清熱類とは?ほてり・吹き出物・口渇を整える薬膳の考え方|体質チェックと無料漢方相談で自分に合う養生を知る

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目次

清熱類とは?体の熱をやさしく整える薬膳の考え方|ほてり・吹き出物・口渇・夏バテ対策を中医学と現代栄養学でやさしく解説

最近、ほてりやすい・口が渇く・吹き出物が増えやすい・イライラしやすい・暑さで食欲が落ちる。そんな不調が重なるとき、中医学では「熱がこもっている」可能性を考えます。

こうしたときに役立てやすい考え方が、清熱類(せいねつるい)=体の余分な熱をさばく方向の食養生です。きゅうり・トマト・苦瓜・すいか・豆腐・緑豆・もち麦など、日常に取り入れやすい食材が多いのも魅力です。

ただし、冷ませばよいという単純な話ではありません。冷えや胃腸の弱さがある方では、摂り方の工夫が大切です。この記事では、清熱類の基本・活躍しやすい場面・腸活とのつなぎ方・冷え体質の注意点まで、漢方薬局ほどよい堂の視点で丁寧にまとめます。

清熱類のイメージ 漢方薬局ほどよい堂

「自分は熱タイプ?冷えタイプ?」が気になる方へ

体質に合わない養生は、かえって続きにくくなることがあります。迷ったときは、まず体質を確認してから整えるのがおすすめです。

清熱類とは?

中医学では、体の中にこもった熱を内熱(ないねつ)として捉えることがあります。内熱が強くなると、ほてり、顔の赤み、のどの渇き、イライラ、吹き出物、口内の違和感、便が硬くなる感じなどにつながりやすいと考えられています。

そのようなときに使う考え方が、清熱類=熱をやさしく冷ます方向の食薬です。夏の暑さ、食べ過ぎ・飲み過ぎ、辛いものや脂っこいものの偏り、睡眠不足、ストレスなどが重なって熱が高まりやすい場面で、日々の食卓に取り入れやすい知恵として役立ちます。

一方で、清熱類は「冷やす方向」に働くため、陽虚(ようきょ=冷えやすく温める力が弱いタイプ)脾虚(ひきょ=胃腸が弱りやすいタイプ)の方では、摂りすぎるとお腹が冷えたり、食欲が落ちたりしやすくなります。大切なのは、体質を見ながら量・温度・調理法を調整することです。

熱がこもりやすいサイン

  • 顔がほてる・のぼせやすい
  • 口が渇く・冷たいものが欲しくなる
  • 吹き出物・赤み・口内の違和感が出やすい
  • イライラしやすい・寝つきが悪い
  • 便が硬い・すっきり出にくい

冷やしすぎ注意のサイン

  • 冷えやすい・手足が冷たい
  • 疲れやすい・朝が弱い
  • お腹を下しやすい・胃もたれしやすい
  • 食後に眠くなりやすい
  • 温かいものを飲むと楽になりやすい
陰陽五行と体質のイメージ 漢方薬局ほどよい堂

清熱類が活躍しやすい場面

清熱類は、ただ「暑いから食べる」だけではなく、熱がこもりやすい体のサインを見ながら取り入れると活かしやすくなります。特に、夏場の食欲低下、辛いものや脂っこいものが続いた後、寝不足やストレスが重なって熱っぽさが出やすいときなどに、食卓のバランスを整える助けになります。

また、現代栄養学の視点で見ると、清熱類としてよく紹介される野菜や豆類は、水分・食物繊維・カリウム・植物性栄養素を摂りやすく、暑い時期の栄養の偏りを整える方向にもつながりやすい食材が多いです。つまり、清熱類は中医学の知恵であると同時に、現代の食生活を軽やかに整えるヒントにもなります。

こんな時に意識しやすいテーマ
  • 夏の暑さで食欲が落ちやすい
  • ほてり・のぼせ・口渇が気になる
  • 吹き出物・口内の違和感・赤みが出やすい
  • 脂っこい食事や甘いものが続いた
  • 便が硬い・熱がこもる感じがある
  • イライラ・寝苦しさが重なりやすい

大切な注意点

発熱や強い体調不良がある場合は、食養生だけで無理に様子を見ず、必要に応じて医療機関へご相談ください。清熱類はあくまで毎日の食事で体を整える補助的な考え方であり、診断や治療の代わりではありません。

