識したい方へ

桑の実は、黒い色を持つ果実素材です。薬膳では、血や潤いを意識したい方に用いられてきました。

  • おすすめタイプ:血虚、陰虚
  • よくあるサイン:乾燥、髪や肌のパサつき、目の疲れ
  • 取り入れ方:薬膳茶、ヨーグルト、お粥、デザートに少量加える
松の実|乾燥しやすい季節の潤い養生に

松の実は、良質な脂質を含む香ばしい素材です。薬膳では、潤いを補う食材として親しまれています。

  • おすすめタイプ:陰虚、血虚、乾燥タイプ
  • よくあるサイン:肌や喉の乾燥、便の乾き、髪のパサつき
  • 取り入れ方:サラダ、お粥、スープ、薬膳おやつに少量加える
山査子|食後の重さや脂っこい食事が多い方へ

山査子は、酸味のある果実素材です。薬膳では、食べすぎや脂っこい食事のあとに用いられることがあります。

  • おすすめタイプ:食積、痰湿
  • よくあるサイン:食後の重さ、胃もたれ、体の重だるさ
  • 取り入れ方:食後のお茶、薬膳おやつに少量

胃酸過多の方、妊娠中の方、胃が荒れやすい方は、自己判断で大量に使わずご相談ください。

胎菊・菊花|目をよく使う方のすっきり養生に

胎菊は、菊花のつぼみを使った香りのよい薬膳茶素材です。クコの実と合わせると、目をよく使う方の養生茶として取り入れやすくなります。

  • おすすめタイプ:肝の熱感、目の疲れ、気滞
  • よくあるサイン:目の疲れ、頭の重さ、イライラしやすい
  • 取り入れ方:お湯を注いで薬膳茶にする
玫瑰花|香りで気分をゆるめたい方へ

玫瑰花は、華やかな香りを楽しめる花の薬膳素材です。ストレスが多い方、気分を切り替えたい方の薬膳茶に向いています。

  • おすすめタイプ:気滞
  • よくあるサイン:ため息、胸やお腹の張り、生理前の気分の揺れ
  • 取り入れ方:お茶に数輪浮かべる、なつめやクコの実と合わせる
薬膳茶を続けたい方へ
体質・季節・目的に合わせたオーダーメイド薬膳茶

「自分に合う素材を組み合わせたい」「毎日続けやすい薬膳茶がほしい」という方には、ほどよい堂のオーダーメイド薬膳茶がおすすめです。

薬膳素材の始め方|3日・3週間・3ヶ月の養生ステップ

からだは毎日入れ替わっている動的なシステムです。薬膳は一度で大きく変えるものではなく、小さな積み重ねで土台を整えていく考え方です。

3日

胃腸の軽さ、便通、眠り、食後の重さなどを観察します。まずは少量から始めます。

3週間

朝のだるさ、間食、冷え、むくみなど、生活リズムの変化を見ていきます。

3ヶ月

食事・腸・巡りの土台を整えながら、自分に合う素材や食べ方を見つけていきます。

まず1つ変えるなら、ここから。

  • ひと口30回を目安によく噛む
  • 温かい味噌汁や野菜スープを毎日の定番にする
  • 海藻・きのこ・豆類・発酵性食物繊維を少しずつ増やす
  • 甘い飲み物は、水・お茶・薄い味噌汁に置き換える日をつくる
  • 薬膳素材は少量から始め、胃腸の反応を見る
陰陽五行と体質に合わせた薬膳素材選びのイメージ
陰陽五行の考え方をもとに、季節と体質に合わせて選びます

薬膳素材と一緒に見直したい腸活・栄養サポート

薬膳素材を生かすには、毎日の食事の土台づくりも大切です。カロリーは足りていても、たんぱく質、良質な脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維、フィトケミカルが不足する状態には注意が必要です。

