中国古代医書の概要とその影響:古代から近現代までの医療知識の進化
中国の古代医書は、数千年にわたる医療知識と実践の結晶であり、医学の進化と発展を深く理解するための貴重な資料です。
「黄帝内経」に始まり、後に「傷寒論」や「金匱要略」などが続き、漢の時代にはさらに洗練された理論と技術が確立されました。
これらの医書は、医学だけでなく、食薬の使用や治療法に関する知識を提供し、古代から近現代にかけての医療体系の基盤を築きました。
古代中国の医師たちは、自然界と人体の調和を重視し、病気の予防と治療に取り組んできました。
本記事では、これらの古代医書の概要とその影響を探り、古代から現代に至るまでの医療知識の進化を詳しく解説します。

目次
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古代から漢の時代までの医学と食薬の歴史:医療と栄養の進化を徹底解説

1. 古代中国の「食医」とは? 王の健康を支えた陰陽調和の食事管理
- 役割: 王の飲食のバランス、四季の陰陽調和、味の配合を管理する役目は「食医」です。
- 説明: 古代の中国では、食医が王や貴族の健康を維持するために、食事のバランスや陰陽調和を調整し、食事療法を提案しました。
2. 伊尹、扁鵲、張仲景、華佗:古代中国の伝説的医師たちとその偉大な功績
- 伊尹: 『湯液経』を著したという伝説がある人物で、古代中国医学の発展に貢献しました。
- 扁鵲: 「起死回生」の伝説を持つ名医で、急性病の治療においてその能力を発揮しました。
- 張仲景: 「医聖」と称され、彼の著書『傷寒雑病論』は中医学の基礎となり、弁証論治の理論を確立しました。
- 華佗: 「麻沸散」や「五禽戯」を作った人物で、古代中国の著名な医師として知られています。
3. 神農本草経から黄帝内経まで:古代中国の医学書が中医学に与えた影響
- 神農本草経: 中国で最初の薬学の専門書で、薬草の効能について記録されています。
- 黄帝内経: 中医学の基礎理論の基となった経典で、医療と健康管理の基本理念を解説しています。
- 五十二病方: 疾病と治療、中薬・方剤について記録した最古の書とされています。
- 傷寒雑病論: 張仲景が書いた書籍で、六経弁証と臓腑弁証を創設し、中医臨床の基礎を定めた経典です。
- 後漢書: 薬膳の発展に関する逸話が記載され、薬膳の言葉が広まるきっかけとなったとされています。
歴史の沿革 東周~春秋戦国~秦の時代 / 『五十二病方』と『黄帝内経』の役割:東周から秦の時代の医学発展
中国古代医学の発展を探る上で、『五十二病方』と『黄帝内経』は欠かせない重要な文献です。
『五十二病方』は、薬物240種に関する記載を持つ最古の医書で、疾病の診断と治療、さらに中薬や方剤について詳細に記録しています。
この古代の医書は、医療実践と薬物使用の基盤を築き、古代中国医学の発展に貢献しました。
一方、『黄帝内経』は、古代中国医学の核心を成す経典であり、『素問』と『霊枢』の二篇から構成されています。
全18巻にわたる本書は、自然界の陰陽、季節、飲食、起居から、人体の生理、解剖、病理、診断、治療に至るまで、広範な医学知識を網羅しています。
特に、食材の五気六味について40篇以上の詳細な論述があり、治療よりも予防に重きを置いています。
『黄帝内経』における「藏気法時論篇第二十二」の「五穀為養、五果為助、五畜為益、五菜為充、気味合而服之、以補益精気。」という言葉は、食材の医療作用を明確に説明し、「食薬同源」や「食医同源」の思想を確立しました。
この思想は中薬学の発展を促進し、数千年にわたり伝承され続けています。