代表的な清熱類の食材

きゅうり・トマト・すいかなどのみずみずしい食材

きゅうり、トマト、すいかなどは、暑い時期に取り入れやすい代表的な清熱系食材です。中医学では、熱をさばき、口の渇きやほてりに寄り添う方向で使われることがあります。

現代栄養学の視点では、水分を多く含み、重たくなりにくいため、暑さで食欲が落ちる時期にも取り入れやすいのが利点です。ただし、冷えが強い方は、冷蔵庫から出してすぐ大量に食べるより、常温に近づける、温かい汁物と合わせるなどの工夫が向いています。

苦瓜・なす・レタスなど、熱をさばきやすい野菜

苦味やさっぱり感のある野菜は、清熱の考え方と相性がよいことがあります。苦瓜、なす、レタスなどは、夏の食卓に取り入れやすく、重たい食事が続いたときの切り替えにも便利です。

苦瓜は苦味が気になる場合、炒め物やスープにすると取り入れやすくなります。冷やしすぎが心配な方は、火を通して使うだけでも負担感が変わりやすくなります。

豆腐・緑豆・もち麦など、やさしく整えやすい食材

豆腐、緑豆、もち麦などは、熱をさばく方向に加えて、日々の食事に無理なく組み込みやすいのが魅力です。とくに、もち麦や豆類は食物繊維を補いやすく、腸活の土台づくりともつなげやすい食材です。

ほどよい堂では、清熱だけでなく、「栄養」「循環」「吸収=腸活」の3本柱で整えることを大切にしています。豆類や穀類をうまく取り入れることで、単なる“冷ます養生”ではなく、“受け取れる体づくり”にもつながりやすくなります。

清熱類の食材イメージ1 漢方薬局ほどよい堂

清熱類と腸活はどうつながる?

清熱類というと「冷ます食材」という印象が強いかもしれませんが、実際には腸でしっかり吸収できる形に整えることも大切です。体に必要な栄養は、食べただけではなく、消化吸収できてこそ生かされます。中医学では脾胃(ひい=消化吸収の中心)を整えることが全身の土台と考えられます。

そのため、暑さや熱っぽさがある時期でも、冷たいものだけに偏るのではなく、味噌汁、野菜スープ、豆類、海藻、きのこ、発酵性食物繊維を組み合わせることが大切です。よく噛むことは、消化のスイッチを入れ、脾を助ける基本でもあります。

腸活の視点では、善玉菌を補うプロバイオティクスだけでなく、善玉菌のエサになるプレバイオティクス、菌がつくる有用成分であるバイオジェニックスまで含めて考えると、毎日の食事設計がより実践的になります。清熱類は、この土台の中で「熱の偏りをやわらげる一部」として位置づけると、冷やしすぎを防ぎながら活かしやすくなります。

ほどよい堂的な整え方のコツ

  • 栄養:細胞は食べたものでしか作られません。極端な我慢より、必要な材料を入れることが先です。
  • 循環:熱がこもる背景には、巡りの滞りが隠れていることもあります。冷やすだけでなく巡らせる視点も大切です。
  • 吸収=腸活:食べたものを受け取れる胃腸環境づくりが、体質改善の土台になります。

腸活も含めて体質から整えたい方へ

「熱っぽさだけでなく、便秘や肌荒れ、疲れやすさ、冷えも気になる」という方は、単品の食材選びより、全体の体質設計が大切です。

清熱類を取り入れやすいおすすめの食べ方

清熱類は、生で食べる方法だけでなく、体質に合わせた調理法を選ぶことで、ぐっと取り入れやすくなります。冷えが少ない方なら、さっぱりした和え物やサラダも使いやすいですが、胃腸が弱い方や冷えがある方は、スープ・蒸し物・さっと煮るなど、温かさを残した調理がおすすめです。

