疲れやすい・筋力が落ちた・肌や髪が元気ない…
それ、“年齢のせい”ではなく タンパク質不足(材料不足) が関係しているかもしれません。

タンパク質は、筋肉・臓器・皮膚・髪だけでなく、免疫・回復・ホルモン・メンタルの土台にもなる「からだの主材料」。

血液検査では、タンパク質の状態を“それっぽく”推測できる項目がいくつかあります。
(総タンパク・アルブミン・A/G比など)

ほどよい堂では、タンパク質を「入れる」だけでなく、
腸(吸収)と脾=土(消化)を立て直して“使える材料”にすることを大切にしています。

※本ページは医療的な診断ではなく、生活改善の目安です。強い症状がある場合は医療機関へご相談ください。


タンパク質不足がもたらす不調・病気の原因

漢方薬剤師が指差しで案内するオンライン漢方相談のイラスト|ほどよい堂

タンパク質は血液中でも重要な役割を持ち、
エネルギー・筋肉の修復・免疫サポートなどを担います。

不足が続くと、次のような“材料不足サイン”が出やすくなります。

疲れやすい・回復が遅い(朝からしんどい)

タンパク質は「回復の材料」。
睡眠をとっても疲れが抜けにくいとき、材料が足りず修復が追いついていない可能性があります。

筋肉が落ちる・体力が下がる(階段で息切れ)

食事量が少ない/糖質中心になっていると、
筋肉が“貯金”として使われやすくなり、体力が落ちやすくなります。

肌・髪・爪が弱る(ハリがない/抜け毛/割れやすい)

皮膚・毛髪はタンパク質の塊。
「外側の元気がない」=中の材料不足として表れやすいポイントです。

むくみやすい(押すと跡が残る)

血液中のアルブミン(タンパク質)は水分バランスにも関与します。
アルブミンが低いと、むくみが出やすくなることがあります。

風邪をひきやすい・長引く(免疫の土台が薄い)

タンパク質は免疫にも必要です。
総タンパク・A/G比などは免疫状態のヒントにもなります。


1) タンパク質不足で起こりやすいサイン(セルフチェック導入)

ほてりや陰虚の不調を漢方で相談できる、ほどよい堂の無料オンライン漢方相談イメージ

最近の体調や生活を思い出しながら、当てはまるものにチェックしてみてください。
気づきが増えるほど、“整える優先順位”が見えやすくなります。

  • 朝からだるい/昼に電池切れしやすい
  • 筋トレや運動後の回復が遅い
  • 肌のハリがない/乾燥しやすい
  • 抜け毛・髪のパサつきが気になる
  • 爪が割れやすい/二枚爪になりやすい
  • むくみやすい(靴下跡が残る)
  • 口内炎・口角炎が繰り返す
  • 風邪をひきやすい/治りにくい
  • 食事がパン・麺・お菓子中心になりがち
  • 朝食はコーヒーだけ、または欠食が多い

✅タンパク質不足セルフチェック(血液検査+症状)

最近の血液検査の数値と、気になっている症状にチェックを入れると、「タンパク質(材料)が足りているか」をかんたんに整理できます。
※医療的な診断ではなく、食事・腸(吸収)・回復習慣を見直すための目安です。

タンパク質不足セルフチェック|血液検査と症状からかんたん判定

最近の血液検査の結果と、日ごろ気になっている症状にチェックを入れると、
分子栄養学の視点から「タンパク質不足(材料不足/吸収不足)」の疑いをかんたんにセルフチェックできます。
※医療的な診断ではなく、生活習慣を見直すための目安です。

① 血液検査の値を入力(わかる範囲でOK)

検査結果が手元にあれば、以下の項目を入力してください。
空欄のままでも、症状チェックだけで簡易判定ができます。

BUN/Cr 比(自動計算) 目安:10〜20(参考)
脱水や腎機能などで変動します。単独で結論は出しません。

② 当てはまる症状にチェック

最近 3か月以内の状態で、あてはまるものにチェックを入れてください。

※数値が不明でも症状だけで判定可能です。
※結果はあくまでセルフチェックの目安であり、診断ではありません。


2) なぜタンパク質は不足しやすい?(原因あるある)

