愛犬の健康のために！わんこの腸活をサポートするおすすめサプリメント

愛犬の健康を保つためには、腸活が重要です。

腸内環境が整うことで免疫力が向上し、さまざまな健康問題を予防できます。

そこでおすすめしたいのが、腸をサポートするサプリメントです。

プロバイオティクスや消化酵素を含むサプリメントは、腸内のバランスを整え、消化や吸収をサポートします。

また、オメガ3脂肪酸や食物繊維を含むサプリメントは、腸内環境を改善し、便秘や下痢の緩和に役立ちます。

愛犬の健康を考える飼い主なら、定期的なサプリメント摂取を検討してみてはいかがでしょうか。

わんこの腸活をサポートするサプリメント

わんこの健康を考えるなら、腸活サプリメントが重要です。

「玄米＋麹」や「飲む粉野菜」は、栄養豊富で消化をサポートします。

「海玉膏」は８種類の和漢薬を乳酸菌・酵母菌・麹菌でじっくり発酵させた商品で、腸内環境を整え、冷えや便秘や下痢を改善します。

乳酸菌サプリや乳酸菌生産物質は、腸内環境を改善することで、免疫力を向上させます。

「アニマストラス、バリアサプリ、MAX-P」は、犬（ペット）専用の腸活サプリです。

これらのサプリメントを組み合わせて、わんこの腸活をサポートしましょう。

玄米＋麹

玄米と米糠を麹菌で発酵させています。

玄米や米糠（胚芽・表皮）には、フェルラ酸、フィチン酸などの様々な健康に役立つ健康成分が含まれています。

さらに麹菌はデンプンやタンパク質を分解する酵素をはじめ様々な酵素、有機酸などの様々な代謝産物を生産します。

玄米に含まれるたんぱく質が発酵により分解されることで、ペプチド、アミノ酸が増加しています。

また、玄米を麹菌で発酵させると、身体に吸収しやすい「遊離型ビタミンB群」が増えます。

飲む粉野菜

• 特許技術を使用した独自のオールフィト濃縮乾燥法で緑黄色野菜の豊富な栄養を凝縮
• 農薬不使用で完熟まで育てた野菜だけを使用し、保存料や添加物も一切不使用の安心安全を実現（旬の緑黄色野菜 / 定植から収穫まで農薬不使用）

「飲む粉野菜」は、非加熱衝突粉砕によって超微小粒子化したパウダーのため、収穫時の栄養をそのまま保持した野菜をそのまま吸収することが可能です。

野菜に元々含まれている酵素は水分がなければ完全休眠状態となり、酵素によって栄養成分が分解されてしまうこともありません。

野菜から摂取できる栄養素には、食物繊維やビタミン、ミネラルだけでなく、植物でのみ生み出される成分である「フィトケミカル」が含まれており、抗酸化作用や免疫力向上など、健康によい様々な影響が期待できます。

海玉膏

海玉膏は、ウチダ和漢薬が販売する健康補助食品の一種です。

腸活をサポートしてくれる、乳酸菌、酵母菌、麹菌などの発酵成分を含んでいます。

原料は厳選された海の幸、山の幸である和漢素材で、調製加工まで一貫した管理体制のもとで、品質確認がされています。

• ナルコユリの根茎（熟黄精）
• くこの実
• ニクジュヨウの肉質茎
• オタネニンジンの根
• トウネズミモチの果実
• みかんの皮
• シナニッケイの樹皮
• タツノオトシゴ（海馬）

アニマストラス

アニマストラスは、スイス・アルプス山麓　湖の見渡せる工場でゆっくりと自然培養され、人間用と同様の厳しい衛生管理の元で製作された動物用サプリメントです。

アニマストラス酵母は約60種類ものアルペンハーブエキスで育てられたハーブ酵母食品です。

酵母は単細胞生物ですから適切な栄養バランスを持ち、体内に多くの酵素を蓄えています。

酵母を2カ月間自然培養し、ビン詰めされたのがアニマストラスです。

バリアサプリ

「バリアサプリ」は、免疫力を高める働きが期待される機能性タンパク質「ラクトフェリン」、アガリクスキノコから抽出した「βグルカン」、腸内環境の健康をサポートする「EC12（乳酸菌）」を摂取できるサプリメントです。