① 蓮の実ともち麦のやさしい粥

暑さで食欲が落ちる時期にも取り入れやすい一品です。やわらかく煮ることで胃腸の負担を抑えやすく、もち麦を使うことで食物繊維も補いやすくなります。

② 緑豆のさっぱりスープ

重たい食事が続いた後の切り替えに向きやすい組み合わせです。冷やしすぎが気になる場合は、冷製ではなく温かいスープとして取り入れるのが安心です。

③ トマト・きゅうり・豆腐の和え物

みずみずしい食材をやさしく取り入れたいときに便利です。生姜や少量の大葉を合わせると、冷えが気になる方でもバランスをとりやすくなります。

④ 苦瓜の炒め物

苦味が苦手な方でも、炒めることで取り入れやすくなります。動物性たんぱく質や卵と合わせると、栄養バランスも整えやすくなります。

清熱類の食材イメージ2 漢方薬局ほどよい堂

冷え体質・胃腸が弱い方が気をつけたいこと

清熱類は便利ですが、誰にでも同じように合うわけではありません。とくに、冷えやすい、疲れやすい、下しやすい、食後に重たくなりやすい方は、冷やす食材の摂り方を工夫することが大切です。

中医学では、冷えやすいタイプでは「熱を下げること」よりも、「脾胃を傷めずに整えること」が優先になる場合があります。だからこそ、清熱類を使うときも、量を控えめにする・温かい料理にする・生姜やねぎを少量合わせる・冷たい飲み物を重ねないといった工夫が活きてきます。

まず1つ変えるならここ。
生野菜や冷たい果物を増やす前に、味噌汁・野菜スープ・豆腐料理・温かい雑炊のような「胃腸にやさしい形」で清熱系食材を入れてみるのがおすすめです。

漢方の考え方でみる清熱と体質の関係

熱があるからといって、全員が同じタイプとは限りません。たとえば、赤みやイライラが強い実熱(じつねつ=熱の勢いが強いタイプ)もあれば、潤い不足からほてりや乾燥が出やすい陰虚(いんきょ=潤い不足タイプ)もあります。また、食べ過ぎや胃もたれが重なって熱っぽさが出るケース、ストレスで気が巡らず熱化しやすいケースなど、背景はさまざまです。

そのため、漢方薬を考える際も、単に「熱があるから冷ます」ではなく、証(しょう=体質と不調の組み合わせ)を見極めることが大切です。たとえば、

  • 黄連解毒湯(おうれんげどくとう):赤み・のぼせ・イライラなど、熱が強めのタイプに用いられる方剤
  • 白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう):強い熱感や口渇が目立つタイプに用いられる方剤
  • 清上防風湯(せいじょうぼうふうとう):顔まわりの熱感や吹き出物傾向に使われることがある方剤

といった考え方があります。ただし、漢方薬は体質との相性が大切です。自己判断だけで選ぶより、相談しながら組み立てるほうが、結果的に遠回りしにくくなります。

体質に合う整え方を知りたい方はこちら

「食事だけでは限界を感じる」「清熱類が合うのか分からない」「漢方も試してみたい」という方は、ほどよい堂の無料相談をご活用ください。

よくある質問

清熱類は毎日とってもよいですか?

体質と季節によります。熱がこもりやすい時期には取り入れやすい一方、冷えが強い方、胃腸が弱い方では毎日大量にとると負担になることがあります。体調に合わせて、量・温度・調理法を調整するのがおすすめです。

吹き出物や口内の違和感があるときは、清熱類だけで整いますか?

食養生は大切な土台ですが、それだけで全てが決まるわけではありません。睡眠、ストレス、甘い飲み物、脂っこい食事、便通、胃腸の状態なども重なります。必要に応じて、体質全体を見直すことが大切です。

冷え性でも清熱類は食べてよいですか?

はい、工夫次第で取り入れられます。生でたくさん食べるのではなく、スープや煮物、炒め物にする、生姜やねぎを少量合わせる、冷たい飲み物と重ねない、といった形がおすすめです。

腸活と一緒に整えたい場合は何から始めるとよいですか?