体質チェックに疑問を感じる女性のイラスト、漢方相談のはじめの一歩を表現

「タンパク質不足=食べてないだけ」と思われがちですが、実際は 吸収ロス が絡んでいることも多いです。

食事量・内容の偏り(糖質多め/タンパク少なめ)

  • 朝:パン+甘い飲み物
  • 昼:麺類単品
  • 夜:疲れてお惣菜中心

これが続くと、意外とタンパク質が足りません。

早食い・冷たい飲食・胃腸の弱り(消化スイッチOFF)

中医学でいう 脾(消化吸収)の弱り があると、食べても材料化しにくいです。

腸内環境の乱れ/リーキガット(腸バリア低下)

腸漏れ(リーキガット症候群)が悪化し強い不調を感じる状態を表したセルフチェック用イラスト|ほどよい堂
  • お腹が張る
  • 下痢・便秘が続く
  • 食後に眠い

こうしたときは、吸収効率が落ちている可能性があります。

ストレス・睡眠不足(消耗が増える)

ストレスが続くと、回復材料(アミノ酸・ビタミン・ミネラル)の消耗も増えます。

タンパクを“食べているつもり”でも足りないケース

  • 肉は食べるけど量が少ない
  • 魚・卵・豆が少ない
  • 食事の回数が少ない(1〜2食)

胃酸分泌抑制剤を長期連用しているケース

たんぱく質が胃や腸で分解される流れを示す消化イラスト|ほどよい堂

胃酸分泌抑制剤(PPI、H2ブロッカーなど)を長く使っていると、胃酸(塩酸)が減り、ペプシノーゲン→ペプシンへの活性化が起こりにくくなります。

ペプシンはタンパク質のペプチド結合を切って「ポリペプチド」へ分解する“最初のスイッチ”なので、ここが弱ると消化が進みにくくなり、膵酵素(トリプシンなど)や小腸酵素の働きにも負担がかかります。

結果として胃もたれ・食欲低下→タンパク摂取量減少、さらに未消化物が腸に残りガス・膨満感・腸内環境の乱れにつながることも。

温かい汁物+よく噛む+小分け摂取が第一歩です。


3) 血液検査で見るなら(目安)

分子栄養学に基づく血液検査データの活用をイメージしたアイコンイラスト

血液検査は、タンパク質不足を直接測る検査ではありません
ただし、以下の項目を組み合わせると「材料不足っぽさ」を推測しやすくなります。

タンパク質不足のヒントになりやすい項目(チェック表)

項目何を見る?低いときに疑うこと(例)
総タンパク(TP)血液中のタンパク総量低栄養、肝機能・腎機能など(要鑑別)
アルブミン(Alb)“栄養の土台”の代表指標低栄養の目安になることがある(炎症・肝腎疾患でも低下)
A/G比アルブミンとグロブリンの比免疫・炎症・肝腎の評価ヒント
BUN(尿素窒素)タンパク代謝の目安低いと摂取不足・肝機能などの可能性(単独判断NG)
Hb(ヘモグロビン)酸素運搬・造血材料タンパク・鉄・B群不足が重なると疲れやすさが強く出やすい
総コレステロール合成・栄養状態のヒント低め+食が細い場合は材料不足の可能性(体質も考慮)

アルブミンは半減期が長く、数週間前の栄養状態を反映しやすいとされます。
一方で、炎症・肝臓・腎臓・体液バランスでも変動するため、総合判断が大切です。


4) 中医学でみる「タンパク質不足っぽさ」タイプ別診断(八綱弁証の整理)

漢方薬局ほどよい堂監修の漢方的8体質セルフチェックで体質診断する女性のイラスト

タンパク質不足は、単なる“量の不足”だけでなく、
消化吸収・巡り・回復の使い方の問題として表れることが多いです。

タイプA:脾気虚(ひききょ=消化吸収の弱りタイプ)

