F/B比とは?やせ菌・デブ菌の違いをわかりやすく解説|腸内細菌と腸活の基礎知識
腸内細菌研究はここまで進んでいる|老化・食事・発酵技術までつながる「腸の最新知見」
腸活という言葉は広く知られるようになりましたが、近年の研究は「お腹の調子を整える」だけにとどまりません。いま注目されているのは、腸内細菌が老化、炎症、食事の影響、さらには発酵技術の価値まで左右する可能性です。今回は、腸内細菌研究の進歩を、食物繊維・発酵・脂質・ポストバイオティクスまで含めて整理し、毎日の食生活と腸活にどう活かせるかを、ほどよい堂の視点でわかりやすくまとめました。
こんな方におすすめの記事です
- 腸活をしているのに、何から優先して整えるべきか迷っている方
- 食物繊維・発酵食品・乳酸菌の違いを整理して理解したい方
- リーキーガットや腸のバリア機能に関心がある方
- 漢方・薬膳・現代栄養学をつなげて腸を考えたい方
- 体質に合わせた腸活や食事改善をしたい方
目次
- 1 この記事でわかること
- 2 腸の話がいま「老化」や「健康寿命」と結びつく理由
- 3 腸内細菌研究の接点となった「ポリアミン」とは何か
- 4 腸内細菌研究は「ざっくり分類」から「ピンポイント解析」へ
- 5 大腸がん研究でも腸内細菌が注目されている
- 6 F/B比のような単純な見方は通用しにくくなっている
- 7 高脂肪食が「体内でトランス脂肪酸様物質を生む」可能性
- 8 日本人の肥満や糖尿病増加は「食べ過ぎ」だけでは説明できない
- 9 いま勧められる食事は「植物性中心+魚を活かす」方向
- 10 「植物性なら何でも良い」わけではない
- 11 日常で取り入れやすい食事の具体例
- 12 牛乳をめぐる見方も「消化」だけでは終わらない
- 13 発酵性食物繊維がいま改めて注目される理由
- 14 日本人は食物繊維が足りていない可能性が高い
- 15 発酵食品と発酵性食物繊維は同じではない
- 16 発酵高麗人参はなぜ「外で発酵」させるのか
- 17 日本人と韓国人では発酵文化が違い、腸内細菌も違う可能性がある
- 18 これからはポストバイオティクスと発酵技術が鍵になる
- 19 腸内フローラ検査はどこまで役立つのか
- 20 ほどよい堂の視点で見る「今日からの腸活」
- 21 まとめ|食と腸内細菌を一緒に考える時代が始まっている
- 22 あわせて読みたい・活用したいページ
- 23 監修者・免責事項
この記事でわかること
- 腸内細菌研究が「お腹」だけではなく、老化や健康寿命にまで広がっている理由
- ポリアミン、腸バリア、炎症、大腸がん研究との関係
- 高脂肪食や動物性脂肪と腸内細菌の相互作用
- 発酵性食物繊維・発酵食品・ポストバイオティクスの違い
- 日本人に合いやすい腸活の考え方と、日常で実践しやすい食事の方向性
腸の話がいま「老化」や「健康寿命」と結びつく理由
腸内細菌研究は消化器の枠を超え始めている
腸内細菌研究は、かつては便通や腹部症状、炎症性腸疾患のような消化器の問題を中心に語られることが多い分野でした。ところが近年は、腸内細菌が免疫、慢性炎症、代謝、加齢変化、バリア機能に関わる可能性が次々と示されるようになり、研究領域は大きく広がっています。
つまり腸は、単に「消化吸収の場」ではなく、全身のコンディションづくりに関わる土台として見直されつつあります。ほどよい堂でも、からだを支える柱を栄養・循環・吸収(腸活)の3本で捉えていますが、まさにその「吸収の質」が、老化や健康寿命とつながる時代に入ってきたと考えられます。

消化器内科から長寿研究へと広がる流れ
研究の現場では、潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患をきっかけに腸内細菌の重要性が注目され、その後、長寿研究や老化研究にも視点が拡張されてきました。腸の状態は、栄養を取り込む入口であるだけでなく、全身の炎症レベルやバリア機能の維持にも関わるため、ヘルシーエイジングを考えるうえで無視できないテーマになっています。
腸活を「何となく」ではなく体質に合わせて始めたい方へ
同じ腸活でも、冷えが強い方、のぼせやすい方、胃腸が弱い方、ストレスが強い方では整え方が変わります。ほどよい堂では、漢方・薬膳・腸活の視点から、今の体質に合う整え方をご提案しています。