まずは、よく噛むこと、味噌汁や野菜スープを増やすこと、海藻・きのこ・豆類・発酵性食物繊維を毎日の定番にすることから始めやすいです。必要に応じて、腸活アイテムやクロレラなども検討しやすくなります。

まとめ|清熱類は「冷ます」だけでなく、体全体を整える知恵

清熱類は、ほてり・口渇・吹き出物・暑さによる食欲低下など、熱がこもりやすいときの食養生として役立てやすい考え方です。ただし、冷えや胃腸の弱さがある方では、摂り方の工夫が欠かせません。

大切なのは、体質を見ながら、熱の偏りを整えつつ、栄養・循環・吸収=腸活の土台も一緒に支えることです。ほどよい堂では、漢方と薬膳、そして腸活の視点をつなぎながら、無理のない整え方をご提案しています。

「自分にはどの整え方が合うのか知りたい」「食事と漢方をどう組み合わせるとよいか相談したい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

漢方薬局 ほどよい堂について

ほどよい堂は、漢方×薬膳×腸活の視点から、体質に合わせた養生をお手伝いする相談処です。

「何を食べるか」だけでなく、「どう吸収するか」「どう巡らせるか」まで含めて、無理なく続けやすい整え方をご提案しています。

漢方薬局ほどよい堂|清熱類一覧表

清熱類とは?中医学における分類と代表生薬・食材を一覧でわかりやすく整理

清熱類(せいねつるい)とは、中医学で「体にこもった余分な熱をさばく」方向で使われる生薬や食養生の考え方です。

ただし、ひとくちに「熱を冷ます」といっても、実際には熱の入り方・熱の場所・湿の有無・血の熱・潤い不足からくる虚熱などで使い分けが変わります。

そのため中薬学では、清熱薬は一般に5分類に整理されます。

  • 清熱瀉火薬(せいねつしゃかやく)
  • 清熱燥湿薬(せいねつそうしつやく)
  • 清熱解毒薬(せいねつげどくやく)
  • 清熱涼血薬(せいねつりょうけつやく)
  • 清虚熱薬(せいきょねつやく)

この記事では、これらの分類を専門的な一覧表として整理しつつ、日常の薬膳で使いやすい清熱性食材もあわせてわかりやすくまとめます。

清熱類一覧表【中薬学ベース】

まずは、中薬学で一般的に用いられる分類に沿って、清熱類を全体像から見ていきます。記事・資料・店頭説明にも使いやすいよう、分類・ねらい・向きやすい証・代表生薬・一言まとめで整理しています。

分類ねらいこんな証に使う考え方代表生薬一言まとめ
清熱瀉火薬気分の実熱をさばく高熱、口渇、煩躁、のぼせ、肺熱・胃熱・心火・肝火など石膏、知母、芦根、天花粉、竹葉、淡竹葉、梔子、夏枯草、寒水石、鴨跖草、谷精草、蜜蒙花、青葙子強めの熱感・火照り・口渇に使うグループ
清熱燥湿薬湿熱をさばき、じめっとした熱を乾かす下痢、黄疸、帯下、湿疹、かゆみ、泌尿器や消化器の湿熱黄芩、黄連、黄柏、竜胆草、苦参「熱+湿」のベタつく不調に使うグループ
清熱解毒薬熱毒をさばくのどの腫れ、化膿傾向、赤く腫れる皮膚トラブル、感染症様の熱毒金銀花、連翹、蒲公英、紫花地丁、大青葉、板藍根、青黛、穿心蓮、牛黄、蚤休、拳参、半辺蓮、土茯苓、魚腥草、射干、山豆根、馬勃、馬歯莧、白頭翁、秦皮、鴉胆子、紅藤、敗醤草、白花蛇舌草、熊胆、白蘞、白鮮皮、漏蘆、山慈菇、四季青、地錦草、緑豆赤み・腫れ・膿・咽喉・皮膚の「毒熱」に使うグループ
清熱涼血薬血分の熱を冷ます出血傾向、発疹、斑点、血熱、営血の熱犀角(現在は水牛角を附す形で扱われることが多い)、生地黄、玄参、牡丹皮、赤芍、紫草「血の熱」を冷ますグループ
清虚熱薬陰虚による虚熱をさます午後からのほてり、骨蒸潮熱、盗汗、手足心熱、陰虚火旺青蒿、白薇、地骨皮、銀柴胡、胡黄連潤い不足から出る「虚熱」に使うグループ

ここが大切です。
同じ「熱」でも、実熱なのか、湿熱なのか、血熱なのか、虚熱なのかで選び方が変わります。つまり、清熱類は「冷やせばよい」という単純な考え方ではなく、証に合わせて使い分けることがポイントです。

