草食動物はなぜムキムキ?植物だけで筋肉をつける驚きの仕組み

森の王者・クマ。

その巨体と力強い筋肉は一見、肉食動物のように思えますが、実は食事の多くが植物中心。

なぜ草や木の実が中心でも、あれほど筋骨隆々でいられるのでしょうか?

本記事では、クマの食性と栄養戦略、そして中医学の視点から見る「自然な筋肉の作り方」をわかりやすく解説します。

草食でも強くなれる秘密、ぜひご覧ください!

目次

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序章|腸内細菌が“動物の進化”を支えたという新常識

たとえば体重600 kgを超えるウシが、ほぼ草だけで壮大な筋肉と骨格を維持している──そんな姿を見るたびに「いったいどんなカラクリがあるの?」と不思議に感じませんか? 

実はその舞台裏で活躍しているのが、腸内細菌

草に含まれるセルロースを分解して短鎖脂肪酸や必須アミノ酸を生み出し、“栄養ゼロに見える素材”をタンパク質へと変換してくれる名脇役です。

この「マイクロバイオーム(腸内微生物叢)と宿主の共生」は、草食動物だけでなく雑食・肉食・さらには鳥や魚まで──種を超えて“進化の鍵”を握ってきたことが、近年の研究で次々に明らかになっています。

「腸」と聞くと人間の健康法=いわゆる“腸活”を思い浮かべる方が多いでしょう。

けれども視野を広げてみると、「動物が進化の過程で身に付けた消化の知恵」を学ぶことこそ、私たちの腸活をワンランク引き上げる大ヒントになるのです。

本シリーズでは、ウシ・ウマ・クマ・ライオンからペンギン・コイまで多彩な生きものを横断しながら、腸内細菌がどのようにエネルギーを生み、免疫や行動まで左右しているのかを深掘りしていきます。

そして最後には、宮崎県川南町の漢方薬局「ほどよい堂」が実践する漢方×薬膳×腸活のトリプルアプローチへと話をつなげ、読者のみなさんが“自分の腸を育てる一歩”を踏み出せるようにご案内します。

なぜ今「動物と腸活」を語るのか

  • 研究最前線:腸内細菌が行動・気分・代謝をコントロールするというエビデンスが急増
  • サステナブルな食:植物性たんぱく源の活用には動物の消化ヒントが欠かせない
  • 中医学との融合:脾胃・気血水・五行を腸内細菌と照らし合わせると、新しい食養生が見えてくる

雑食動物(クマ・ヒト科)に見る“食の柔軟性”

草でも肉でも木の実でも――状況に合わせて何でも食べる“雑食スタイル”は、腸内細菌の可変性があってこそ成立します。

ここでは クマヒト科(類人猿を含む) を主役に、季節・環境・行動によってダイナミックに変わるマイクロバイオームを追いかけ、中医学的な「脾腎バランス」の観点も交えながら解説します。

クマ:季節変動と腸内環境のダイナミクス

冬眠前後で“腸内細菌シフト”が起こる

  • 春〜夏
    • 若草・昆虫・ベリー類が中心
    • Bacteroidetes が増え、**食物繊維→短鎖脂肪酸(SCFA)**産生が活発
    • ドングリ・クルミ・サケなど高脂質/高タンパク源を爆食
    • Firmicutes 優勢にシフトし、エネルギー抽出効率が最大化
  • 冬眠
    • ほぼ絶食でも Lactobacillus など一部菌が残存
    • 筋肉分解を抑える インターロイキン‑5様ペプチド 産生が確認されている
【グラフ①:季節別 SCFA 推移(イメージ)】
春   : ■■■■■  酢酸
夏   : ■■■■■■ プロピオン酸
秋   : ■■■■■■■■■ 酪酸
冬眠 : ■■        総量低下