腸内細菌研究の接点となった「ポリアミン」とは何か
研究者同士をつないだポリアミン研究
腸内細菌研究の中で注目されているテーマのひとつがポリアミンです。ポリアミンは細胞の増殖や修復、バリア維持に関わると考えられており、腸内細菌がこの産生に関与する可能性が研究されています。ある種のプロバイオティクスがポリアミンを増やすのではないか、という仮説から、人を対象にした研究へとつながっていった流れが紹介されています。
加齢とともに弱くなりやすい「腸バリア」にも関わる可能性
加齢にともなって、腸のバリア機能は低下しやすいと考えられています。いわゆるリーキーガット(腸のバリア低下)も、この文脈で注目される概念です。腸壁の防御が弱くなると、未消化物や不要な刺激が体内に入り込みやすくなり、慢性的な不調や炎症の背景になりやすいと考えられています。
ポリアミンは、こうしたバリア機能の維持にも関わる可能性があり、今後さらに研究が深まる分野です。漢方でいう「脾=消化吸収の要」と考える視点とも重なり、土台の弱りを早めに整えることの重要性を感じさせるテーマです。


腸内細菌研究は「ざっくり分類」から「ピンポイント解析」へ
以前の常識では見えなかったことが見え始めている
以前の腸内細菌研究では、「善玉菌」「悪玉菌」や、大きな分類単位での比率に注目が集まりがちでした。しかし現在は、どの菌がどの代謝物を作り、それがどのような炎症や保護作用に関わるのか、より細かなレベルで解析が進んでいます。
ピロリ菌は「特定の菌」が医学を変えた代表例
胃の分野では、ピロリ菌の発見が医学を大きく前進させました。同じように、腸の分野でも今後は「どの菌が」「何を作り」「何に関わるのか」をピンポイントで見ていく流れが進んでいくと考えられます。ただし、腸内は胃よりはるかに複雑で、単純な善悪では説明しにくい点も特徴です。
ここが大事|腸活が「菌の数」だけでは語れない理由
腸内細菌は、同じ名前のグループに見えても、菌種や株の違いで働きが変わることがあります。また、増えていること自体が必ずしも悪いとは限らず、からだを守るために増えている場合もあります。そのため、単純に「この菌が多いから良い・悪い」と決めつけるのではなく、食事・炎症・生活習慣・体質と合わせて考える視点が大切です。
大腸がん研究でも腸内細菌が注目されている
フソバクテリウムやDNA障害性代謝物を作る菌
大腸がんとの関連で注目されている菌として、フソバクテリウムや、DNA障害性をもつ物質を作る一部の大腸菌群などが挙げられています。腸内細菌は、ただそこに存在しているだけではなく、作り出す代謝物を通して炎症や組織障害に関与する可能性があります。
ただし「見つけたら除菌」で終わらない難しさもある
問題のある菌が見つかったとしても、すぐに抗生物質で叩けばよいという単純な話ではありません。健常者にも存在する菌があり、腸内全体のバランスを崩すことで別のトラブルを招くこともあります。耐性菌の問題もあるため、これからは「むやみに除菌する」よりも、腸内環境全体をどう整えるかがより重要になってくると考えられます。
F/B比のような単純な見方は通用しにくくなっている
日本人には当てはまりにくい指標もある
以前は、肥満や代謝異常との関連でF/B比が盛んに語られました。しかし現在では、こうした大ざっぱな比率だけでは実用的な判断が難しいことがわかってきています。特に日本人では、欧米のデータをそのまま当てはめにくい面もあります。 F/B比とは、腸内細菌のうち Firmicutes(ファーミキューテス門)と Bacteroidetes(バクテロイデス門) の割合の比率のことです。 つまり、「ファーミキューテス門がどれくらい多く、バクテロイデス門と比べてどうか」を見る指標です。 以前は以下のように考えられていました。 そのため、腸内フローラ検査でも「高い・低い」がよく話題になっていました。 現在は、F/B比だけで体の状態を判断するのは難しいと考えられています。 そのため、「門レベル」の大まかな分類では情報が粗すぎるとされています。 つまり、「比率」よりも「中身と働き」が重要視されています。 F/B比は腸内細菌バランスの参考指標のひとつですが、
それだけで腸内環境を判断することはできません。 食事・生活習慣・腸の状態などを含めて、全体で見ることが大切です。F/B比とは?
