高血圧に漢方は使える?薬剤師が体質別の漢方薬・薬膳・腸活をわかりやすく解説

漢方薬局ほどよい堂|高血圧と体質改善

高血圧に漢方は使える?体質別おすすめ漢方薬と薬膳・腸活の整え方

血圧が高いとき、大切なのは「数値だけを見ること」ではなく、なぜ血圧が上がりやすい体になっているのかを見直すことです。この記事では、最新の高血圧管理の考え方をふまえながら、ストレス・むくみ・瘀血・冷え・ほてり・腎虚など、体質別に漢方・薬膳・腸活の視点からわかりやすく解説します。

高血圧と漢方相談をイメージした漢方薬局ほどよい堂の記事画像
高血圧は「血圧の数字」だけでなく、体質・生活習慣・胃腸・巡りを一緒に見ることが大切です。
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高血圧とは?まず知っておきたい血圧の目安

高血圧は、自覚症状が少ないまま進みやすく、心臓・血管・脳・腎臓などに負担をかけることがあります。血圧は一度の測定だけで判断せず、家庭血圧を継続して記録することが大切です。

測定場所高血圧の目安ポイント
診察室血圧140/90mmHg以上病院や薬局などで測る血圧。緊張で高く出ることもあります。
家庭血圧135/85mmHg以上朝・晩の家庭測定が、日常の血圧管理に役立ちます。
目標血圧医師の指示に従う年齢・持病・腎機能・糖尿病・心血管リスクなどで目標は異なります。

自己判断で降圧薬を中止しないでください

すでに血圧の薬を服用中の方は、体調がよくなったと感じても自己判断で中止・減量しないことが大切です。漢方薬や健康食品を併用したい場合も、服用中のお薬・腎機能・肝機能・持病を確認したうえで検討しましょう。

中医学で見る高血圧|「なぜ上がるのか」を体質から考える

中医学では、高血圧を単に「血管の圧が高い状態」として見るだけではありません。気・血・津液、肝・脾・腎のバランス、冷え・熱・むくみ・瘀血などを組み合わせて体質を見ます。

特に高血圧では、ストレスで気が上にのぼる「肝」、消化吸収と水分代謝を担う「脾」、年齢とともに弱りやすい「腎」が大切です。ほどよい堂では、血圧の数値だけでなく、睡眠・便通・冷え・むくみ・めまい・肩こり・ほてり・疲労感なども一緒に確認します。

陰陽五行と中医学の考え方を表す漢方薬局ほどよい堂の記事画像
中医学では、血圧の背景にある「肝・脾・腎」「気血水」「寒熱虚実」を整理します。

高血圧でよく見られる体質の方向性

  • 肝鬱化火:ストレスが熱に変わり、イライラ・のぼせ・頭痛が出やすいタイプ
  • 痰湿:余分な水分や重だるさがたまり、めまい・頭重・むくみが出やすいタイプ
  • 瘀血:血の巡りが滞り、肩こり・頭痛・のぼせ・足冷えが出やすいタイプ
  • 陰虚:潤い不足で、ほてり・寝汗・口渇・不眠が出やすいタイプ
  • 腎虚:年齢・疲労・冷えが重なり、腰の重さ・頻尿・耳鳴りが出やすいタイプ

まずは自分の体質を確認しませんか?

高血圧といっても、ストレス型・むくみ型・瘀血型・冷え型・ほてり型では整え方が異なります。自分の体質傾向を知ることで、漢方・薬膳・生活養生の方向性が見えやすくなります。

高血圧の体質別|漢方薬・薬膳・養生の考え方

漢方薬は「血圧を下げる薬」として一律に選ぶものではなく、体質である「証」に合わせて検討します。ここでは代表的なタイプを、症状・方剤例・薬膳養生に分けて整理します。

1. ストレス・イライラ型|肝鬱化火タイプ

肝鬱化火は、ストレスで気の巡りが滞り、それが熱に変わって上にのぼりやすいタイプです。イライラ、怒りっぽい、頭痛、肩こり、顔の赤み、便秘、胸脇部の張りなどを伴うことがあります。

よくある症状イライラ、頭痛、肩こり、のぼせ、便秘、胸のつかえ、寝つきの悪さ
方剤例大柴胡湯:体力があり、便秘・胸脇苦満・ストレス熱がある証に用いられます。
柴胡加竜骨牡蛎湯:不安・動悸・不眠・緊張が強い証に用いられます。
薬膳養生セロリ、春菊、菊花、しそ、柑橘皮、ミントなど、香りで気を巡らせる食材を取り入れます。
2. めまい・頭重・むくみ型|痰湿タイプ

痰湿は、胃腸の働きが弱り、余分な水分や重だるさが体にたまりやすいタイプです。血圧が高いだけでなく、めまい、頭が重い、胃もたれ、軟便、むくみ、体が重いなどを伴うことがあります。