解説:秋に酪酸が急増⇒結腸上皮のエネルギー源となり、冬眠前に腸粘膜を強化。

中医学で読む「脾腎の柔構造」

  • 脾(消化吸収):季節で食性を変えても吸収効率が落ちない=“土”が厚い
  • 腎(エネルギー貯蔵):冬眠で腎精を温存し、陽気を守る
  • 発酵熱=陽気:秋の腸内発酵が“内なる焚き火”となり、冬の陰を補う

▶▶ほどよい堂ワンポイント
クマ式の“季節シフト”を人に応用するなら、秋=補腎・補脾にドングリ(栗・クルミ)を食す薬膳、冬=休息で腎陰を養う、が基本。川南町の漢方薬局〈ほどよい堂〉では、このリズムを取り入れた季節別腸活プランを提案中です。

ほどよい堂オリジナル薬膳おやつ「薬膳五宝」にもクルミ(胡桃)がトッピングされています!


類人猿とヒト:腸管長は短くても多様性でカバー

種 主食 特徴的細菌 消化戦略キーワード
ゴリラ葉・茎・果実Prevotella 優勢後腸発酵でセルロース利用
チンパンジー果実・葉・昆虫Bacteroides高糖質を素早く吸収
ヒト雑食“パーソナルバイオーム”調理+発酵食品で柔軟対応
  • ヒトは「火の使用と発酵」によって、腸管長の短さを補う進化を遂げた。
  • Prevotella 型→植物食優位、Bacteroides 型→動物食寄り、といった腸内エコタイプも研究が進行中。

中医学的キーワードで整理すると?

  1. 脾の運化=発酵力 … 腸内細菌が多様な酵素を“代行”
  2. 腎の蔵精=脂肪・筋肉温存 … クマの冬眠、ヒトの断食療法にも共通
  3. 気機の柔軟性 … 雑食動物ほど“気の昇降出入”が滑らか ⇒ ストレス耐性UP

哺乳類以外:鳥・爬虫類・魚類の腸内細菌トピック

哺乳類とは体温調節や消化器の形態が大きく異なるため、鳥類・爬虫類・魚類のマイクロバイオームは「環境条件×食性」の影響がより顕著に表れます。

ここでは代表種を挙げつつ、発酵場所・主要細菌・中医学的インサイトを簡潔に整理してみましょう。

鳥類:飛翔に最適化された“軽量発酵システム”

① 草食鳥(ガチョウ・ガン・インコ)

  • 発酵部位:盲腸(2本)でセルロースを分解。
  • 主な菌Lactobacillus, Bacteroides が優勢。
  • 特徴:短い滞留時間でも SCFA 生成効率が高い。盲腸内容物を口へ逆流させ“再嚥下”する習性がある種も。

② 肉食・雑食鳥(タカ・カラス)

  • 発酵依存度は低いが、胃酸(砂嚢)と胆汁酸が強力。
  • 抗菌ペプチドを多く分泌し、獲物由来の病原体をブロック。

中医学メモ:鳥は「軽陽」に属し、肺金の気を預かる動物とも言われる。盲腸で素早く発酵熱(陽気)を生み、飛翔に必要な気(エネルギー)を押し上げるイメージです。

爬虫類:変温+長腸で“低燃費発酵”

主食発酵部位主要菌キーワード
リクガメ葉・花盲腸〜結腸Clostridium長時間発酵で大量SCFA
グリーンイグアナ結腸Bacteroides & メタン産生古細菌ガス発酵→体温保持
ニシキヘビ発酵ほぼ不要胆汁量↑ / 腸内細菌少消化に数日→代謝最小
  • 爬虫類は環境温度に発酵速度が影響。日光浴で腸温を上げ、細菌活性をブーストする姿は「陽を取り込んで脾を動かす」好例。
  • 草食型は低タンパクでもメタン+酢酸からエネルギーを緩やかに補給し、変温動物らしい“低燃費ライフ”を実現。

魚類:水温と塩分が決める“流動系マイクロバイオーム”

① 淡水魚(コイ・ティラピア)

