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この記事の結論
スタチンは、LDLコレステロールを下げ、心筋梗塞や脳梗塞などのリスク管理に使われる大切なお薬です。一方で、服用中に筋肉痛・脱力感・だるさ・こむら返りを感じる方もいます。
スタチンにより体内のコエンザイムQ10が低下する可能性は報告されていますが、すべての筋肉痛やだるさがCoQ10不足とは限りません。自己判断で薬を中止せず、症状・検査値・併用薬・体質を確認しながら考えることが大切です。
- スタチンは自己判断で中止しない
- 強い筋肉痛・脱力感・赤褐色尿がある場合は早めに医療機関へ
- CoQ10は全員に必須ではなく、必要に応じて補助的に検討
- 漢方では「気虚・血虚・腎虚・脾虚」などの体質から整える
ほどよい堂では、服用中のお薬・検査値・体質・食事・睡眠・便通を確認しながら、漢方×薬膳×腸活の視点で無理のない整え方をご提案しています。
スタチンでCoQ10が減ると言われる理由
スタチン系薬剤は、肝臓でコレステロールを作る経路に関わるHMG-CoA還元酵素を抑える薬です。アトルバスタチン、ロスバスタチン、ピタバスタチン、プラバスタチンなどが代表的です。
この経路は、コレステロールだけでなく、体内でコエンザイムQ10を作る流れにも関係しています。そのため、スタチン服用によって血中CoQ10が低下する可能性が報告されています。

正確には「可能性」として考える
大切なのは、CoQ10が減る可能性はあるが、筋肉痛やだるさの原因がすべてCoQ10不足とは限らないという点です。運動、脱水、甲状腺機能、ビタミンD不足、腎機能、肝機能、併用薬、年齢、体質なども関係します。
CoQ10補給はスタチン服用中の筋肉痛に役立つ?
CoQ10補給については、スタチン関連筋症状に対して一部の研究で軽減の可能性が示されています。一方で、すべての研究で同じ結果が出ているわけではなく、現時点では「全員に必須」とまでは言えません。
現実的には、筋肉痛・こむら返り・だるさが気になる方が、医師・薬剤師に相談したうえで補助的に検討する選択肢と考えるのが安全です。
CoQ10を検討しやすいケース
- スタチン服用後から筋肉痛・こむら返り・だるさが気になる
- 食事量が少なく、たんぱく質やビタミン・ミネラル不足が疑われる
- 疲れが抜けにくく、年齢とともに回復力の低下を感じる
- 主治医からスタチン継続の必要性を説明されているが、体調面も整えたい
※CoQ10は薬の代わりではありません。スタチンの中止・変更は必ず主治医に相談してください。
CoQ10を始める前に注意したい方
- ワルファリンなどの抗凝固薬を服用中の方
- 糖尿病治療薬・降圧薬を服用中の方
- がん治療中の方
- 妊娠中・授乳中の方
- 複数の薬やサプリメントを併用している方
サプリメントも体質や薬との相性があります。不安がある場合は、購入前に薬剤師へご相談ください。

すぐ相談した方がよいスタチン服用中の症状
このような症状は早めに医療機関へ
- 強い筋肉痛がある
- 力が入りにくい、階段がつらい
- 尿の色が赤褐色・コーラ色になった
- 発熱を伴う筋肉痛がある
- 尿量が少ない
- 倦怠感が急に強くなった
- CK、腎機能、肝機能の異常を指摘された
横紋筋融解症はまれですが、腎障害につながることがあるため注意が必要です。強い症状がある場合は、CoQ10や漢方で様子を見る前に医療機関で確認しましょう。
中医学で見るスタチン服用中の筋肉痛・だるさ
中医学では、筋肉痛・だるさ・こむら返りを「薬の影響」だけで見るのではなく、気・血・津液、脾・肝・腎の働きから体質を整理します。
ほどよい堂では、まず証を組み立てる、次に背景を説明する、そして治則・養生を示すという流れで考えます。
気虚タイプ|エネルギー不足タイプ
気虚とは、体を動かすエネルギーが不足している状態です。朝からだるい、食後に眠い、息切れしやすい、胃腸が弱い方に多く見られます。
治則は補気健脾。胃腸を整え、栄養からエネルギーを作る力を支えます。
血虚タイプ|筋肉に栄養が届きにくいタイプ
血虚とは、血の量や質が不足し、筋肉・神経・目・皮膚に栄養が届きにくい状態です。こむら返り、目の疲れ、眠りの浅さ、爪の弱さが目安になります。
治則は補血養筋。たんぱく質、鉄、亜鉛、ビタミンB群などの土台も大切です。
腎虚タイプ|年齢・慢性疲労・足腰の弱りタイプ
腎虚とは、加齢や慢性疲労により体の土台となる力が落ちている状態です。足腰のだるさ、夜間頻尿、耳鳴り、冷え、筋力低下が目安になります。
治則は補腎益精。睡眠、軽い筋トレ、良質なたんぱく質・脂質を3ヶ月単位で整えます。
脾虚タイプ|吸収力が落ちているタイプ
脾虚とは、消化吸収の力が弱り、食べたものを気血に変えにくい状態です。胃もたれ、軟便、食後の眠気、むくみが目安になります。
治則は健脾和胃。よく噛む、温かい汁物、発酵性食物繊維で「土」を整えます。