『黄帝内経』の食療法:五穀・五果・五畜・五菜で精気を補う
- 五穀: 「養」として充益助養補する役割を果たし、健康維持に貢献します。
- 五果: 「助」として充益助養補し、体のバランスを整えます。
- 五畜: 「益」として充益助養補し、体力を増強します。
- 五菜: 「充」として充益助養補し、身体の栄養補給をサポートします。
- 補: 食の医療作用を明確に解説し、精気を補うことが強調されています。
4. 調理法と保存技術の発展:酢・味噌・醤油・豆豉の古代中国における意義
- 酒: 夏の時代に人々が穀類を調理加工して作り始めたもので、古代の飲料として重要な役割を果たしました。
- 伊尹: 商の時代に調理方法を薬の湯液の作り方に活用し始めたとされ、食薬の利用が進展しました。
- 酢・味噌・醤油・豆豉: 西周の時代から作られ始め、食材の保存や調理に重要な役割を果たしました。
5. 古代中国の医療を支えた偉人たち:黄帝、神農、伏羲、儀狄の功績
- 黄帝: 中国医学の基礎を築いたとされる伝説の人物で、古代中国の医療理論に大きな影響を与えました。
- 神農: 農耕を教え、薬草を発見した神様として尊敬され、民衆の健康に貢献しました。
- 伏羲: 易学の八卦を記述し、古代の九針も創造したとされる人物です。
- 儀狄: 夏の時代に酒を造り、禹王に献呈したと記録されています。
古代から漢の時代までの中医学の重要情報を徹底解説

このように、古代から漢の時代にかけての医学や食薬の発展は、中国医学の基礎を築き、現代にも影響を与える重要な知識として受け継がれています。
項目 | 内容 |
---|---|
1. 王の飲食のバランスを管理する役目 | 食医 |
2. 『湯液経』を書いたとされる伝説の人物 | 伊尹 |
3. 「起死回生」の伝説の名医 | 扁鵲 |
4. 「医聖」と称される人物 | 張仲景 |
5. 医療職の設置時代 | 漢の時代 |
6. 『脈経』の著者と「寸口脈法」 | 王叔和(張仲景は誤り) |
7. 「麻沸散」と「五禽戯」の創作者 | 華佗 |
8. 中国最初の薬学専門書 | 『神農本草経』 |
9. 中医学の基礎理論の経典 | 『黄帝内経』 |
10. 最古の書で疾病と治療を記録 | 『黄帝内経』 |
11. 弁証論治の基礎を定めた書 | 『傷寒雑病論』 |
12. 「薬膳」の言葉が広まった逸話 | 『後漢書』 |
13. 中医営養薬膳学の定義 | 中医学の理論に基づいて、食材や中薬を用い、健康の維持・増進、疾病の予防・治療・回復を目指す学問である。 |
14. 夏の時代に作られたもの | 酒 |
15. 商の時代の調理法の活用 | 伊尹 |
16. 西周の時代に作られた食品 | 酢、酒、味噌、醤油、豆豉 |
17. 中国医学の基礎を作った伝説の人物 | 黄帝 |
18. 農耕と薬草発見の神様 | 神農 |
19. 易学の八卦と九針の創造者 | 伏羲 |
20. 酒を造り献呈した人物 | 儀狄 |
21. 『黄帝内経』の食に関する記述 | 五穀: 養、五果: 助、五畜: 益、五菜: 充、補益: 補 |
古代から現代へ:中国の医書と医師に関する重要情報

この表は、古代から漢の時代にかけての中医学の発展と関連する重要な情報を簡潔にまとめたものです。
番号 | 内容 | 医書/医師名 |
---|---|---|
1 | 臨床・養生において有用な第一の百科辞典と称された本 | 『聖済総録』 |
2 | 中国で初めて国家により作られた中薬と方剤の専門書 | 『太平恵民和剤局方』 |
3 | 日本から最も早く使者として留学生を随行させ中国に入った時代 | 隋の時代 |