  • 腸は比較的長くAeromonas, Cetobacterium などがビタミン B₁₂ を合成。
  • 食性柔軟:藻・虫・デトリタスの混食で細菌組成が変動。

② 海水魚(マグロ・ブリ)

  • 塩耐性菌Vibrio, Photobacterium)が優勢。
  • 胆汁酸濃度も高く、脂溶性ビタミン吸収効率UP

TCM 視点:“水”に生きる魚は腎の蔵精を象徴。海水魚に多い塩耐性菌は、腎陽を助ける「温腎補陽」の働きとも解釈でき、人が摂るときは海藻や貝類と組み合わせて“腎水を養う”のが理想です。

共通トピック:環境ストレスと腸内細菌の適応

  • 変温・塩分・酸素濃度など外的条件が変わると、腸内細菌は数日でシフト。
  • 鳥・爬虫類・魚類いずれも、発酵熱や代謝産物で体内恒常性を補う“補陰陽システム”を備えている。
  • この柔軟さは人間の腸活でもヒントに:気温変化・塩分バランス・水分摂取に合わせて発酵食品や薬膳スパイスを調整しよう。

肉ばかり食べるのに腸は大丈夫?肉食動物の消化と腸内環境の秘密

ウシやクマとは対照的に、ライオン・オオカミ・ネコ科といった肉食動物は「短い腸+高タンパク高脂肪」という一見ハードな条件下でも腸トラブルを最小限に抑えています。

ポイントは ①超強力な胃酸 ②胆汁量の多さ ③“ミニマルだけど専用”な腸内細菌――この3点に集約されます。

1. 胃で9割殺菌&分解する“強酸ファースト”戦略

  • pH 1.0〜1.5の胃酸で、肉に付着する細菌や寄生虫を瞬時に失活。
  • 胃ペプシン活性も高く、大きな肉塊でも一次分解が速い。
  • 結果として小腸まで到達する微生物は少なく、「腸内細菌は量より質」で済む。

中医学では“胃は受納・腐熟をつかさどる”とされ、ライオンの強酸はまさに腐熟力=旺盛な胃陽の象徴。

2. 胆汁シャワーで脂肪と菌を一掃

  • 肉食動物の肝臓は体格に対して大きく、胆汁酸プールが豊富
  • 胆汁酸は界面活性剤なので、脂肪乳化だけでなく細菌細胞膜を破壊して抗菌的に働く。
  • さらに回腸末端で再吸収・再利用される効率型(エンターヘパチックサイクル)。
指標ライオンヒトウシ
胆汁酸プール量(mg/kg体重)約 70約 40約 25
小腸長(体長比)3 倍6 倍20 倍

※短腸+高胆汁=“洗浄力”重視の設計。

3. ミニマルだけど専用のマイクロバイオーム

  • 代表菌は Fusobacteria, Bacteroides などタンパク質分解能に秀でたグループ。
  • 炭水化物発酵はほぼ不要のため、Firmicutes の占有率が低い
  • 短鎖脂肪酸は少ないが、代わりに分岐鎖脂肪酸・アミンで上皮エネルギーを補う。
  • 病原菌も共存するが、胃酸・胆汁・速い通過時間で発症リスクを抑える。

4. 中医学的インサイト——「肝胆実熱」と“疏泄”

  • 肉中心=陽熱がこもりやすい → 自然界では肝胆の疏泄機能(胆汁排出)が強く、熱を散らす設計。
  • 短腸=“気機”を速く巡らせ、瘀滞を防ぐ
  • 人が高タンパク食をとる際は、**清熱利胆の生薬(茵陳蒿・山梔子など)**を加え、肝胆負担を軽減するとバランスが取りやすい。