なぜ注目されたのか?
現在の考え方
理由
今、重視されている視点
まとめ
日本人ではブラウチア菌などが注目される
日本人に比較的多いとされる菌の一例として、ブラウチア菌が注目されています。短鎖脂肪酸の産生などを通して、腸の環境維持に関わる可能性があり、日本人の食文化との関係も含めて今後の研究が期待されています。

高脂肪食が「体内でトランス脂肪酸様物質を生む」可能性
食品から摂るだけでなく、腸内で作られる視点が出てきた
非常に興味深いのは、高脂肪食を背景に、一部の腸内細菌が体内でトランス脂肪酸様の有害物質を作り出す可能性が示されている点です。食品中にどれだけ含まれるかだけでなく、食べた脂質が腸内細菌によってどのように変換されるかも重要になってきています。
「表示にないから安心」とは言い切れない時代へ
日本では企業努力により食品中のトランス脂肪酸は減ってきましたが、それでも高脂肪食・動物性脂肪の多い食習慣と腸内細菌の組み合わせによって、からだの中で炎症に関わる物質が生まれる可能性があります。これからの腸活では、油の量だけでなく、脂質の質と食べ方の積み重ねがより重要になると考えられます。
| 注目ポイント | 高脂肪食は単にカロリー過多というだけでなく、腸内細菌との相互作用を通して炎症や代謝異常に関わる可能性がある |
|---|---|
| 見直したい点 | 加工食品、動物性脂肪の偏り、揚げ物中心、野菜や海藻・豆類不足 |
| 整える方向性 | 植物性食品を増やす、魚を活かす、よく噛む、汁物や発酵性食物繊維を毎日の定番にする |
日本人の肥満や糖尿病増加は「食べ過ぎ」だけでは説明できない
カロリー総量よりも脂質の質と生活習慣が問題
日本人の肥満や糖尿病は、単純に総摂取カロリーの増加だけでは説明しにくいとされます。背景には、脂質比率の上昇、動物性脂肪の増加、運動不足などがあり、そこに腸内細菌の代謝が関わっている可能性があります。
脂質の「量」だけでなく「代謝され方」にも注目が必要
同じ油でも、何をどれだけ食べるか、誰の腸でどう代謝されるかによって影響は変わってきます。漢方的にみても、痰湿(たんしつ=余分な水分や老廃物がたまりやすいタイプ)や湿熱(しつねつ=こもった熱とべたつきが強いタイプ)では、脂質や甘いものの摂り方が体調に影響しやすい傾向があります。
いま勧められる食事は「植物性中心+魚を活かす」方向
ヘルシーエイジングでは加工肉とトランス脂肪酸を避ける方向
健康寿命を意識した食事としては、加工肉を控え、過剰な脂質やトランス脂肪酸を避け、植物性食品の割合を高める方向が勧められます。ただし「肉は悪い」と極端に考えるのではなく、たんぱく質は必要な栄養として、豆・魚・発酵大豆製品なども上手に使うことが大切です。
日本人は魚を活かしながらプラントベース寄りにしやすい
日本人には、魚を取り入れやすい食文化があります。そのため、完全な菜食でなくても、植物性食品を増やしながら魚を活かす食べ方は実践しやすい形です。食物繊維やフィトケミカル、ミネラルの底上げにもつながりやすく、いわゆる「新型栄養失調」の予防にも役立ちます。
増やしたいもの
- 野菜スープ・味噌汁
- 海藻・きのこ・豆類
- 雑穀・もち麦・玄米
- 果物をそのまま食べる習慣
- 魚・大豆製品・発酵食品
減らしたいもの
- 加工肉の頻度
- 揚げ物中心の食事
- 甘い飲み物の習慣化
- 食物繊維の少ない単品食
- 早食い・噛まない食べ方
「植物性なら何でも良い」わけではない
ヘルシーな植物性とアンヘルシーな植物性は違う