「バリアサプリ/アダルト・シニア」には、関節の健康をサポートする「グルコサミン」「サメ軟骨」「ヒアルロン酸」を追加配合してあります。

熱に弱いラクトフェリンと乳酸菌の成分を損なわないよう、フード原料として添加するのではなく、粉ミルクタイプで提供されています。

MAX-P

「MAX-P」は、乳酸菌・酵母菌・枯草菌など腸に有効に働きかける15菌種もの善玉菌で構成されています。

複数の善玉菌からなる「MAX-P」の特徴はそれらの善玉菌が生きたまま腸まで届き、腸内で善玉菌が活躍することで腸内環境を改善し、腸管の免疫システムのバランスを整え、免疫力が向上し、健康維持に役立ちます。

原料には国産米ぬかを使用し、自然の有効活性菌を接種し、自然のままに培養熟成させています。

化学薬品や添加物など一切使用していない、100％自然食品です。

枯草菌は熱にも強く、腸内にもともといる善玉菌であるビフィズス菌、酪酸産生菌を増やすことで腸内環境（腸内フローラ）を整えることが報告されています。

参考文献

・第25回腸内細菌学会学術集会 Report 「感染症と腸内フローラ・腸管免疫」Part２

乳酸菌Daワン（XOOM/ズーム）

犬由来プロバイオティクス乳酸菌配合のサプリメントです。

1g/包に乳酸菌が1兆個含まれています。

プロバイオティクスのポイントは「乳酸菌の数と、菌の種類の多さ」です。

酪酸菌も配合されていますので、腸の蠕動運動の向上が期待できます。

ワイルドアラスカンサーモンオイル

「ワイルドアラスカンサーモンオイル」は、皮膚や心臓・腎臓の健康のために摂りたい脂肪酸（オメガ3系）サプリです。

サーモンオイルには、皮膚や被毛だけでなく全身の細胞に欠かせないオメガ3系の中でも、特にEPA（エイコサペンタエン酸）、DHA（ドコサヘキサエン酸）が豊富です。

心臓・腎臓といった循環器のほか、脳の健康にも注目されています。

与え方は、ドライフードや手作り食など、いつものごはんにちょこっとかけるだけです。

栄養も風味もアップ！

【オメガ3脂肪酸と腸内細菌】
アマニ油やエゴマ油に豊富に含まれるオメガ3脂肪酸であるa-リノレン酸が、腸内細菌にユニークな飽和化代謝を経てαKetoAに変換されることを見出しました。αKetoAの効能検証の結果、強力な抗炎症活性があることをが確認されています。

・Intestinal microbe-dependent w3 lipid metabolite αKetoA prevents inflammatory diseases in mice and cynomolgus macaques/日本医療研究開発機構