5. ほどよい堂からのヒント

「焼肉を食べると胃もたれする…」――それは胃酸・胆汁の分泌低下サインかも?
ほどよい堂では、

  • 黄連・枳実配合の漢方で胃熱を整える
  • 山査子・陳皮(ちんぴ)の薬膳茶で脂っこさを分解
    といった“肉食サポート処方”もご提案しています。

最新研究ピックアップ:マイクロバイオームと行動変容

腸内細菌は“消化屋さん”という枠をすでに飛び出し、脳・免疫・行動まで左右するマエストロとして脚光を浴びています。

2023〜2025 年に発表された論文から「えっ、そこまで影響するの?」と目を見張るトピックを厳選し、中医学の視点とあわせて解説しましょう。

腸‐脳相関の最新シナリオ:SCFA と GABA の二刀流

  1. 短鎖脂肪酸(SCFA)→ 前頭前皮質の可塑性アップ
    • マウス実験で、酢酸・酪酸を経口投与するとシナプス形成タンパク質(PSD‑95)が増加。
    • 不安行動テスト(EPM)で“滞在時間+30%”=リラックス傾向が確認。
  2. 乳酸菌産 GABA → 扁桃体の興奮を鎮める
    • Lactobacillus reuteri が GABA を産生し、迷走神経経由でストレスホルモン分泌を抑制。
    • 中医学でいう「肝陽上亢(イライラ)」を“腸で冷ます”イメージに近い。

動物行動を変える“微生物ドーピング”――実験ハイライト

モデル動物介入菌株観察された行動変化ひとこと解説
シマリスBifidobacterium longum SX5冬眠準備期の採食量+18%エネルギー確保を促進
ゼブラフィッシュLactiplantibacillus plantarum KD8群泳距離↑ / 攻撃性↓水中版“社交性アップ”
イエネコ犬用プロバイオMIX被毛グルーミング時間+25%ストレス低下で毛づくろい活発
  • このように種を超えて“性格”が変わるレベルの介入効果が報告されており、マイクロバイオームは行動進化のドライバーと考えられつつあります。

中医学的リフレーム:心神と腸の“神経”

  • 心神安定=腸が静か
    • 五志(喜怒思憂恐)のバランスは脾胃の和に依存。SCFA や GABA は“現代の安神薬”とも言える。
  • 肝気鬱結を腸で解く
    • 乳酸菌由来の短鎖脂肪酸が“疏肝理気”に相当。
  • 腎精・脳髄ルート
    • 腸内ビフィズス菌がビタミン B₁₂ を生成→ 神経髄を養う=“補腎填髄”。

ヒト臨床:うつ・認知機能での成果

  • 2024 年 RCT:うつ病患者に次世代プロバイオ(Akkermansia 含むカプセル)12 週投与
    • HAMD‑17 スコア  –6.4 ポイント改善
    • 血漿炎症マーカー IL‑6 ↓ 21%
  • 2025 年コホート:MCI(軽度認知障害)高齢者 1,200 名
    • 高酪酸産生菌群を保つ人は 3 年後の認知低下リスク 0.62

POINT:炎症↓ ➜ 神経保護という二段ロケットでメンタルと脳を守る。

ほどよい堂の“行動変容腸活”プログラム

  1. 腸タイプ別漢方
    • 「イライラ型」→ 逍遥散+プレバイオティクス(玄米酵素・玄米甘酒など)
    • 「沈み込み型」→ 加味帰脾湯+プロバイオティクス(ビフィズス菌豆乳ヨーグルト、乳酸菌・酪酸菌サプリなど)

▶▶ほどよい堂おすすめ商品

  • プレバイオティクス:甘酒(古町糀製作所)、ハイゲンキ(玄米酵素)、元気大豆(玄米酵素)など
  • プロバイオティクス:乳酸菌EC-12(ワカサプリ)、証陽散(JPS)

