薬膳の基本とは?初心者にもわかる医食同源・気血水・体質別食養生をやさしく解説

漢方薬局ほどよい堂|漢方×薬膳×腸活

薬膳の基本とは?
医食同源・気血水・五性五味をやさしく解説しながら、
体質改善につながる食養生の始め方をまとめました

「薬膳って難しそう」「何を食べればいいのか分からない」――そんな方に向けて、ほどよい堂では漢方・薬膳・腸活をひとつながりで考えています。

大切なのは、特別なものを足し算する前に、まず今の体質を知ること、そして毎日の食卓を少しずつ整えることです。薬膳は、からだを“壊れて終わり”ではなく、日々入れ替わり続ける動的な仕組みとして捉え、無理なく土台を整えていく知恵といえます。

この記事では、医食同源・気血水・陰陽五行・体質別の食材選び・季節の食養生・腸活の視点まで、初めての方にも分かりやすく整理しました。

※体質や不調の背景は人それぞれ異なります。気になる症状が続く場合は、医療機関での確認も大切です。

薬膳料理の基本イメージ|漢方薬局ほどよい堂

目次

薬膳の基本|まず知っておきたい3つの土台

基本1

医食同源

毎日の食事は、ただ空腹を満たすものではなく、からだをつくり、守り、巡らせる土台です。薬膳は、食べることそのものを養生として考えます。

基本2

未病を整える

病名がつく前の「なんとなく不調」の段階で立て直していくのが中医学の得意分野です。疲れやすさ、冷え、胃腸の弱さ、乾燥、むくみなども見立ての対象になります。

基本3

脾=胃腸を重視する

ほどよい堂では、消化吸収を担う「脾=土」を重視しています。土が整うと、気・血・水が巡りやすくなり、全身の土台づくりにつながります。

薬膳とは何か?をやさしく整理

薬膳とは、体質・体調・季節に合わせて食材や調理法を選ぶ食養生です。特別な高級食材が必要なのではなく、米、味噌、豆、海藻、きのこ、旬の野菜など、身近な食材をどう組み合わせるかが大切です。

また、漢方薬が「証」に合わせて狙いを定めて使うものであるのに対し、薬膳は毎日の食事で少しずつ体質の土台を整える方法です。どちらか一方ではなく、食事と相談を上手に組み合わせることで、無理なく続けやすくなります。

漢方と薬膳の違い|どう使い分ける?

薬膳

毎日の食事の中で、体質に合う食材・味・調理法を選び、ゆるやかに体の土台を整える方法です。続けやすく、家族でも取り入れやすいのが特長です。

漢方薬

今ある不調や体質の偏りをふまえて、「どの証に当てはまるか」を見極めたうえで用いるものです。より個別性が高く、相談しながら使うと組み立てやすくなります。

「最近、何となく不調」「まず食生活から整えたい」という方は薬膳から、「症状が長引いている」「体質に合う方向性を知りたい」という方は漢方相談を併用する形がおすすめです。

漢方と薬膳の関係イメージ|漢方薬局ほどよい堂

気・血・水とは?|不調をタイプで見立てるための基本

中医学では、からだの状態を「気・血・水(津液)」のバランスで見ていきます。専門用語に見えますが、日常の不調を整理するためのヒントとして使うと分かりやすくなります。

気=エネルギー

元気・やる気・働く力のようなもの。足りないと疲れやすく、声に力が出にくく、胃腸も弱りやすくなります。

血=栄養と潤い

全身を養う土台。不足すると顔色の冴えなさ、乾燥、爪や髪の弱り、めまいなどにつながりやすくなります。

水=潤いと巡り

体液全般を指す考え方。偏ると、むくみ、痰、重だるさ、乾燥、のどの渇きなどの形で現れやすくなります。

見立てのコツ
「疲れやすい=気虚」「乾燥しやすい=陰虚」「重だるい・むくみやすい=痰湿」「冷えやすい=陽虚」など、まずは大まかなタイプで捉えると、食材選びや生活養生が具体的になります。

気血水と陰陽五行の基礎イメージ

陰陽五行・五性五味を、毎日の食卓にどう活かすか

薬膳では、食材の“働く方向”をみるために、陰陽五行・五性・五味という考え方を使います。難しく見えても、実際は「温めるか、冷ますか」「補うか、巡らせるか」を見分けるための道しるべです。

五性とは?|温める・冷ます・偏りを少なくする

五性とは、食材がからだに与える温度感の目安です。

  • 温・熱:冷えやすい方、寒い季節に使いやすい
  • :偏りが少なく、日常の土台にしやすい
  • 涼・寒:熱がこもりやすい方、暑い季節に使いやすい

たとえば、冷えが強い方は生姜やねぎなどを使いやすく、のぼせや口の渇きが気になる方は、きゅうりやトマトなど涼性寄りの食材を活かしやすくなります。

五味とは?|酸・苦・甘・辛・鹹の働きの目安
五味働きの方向食材の例こんな時の目安
酸味引き締める・収める梅、酢、柑橘類汗をかきやすい、ゆるみやすい時
苦味熱を整える・余分をさばくゴーヤ、春菊、よもぎ熱感、こもり感、重さが気になる時
甘味補う・緩める米、いも類、かぼちゃ、なつめ疲れやすい、胃腸を休めたい時
辛味発散する・巡らせる生姜、ねぎ、しそ、山椒冷え、巡りの悪さ、停滞感がある時
鹹味軟らかくする・潤いに関わる味噌、昆布、海藻、貝類乾き、硬さ、ミネラル不足が気になる時

