防災の常備薬リスト完全版|家族の体調を守る“備え方”

地震・台風・大雨など、災害は「いつ来るかわからない」もの。
備蓄や防災グッズを揃えていても、いざという時に困りやすいのが “薬” と “体調の崩れ” です。

特に避難生活では、

  • 便秘・下痢・腹痛
  • 眠れない・不安・動悸
  • 頭痛・発熱・だるさ

といった不調が 数日以内(初動72時間)で出やすい ことが多くあります。

この記事では、家庭で備えておきたい「防災の常備薬リスト(チェックリスト付き)」 をわかりやすく整理しました。


防災で「常備薬」が最優先になる理由

錠剤やカプセルの医薬品を示すイラスト|漢方と西洋薬の違い解説用画像

防災準備というと、まず水・食料・ライト…を思い浮かべますが、
実際に困りやすいのは 「体調不良が起きたときの対応」 です。

災害時はいつもと環境が激変します。

  • 食事が偏りやすい(炭水化物中心になりやすい)
  • トイレを我慢しやすい
  • 水分が減る/冷える
  • 寝不足・緊張が続く(交感神経優位)

この結果、体の中では

「胃腸(脾=土)」が弱る → 全身の巡りが落ちるという流れが起きやすくなります。

つまり、常備薬は、命を守る備え+“生活を守る備え” の両方で重要です。


最低限そろえる常備薬チェックリスト

漢方薬剤師が指差しで案内するオンライン漢方相談のイラスト|ほどよい堂

まずは「最低限これだけは」という必須セットをまとめます。
家族構成(小児・高齢者・持病あり)で必要量は増やしてください。

✅チェックリスト

分類用途具体例(一般名)目安
痛み・発熱頭痛・発熱・関節痛解熱鎮痛薬3〜7日分
胃腸下痢・便秘・吐き気整腸・止瀉・便通調整3〜7日分
睡眠・不安眠れない・緊張眠りの環境対策+ケアできれば準備
外用皮膚・傷消毒・軟膏・絆創膏家族分
アレルギー鼻炎・かゆみ抗アレルギー薬必要な人は必須
その他目・口目薬・口腔ケア余裕があれば

※「商品名」は家庭で使い慣れているものでOKです。

痛み・発熱

災害時は、普段よりも 頭痛・発熱・筋肉痛 が起きやすくなります。
特に「睡眠不足」「冷え」「脱水」が重なると悪化しやすいです。

備えておきたいもの

  • 解熱鎮痛薬(家族で使えるもの)
  • 体温計
  • 冷却シート(必要に応じて)
  • 絆創膏・消毒など最低限の外用セット

ポイント

  • 食事が取れていないときは胃が荒れやすいので、飲み方に注意
  • 高齢者や持病がある方は、普段の医師指示に従うのが最優先

胃腸(下痢・便秘・吐き気)

お腹の不調に悩む女性が漢方相談で体質改善を目指す無料オンライン相談のイラスト

避難生活で一番多い体調トラブルが 胃腸 です。
なぜなら、腸は「食事・ストレス・冷え・水分不足」の影響を全部受けるからです。

よくある症状

  • 便秘(トイレを我慢+水不足+食物繊維不足)
  • 下痢(緊張・冷え・食あたり)
  • 吐き気(空腹・疲労・乗り物・ストレス)

備えておきたいもの

  • 整腸系(お腹のリズムを整える)
  • 下痢止め(急な下痢に)
  • 便通を整えるもの(必要な人に)
  • 吐き気対策(乗り物・ストレス)

食べ方のコツ(すぐできる)

  • 温かい汁物を優先(スープ・味噌汁が最強)
  • 1口30回を目安に噛む(脾=土のスイッチ)
  • 冷たい飲み物を避ける

睡眠・不安

避難生活では、体が休めないことで
「眠れない → 回復しない → 胃腸も乱れる」 という悪循環が起きやすくなります。

特に夜の不安や緊張は、交感神経が高ぶり、寝つきが悪くなりがちです。

まず優先したいのは環境調整

  • 耳栓・アイマスク
  • 体を温める(首・お腹・足)
  • 深呼吸(吐く時間を長めに)

“眠れないときに起きやすい”不調

  • 胃のムカムカ
  • 下痢や便秘
  • 動悸・息苦しさ

睡眠や不安は、「薬だけ」ではなく 体の土台(腸・血・巡り) とセットで整えるのがコツです。


持病がある人が追加すべき薬

持病がある方は、ここが最重要です。
災害時は病院・薬局にすぐアクセスできない可能性があります。

必ず準備したいもの

  • いつもの薬(最低1〜2週間分が理想)
  • お薬手帳(紙+写真でバックアップ)
  • 服薬のタイミング表(家族と共有)
  • 予備の眼鏡/コンタクト
  • 予備の電池(医療機器がある方)

家族の中で「薬の管理役」を決めておくと安心です。


災害時に薬が足りなくなる“落とし穴”

肌や体調の悩みを抱える女性のイラスト(お悩み解決・ほどよい堂)

いざという時に困るパターンは、だいたいこの3つです。

  • 薬の期限切れに気づいていない
  • 1人分はあるが、家族分が足りない
  • 胃腸・睡眠など“生活不調”の備えが抜けている

さらに災害時は、食事・睡眠・水分が乱れやすく いつもの薬の効き方が変わる こともあります。

だからこそ、防災の準備は、「薬の種類」だけでなく 体調の崩れやすさの順番で揃えるのが大切です。


まとめ:迷ったら「体調管理セット」で備える

漢方や養生の大切なポイントをわかりやすく伝える、ほどよい堂の解説イメージ

防災の常備薬は、
「薬があれば安心」ではなく、
体調を崩したときに“立て直せる”仕組みを持つこと が本質です。

特に避難生活では、

  • 胃腸
  • 睡眠・不安
  • 水分バランス(むくみ・だるさ)

が崩れやすく、ここを守ると全体がラクになります。