食事・腸活・休養でできるスタチン服用中の養生
ほどよい堂では、体の土台を栄養・循環・吸収の3本柱で考えます。薬で数値を管理しながら、細胞を作る材料、巡らせる力、吸収できる腸を整えることが大切です。
カロリーは足りていても、たんぱく質・良質脂質・ビタミン・ミネラル・食物繊維・フィトケミカルが不足する状態を、ほどよい堂では「新型栄養失調」として考えます。
青魚、卵、大豆製品、海藻、きのこ、緑黄色野菜、味噌汁、野菜スープを毎日の定番にしましょう。
筋肉のこわばりやだるさがある方は、激しい運動よりも、10〜20分の散歩、軽いストレッチ、ふくらはぎを動かすことから始めるのがおすすめです。
中医学では胃腸は「脾=土」。土が整うと、全身の気血水が巡りやすくなります。腸活では、善玉菌、菌のエサ、菌が作る有用成分を三位一体で考えます。
まず1つ変えるなら「よく噛む」
1口30回を目安によく噛むことは、消化のスイッチを入れ、脾の働きを助ける基本の養生です。胃腸が弱い方、食後に眠くなる方、便通が不安定な方は、サプリより先にここから始める価値があります。
毎日の定番にしたい食材
- 味噌汁、野菜スープ
- 海藻、きのこ、豆類
- 青魚、卵、大豆製品
- 発酵性食物繊維を含む野菜・雑穀
- 季節の食材を丸ごと活かす一物全体の食事
疲れが抜けない方の休養設計
疲れは、物理ストレス、化学ストレス、生物ストレス、心理ストレス、社会ストレスが重なって起こります。睡眠だけでなく、軽い運動、栄養の立て直し、人やペットとのつながり、娯楽、創作、情報から離れる時間も休養になります。
3日で体感の変化、3週間で習慣の変化、3ヶ月で体質の土台の変化を目安に、無理なく整えていきましょう。

ほどよい堂での考え方
スタチン服用中の不調は、単純に「薬が悪い」「CoQ10を飲めばよい」とは言い切れません。
大切なのは、薬を自己判断でやめないこと、症状があれば主治医・薬剤師に相談すること、そして食事・腸・巡り・休養を整えることです。
ほどよい堂では、漢方薬を1包から購入できるほか、服用中のお薬との相性や、薬膳茶・サプリメントの選び方についてもご相談いただけます。
「スタチンを飲んでいるけれどCoQ10を飲んでいい?」「筋肉痛やだるさが気になる」「漢方や薬膳茶との併用が不安」など、気になることがあればLINEからご相談ください。
よくある質問
スタチンを飲んでいる人はCoQ10を必ず飲むべきですか?
必ずではありません。スタチンによりCoQ10が低下する可能性はありますが、CoQ10補給の効果には研究によってばらつきがあります。筋肉痛・だるさが気になる方は、医師・薬剤師に相談したうえで検討しましょう。
筋肉痛が出たらスタチンをやめてもよいですか?
自己判断で中止しないでください。筋肉痛の原因は、運動、脱水、甲状腺機能、ビタミンD不足、他の薬との相互作用などの場合もあります。強い筋肉痛、脱力感、赤褐色尿がある場合は早めに医療機関へ相談してください。
CoQ10は薬と併用できますか?
多くの方では比較的安全に使われますが、ワルファリンなどの抗凝固薬、糖尿病治療薬、降圧薬、がん治療中の方は注意が必要です。服用中の薬がある方は、始める前に薬剤師へ相談してください。
漢方や薬膳茶でスタチンの副作用を防げますか?
漢方や薬膳茶でスタチンの副作用を確実に防げるとは言えません。ただし、気虚・血虚・脾虚・腎虚などの体質を整え、栄養・循環・吸収の土台を支えることで、疲れにくい体づくりを目指すことはできます。
参考情報
本記事は、医療情報としての安全性を重視し、スタチンの自己判断での中止をすすめるものではありません。症状がある場合は、主治医・薬剤師にご相談ください。
店舗情報
漢方薬局ほどよい堂
〒889-1301 宮崎県児湯郡川南町川南26197-1
電話:0983-32-7933
宮崎県川南町の自然豊かな環境で、漢方×薬膳×腸活の健康相談を行っています。お薬の疑問、サプリメントとの併用、体質に合わせた養生について、お気軽にご相談ください。