4 | 南北朝の時代に本草の加工方法をまとめた本 | 『雷公炮炙論』 |
5 | 初めて病因を「外因」「内因」「不内外因」の三つに分けた本 | 『雷公炮炙論』 |
6 | 伝染病・内科・外科・骨科・婦人科・小児科・皮膚科など臨床各科の治療に関する本を編纂した時代 | 唐の時代 |
7 | 「食治篇」を含む最も古い食療法の専門篇 | 『飲膳正要』 |
8 | 中国で最初の営養学の専門書 | 『奉親養老書』 |
9 | 食材の調合が薬の何倍も効果があると述べている本 | 『奉親養老書』 |
10 | 老人のための薬粥の献立と作り方100種類を収めている書籍 | 『老老恒言』 |
11 | 金元時代の「寒涼派」の代表的な人物 | 劉完素 |
12 | 「攻下派」の代表的な人物 | 張従正 |
13 | 「補土派」の代表的な人物 | 李東垣 |
14 | 「滋陰派」の代表的な人物 | 朱丹渓 |
15 | 『銅人腧穴針灸図経』を描いた人物 | 王惟一 |
16 | 現存している最大の方薬書 | 『普済方』 |
17 | 温疫病原因の伝染性を主張し、温病学体系の発展に貢献した人物 | 葉天士 |
18 | 中医基礎理論・診断・中薬・方剤・臨床など中医学全般にわたる書籍の著者 | 張介賓 |
19 | 『温熱論』を著し、温病の衛気営血弁証理論を創立した人物 | 葉天士 |
20 | 『湿熱条弁』を著し、湿熱病の詳細を述べた人物 | 薛雪 |
21 | 『温病条弁』を著し、温熱病の三焦弁証理論を唱えた人物 | 呉瑭 |
22 | 食療が重視され、多くの食材や中薬について整理・出版した人物 | 趙学敏 |
23 | 清代の医学教科書の基準となった医典 | 『医宗金鑑』 |
24 | 明から清にかけて温病学説の理論を系統化した代表的な人物 | 張錫純 |
25 | 古医籍の中にある解剖の錯誤を訂正した著者 | 張潔古 |
26 | 帰経を重視し「医食同源」の理念を提唱した医書 | 『黄帝内経』 |
27 | 「温病」の分類と治療法を述べた本 | 『温病條弁』 |
28 | 五臓の「蔵」を重視し、経絡に関連する治療法を体系化した書籍 | 『金匱要略』 |
29 | 「脈」と「舌」を診察し、病の状態を診断する方法を述べた医書 | 『脈経』 |
30 | 中薬と方剤の使用に関する指針を提供する書籍 | 『方剤学』 |
【漢方の原点を読み解く】「傷寒雑病論」とは?張仲景が遺した中医学の叡智とは

今回は、東洋医学・漢方医学の根幹ともいえる『傷寒雑病論(しょうかんざつびょうろん)』について、やわらかく、わかりやすく解説していきます。
漢方に触れる方なら一度は耳にしたことがあるこの書物。
ですが、「名前は聞いたことあるけど、実際にどんな内容なの?」「どう現代に活かせるの?」という方も多いはず。
そんな疑問を、腸活や薬膳、気血水・陰陽五行の視点とリンクさせながら紐解いていきます。
傷寒雑病論とは?──張仲景の想いが詰まった医学書
『傷寒雑病論』は、3世紀初頭、漢の末期に張仲景という名医によって編纂されたと伝えられています。
張仲景は、一族の多くを疫病で失い、その無念から医学の道へ。
人々の命を救うためにこの書を著したのです。
この書物は、後に「傷寒論(しょうかんろん)」と「金匱要略(きんきようりゃく)」の2部に分けられて現代まで伝わっています。
書名 | 主な内容 | 対象疾患 |
---|---|---|
傷寒論 | 急性熱性病(いわゆる感染症)の病理と処方 | 傷寒(発熱性疾患・外感病) |
金匱要略 | 慢性病・内科系の病気への対処法 | 循環器、消化器、婦人科、精神疾患など |
傷寒論の核心──「三陰三陽」とは何か?