よくある症状めまい、頭重、むくみ、胃もたれ、吐き気、軟便、舌苔が厚い
方剤例半夏白朮天麻湯:胃腸虚弱を背景に、めまい・頭重・吐き気などを伴う証に用いられます。
薬膳養生はとむぎ、とうもろこしのひげ、冬瓜、きのこ、海藻、豆類など、水分代謝を支える食材を意識します。
3. 肩こり・のぼせ・足冷え型|瘀血タイプ

瘀血は、血の巡りが滞りやすいタイプです。肩こり、頭痛、のぼせ、足の冷え、顔色のくすみ、シミ、舌の暗さなどが目安になります。血圧だけでなく、巡り全体を整える視点が大切です。

よくある症状肩こり、頭痛、のぼせ、足冷え、顔色のくすみ、刺すような痛み
方剤例桂枝茯苓丸:のぼせ・肩こり・瘀血傾向がある証に用いられます。
薬膳養生玉ねぎ、黒きくらげ、青魚、黒豆、酢、ねぎ、生姜などを無理なく取り入れます。
4. ほてり・寝汗・不眠型|陰虚タイプ

陰虚は、体を潤し冷ます力が不足しているタイプです。夕方以降のほてり、寝汗、口の渇き、寝つきの悪さ、耳鳴り、目の乾きなどを伴うことがあります。

よくある症状ほてり、寝汗、口渇、不眠、目の乾き、耳鳴り、便が乾く
方剤例六味丸:腎陰虚によるほてり・口渇・腰のだるさなどの証に用いられます。
釣藤散:高齢者の慢性的な頭痛・めまい・のぼせ傾向の証に用いられることがあります。
薬膳養生黒ごま、白きくらげ、豆腐、山芋、百合根、梨、桑の実など、潤いを補う食材を意識します。
5. 冷え・頻尿・腰の重さ型|脾腎陽虚タイプ

脾腎陽虚は、胃腸の消化吸収力と腎の温める力が弱り、水分代謝が落ちやすいタイプです。冷え、頻尿、むくみ、腰の重さ、疲れやすさ、軟便などを伴うことがあります。

よくある症状冷え、頻尿、むくみ、腰の重さ、疲労感、軟便、朝がつらい
方剤例八味地黄丸:腎陽虚による冷え・頻尿・腰のだるさなどの証に用いられます。
人参湯系:胃腸の冷え・食欲低下・軟便などの証に用いられることがあります。
薬膳養生山芋、黒豆、くるみ、えび、ねぎ、生姜、味噌汁など、胃腸を冷やしすぎない食事を心がけます。
※上記は一般的な体質整理です。実際の漢方薬の選択は、年齢、体力、便通、冷えの有無、服用中の薬、腎機能、既往歴などを確認して判断します。

高血圧と腸活|脾を整えると気血水が巡りやすくなる

ほどよい堂では、高血圧の養生を考えるときに「栄養・循環・吸収」の3本柱を大切にしています。血管も血液も、日々食べたものから作られ、胃腸で吸収され、全身を巡ります。

1. 栄養|細胞は食べたもので作られる

カロリーは足りていても、タンパク質・良質な脂質・ビタミン・ミネラル・食物繊維が不足すると、体の土台が整いにくくなります。いわゆる「新型栄養失調」の視点も大切です。

2. 循環|血が巡ると栄養と酸素が届く

肩こり、冷え、のぼせ、頭痛、むくみがある方は、血圧だけでなく巡り全体の見直しが必要です。軽い運動、入浴、深呼吸、ストレスケアも大切です。

3. 吸収|食べるだけでなく吸収できる腸へ

中医学の「脾」は消化吸収の中心です。腸内環境を整えることで、気血の材料を作りやすくし、余分な痰湿をためにくい土台を目指します。

4. 休養|交感神経の高ぶりをゆるめる

睡眠不足、緊張、情報過多、心理的ストレスは血圧にも影響しやすい要素です。休むことはサボることではなく、血管と自律神経を整える戦略です。

今日から始めやすい高血圧養生

  • 味噌汁や野菜スープに、海藻・きのこ・豆類を足す
  • 1口30回を目安によく噛み、脾胃の消化スイッチを入れる
  • 甘い飲み物を、水・お茶・薄い味噌汁に置き換える日を増やす
  • 夜遅い食事・濃い味付け・加工食品の頻度を少しずつ減らす
  • 朝晩の家庭血圧を記録し、自分の上がりやすい時間帯を知る
漢方薬局ほどよい堂の漢方薬と薬膳相談をイメージした画像
漢方・薬膳・腸活を組み合わせ、無理なく続けられる養生を一緒に考えます。

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まずは自分に合うか少量で確認したい方には、漢方薬を1包から購入できる相談導線をご用意しています。

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ストレス・冷え・むくみ・巡りなど、体質に合わせたオーダーメイド薬膳茶もご相談いただけます。

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大豆は、植物性タンパク質や食物繊維を含み、毎日の食事に取り入れやすい素材です。血圧が気になる方の食生活では、主食・味噌汁・野菜・豆・海藻・きのこを組み合わせることが、無理のない土台作りにつながります。

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高血圧と漢方に関するよくある質問

高血圧に漢方薬だけで対応できますか?