まずは、味噌汁、野菜スープ、海藻、きのこ、豆類、発酵性食物繊維を毎日の定番にするところから始めましょう。

腸活を整えたい方へ

薬膳素材とあわせて、腸年齢セルフチェックや腸活アイテムもご活用ください。

栄養の土台を補いたい方へ

玄米×麹、北海道産大豆、クロレラなど、食事の土台を支える食品もご案内しています。

緑のまるごと食品を取り入れたい方へ

クロレラは、たんぱく質、クロロフィル、ビタミン、ミネラル、食物繊維などを含む“緑のまるごと食品”として、日々の栄養の土台づくりに取り入れやすい食品です。

美容と栄養を内外から整えたい方へ

食事・腸活・スキンケアを組み合わせることで、内側と外側の両面から日々のコンディションを整えやすくなります。

漢方薬と薬膳素材の違い

薬膳素材は、日々の食養生に取り入れる食品です。一方、漢方薬は、証に合わせて用いる医薬品です。

体調不良が強い場合、服薬中の場合、妊娠中・授乳中の場合、持病がある場合は、薬膳素材であっても自己判断で大量に使わず、専門家に相談することをおすすめします。

漢方薬も少量から相談できます
漢方薬を1包から購入できます

ほどよい堂では、漢方薬を1包から購入できるサービスもご案内しています。まずは少量から相談したい方におすすめです。

薬膳素材を選ぶときの注意点

薬膳素材は食品ですが、体質や体調によって合う・合わないがあります。特に、次の方は自己判断で大量に取り入れず、専門家にご相談ください。

  • 妊娠中・授乳中の方
  • 薬を服用中の方
  • 持病がある方
  • アレルギーがある方
  • 胃腸がとても弱い方
  • 出血傾向がある方
  • 体調不良が長く続いている方
本記事は、薬膳素材・食養生・漢方的な体質の考え方に関する一般的な情報提供を目的としています。病気の診断・治療・予防を目的とするものではありません。体調不良がある場合や薬を服用中の方は、医師・薬剤師などの専門家にご相談ください。

よくある質問

薬膳素材は毎日食べてもいいですか?

食品として少量を毎日の食事に取り入れることはできます。ただし、体質や服薬状況によって合わない場合もあります。初めての素材は少量から始め、胃腸の反応を見ながら調整しましょう。

薬膳初心者は何から始めるのがおすすめですか?

初心者には、なつめ、クコの実、山査子などが取り入れやすい素材です。疲れやすい方はなつめ、目の疲れや乾燥が気になる方はクコの実、食後の重さが気になる方は山査子が候補になります。

薬膳素材と漢方薬は同じですか?

薬膳素材は日々の食養生に使う食品です。漢方薬は、証に合わせて用いる医薬品です。体調不良が強い場合や薬を服用中の場合は、薬剤師に相談しましょう。

妊娠中に薬膳素材を使ってもいいですか?

素材によっては妊娠中に控えた方がよいものもあります。妊娠中・授乳中は自己判断で大量に使わず、専門家に相談してください。

薬膳素材はどこで購入できますか?

ほどよい堂の店頭やECサイトでご相談いただけます。体質に合わせて選びたい方は、LINE無料相談やオンライン相談をご利用ください。

まずは相談から
あなたに合う薬膳素材を一緒に選びませんか?

「なつめが合うのか知りたい」「クコの実を毎日食べても大丈夫?」「冷えとむくみがあるけれど何を選べばいい?」など、体質に合わせてご相談ください。

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本記事の信頼性を高めるため、監修者情報と免責事項をまとめています。 体質の整理(中医学)と、現代の栄養学・生活習慣の視点を両輪で扱い、誠実な表現を心がけています。

Supervisor / Reviewer

監修者情報

ほどよい堂|漢方×薬膳×腸活のトリプルメソッド(監修者紹介イメージ)

監修:河邊 甲介(薬剤師/中医薬膳師/薬膳素材専門士/ペットフーディスト)
漢方薬局「ほどよい堂」代表

宮崎県川南町にて、漢方 × 薬膳 × 腸活のトリプルアプローチによる健康相談を行っています。 体質の言語化と、日常で“続く整え方”をセットでご提案しています。

  • 栄養:細胞は“食べたものでしか作られない”
  • 循環:巡りが整うと、酸素・栄養が届きやすくなる
  • 吸収(腸活):食べるだけでなく“吸収できる腸”を育てる
漢方相談 薬膳(食養生) 腸活(消化吸収) セルフケア設計
所在地:〒889-1301 宮崎県児湯郡川南町川南26197-1(峠の里内)
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本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断・治療・処方の代替ではありません。 症状が強い/長引く/不安が大きい場合は、医療機関・専門家へご相談ください。

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