傷寒論の最大の特徴は、病気の進行を「三陰三陽(六病位)」という独自のステージに分けた点です。
これは、人体の内外のバランスを陰陽に基づいて分類し、 どの段階でどのような症状が現れるか、どんな漢方薬を使うかを体系的に示しています。
病位 | 主な症状 | 主な処方例 |
---|---|---|
太陽病 | 発熱、悪寒、頭痛、項背のこわばり | 桂枝湯、麻黄湯 |
陽明病 | 高熱、口渇、便秘、腹満 | 白虎湯、大承気湯 |
少陽病 | 往来寒熱、胸脇苦満、口苦 | 小柴胡湯 |
太陰病 | 腹痛、下痢、吐き気、手足の冷え | 理中丸 |
少陰病 | 微熱、倦怠、心煩、眠り浅い | 真武湯、四逆湯 |
厥陰病 | 寒熱交錯、しゃっくり、手足厥冷 | 当帰四逆湯、呉茱萸湯 |
このステージ分けは、現代の病期分類とは異なる視点で、人の体のバランスの乱れ方を細かく観察しています。
例えば「太陽病=初期の風邪」「少陰病=冷えと疲れが主症状」というように、実際の臨床でも応用されています。
金匱要略が教えてくれること──慢性病の“奥深さ”
金匱要略は、傷寒論とは対照的に、長く続く慢性病や内科的疾患にフォーカスした内容です。
とくに、現代人が抱えやすい“未病”状態──疲れやすさ、不眠、冷え、生理不順などに対応する処方が多く含まれています。
分野 | 主な処方例 | 症状・疾患例 |
---|---|---|
婦人病 | 当帰芍薬散、桂枝茯苓丸 | 生理不順、月経痛、更年期障害 |
消化器系 | 半夏瀉心湯、人参湯 | 胃もたれ、食欲不振、下痢、嘔吐 |
精神・自律神経 | 甘麦大棗湯、柴胡加竜骨牡蛎湯 | 不眠、イライラ、不安感 |
腎・泌尿器 | 八味地黄丸、牛車腎気丸 | 頻尿、夜間尿、腰痛、むくみ |
なぜ今「傷寒雑病論」なのか?──現代への応用
傷寒雑病論は、単なる古典ではありません。
現代においても、「気血水の巡り」「陰陽のバランス」「五臓の協調」「腸活」など、多くの養生・治療にリンクしています。
例えば、「腸活=脾(消化系)の健やかさ」と捉える土王説の視点からは、理中丸や半夏瀉心湯などの処方が現代の消化器トラブルにマッチ。
また、少陽病の往来寒熱は、ストレスによる自律神経の乱れとリンクし、小柴胡湯が現代人に選ばれる理由も納得です。
まとめ:古典にこそ、現代のヒントがある
『傷寒雑病論』は、約1800年前に書かれたにもかかわらず、 現代人の体と心の不調に対して、非常に実践的で具体的な指針を与えてくれる医学書です。
✔ 病の経過に合わせた処方選択
✔ 生体の自然治癒力を引き出す考え方
✔ 一人ひとりに合わせたオーダーメイドの治療
これらはすべて、漢方が持つ本来の魅力。
あなたもぜひ、日々の不調や養生のヒントに、『傷寒雑病論』の叡智を取り入れてみてくださいね。
中国最古の薬物学書『神農本草経』とは?漢方の原点を優しく紐解く

ほどよい堂の薬剤師です。
今回は、漢方の世界において欠かすことのできない古典、『神農本草経(しんのうほんぞうきょう)』について解説していきます。
難しそうに見えるけれど、実はとても面白い内容が詰まっているんですよ。
薬草の力や自然とのつながりを大切にする中医学の原点を、一緒にのんびり探っていきましょう。
『神農本草経』とは?その起源と背景
『神農本草経』は、中国最古の薬物学書であり、漢方薬や生薬の薬効を分類・整理した貴重な古典です。
伝説によれば、神農という古代の帝王が自ら百草を嘗め、その効能や毒性を見極めたことから始まったとされます。
実際の成立は1~2世紀頃と考えられており、著者は不詳。
しかし、長年にわたって医薬の基礎として受け継がれ、多くの漢方家に影響を与えてきました。
『神農本草経』の構成と特徴
この書は、全部で365種類の薬物を収録しています。
興味深いのは、それらが単に羅列されているのではなく、薬効や毒性に応じて三つのグループに分類されている点です。
三品分類とは?