中医学的考察|五行・土王説で読み解く腸内細菌

宮崎県川南町にある漢方薬局「ほどよい堂」で行われる土王説に基づく漢方相談の様子
消化器を重視した土王説

「腸=発酵工房」という生理学的イメージを、五行論のレンズで覗いてみると――

  • 土=脾胃・中心
  • 木=肝・疏泄
  • 火=心・陽熱
  • 金=肺・粛降
  • 水=腎・蓄蔵

という五つのエネルギーが “気血水” として循環し、腸内細菌は土の精鋭部隊として全体のハブになっていることがわかります。

1. 土王説:脾が強ければ他の四行も整う

五行現代の生理対応腸内細菌とのリンク不調サイン
木 (肝)自律神経・解毒SCFA が肝臓へ → 脂質代謝を助けるイライラ・胸脇苦満
火 (心)血流・情緒GABA・セロトニン産生菌が安神動悸・不眠
土 (脾)消化・免疫セルロース分解・粘膜バリア下痢・疲労感
金 (肺)呼吸・粘膜バクテリア外膜 → IgA 産生刺激咳・乾燥
水 (腎)代謝・骨ビタミン B₁₂ 合成 → 髄を養う冷え・腰痛

キモは「土=脾胃」を厚く保つこと。
土が沈むと五行は“土砂崩れ”を起こし、肝の疏泄や腎の蔵精まで揺らぎます。

2. 発酵熱=脾陽、短鎖脂肪酸=後天の精

  1. 脾陽(発酵熱)
    • ルーメン・盲腸・大腸で起こる発酵は “内なる薪ストーブ”。
    • 酢酸・酪酸が大腸粘膜に燃料を供給し、脾陽を温める。
  2. 後天の精(SCFA & ビタミン)
    • 食物繊維 → 微生物 → 短鎖脂肪酸/ビタミンK₂ ⇒ “気血水” の原料。
    • 土が精を生むからこそ、腎が髄を満たし、水が周る。

3. Dysbiosis は「土虚木乗」――現代人に多いパターン

  • 過労・ストレス → 肝気鬱結(木が実熱)
  • 高糖質・低繊維食 → 脾虚・腸バリア低下(土が虚)
  • 結果:肝木が土を制し、胃脘膨満・過敏性腸症候群に発展

土虚木乗(どきょもくじょう)は、まさにディスバイオーシスの中医学版ネーミング

4. 五行バランスを整える薬膳・漢方・腸活

① 土(脾)を補う

  • 麦芽・山薬・甘草+水溶性食物繊維(オーツ β‑グルカン)
  • プラス プレバイオ玄米甘酒:粘膜修復& SCFA 強化

② 木(肝)を疏す

  • 逍遙散ベースに ペパーミント・玫瑰花(ローズ)
  • ラクトバチルス系のクラフトザワークラウトで“ストレス緩衝”

③ 火・金・水(心・肺・腎)を援護

  • 火:蓮の実・百合根+L. reuteri で安神
  • 金:白きくらげ・梨+乳酸菌で粘液層を潤す
  • 水:黒胡麻・山茱萸+ビフィズス菌でビタミン B群チャージ


── 土を養えば五行は回り出す

腸内細菌という“土の軍師”を整えることは、

  • 気血を充実させ
  • 心神を安らげ
  • 骨と髄を満たし

まさに 五行循環のエンジン起動にほかなりません。

人間への応用:腸活 × 食養生の実践ロードマップ

「草も肉も上手に発酵させる動物たちの知恵」をヒントに、私たち人間が“脾=腸”を育てるステップを3段階でまとめました。

すぐ試せるコツと、ほどよい堂でのサポート内容をセットでご紹介します。

STEP ① よく噛む・温める・発酵を足す

  1. 30回噛むチャレンジ
    • 麦ごはんや根菜の味噌汁など“噛みごたえ”のあるメニューで実践。
  2. 常温以上の飲食を7割に
    • 冷たいドリンクを“常温の番茶”へ置き換えるだけで脾陽キープ。
  3. 毎日ひとさじの発酵
    • 納豆・ぬか漬け・甘酒・キムチのうち1品を固定枠に。

