避難所で眠れないときの対策|“自律神経”を落ち着かせる方法
避難所や車中泊避難でよく聞く悩みのひとつが、
「眠れない」「寝つけない」「眠りが浅い」 という不眠です。
災害時は、体が「休みたい」のに
- 明かりや音が気になる
- 周囲の気配で緊張する
- 体が冷える
- 胃腸が乱れて落ち着かない
こうした条件が重なりやすく、睡眠が削られやすい状態になります。
そして睡眠不足が続くと、
- 胃腸がさらに乱れる
- 疲れが抜けない
- イライラ・不安が増える
- 免疫が落ちやすい
と、体調の崩れが連鎖しやすくなります。
この記事では、避難生活でもできる「眠れない夜の対策」 を優先順位でまとめました。
目次
避難所で眠れない理由(環境+緊張)

避難所で眠れない原因は、大きく2つあります。
1)環境ストレス
- 明るい(照明・スマホ)
- 音がある(人の声・いびき・アナウンス)
- 寒い/暑い
- 寝床が合わない(硬い・狭い)
2)神経の緊張(交感神経が優位)
- いつでも動けるように気が張る
- 眠ると不安が増す
- 心配ごとが頭から離れない
- 胃腸が落ち着かず寝られない
特に災害時は「危機モード」が続き、体が自動的に 交感神経(戦闘モード)優位 になりやすいのが特徴です。
つまり、睡眠対策は環境を整える+神経を落とす の両方がポイントになります。
眠れない夜の対策(薬以外でできること)

ここからは、避難所でもできる対策を即効性が高い順にまとめます。
全部できなくてOK。
まずは 1つだけで大丈夫です。
① 光・音・温度(環境を整える)
眠れない時は、気合いより 環境調整 が一番効きます。
✅おすすめの持ち物
- アイマスク(光を遮断)
- 耳栓(音の刺激を減らす)
- ブランケット(体温を守る)
- できれば小さな枕(空気枕でもOK)
✅できる工夫
- スマホの光を避ける(寝る前は暗めに)
- 体を冷やさない(首・お腹・足)
- 眠れないときは「横になるだけでもOK」と割り切る
② 呼吸で“交感神経”を落とす(最強の即効策)

避難生活の不眠は「頭が忙しい」より、
体が緊張していることが原因になりやすいです。
そこで効きやすいのが、呼吸です。
✅簡単な呼吸法(1分でOK)
- 鼻から吸う:3秒
- 口から吐く:6秒(吐くほうを長く)
- これを10回
吐く時間を長くすると、
副交感神経(回復モード)が働きやすくなります。
③ 眠れないときほど「お腹を温める」
眠れない夜は、体が冷えていることが多いです。
冷えは睡眠だけでなく、胃腸にも影響してしまいます。
✅温める優先順位
- 首(ネックウォーマー)
- お腹(腹巻・カイロ)
- 足(靴下・レッグウォーマー)
✅コツ
- カイロは「背中」や「お腹」に貼ると落ち着きやすい
- 冷たい飲み物は避ける
④ 昼寝の使い方(回復のための戦略)
避難所では夜の睡眠が崩れやすいので、
昼寝の設計が回復を助けます。
✅おすすめ
- 10〜20分の短い昼寝
- 夕方以降は避ける(夜の眠りが浅くなる)
眠れない夜が続く時は、「昼に少し回復させておく」ことが体力温存になります。
⑤ 眠れないときの“食べ方”と胃腸ケア
睡眠と腸はつながっています。
胃腸が荒れると、落ち着かず眠れなくなりやすいです。
✅眠りを邪魔しにくい工夫
- 寝る前は食べすぎない(満腹は眠りが浅くなりやすい)
- 温かい汁物(味噌汁・スープ)を優先
- よく噛む(1口30回が目安)
✅ポイント
- 「脾=土(消化吸収)」が整うと、気血水の巡りが落ち着きやすい
- 胃腸が落ち着くと、不安感も軽くなりやすい
不眠が続くと起こりやすい不調(放置しない)

「眠れないだけ」と思っても、
睡眠不足が続くと体は回復できません。
✅よく起きる変化
- だるさ・集中力低下
- 食欲低下
- 便秘/下痢
- 頭痛・肩こり
- 気分の落ち込み・イライラ
避難生活は長期化する可能性もあるため、
眠りの立て直しは“体調管理の中心” になります。
まとめ:眠りを守ることは“回復力”を守ること

避難所で眠れないときは、
「気合いで寝る」ではなく
環境と神経を整える ことが大切です。
今日からできる対策はこの5つ。
- 光・音・温度を整える
- 吐く呼吸で交感神経を落とす
- お腹と足を温める
- 昼寝は短く戦略的に
- 胃腸を整える食べ方を意識する
そして、睡眠と不安が気になる方は
“備え”の段階でセット化しておく と、安心感が大きく変わります。