植物由来という言葉だけで健康的と判断するのは危険です。果物そのものは良くても、果糖ぶどう糖液糖の多い清涼飲料は別物です。じゃがいも自体は食材として使いやすくても、ポテトチップスやフライドポテトの形になると話は変わります。
加工度が高いと「植物性」でも話が変わる
大切なのは、「何由来か」だけでなく、どんな形で食べるかです。ほどよい堂では、一物全体(皮・葉・芯まで丸ごとに近い形)や身土不二(その土地・季節・体質に合ったもの)を意識した食べ方をおすすめしています。
日常で取り入れやすい食事の具体例
白米一辺倒より、雑穀・果物・発酵系を上手に使う
日常の食事では、白米一辺倒よりも、もち麦・玄米・雑穀を混ぜる工夫が役立ちます。さらに、豆乳、ヨーグルト、バナナ、皮付きりんごなど、食物繊維や発酵を意識した食材を組み合わせることで、腸内細菌の餌を増やしやすくなります。
果物はジュースより「そのまま」が基本
果物は、ジュースではなく、そのまま食べる形が基本です。食物繊維の存在や咀嚼の刺激もあり、血糖の上がり方や満足感にも差が出やすくなります。よく噛むことは、消化のスイッチを入れ、脾の働きを助ける第一歩です。

牛乳をめぐる見方も「消化」だけでは終わらない
分解できないことが、逆に腸内細菌の餌になることもある
日本人には乳糖分解酵素が少ない方も多く、牛乳でお腹がゆるくなる方もいます。ただ一方で、分解されずに届いた成分が大腸でビフィズス菌などの餌になる可能性もあります。つまり「合う・合わない」は一律ではなく、量やタイミング、本人の腸内環境によっても変わってきます。
発酵性食物繊維がいま改めて注目される理由
「水溶性・不溶性」より「発酵しやすさ」が重要になってきた
食物繊維はこれまで、水溶性か不溶性かで分けて考えられることが多くありました。しかし現在は、それに加えて腸内細菌の餌になりやすいか、どれくらいの速さで発酵するかが重要視されています。
発酵スピードが速すぎると不快感につながることもある
発酵が速すぎると、ガスが出やすく、腹部膨満感や不快感につながることがあります。そのため、食物繊維は「多ければ多いほどよい」ではなく、今の腸の状態に合わせて、ゆっくり穏やかに発酵するものを選ぶ視点も大切です。
| 考え方 | ポイント |
|---|---|
| 食物繊維の量 | 不足しやすいが、急に増やしすぎると張りや不快感が出ることもある |
| 発酵のされ方 | 腸内細菌の餌としてどう使われるかが重要 |
| 発酵のスピード | 速すぎるとガスや膨満感につながる場合がある |
| 実践のコツ | 味噌汁、野菜スープ、海藻、きのこ、豆、雑穀を毎日の定番にする |

日本人は食物繊維が足りていない可能性が高い
食物繊維不足は、腸だけの問題ではない
日本人は、食物繊維摂取量が十分とは言いにくい状況です。食物繊維不足は、便通や腸内環境だけでなく、血糖、脂質代謝、炎症、生活習慣病リスクにも関わると考えられています。特に若い世代ほど不足しやすい傾向があり、白米中心・野菜不足・単品食の積み重ねが影響しやすくなります。
白米中心の文化も背景にある
日本は麦文化よりも白米文化が強いため、欧米に比べて自然と食物繊維量が少なくなりやすい面があります。そこで、もち麦や雑穀を混ぜる、汁物に海藻やきのこを足す、豆類を活用するなど、小さな工夫の積み重ねが大切になります。
発酵食品と発酵性食物繊維は同じではない
どこで発酵するかが違う
発酵食品と発酵性食物繊維は混同されやすいですが、役割は異なります。味噌や醤油、漬物などは、体の外で発酵して作られた食品です。一方で、発酵性食物繊維は、体の中で腸内細菌によって発酵される餌です。
整理するとこうなります
- 発酵食品:すでに外で発酵している食品