代表生薬を分類ごとに見やすく整理

ここからは、各分類ごとの代表生薬を、より使いやすい形で整理します。店頭説明や記事本文に入れやすいよう、ざっくりした働き向きやすいイメージをあわせてまとめています。

清熱瀉火薬|強い熱感・口渇・のぼせに使うグループ

清熱瀉火薬は、主に気分の実熱をさばくグループです。高熱、口渇、顔のほてり、煩躁、のぼせなど、熱の勢いが比較的強い場面で考えられます。

代表生薬ざっくりした働き向きやすいイメージ
石膏強い熱をさます高熱、強い口渇、顔のほてり
知母熱をさまし潤いも補う熱感+乾き
芦根熱をさまし、渇きをやわらげる口渇、暑熱
天花粉清熱生津乾き、熱感
竹葉・淡竹葉心煩をさばく、口渇、利尿方向いらいら、熱感、尿の熱っぽさ
梔子熱をさばき、胸苦しさや煩躁にも向きやすいのぼせ、いらいら
夏枯草肝火をさばく目の赤み、頭ののぼせ感
清熱燥湿薬|湿熱のベタつきや重だるさに使うグループ

清熱燥湿薬は、熱だけでなく、湿がからんで重だるい・ベタつく・こもる感じがあるときに用いられる考え方です。消化器、泌尿器、皮膚などの湿熱に結びつけて考えられます。

代表生薬ざっくりした働き向きやすいイメージ
黄芩上焦〜中焦の湿熱胃腸、呼吸器、少陽の熱
黄連心胃の強い熱・湿熱胃熱、心火、口内の熱
黄柏下焦湿熱泌尿器、帯下、足腰の湿熱
竜胆草肝胆湿熱目の赤み、脇、下焦湿熱
苦参燥湿・止痒方向が目立つ皮膚のかゆみ、湿疹、下焦湿熱

この分類は苦寒性が強いものが多いため、脾胃虚弱タイプでは使い方に注意が必要です。

清熱解毒薬|赤み・腫れ・膿・咽喉の熱毒に使うグループ

清熱解毒薬は、熱毒と呼ばれる赤み・腫れ・化膿・咽喉の腫れ・皮膚トラブルなどに関連づけて考えられるグループです。中医学の中でも、比較的イメージしやすい分類です。

代表生薬ざっくりした働き向きやすいイメージ
金銀花風熱・熱毒のど、皮膚、初期の熱毒
連翹熱毒・散結のど、腫れもの
蒲公英乳癰・腫れ・膿赤く腫れる皮膚トラブル
紫花地丁熱毒・腫れものできもの、炎症
板藍根・大青葉温病・咽喉のどの熱、流行性の熱毒イメージ
魚腥草肺熱・化膿方向咳、肺の熱毒
白頭翁熱毒性の下痢下痢、腸の熱毒
敗醤草・紅藤腸癰・膿瘍方向下腹部の熱毒
白花蛇舌草熱毒をさばく代表格の一つ皮膚・炎症性の熱毒
清熱涼血薬|血の熱を冷ますグループ

清熱涼血薬は、熱が血分に入ったと考えられる場面で使い分ける分類です。発疹、出血傾向、斑点、赤みが強い状態など、血熱の考え方と関係しやすいグループです。

代表生薬ざっくりした働き向きやすいイメージ
生地黄清熱涼血・養陰生津血熱、乾き
玄参清熱涼血・解毒・滋陰のどの熱、陰虚熱
牡丹皮涼血+活血血熱+瘀の要素
赤芍涼血+活血血熱、赤み、瘀血傾向
紫草涼血解毒・透疹発疹、皮膚の熱毒
犀角(水牛角を附す形で扱われることが多い)強い熱毒・血熱方向高熱、斑疹方向
清虚熱薬|潤い不足から起こる虚熱に使うグループ

清虚熱薬は、実熱ではなく、陰虚(潤い不足)から起こる虚熱に使い分ける分類です。午後のほてり、骨蒸潮熱、盗汗、手足のほてりなどがキーワードになります。

代表生薬ざっくりした働き向きやすいイメージ
青蒿透して虚熱をさます午後の熱感、陰虚熱
白薇虚熱をさまし、熱を外へ産後・陰虚寄りの熱感
地骨皮清虚熱・肺熱をさます微熱、盗汗、咳
銀柴胡虚熱をさます骨蒸潮熱
胡黄連虚熱・疳熱方向消耗性の虚熱