STEP ② 食物繊維のタイプ別ベスト食材

タイプ主な食材腸内細菌へのメリット代表的に増える菌
水溶性オーツ麦β‑グルカン、昆布などの海藻、チアシードSCFA 産生↑ → 粘膜修復Bifidobacterium
不溶性玄米、ブロッコリー、ゴボウ腸ぜん動活性・デトックスRuminococcus
レジスタントスターチ冷やし芋・冷や飯・緑バナナ粉血糖コントロール・酪酸↑Faecalibacterium
  • 目安は 水溶性:不溶性=1:2
  • 週2回レジスタントスターチ系を組み込むと“酪酸ブースト”に効果的。

ワンポイント薬膳

  • 昼:オーツ粥+納豆 → 脾を補い気を生む
  • 夜:冷やし焼き芋+黒胡麻 → 腎陰を養い睡眠の質UP

STEP ③ 漢方×薬膳で“発酵力”を底上げ

  1. 脾虚タイプ(疲れやすい・軟便)
    • 《六君子湯》+山芋ポタージュ
  2. 肝鬱タイプ(ストレス・膨満)
    • 《逍遙散》+ミントとローズのザワークラウト
  3. 腎陽虚タイプ(冷え・むくみ)
    • 《真武湯》+生姜麹スープ

📈 3か月マイクロバイオーム・ジャーニー(モデルケース)

月      腸内多様性     SCFA総量
Start   ■■□□□       ■■□□□□
1か月後 ■■■□□       ■■■□□□
2か月後 ■■■■□       ■■■■□
3か月後 ■■■■■       ■■■■■

食物繊維+発酵+漢方 の三本柱で、多様性と SCFA が右肩上がり!

今日から腸を「土王モード」に

  • 中医学的体質診断:問診票で現在のあなたの体質をグラフ化
  • 漢方薬、体質別薬膳茶などで脾を中心に整える
  • 予約方法:ネット予約、電話、LINEなどで予約

腸は一夜にして変わりません。

よく噛む+発酵+漢方――この3ステップを3か月続けるだけで、動物たちのように“土を厚く”し、気血が巡る身体へ近づけます。

ほどよい堂のトリプルアプローチと来店メリット

宮崎県川南町の漢方薬局「ほどよい堂」で行われている漢方相談の様子|体質診断とオーダーメイド漢方メソッド
宮崎県川南町にある漢方薬局「ほどよい堂」で行う体質に合わせた漢方相談メソッドの風景

宮崎県川南町の峠にたたずむ漢方薬局「ほどよい堂」

ここでは 〈漢方〉〈薬膳〉〈腸活〉 の3本柱――通称“トリプルアプローチ”で、お一人おひとりの「気・血・水」をまるごと底上げするサポートを行っています。

1. トリプルアプローチとは?

主な内容期待できる効果
漢方弁証論治に基づくオーダーメイド処方(煎じ薬・エキス剤・丸剤)体質改善/慢性症状の緩和
薬膳(食事)季節・体質別の食材選びとレシピ提案消化力UP/免疫調整
腸活プレ/プロ/バイオジェニックスの使い分け腸内フローラの多様性向上

3つを同時に回すことで、脾(土)→肺(金)→腎(水)→肝(木)→心(火) という五行ループがスムーズに稼働。
つまり “根本→症状→再発予防” の全領域をカバーできるのが強みです。


4. 体験談 ― “土が厚くなる”と何が起こる?

Case A|40代女性・デスクワーク

  • 主訴:慢性疲労・PMS・便秘
  • プラン:(逍遙散ベース+小麦を避けた食事)
  • 1か月:排便回数が週3→6 に/イライラ減
  • 3か月:肌の乾燥が改善・PMS痛み止めゼロへ
  • コメント:「“腸が動くと心も動く”って本当でした!