- 発酵性食物繊維:腸内細菌が体内で発酵させるための餌
- プロバイオティクス:有用菌そのもの
- プレバイオティクス:有用菌の餌
- ポストバイオティクス:菌が作った有用成分や発酵産物
発酵高麗人参はなぜ「外で発酵」させるのか
腸内細菌の個人差を越えるための工夫という考え方
高麗人参のような素材は、そのまま摂っても誰もが同じように有用成分を得られるとは限りません。腸内細菌の違いにより、活性代謝物がうまく作られる人と、そうでない人がいる可能性があります。そこで、あらかじめ外で発酵させることで、腸内環境の個人差に左右されにくくしようという発想が出てきます。
「体質差がある」ことを前提にした食の技術
この考え方は、漢方の「同じものでも、体質によって反応が異なる」という視点とも重なります。発酵技術は、素材の価値を高めるだけでなく、体質差・腸内細菌差をならす工夫としても期待されています。
日本人と韓国人では発酵文化が違い、腸内細菌も違う可能性がある
麹文化とキムチ文化の違いが背景にあるかもしれない
発酵文化の違いは、長い時間をかけて腸内環境にも影響している可能性があります。日本の麹文化、韓国のキムチ文化のように、普段の食生活の違いが、菌叢の特徴の違いに関わっているかもしれません。
同じ素材でも、国や体質で反応が違う可能性がある
だからこそ、「海外で評価が高い素材だから、日本人にも同じように合う」とは限りません。日本人の食文化や体質に合わせて、どのように取り入れるかを考えることが大切です。
これからはポストバイオティクスと発酵技術が鍵になる
菌そのものではなく「菌が作ったもの」を使う時代へ
腸活というと、乳酸菌やビフィズス菌など「菌を入れる」ことに注目が集まりがちです。しかし今後は、菌そのものだけでなく、菌が作り出した有用成分や発酵によって得られた成分、つまりポストバイオティクスが重要になる可能性があります。
日本の発酵技術には大きな可能性がある
日本の発酵技術は、健康に役立つだけでなく、おいしさや食べやすさ、持続可能性の面でも大きな強みがあります。大豆のように体に良くてもそのままでは摂りにくい素材を、発酵によって取り入れやすくすることは、これからの食の大きな鍵になりそうです。

ほどよい堂で重視している腸活の考え方
- プロバイオティクス(善玉菌)
- プレバイオティクス(菌のエサ)
- バイオジェニックス(菌が作る有用成分)
- リーキーガット対策としての腸バリアの視点
- 脾=土を整え、全身の気血水の巡りを支える考え方
腸内フローラ検査はどこまで役立つのか
属レベルだけでは限界がある
腸内フローラ検査は、腸活への関心を高めるきっかけとしては有用ですが、属レベルの割合だけで「あなたはこうです」と断定するには限界があります。より精密には、菌種レベル、代謝経路、生活習慣、症状、食事内容まで含めて考える必要があります。
まだ「全部わかる」段階ではない
検査技術は進んでいますが、検査結果だけで将来の病気や不調をすべて予測できる段階ではありません。だからこそ、検査結果に一喜一憂するのではなく、日々の食事・睡眠・ストレス・便通・体調の変化を合わせて見ていくことが大切です。
相談が増えているテーマ|こんな不調は腸から見直すヒントになることがあります
- 便通の乱れ、張りやすさ、ガスが多い
- 疲れやすい、食後にだるい、甘いものがやめにくい
- 肌のゆらぎ、むくみ、口内環境の乱れ
- 冷えとほてりが混在する、寝ても回復しにくい
- 食べているのに元気が出ない、新型栄養失調が気になる
ほどよい堂の視点で見る「今日からの腸活」
まずは3日・3週間・3ヶ月で考える