わんこの免疫力アップに役立つ食材

プレバイオティクスと免疫機能

犬の健康を考える上で、食物繊維は重要な栄養素の一つです。

食物繊維は消化器官の働きを助け、便秘や下痢の予防に役立ちます。

食物繊維などを摂取することで、自前の善玉菌を増やしていくことを「プレバイオティクス」といいます。

犬におすすめの食物繊維が豊富な食材として、きゃべつ、りんご、バナナが挙げられます。

きゃべつには、食物繊維が豊富に含まれています。

不溶性食物繊維は腸の蠕動運動を促進し、腸内の健康をサポートします。

また、きゃべつに含まれる栄養素であるビタミンU（キャベジン）は、犬の胃腸の粘膜保護が期待できます。

りんごも犬にとって優れた食物繊維の源です。

特にりんごの皮には、ペクチンと呼ばれる食物繊維が豊富に含まれています。

ペクチンは消化を助け、腸内環境を整えます。

また、りんごは水分も多く含んでいるため、犬の水分補給にも役立ちます。

さらに、バナナも食物繊維が豊富なフルーツの一つです。

バナナに含まれる食物繊維は、腸の働きを促進し、便秘を予防します。

また、バナナにはカリウムやビタミンも豊富に含まれており、犬の健康維持にも役立ちます。

これらの食材をバランスよく与えることで、犬の食物繊維摂取量を確保し、健康な腸内環境を維持することができます。

ただし、新しい食材を与える際には、犬の消化器官の特性や個々の体調を考慮し、適切な量を与えるようにしましょう。

薬膳を取り入れた免疫力向上法

薬膳は、中国の伝統的な食事法であり、食材を組み合わせて健康をサポートすることを目的としています。

薬膳は、気を補い、体の調和を保つために使用されます。

特定の食材は、特定の臓器に効果的であり、免疫力を向上させることができます。

たとえば、気を補う食材は、体のエネルギーを補充し、免疫系を活性化します。

また、肺に帰経がある食材は、呼吸器系の健康をサポートし、免疫力を向上させる効果があります。

免疫力を向上させるために、薬膳にはさまざまな食材が使用されます。

例えば、お米、大豆、なつめ、かぼちゃキャベツなどの食材は、気を補う効果があります。

また、ゆり根、大根、白きくらげ、山芋などの食材は、肺に帰経があるため、呼吸器系の健康をサポートします。

これらの食材を組み合わせて料理を作ることで、免疫力を向上させることができます。

さらに、薬膳料理には、体の調和を保つために使用されるさまざまな食材が含まれています。

これには、生姜などのスパイスが含まれます。

これらの食材は、体を温め、血行を促進し、免疫力を高める効果があります。

免疫力を向上させるために、薬膳を取り入れた食事を摂ることを検討してみてください。

適切な食材を組み合わせて調理することで、体の調和を保ち、健康な免疫系を維持することができます。

わんこの予防医学の視点から見る腸活

漢方と腸内フローラの大切さ

漢方医学は、古代中国から伝わる伝統的な医療法であり、体のバランスを整えるためのさまざまな植物や動物性の成分を用いています。

その中でも、『大建中湯』という漢方薬は、腸内フローラの健康をサポートする効果が注目されています。

炎症誘導マウスに大建中湯を投与すると、Lactobacillus属の細菌が増加し、代謝物のプロピオン酸の産生が上昇します。

そのプロピオン酸からの刺激により増加したLTi-ILC3が大腸上皮に作用して、大腸の組織修復・防御に働くことが解明されました。※1

腸内フローラは、腸内に生息するさまざまな細菌の集合体であり、消化や免疫機能などに重要な役割を果たしています。

腸内フローラがバランスを保つことで、体の健康維持に貢献します。

しかし、食生活の乱れやストレスなどの影響で腸内フローラが乱れると、様々な健康問題が引き起こされる可能性があります。

大建中湯には、お腹を温める作用があり、胃腸の調子を整えることが期待されています。

参考文献

・※1：炎症性腸疾患における漢方「大建中湯」の作用機構を解明/理化学研究所

アトピー改善に向けた総合アプローチ

アトピー性皮膚炎は、皮膚の乾燥や痒みを伴う炎症性の皮膚疾患であり、免疫系の過剰な反応が関与していることが知られています。

このような免疫の異常は、腸内細菌のバランスの乱れが原因の1つと考えられています。

そこで、アトピー改善には腸内細菌の調整が重要です。

腸内細菌のバランスを整えるためには、まず腸内環境を整える必要があります。

そのためには、プレバイオティクスやプロバイオティクスなどの善玉菌を増やす食品やサプリメントを摂取することが有効です。

特に、酪酸菌は腸内環境を整え、免疫調節に役立つことが知られています。

また、Tレグ細胞という免疫系の細胞が、免疫の暴走を抑制する役割を果たしています。

アトピー患者ではこのTレグ細胞の機能が低下していることが報告されており、免疫のバランスを整えることがアトピー改善に有効です。

アトピー改善には、単一の治療法ではなく総合的なアプローチが必要です。

腸内細菌のバランスを整え、免疫系を調節することで、アトピーの症状の軽減や再発の防止が期待できます。

ただし、個々の症状や体質に合わせて治療法を選択することが重要です。医師や専門家との相談を行いながら、適切な治療法を見つけることが大切です。

また、生まれてすぐに親や兄弟たちから離された仔犬はアトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患にり患しやすいことも分かっています。