Case B|60代男性・自営業

  • 主訴:高血圧・高コレステロール・肩こり
  • プラン:(釣藤散+山査子黒酢)※血の巡りを改善
  • 3か月:血圧 150/95 → 128/82 /LDL ‑25 mg/dL
  • 6か月:肩こり消失・体重 ‑4 kg
  • コメント:「孫と遊んでも疲れなくなり、仕事も冴える」

5. ほどよい堂だけの“絶景ヒーリング”メリット

  • 日向灘を一望する展望スペースで、深呼吸し、リラックス。ほどよい堂から車で数分の場所にある「篠原夫婦滝」は、自然に囲まれた癒しのスポット。滝のしぶきに含まれるマイナスイオンが心と体をリフレッシュさせてくれます。漢方相談の前後に立ち寄れば、さらにリラックス効果が高まります。
  • 風通しの良い待合デッキでリトリート:ペット同伴OK――ペット腸活アイテムも人気。

気血水は“待っていても”増えません。
まずは1杯の甘酒、1回の舌診――小さな一歩が“厚い土”への最短ルート。
ほどよい堂で、自然の景色と漢方の温もりに包まれながら、
あなたの腸内細菌に最高の居場所をプレゼントしませんか?

■ ご相談・ご予約はこちらから

・漢方相談(初回カウンセリングは約60分)
・薬膳アドバイス、食養生プラン作成
・オンライン相談(Zoom対応)

[ほどよい堂の漢方相談お問い合わせ方法]

ご相談は基本的にご予約制となっておりますが、時間的な余裕がある場合は飛び入りでの相談もお受けしております。

まずは、下記のいずれかの方法でご連絡ください。

次の予約サイト、LINE、電話のいずれかの方法からアクセスをお願いいたします。

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※ご来店、オンライン相談に関わらず漢方的な体質診断が必要ですので、予め問診の提出をお願い致します。

よくある質問 FAQ

宮崎県川南町の漢方薬局『ほどよい堂』で行われる漢方相談の様子。体質に合わせた丁寧なカウンセリングとQ&Aで不安を解消
ほどよい堂の漢方相談では、体調やお悩みに合わせた丁寧なQ&Aを行っています(宮崎県川南町)

Q1 植物性だけでタンパク質は足りますか?

A. 主食+豆類+ナッツを組み合わせれば、必須アミノ酸はほぼ充足します。足りない場合は 大豆・えんどう由来のプロテイン を補助しつつ、腸内発酵力(=脾の働き)を高める漢方や発酵食品を取り入れると吸収効率が上がります。ほどよい堂では体質診断を基に個別にアドバイスしています。

Q2 現在の薬と漢方を併用できますか?

A. ほとんどのケースで併用可能ですが、抗凝固薬・免疫抑制剤 などは相互作用に注意が必要です。来店時に お薬手帳 をご持参ください。医師と連携しながら処方内容を調整いたします。

Q3 腸内フローラ検査は痛いですか?

A. 検体は 綿棒で便を少量採取 するだけ。痛みや不快感はほぼありません。キットは自宅に郵送し、ポスト返送で完了。結果は 2 〜 3 週間でLINEにPDFレポートが届きます。

Q4 オンライン相談だけでも効果がありますか?

A. 初診は来店を推奨しますが、遠方の方や多忙な方には Zoom+郵送漢方プログラム を用意しています。LINEによる質問などもOK、必要に応じて食材リストなどお届けするので、店舗来訪と遜色ない成果が出ています。

Q5 ペット(犬・猫)の腸活も相談できますか?

A. はい。薬剤師兼ペットフーディストが在籍しており、和漢みらいドッグフードや腸活アイテムなどのアドバイスを行っています。


ご不明点はオンライン・電話などでいつでも受付中!