区分 | 種類数 | 特徴 | 主な例 |
---|---|---|---|
上品(上薬) | 120種 | 無毒・長期服用可能。不老長寿・養命の薬。 | 人参、甘草、クコ、キク、ゴマ、ハスなど |
中品(中薬) | 120種 | 養性薬。体調調整に用いる。用量によっては毒性も。 | 葛根、当帰、紫根、芍薬、センキュウなど |
下品(下薬) | 125種 | 毒性が強く、治療目的で用いる。短期間の使用が基本。 | 附子、半夏、カラスビシャク、ヤマゴボウなど |
このように、古代の人々は既に薬物のリスク評価と使用目的を明確に意識していたことがわかりますね。
各薬品の具体例をもう少し詳しく
上品(上薬)
これらは“命を養う薬”として日常的に取り入れることが推奨されたものです。
長寿を願う古代の人々の思いが感じられます。
- 人参(ニンジン):気を補い、体力・免疫力を高める。
- 甘草(カンゾウ):調和の薬。他の生薬との相性を整える。
- クコ(枸杞):滋養強壮、視力のサポートに。
- ハス(蓮):消化器の安定に良い。
中品(中薬)
体質改善や体力強化、未病対策に活用された薬です。
使い方によって効果も毒性も変わる、いわば“中庸”の存在。
- 葛根(カッコン):風邪の初期症状に。肩こりの緩和にも。
- 当帰(トウキ):血を補う代表生薬。婦人薬に多用。
- 紫根(シコン):皮膚の炎症に。外用薬にも。
下品(下薬)
病気治療には欠かせないが、使い方を誤ると危険な薬。
まさに医療人の知識と技術が問われるカテゴリーです。
- 附子(ブシ):強い温補作用。冷え症や疼痛に用いるが毒性強。
- 半夏(ハンゲ):痰を除き、胃腸の調子を整える。
- カラスビシャク:痰飲を改善するが、使用には注意が必要。
薬物の情報項目にも注目
『神農本草経』は、単なる薬草図鑑ではありません。
各薬について以下のような情報も記述されています。
- 正名・別名:異なる名称も記録されている点は、地方ごとの呼び方の違いを考慮していた証拠です。
- 気味:薬の五味(酸・苦・甘・辛・鹹)や性質(寒・熱など)も記されています。
- 主治:どのような症状や疾患に効果があるか。
- 出処(産地):産地によって品質が異なることも認識されていました。
- 有毒・無毒の記載:服用の可否を判断する重要な情報です。
『神農本草経』が後世に与えた影響
この書が中国医学においてどれほど影響力を持っていたかというと、南朝時代の名医・陶弘景が『神農本草経』を再編集して『本草経集注』を完成させたほど。
その際には薬物数が730種以上に増えています。
さらに、『太平御覧』などの文献にもたびたび引用され、後世の本草学書においても基礎資料とされ続けています。
まとめ:『神農本草経』から学ぶ中医学の智慧
『神農本草経』は、単なる古文書ではなく、現代の漢方薬選びや腸活、薬膳の考え方にも深く関わる知恵の宝庫です。
毒性の有無、気味、使用目的といった分類は、私たちが今、薬膳や漢方を選ぶ際の視点と通じています。
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河邊甲介
宮崎県の川南町にある峠の里からの絶景を眺めながら、漢方と薬膳を組み合わせた腸活相談が受けられる「薬局×セレクトショップ」です。
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著者プロフィール
河邊甲介 (薬剤師)
KOSUKE KAWABE
▷有資格
- 薬剤師
- 中医薬膳師:本草薬膳学院(学長:辰巳洋)にて資格取得
- 薬膳素材専門士:本草薬膳学院(学長:辰巳洋)にて資格取得
- ペットフーディスト
▷経歴
- 福岡大学薬学部卒
- 総合病院薬剤部・調剤薬局にて勤務
- 2024年1月より宮崎県川南町(峠の里)にて漢方×薬膳×腸活のお店「ほどよい堂」を開局
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