「体質改善、何から?」迷ったら体質診断|栄養→循環→腸活の順で整える(無料セルフチェック付き)
- 「色々やってるのに、変わらない」
- 「サプリも腸活も運動も…結局どれが正解?」
- 「自分に合う方法がわからない」
体質改善がうまくいかない最大の理由は、努力不足ではなく “順番が合っていない” ことが多いです。
ほどよい堂では、体を「壊れて終わり」ではなく、常に入れ替わる 動的平衡 のシステムとして捉え、3日→3週間→3ヶ月の時間軸で整えます。
そして、整える軸はこの3本柱。
- 栄養(つくる):細胞は食べたものでしか作られない
- 循環(巡らす):血が巡ると栄養・酸素が届く
- 吸収=腸活(受け取る):食べるだけでなく“吸収できる腸”が必要
この記事では、中医学(気血水・五臓・八綱弁証)と現代栄養学をつなぎながら、「何から始めると体感が出やすいか」を整理します。
無料:体質診断セルフチェック(3分) への導線もあります。
目次
体質改善が迷子になる理由:良いことを“同時に”やりすぎる

体質改善は、真面目な人ほどこうなりがちです。
- 腸活(発酵食品・食物繊維)を増やす
- 運動を増やす
- サプリを足す
- 断糖やファスティングも試す
全部悪いわけではありません。
ただ、土台が整っていないと、良いことが負担になることがあります。
たとえば
- 胃腸が弱い(脾虚)人が、食物繊維・発酵食品を急に増やす → ガス・膨満感
- 冷えが強い(陽虚)人が、サラダ中心・冷たいスムージー → さらに冷える
- 疲れやすい(気虚)人が、運動を増やす → 続かない
だからこそ「体質診断で今の自分を整理→順番を決める」が近道です。
弁証(このケースは何タイプ?):まずは“虚実・寒熱”で方向を決める

中医学は、八綱弁証(陰陽・表裏・寒熱・虚実)で整理すると迷いが減ります。
ここでは特に重要な 虚実・寒熱 を押さえます。
虚(足りない)タイプの合図
- 疲れやすい/回復しない
- 冷える/乾く
- 食が細い/胃腸が弱い
→ まずは「補う・土台づくり」
実(詰まり・たまり)タイプの合図
- 張る/重い/ベタつく
- イライラ/ため息
- 痛みが固定、スッキリしない
→ まずは「巡らせる・減らす」
寒(冷え)タイプの合図
- 温めるとラク
- 下腹・腰・足先が冷える
→ 「温め直し」優先
熱(こもり)タイプの合図
- のぼせ、口のねばつき
- ニキビ、寝汗
→ 「引き算」優先
この分岐がわかると、栄養・循環・腸活の“やり方”がハマります。
ほどよい堂の基本戦略: 腸活(吸収)→ 栄養 → 循環の順で整える

ここが今日の結論です。
ただし「腸活は最後」ではありません。腸活は“吸収できる状態”として同時に育てるイメージです。
① 腸活(受け取る):食べるだけでなく“吸収できる腸”を育てる
ここが落とし穴になりやすいポイント。
腸活は、やればやるほど良いわけではなく、三位一体で「定番化」するほど安定します。
- プロバイオティクス(善玉菌):味噌・納豆など
- プレバイオティクス(エサ):海藻・きのこ・豆(発酵性食物繊維)
- バイオジェニックス(有用成分):発酵で生まれる成分
さらに、腸のバリア低下(リーキーガット視点)が疑われる人は、刺激を減らしながら“回復の土台”を作るのが優先です。
小さな一手(今日から)
- 味噌汁を毎日1杯(発酵+温め+食物繊維)
- 海藻・きのこ・豆をどれか1つ足す
- 一口30回を目安に噛む(吸収の入口を整える)
② 栄養(つくる):まず材料がないと、体は変わらない
体質改善の最初は、極端な制限ではなく “材料不足を埋める” こと。
カロリーは足りているのに、必要な栄養が不足する状態は「新型栄養失調」と捉えると分かりやすいです。
まず意識したい材料
- たんぱく質(修復材料)
- 良質脂質(ホルモン・細胞膜)
- ビタミン・ミネラル(代謝の点火)
- 食物繊維・フィトケミカル(腸と炎症バランス)
小さな一手(今日から)
- 毎食「たんぱく源を1つ」(卵・豆腐・魚など消化しやすいものから)
- 味噌汁・スープに具を足す(野菜+きのこ+海藻)
中医学で言うなら「脾=土」が材料を気血に変える工場。工場に材料を入れるのが最初の一歩です。
③ 循環(巡らす):届かなければ、作っても活きない
栄養を入れても、巡らなければ届きません。
中医学では巡りの中心は 気(推進力)と血(栄養)。巡りが落ちると、肩こり・冷え・むくみ・生理痛などが出やすくなります。
小さな一手(今日から)
- 食後10分歩く(1日1回でOK)
- かかと上げ10回×2セット(むくみ対策)
- 深呼吸を1分(気滞の人は特に効く)
“運動しなきゃ”ではなく、“巡りのスイッチを入れる”が目的です。
3日→3週間→3ヶ月:体質改善のロードマップ

3日:体感を出す(最初の一手)
迷ったら、これだけでOKです。
- 温かい汁物を1日1杯
- 一口30回を目安に噛む
- 冷たい飲食は“頻度を決める”
3週間:習慣が変わる(定番化)
- たんぱく源を毎食1つ
- 海藻・きのこ・豆+味噌・納豆を“毎日少し”
- 食後10分歩く(週3でもOK)
3ヶ月:土台が変わる(戻りにくい)
- 食事リズムを整える(夜遅い食事を減らす)
- 睡眠の質を上げる(入浴・夜の情報量を減らす)
- 軽い運動を継続(巡りのベース)
「まず何から?」を決めるために体質診断が役立つ理由

体質診断は、あなたの不調を
- 虚実(足りない/詰まる)
- 寒熱(冷え/こもり)
- 脾(消化吸収)・肝(巡り)・腎(回復)
などの軸で整理し、優先順位をつける手助けになります。
結果が2〜3タイプに割れてもOK。
その場合は「いちばん困っている症状に直結するタイプ」から整えると、体感が出やすくなります。
よくある質問(FAQ)

Q1. 腸活は最初からやってもいい?
OKです。ただし“増やしすぎ”は逆効果のことも。
まずは 味噌汁+海藻/きのこ/豆 を定番化するのが安全です。
Q2. 運動はどれくらい必要?
頑張る運動より、毎日少し動くが勝ちます。
食後10分歩くだけでも十分“循環”のスイッチになります。
Q3. すぐ変わりたいです
体は入れ替わるシステムなので、
3日で体感/3週間で習慣/3ヶ月で土台 を目安に積むのが現実的です。
まとめ:迷ったら「体質診断→順番決め」が最短ルート

体質改善で迷うときほど、やることを増やしがち。
でも本当に必要なのは、あなたに合う順番です。
- 栄養(つくる)で材料を入れる
- 循環(巡らす)で届ける
- 腸活(受け取る)で使える形にする
この3本柱を、あなたの体質に合わせて並べ替えるのが、体質診断の役割です。
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監修・ご相談について
ほどよい堂では、薬剤師が中医学(気血水・八綱弁証)と腸活の視点で、無理のない養生提案を行っています。セルフチェック結果をもとに、LINEからのご相談も可能です。
※本記事は健康情報としての一般的な内容です。治療中の方、妊娠中の方、服薬中の方は、必ず主治医・薬剤師にご相談ください。