このことも、腸内細菌との関係が示唆されています。

わんこの腸活とメンタルヘルスの関係

わんこの腸内環境と心の健康

腸内には、さまざまな種類の微生物が生息しています。

これらの微生物は、消化や栄養素の吸収だけでなく、心の健康にも大きな影響を与えています。

腸内細菌は、腸内で食物の繊維を発酵させることで短鎖脂肪酸を生成します。

これらの短鎖脂肪酸は、腸管の健康を維持するだけでなく、脳にも良い影響を与えます。

心の健康にとって重要な物質の1つはセロトニンです。

セロトニンは、気分を安定させ、幸福感を与える神経伝達物質です。

実は、腸内細菌もセロトニンの生成に関与しています。

セロトニンの原料は、トリプトファンというアミノ酸の一種で、酵素の働きでいったん腸で別の形になり、その一部が脳に運ばれてセロトニン（幸せホルモン）になるのですが、このトリプトファンはセロトニンの原料になるだけではありません。

夜になると別の酵素が働いて、睡眠を促すメラトニンという物質の原料にもなります。

メンタルヘルスの専門家は、腸と脳の関連性（脳腸相関・腸脳相関）に注目しており、腸内細菌のバランスが精神的な状態に与える影響を研究しています。

腸内細菌のバランスが崩れると、うつ病や不安障害などのメンタルヘルスの問題が発生する可能性があります。

そのため、心の健康を維持するためには、腸内環境を整えることが重要です。

バランスの取れた食事やプロバイオティクス、バイオジェニックスを摂取することで、腸内細菌のバランスを整えることができます。

また、ストレスの除去や質の良い十分な睡眠などの生活習慣も心の健康に良い影響を与えます。

腸と心の関連性を理解し、適切なケアを行うことで、わんこの心と体の健康を維持しましょう。

参考文献

・腸内マイクロバイオームと、うつ病や不安症などとの関係：Rumiana Tenchov , Information Scientist, CAS

わんこの腸内細菌がもたらすメンタルヘルスへの影響

腸内細菌には種類によって、セロトニン、アセチルコリン、ドーパミン、GABA、ノルアドレナリン、メラトニン、グルタミン酸など、人間の脳神経系で重要な神経伝達物質として使われている物質を産生していることが分かっています。

例えば、乳酸桿菌とビフィズス菌はGABAを生成し、大腸菌はセロトニンとドーパミンを、そして乳酸桿菌はアセチルコリンを生成します。

腸内マイクロバイオームは、脳の活動を調節する神経伝達物質の生成に関与しています。

中枢神経系の神経伝達物質の大多数は消化管にも存在し、腸の蠕動運動やホルモンなどの内分泌、細胞シグナリングの調節など、局所的に効果を発揮します。

また腸内では、これらの物質を介して、人間と細菌が相互に調節機能を担っていることが示唆されており、脳とのクロストークの可能性も示唆されています。

幸せホルモンといわれる「セロトニン」ですが、過剰につくられることで、デメリットもあるようです。

あらゆる場面において、多すぎても少なすぎてもダメで「中庸」であることが一番整っているという中医学的な考え方は、腸活における腸内細菌の多様性のバランスという点でも通ずるものがあるようです。

腸内細菌が作るフェネチルアミンが末梢セロトニン産生を促進
末梢セロトニンが過剰に産出されると、骨粗しょう症や過敏性腸症候群を引き起こすことが知られています。

芳香族アミンを生成できる細菌が腸内に存在すると、腸内細菌により作り出された芳香族アミン の一種である「フェネチルアミン」という化合物が、宿主の腸内でセロトニンの産出を促進していることが解明されました。

参考文献

・腸内マイクロバイオームと、うつ病や不安症などとの関係：Rumiana Tenchov , Information Scientist, CAS
・腸内細菌の芳香族アミン生産：芳香族アミノ酸脱炭酸酵素と大腸性セロトニン産生への影響：Gut Microbes（インパクトファクター: 9.434＠2021）