※五味は“効能の断定”ではなく、食材を選ぶ方向性の目安として捉えると実践しやすくなります。

陰陽五行の考え方をやさしく解説するイメージ

体質別にみる薬膳の選び方|まずは“自分の傾向”を知る

体質に合わない食べ方を続けると、栄養は足りているつもりでも、からだの実感としては整いにくいことがあります。ここでは、ほどよい堂でよくみる代表的な傾向を整理しました。

気虚(ききょ=エネルギー不足タイプ)

疲れやすい、食後に眠くなる、風邪をひきやすい、声に力が出にくい傾向。

おすすめの方向:米、山芋、かぼちゃ、鶏肉、豆類、味噌汁、温かいスープ。

血虚(けっきょ=栄養・潤い不足タイプ)

顔色の冴えなさ、めまい、乾燥、爪や髪の弱り、眠りの浅さが気になる傾向。

おすすめの方向:黒豆、にんじん、なつめ、卵、レバー、ほうれん草、温かい煮物。

陰虚(いんきょ=潤い不足タイプ)

のぼせ、ほてり、口や喉の乾き、空咳、便の乾きが出やすい傾向。

おすすめの方向:梨、白きくらげ、百合根、豆腐、豚肉、やさしいスープ。

陽虚(ようきょ=冷えやすいタイプ)

手足の冷え、温かいものを欲する、朝が弱い、下半身の冷えが気になる傾向。

おすすめの方向:生姜、ねぎ、シナモン、羊肉、鶏肉、温かい煮込み料理。

痰湿(たんしつ=ためこみ・重だるさタイプ)

むくみ、重だるさ、痰、胃もたれ、甘いものや脂っこいものの影響を受けやすい傾向。

おすすめの方向:はと麦、小豆、冬瓜、きのこ、海藻、軽めの汁物。

気滞・瘀血(きたい・おけつ=巡りの停滞タイプ)

ストレスで胃腸が乱れやすい、張りやすい、肩こり、月経まわりの不快感が出やすい傾向。

おすすめの方向:しそ、みかん皮、玉ねぎ、香味野菜、温かい香りのある料理。

ここが大切です
体質はひとつに決めきれるものではなく、「気虚+痰湿」「血虚+陰虚」のように重なっていることも少なくありません。迷う時は、まず胃腸を整える方向から始めると、食事の組み立てがしやすくなります。

季節別の薬膳|春夏秋冬で食べ方を微調整する

春|巡りを意識する季節

気分のゆらぎや張り感が出やすい時期。菜の花、せり、豆類、香味野菜などで、軽やかに巡りを整える方向が合いやすいです。

夏|熱と水分バランスを整える季節

暑さ、汗、食欲低下で消耗しやすい時期。きゅうり、トマト、すいか、緑豆などを使いながら、冷やしすぎずに水分代謝も意識します。

秋|乾燥対策をしたい季節

のど・肌・便通の乾きが出やすい時期。梨、白きくらげ、百合根、れんこん、やさしいスープで潤いを足す方向が向きやすいです。

冬|冷えとエネルギー不足に備える季節

黒豆、長ねぎ、生姜、味噌、根菜、煮込み料理などで、温めながら蓄える発想が役立ちます。

身土不二・一物全体の考え方も大切

その土地、その季節で手に入りやすい食材を無理なく使うこと、皮や葉、骨、だしまで活かしながら“まるごと”いただくことは、薬膳を日常化しやすくする大きなコツです。

腸活と薬膳はつながっている|吸収できる腸を育てる視点

ほどよい堂では、①栄養 ②循環 ③吸収=腸活の3本柱を大切にしています。どれだけ良いものを食べても、消化吸収が乱れていれば、からだの実感につながりにくいことがあります。

プロバイオティクス

発酵食品や善玉菌を意識する視点。味噌、ぬか漬け、納豆、ヨーグルトなどを、体質に合わせて無理なく取り入れます。

プレバイオティクス

菌のエサになる食物繊維を意識する視点。海藻、きのこ、豆類、野菜、発酵性食物繊維を日々の定番にすることが土台です。

バイオジェニックス

菌がつくる有用成分や、発酵の恵みを活かす視点。腸内環境を一方向だけでなく、食事全体で育てていく考え方です。

リーキーガットが気になる方へ

腸のバリア機能が落ちると、食後の不快感、肌のゆらぎ、疲れやすさなどに影響しやすいと考えられています。まずは、甘い飲み物・超加工食品・食べ過ぎ・早食いを見直し、よく噛む・温かい汁物を増やす・発酵食と食物繊維を組み合わせるところから始めてみましょう。