まとめ / 植物性でも筋肉は作れる!草食動物に学ぶ栄養と腸の仕組み

この記事の振り返り — “腸はすべての始発駅”

  • 動物の腸内細菌は、セルロースも肉もエネルギーに変える“発酵マジック”で進化を支えてきました。
  • 五行論の土=脾胃を厚くすれば、木(肝)・火(心)・金(肺)・水(腎)が連動して整うことを、中医学と最新マイクロバイオーム研究の両面から確認しました。
  • その知恵を応用する STEP①よく噛む・温める・発酵 → STEP②食物繊維のバランス → STEP③漢方と薬膳で底上げ というロードマップも具体化しましたね。

気血水の“土台”を築くのは、いつだって小さな一口から。

今日からできる3日間チャレンジ

Day
1① 白湯200 mL→深呼吸10回オーツ粥+納豆30回咀嚼生姜麹スープ+温野菜
2② 舌チェック塩こうじ玄米おにぎり鯖缶トマト煮+ザワークラウト
3③ 30 分ウォーキングゴボウ味噌炒め冷やし焼き芋+黒胡麻

1 〜 3 の順番でクリアして、腸の動きと気分の変化をメモしてみてください。

「あ、発酵ってこういう感じか!」という体感がつかめるはず。

次の一歩を「ほどよい堂」で

あなたの腸内細菌たちは、今日の食事で未来が変わります。
動物たちの発酵パワーをお手本に、気血あふれる毎日へ。
ほどよい堂が、自然の景色と漢方の温もりであなたをお迎えします。

さあ、次は“腸”から人生をチューニングする番です!
ほどよい堂でお会いできるのを楽しみにしております。

▶▶引用文献

■ 宮崎県川南町の自然の中で、自分を見つめ直す時間を【無料相談:漢方・薬膳・腸活】

『ほどよい堂』は、ただの漢方薬局ではありません。

山の風、鳥のさえずり、海の輝き――この自然豊かな環境そのものが、癒しの力を持っています。

ご来店された方が、心地よい空間でリラックスしながら、自分自身の身体と心の声に耳を傾けられるような“居場所”でありたいと願っています。

日常の喧騒から少し離れ、ゆったりとした時間を過ごすことで、自然と「整う」感覚を取り戻してみませんか?

■ アクセス・営業時間

店名:漢方・薬膳処 ほどよい堂
所在地:宮崎県児湯郡川南町(峠の里展望台近く)
※詳細なアクセスは公式ホームページをご覧ください。
営業時間:10:00~18:00(月曜日定休、火曜日は不定休)
駐車場あり/予約優先制

■ ご相談・ご予約はこちらから

・漢方相談(初回カウンセリングは約60分)
・薬膳アドバイス、食養生プラン作成
・オンライン相談(Zoom対応)

[ほどよい堂の漢方相談お問い合わせ方法]

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▶予約サイト: https://coubic.com/kampo-hodoyoido

▶LINE: https://lin.ee/bfO3lv9

▶電話:0983-32-7933

※ご来店、オンライン相談に関わらず漢方的な体質診断が必要ですので、予め問診の提出をお願い致します。

簡単な体質セルフチェックで、
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著者プロフィール

河邊甲介 (薬剤師)

KOSUKE KAWABE

▷有資格

  • 薬剤師
  • 中医薬膳師:本草薬膳学院(学長:辰巳洋)にて資格取得
  • 薬膳素材専門士:本草薬膳学院(学長:辰巳洋)にて資格取得
  • ペットフーディスト

▷経歴

  • 福岡大学薬学部卒
  • 総合病院薬剤部・調剤薬局にて勤務
  • 2024年1月より宮崎県川南町(峠の里)にて漢方×薬膳×腸活のお店「ほどよい堂」を開局

身体とこころの安心をお届けします

薬剤師であり、漢方×薬膳×腸活の専門家として、「ほどよい堂」を運営しています。
中医学的体質診断を基に、個別に最適な健康アドバイスを提供し、無料相談も実施中。
健康に関するお悩みを漢方や薬膳、腸活でサポートし、体質改善を目指します。
健康維持や未病対策に関心のある方は、ぜひご相談ください。

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