からだは固定されたものではなく、日々入れ替わる動的平衡のシステムです。だからこそ、腸活も一度で劇的に変えるより、3日で体感の変化、3週間で習慣の変化、3ヶ月で体質の土台の変化という時間軸で整えていくことが現実的です。
最初の一歩は「足す前に、整える」
腸活アイテムを増やす前に、まずは食べ方・噛み方・汁物・食物繊維・睡眠・ストレスを見直すことが大切です。よく噛むこと、味噌汁や野菜スープを毎日の定番にすること、海藻・きのこ・豆を取り入れることは、脾を助け、吸収できる腸を育てる基本になります。
| 3日で始めること | 朝の水分、味噌汁、よく噛む、甘い飲み物を少し減らす |
|---|---|
| 3週間で習慣化したいこと | 海藻・きのこ・豆・雑穀を定番化、食事のリズムを整える、発酵食品を無理なく継続 |
| 3ヶ月で土台を育てること | 体質に合う漢方・腸活アイテム・食事法を継続し、吸収力と巡りの底上げを目指す |
腸活・食物繊維・リーキーガットが気になる方へ
「便通だけでなく、疲れやすさ・肌・巡りも含めて整えたい」「自分の体質に合う腸活を知りたい」という方は、ほどよい堂の無料相談をご活用ください。食事・漢方・健康食品の取り入れ方を、無理のない形でご案内します。
まとめ|食と腸内細菌を一緒に考える時代が始まっている
腸内細菌研究は、もはや「整腸」だけの話ではありません。老化、炎症、脂質代謝、発酵技術、ポストバイオティクス、食物繊維、リーキーガットまでつながる広いテーマになっています。つまり、何を食べるかだけでなく、それを腸がどう受け止め、どう変換するかがますます大切になってきているということです。
漢方的にみても、脾=土の働きが整うことで、全身の気血水が巡りやすくなります。現代栄養学でいう腸バリアや発酵性食物繊維の視点と、中医学の土王説は、実はとても相性のよい考え方です。食べるだけでなく、吸収できる腸を育てること。その積み重ねが、毎日の元気と将来の健康寿命を支える土台になっていくと考えられます。
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※食品・健康食品・漢方の取り入れ方は、体質や体調、服薬状況によって合う・合わないがあります。気になる方は、事前にご相談ください。
監修者・免責事項
本記事の信頼性を高めるため、監修者情報と免責事項をまとめています。 体質の整理(中医学)と、現代の栄養学・生活習慣の視点を両輪で扱い、誠実な表現を心がけています。
Supervisor / Reviewer
監修者情報

監修:河邊 甲介(薬剤師/中医薬膳師/薬膳素材専門士/ペットフーディスト)
漢方薬局「ほどよい堂」代表
宮崎県川南町にて、漢方 × 薬膳 × 腸活のトリプルアプローチによる健康相談を行っています。 体質の言語化と、日常で“続く整え方”をセットでご提案しています。
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本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断・治療・処方の代替ではありません。 症状が強い/長引く/不安が大きい場合は、医療機関・専門家へご相談ください。
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- 妊娠中・授乳中・服薬中・通院中の方は、自己判断での実施を避け、必ず確認してください。
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