リーキーガットと腸活のセルフチェックイメージ

毎日の食卓でできる薬膳実践|まず1つ変えるならここ

日々の食養生と和食のイメージ
整えたいことまず減らしたいもの代わりに増やしたいもの続けるコツ
胃腸を休めたい冷たい飲み物、食べ過ぎ、早食い味噌汁、野菜スープ、おかゆ、やわらかい煮物1口30回を目安によく噛む
疲れやすさが気になる甘い飲み物だけで済ませる食事米、豆、卵、鶏肉、根菜、味噌汁朝に温かい一杯を足す
乾燥が気になる辛すぎるもの、焼きすぎ、夜更かし梨、白きくらげ、豆腐、スープ、蒸し料理空調で乾く日は汁物を増やす
むくみ・重だるさが気になる甘いもの、揚げ物、濃い味の連続はと麦、小豆、海藻、きのこ、温かい汁物夜食と甘い飲料の頻度を決める

毎日の定番にしやすいもの
味噌汁、野菜スープ、海藻、きのこ、豆、発酵性食物繊維を含む食材は、薬膳にも腸活にもつながりやすい基本アイテムです。派手なことをするより、毎日少しずつ続けることが体質改善の近道になりやすいです。

薬膳を支える栄養の底上げ|相談でよく使う補助アイテム

玄米×麴の発酵サポート

食事の土台づくりや発酵の視点を取り入れたい方に。毎日の食養生に重ねやすいのが魅力です。

健康食品/玄米×麴をみる

北海道産大豆の商品

大豆は、たんぱく質・食物繊維・日々の食べやすさという面でも、薬膳と相性のよい食材です。

北海道産大豆商品をみる

クロレラ

緑のまるごと食品として、栄養・巡り・腸活の土台づくりを考えたい方の選択肢のひとつです。体調に応じて維持量から始めやすいのも特長です。

クロレラについて詳しくみる

ECサイトでまとめて確認

薬膳茶や関連アイテムをまとめて見たい方は、ほどよい堂ECサイトもご活用ください。

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よくある質問

薬膳は毎日きっちりやらないと意味がありませんか?

そんなことはありません。薬膳は“完璧に続けること”よりも、今の体調に合う方向へ少し寄せることが大切です。味噌汁を増やす、冷たい飲み物を減らす、よく噛む、旬を選ぶ――その積み重ねで十分です。

体質がよく分からない時は、何から始めればいいですか?

迷う時は、まず胃腸を整える方向から始めるのがおすすめです。温かい汁物、消化しやすいもの、よく噛むことを意識しつつ、体質セルフチェックや相談を組み合わせると進めやすくなります。

薬膳と漢方薬は一緒に考えたほうがいいですか?

はい。食事で土台を整えながら、必要に応じて漢方薬を組み合わせることで、より自分に合った養生になりやすいです。特に、慢性的な不調や体質の偏りが強い方は、自己判断だけで進めず相談しながらの方が安心です。

甘いものや冷たいものは全部やめたほうがいいですか?

完全にゼロにするより、頻度を決める・量を見直す・置き換えるほうが現実的です。甘い飲み物を水やお茶、薄い味噌汁に変えるだけでも、体への負担は変わってきます。

薬膳を自己流で終わらせず、体質に合わせて整えたい方へ

「自分は冷えタイプ?それとも潤い不足タイプ?」「腸活をしているのに実感が出にくい」「何を食べればいいか迷う」――そんな時は、ほどよい堂の無料相談をご活用ください。

漢方・薬膳・腸活の視点から、今の体質や生活背景に合わせて、食事・養生・必要に応じた漢方の方向性を一緒に整理していきます。

漢方薬局ほどよい堂について

宮崎県川南町にある「ほどよい堂」は、漢方×薬膳×腸活の視点から、体質改善の相談を行っている健康相談薬局です。

記事で知識を得るだけでなく、実際の体調や生活背景に合わせて整理したい方は、どうぞお気軽にご相談ください。

住所:〒889-1301 宮崎県児湯郡川南町川南26197-1(峠の里内)
TEL:0983-32-7933

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本記事の信頼性を高めるため、監修者情報と免責事項をまとめています。 体質の整理(中医学)と、現代の栄養学・生活習慣の視点を両輪で扱い、誠実な表現を心がけています。

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ほどよい堂|漢方×薬膳×腸活のトリプルメソッド(監修者紹介イメージ)

監修:河邊 甲介(薬剤師/中医薬膳師/薬膳素材専門士/ペットフーディスト)
漢方薬局「ほどよい堂」代表

宮崎県川南町にて、漢方 × 薬膳 × 腸活のトリプルアプローチによる健康相談を行っています。 体質の言語化と、日常で“続く整え方”をセットでご提案しています。

  • 栄養:細胞は“食べたものでしか作られない”
  • 循環:巡りが整うと、酸素・栄養が届きやすくなる
  • 吸収(腸活):食べるだけでなく“吸収できる腸”を育てる
漢方相談 薬膳(食養生) 腸活(消化吸収) セルフケア設計
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