高血圧の状態やリスクによっては、医師による治療が必要です。漢方は、ストレス・冷え・むくみ・瘀血・不眠・胃腸虚弱など、血圧が上がりやすい背景を整える補助として検討します。降圧薬を自己判断で中止することは避けてください。

血圧の薬を飲んでいても漢方相談できますか?

可能です。ただし、服用中のお薬、腎機能、肝機能、糖尿病、心疾患、脳血管疾患の既往などを確認したうえで慎重に考える必要があります。相談時には、お薬手帳や健診結果があると判断しやすくなります。

高血圧でまず見直す食事は何ですか?

まずは、濃い味付け・加工食品・甘い飲み物・夜遅い食事の頻度を見直しましょう。そのうえで、味噌汁や野菜スープに海藻・きのこ・豆類を足す、よく噛む、発酵性食物繊維を意識するなど、続けやすい形から始めるのがおすすめです。

ストレスで血圧が上がる場合も漢方で考えられますか?

ストレスで血圧が上がりやすい方は、中医学では肝鬱化火や肝火上炎などのタイプとして整理することがあります。イライラ、不眠、肩こり、のぼせ、便秘などがある場合は、気の巡りと熱のこもりを一緒に見ていきます。

薬膳茶だけでも体質改善できますか?

薬膳茶は、毎日の養生として取り入れやすい方法です。ただし、血圧が高い状態が続く場合や持病がある場合は、医療機関での管理も大切です。薬膳茶は、漢方薬・食事・運動・睡眠・ストレスケアと組み合わせることで、体質の土台を整えやすくなります。

血圧が気になる方へ|体質に合わせた漢方・薬膳・腸活をご提案します

「血圧の薬は飲んでいるけれど、体質も整えたい」
「ストレス・冷え・むくみ・不眠も一緒に相談したい」
「自分に合う漢方薬や薬膳茶を知りたい」

ほどよい堂では、漢方薬剤師が体質・生活習慣・服用中のお薬を確認しながら、無理なく続けられる整え方をご提案します。

漢方薬局ほどよい堂について

漢方薬局ほどよい堂は、宮崎県川南町にある漢方相談薬局です。漢方・薬膳・腸活の視点から、体質に合わせた健康相談を行っています。

ほどよい堂では、からだを「壊れて終わり」ではなく、常に入れ替わっている動的平衡のシステムとして考えています。3日で体感の変化、3週間で習慣の変化、3ヶ月で体質の土台の変化を目指しながら、無理のない養生をご提案します。

※本記事は一般的な健康情報であり、診断・治療を目的とするものではありません。血圧が高い状態が続く方、胸痛・息切れ・麻痺・強い頭痛・視野異常などがある方は、速やかに医療機関へご相談ください。

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監修者・免責事項

本記事の信頼性を高めるため、監修者情報と免責事項をまとめています。 体質の整理(中医学)と、現代の栄養学・生活習慣の視点を両輪で扱い、誠実な表現を心がけています。

Supervisor / Reviewer

監修者情報

ほどよい堂|漢方×薬膳×腸活のトリプルメソッド(監修者紹介イメージ)

監修:河邊 甲介(薬剤師/中医薬膳師/薬膳素材専門士/ペットフーディスト)
漢方薬局「ほどよい堂」代表

宮崎県川南町にて、漢方 × 薬膳 × 腸活のトリプルアプローチによる健康相談を行っています。 体質の言語化と、日常で“続く整え方”をセットでご提案しています。

  • 栄養:細胞は“食べたものでしか作られない”
  • 循環:巡りが整うと、酸素・栄養が届きやすくなる
  • 吸収(腸活):食べるだけでなく“吸収できる腸”を育てる
漢方相談 薬膳(食養生) 腸活(消化吸収) セルフケア設計
所在地:〒889-1301 宮崎県児湯郡川南町川南26197-1(峠の里内)
TEL:0983-32-7933
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本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断・治療・処方の代替ではありません。 症状が強い/長引く/不安が大きい場合は、医療機関・専門家へご相談ください。

  • 体質・状態・既往歴により、最適な対処は異なります。
  • 妊娠中・授乳中・服薬中・通院中の方は、自己判断での実施を避け、必ず確認してください。
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