  • サイン:食後だるい/胃もたれ/軟便/むくみ/甘い物が欲しい
  • 背景:脾(消化吸収)が弱い→食べても“材料化”しにくい
  • 治則:健脾(脾を立てる)+温め+よく噛む

タイプB:気血両虚(きけつりょうきょ=材料不足+エネルギー不足タイプ)

  • サイン:疲れやすい/肌髪が元気ない/眠りが浅い
  • 背景:材料が足りず、回復が追いつかない
  • 治則:補気補血(材料を入れて巡らす)+睡眠設計

タイプC:肝鬱気滞(かんうつきたい=ストレス停滞タイプ)

  • サイン:食欲の波/お腹が張る/ため息/イライラ
  • 背景:ストレスで胃腸が止まり、吸収が落ちる
  • 治則:疏肝理気(巡りを回す)+食事を軽く整える

5) ほどよい堂の養生の軸「栄養×循環×吸収」で組み立てる

ほどよい堂養生訓として栄養・吸収・循環の大切さを解説する漢方的体質改善の図解イラスト

3日で体感の変化:まず“胃腸のスイッチ”を入れる

  • 1口30回 を目標に(脾を助ける=消化の起点)
  • 冷たい飲み物を減らし、味噌汁・野菜スープを毎日の定番に
  • まず1つ変えるなら:朝に温かい汁物+卵 or 豆腐

3週間で習慣の変化:タンパクが“回復に回る体”へ

  • 毎食の目安:手のひら1枚分(肉・魚・卵・豆腐など)
  • “噛んで食べる”タンパクを増やす(よく噛む=脾が喜ぶ)

3ヶ月で体質の土台:肌・髪・筋肉・免疫が安定しやすくなる

  • 「材料が入る」+「巡る」+「吸収できる」
    この3点が揃うと、底上げが安定しやすいです。

6) 食事で整えるコツ(タンパク質不足対策)

一口30回を意識してよく咀嚼しながら食事を楽しむ女性のイラスト|ほどよい堂

タンパク質を増やす“現実的なやり方”

禁止よりも「置き換え」が続きます。

  • パンだけ → 卵+味噌汁を足す
  • 麺だけ → 納豆 or 冷しゃぶを足す
  • おにぎりだけ → サバ缶+海藻を足す

おすすめ食材(身近で続けやすい)

  • 卵、豆腐、納豆、魚(サバ・鮭)、鶏肉、赤身肉
  • 具だくさん味噌汁(豆腐+わかめ+きのこ)

7) ほどよい堂的「立て直し」おすすめ設計(例)

漢方や養生の大切なポイントをわかりやすく伝える、ほどよい堂の解説イメージ

セットA:脾気虚(胃腸弱り)立て直し

セットB:気血両虚(疲れ・肌髪)底上げ

セットC:肝鬱気滞(ストレス停滞)整え


8) 使い方のコツ(よくある質問)

QA

Q. タンパク質はいつ食べるのがいい?

  • 胃腸が弱い人は 朝・昼に少しずつ分散がおすすめ
  • 夜にまとめ食いより、こまめに“材料供給”が安定しやすいです

Q. どれくらいで変化しますか?

  • 体感:3日(食後だるさ・便通の変化が出る人も)
  • 習慣:3週間(食欲・肌・回復感)
  • 土台:3ヶ月(筋肉・髪・粘膜・免疫の安定感)

Q. プロテインだけでOK?

プロテインは便利ですが、「吸収(腸)」と「循環」が弱いと、実感が出にくいことも。
食事+腸ケア+睡眠をセットで考えるのが近道です。


9) まずはここから|タンパク質不足ケアおすすめアプローチ


10) 最後に:あなたの“タンパク質不足”は、どのタイプ?

漢方薬剤師が指差しで案内するオンライン漢方相談のイラスト|ほどよい堂

「食べてない」のか、
「食べてるけど吸収できていない」のか、
「ストレスで回復に回っていない」のか。

ここが分かると、同じタンパク質不足でも最短ルートが変わります。

ほどよい堂では、体質(八綱・気血津液)+食事+腸の状態を一緒に見て、あなたに合う“続けられる養生”に落とし込みます。