食養生で使いやすい「清熱性食材」一覧表

ここからは、中薬学の厳密な生薬分類ではなく、日常の薬膳で取り入れやすい清熱性の食材を整理します。実際の生活では、生薬の理論だけでなく、こうした食材を無理なく使えるかどうかが大切です。

食材中医学的な見方使いやすい場面冷え体質への工夫
きゅうり清熱・清暑ほてり、暑さ、口渇生ばかりでなく汁物や和え物で
トマト清熱・生津ほてり、口渇、暑さで食欲がない時常温で、温かい料理にも
苦瓜清熱夏の熱感、イライラ感炒め物にして冷やしすぎを防ぐ
冬瓜清熱・利水むくみ、暑さ、だるさスープが使いやすい
なす清熱夏の熱っぽさ焼き・煮浸しが向く
すいか清熱解暑・止渇強い暑さ、のどの渇き冷やしすぎない、食べ過ぎない
緑豆清熱解毒・解暑夏の熱感、重だるさ温かいスープでも可
豆腐清熱・生津寄り熱感、口渇湯豆腐や味噌汁で
セロリ清熱のぼせ感、イライラ感スープや炒め物にも
空心菜・豆苗清熱夏の食養生全般炒め物で取り入れやすい

専門分類としての清熱類

清熱瀉火薬・清熱燥湿薬・清熱解毒薬・清熱涼血薬・清虚熱薬という5分類で整理されます。こちらは中薬学・弁証論治の考え方に沿った専門的な分類です。

日常の食養生としての清熱性食材

きゅうり、トマト、苦瓜、冬瓜、緑豆、豆腐などは、日々の食卓で使いやすい“清熱寄りの食材”です。専門分類と混同せず、生活に落とし込む知恵として使い分けることが大切です。

清熱類を実際に使うときの考え方

清熱類は便利ですが、すべての人に同じように合うわけではありません。中医学では、熱があってもその背景が異なるため、証を見て組み立てることが重要です。

たとえば、こんな違いがあります

  • 実熱:熱の勢いが強く、顔が赤い、口が渇く、イライラしやすい
  • 湿熱:熱に湿が加わり、重だるい、ベタつく、こもる
  • 血熱:赤み、発疹、出血傾向、斑点などが目立つ
  • 虚熱:潤い不足から、午後のほてりや盗汗、手足のほてりが出やすい

この違いを無視して「熱があるから冷ます」としてしまうと、体質に合わないことがあります。

冷え体質・胃腸虚弱タイプは要注意です。
清熱類や清熱性食材は、冷やす方向の力を持つものが多いため、陽虚(冷えやすいタイプ)脾虚(胃腸が弱りやすいタイプ)では、量・調理法・組み合わせを工夫することが大切です。生で大量にとるより、スープ、炒め物、温かい副菜にするほうが続けやすくなります。

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本記事の信頼性を高めるため、監修者情報と免責事項をまとめています。 体質の整理(中医学)と、現代の栄養学・生活習慣の視点を両輪で扱い、誠実な表現を心がけています。

Supervisor / Reviewer

監修者情報

ほどよい堂|漢方×薬膳×腸活のトリプルメソッド(監修者紹介イメージ)

監修:河邊 甲介(薬剤師/中医薬膳師/薬膳素材専門士/ペットフーディスト)
漢方薬局「ほどよい堂」代表

宮崎県川南町にて、漢方 × 薬膳 × 腸活のトリプルアプローチによる健康相談を行っています。 体質の言語化と、日常で“続く整え方”をセットでご提案しています。

  • 栄養:細胞は“食べたものでしか作られない”
  • 循環:巡りが整うと、酸素・栄養が届きやすくなる
  • 吸収(腸活):食べるだけでなく“吸収できる腸”を育てる
漢方相談 薬膳(食養生) 腸活(消化吸収) セルフケア設計
所在地:〒889-1301 宮崎県児湯郡川南町川南26197-1(峠の里内)
TEL:0983-32-7933
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本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断・治療・処方の代替ではありません。 症状が強い/長引く/不安が大きい場合は、医療機関・専門家へご相談ください。

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