【漢方視点でやさしく解説】人工甘味料ってなに?特徴・種類・注意点をまるっと紹介!

こんにちは、宮崎県川南町の漢方薬局「ほどよい堂」の薬剤師×中医薬膳師×薬膳素材専門士です。

「人工甘味料ってカロリーゼロで体にいいの?それとも悪いの?」「そもそも人工甘味料ってなに?」

こんな疑問を持っている方に向けて、今回は“人工甘味料とは何か”を、わかりやすく、やさしい語り口でご紹介していきます。

さらに、漢方的な視点や現代の健康意識にも寄り添いながら、人工甘味料の特徴や種類、気をつけたいポイントまでをしっかりお伝えしていきますね。


目次

人工甘味料の種類と甘味度|砂糖の100倍〜48,000倍って本当?

人工甘味料とは、化学的に合成された甘味成分のことで、食品添加物として多くの加工食品や清涼飲料水に使用されています。

一番の特徴は「非常に強い甘さ」と「カロリーが少ない(またはゼロ)」という点。

甘さは天然の砂糖に比べて100倍〜最大48,000倍にもなるものもあり、ほんのわずかな量で甘みを感じられるので、ダイエットや糖質制限を意識する方にとって魅力的に映る存在でもあります。

人工甘味料の主な特徴

人工甘味料の代表的な特徴をいくつか挙げてみましょう。

  • 非常に強い甘味を持つ(100〜48,000倍)
  • 低カロリーまたはゼロカロリー
  • 血糖値への影響が少ない
  • 加熱や酸にも強く、調理や加工に向いている種類もある

つまり、「甘いけど太らない」「甘いけど血糖値に優しい」そんな“いいとこ取り”のような存在なんですね。

でも…実はちょっと気になる点もあるのです。

そのあたりも踏まえて、次は実際に日本で認可されている代表的な人工甘味料を一覧表にしてご紹介します。

人工甘味料の種類と特徴(一覧表)

以下は、現在日本で使用が認められている主要な人工甘味料とその特徴・注意点をまとめた表です。

名称甘さ(砂糖比)カロリー主な特徴注意点
アスパルテーム約200倍4kcal/gスッキリした甘さ、飲料によく使用フェニルケトン尿症の人は避ける必要あり
アセスルファムK約200倍ゼロ加熱に強く、焼き菓子などにも利用可能体内でほとんど吸収されない
スクラロース約600倍ゼロ砂糖に近い自然な甘さ腸内細菌への影響が懸念されている
サッカリン約500倍ゼロ古くから使われる歴史ある甘味料独特の後味がある。安全性に過去の議論あり
ネオテーム約10,000倍ゼロ微量で十分な甘味、加工食品に多用比較的新しい甘味料で評価が途上
アドバンテーム約14,000〜48,000倍ゼロ世界最高レベルの甘さ安全性について一部で慎重論あり

どれを選ぶべき?体質に合わせて考えよう

甘味料はそれぞれに特徴があり、向き不向きがあります。

漢方の考え方では、「体質に合った甘味」を取り入れることが、健康への近道。

  • 気虚タイプ(疲れやすい) → 自然の甘み(はちみつ、甘酒など)で補気
  • 痰湿タイプ(むくみやすい) → 砂糖も人工甘味料も控えめに
  • 陰虚タイプ(乾燥肌・のぼせ) → 優しい自然の甘味と酸味で、陰を補い、体を潤す

日常的に人工甘味料を多く摂っている方は、ちょっと「舌の感覚」が鈍っていないか見直してみるのも大事な視点です。

人工甘味料とどう向き合う?

人工甘味料は、適切に使えば確かに便利で、健康サポートにもなるアイテムです。

でも、「摂り過ぎは禁物」なのはどんな食材も同じ。とくに漢方では、“甘味”は心と脾を補うとされ、自然な甘さのほうが体にはやさしく調和的だと考えられています。

最後にポイント整理:

  • 人工甘味料は「量と頻度」がカギ
  • 甘味の感覚が鈍らないよう、自然な甘さとのバランスを
  • 自分の体質を知り、それに合った選択を

日々の暮らしに「ほどよさ」と「知恵」を取り入れて、あなたの甘味ライフをもっと健やかにしていきましょうね。

【やさしく解説】人工甘味料のメリット・デメリットを漢方視点で読み解く

「人工甘味料」の“メリットとデメリット”について、漢方的な視点も交えながら、やさしく解説していきたいと思います。

ダイエットや糖質制限の強い味方として注目される一方で、「健康に悪いのでは?」という不安の声も多い人工甘味料。

実は、そのメリットとリスクをバランスよく知ることが、上手な付き合い方の第一歩です。

それでは、一つひとつ丁寧に見ていきましょう。

人工甘味料の主なメリット

人工甘味料は、現代人のライフスタイルや健康管理に合わせて活用できる優れた一面も持っています。

1. カロリー制限に役立つ

人工甘味料の多くはゼロカロリー。だから、甘いものを食べたいけどカロリーが気になる…という時にぴったりです。ダイエット中でも“甘い幸せ”を我慢せずに済むのは大きなメリットですね。

2. 血糖値に影響しにくい

人工甘味料は糖質を含まないものが多く、血糖値を急上昇させません。そのため、糖尿病予備群や糖尿病の方にも安心して使える場面があります。

3. 虫歯予防にもなる

虫歯菌(ミュータンス菌)は糖をエサにして酸をつくり、歯を溶かします。

人工甘味料はそのエサにならないため、虫歯リスクを下げる働きがあります。

以下にメリットを簡潔にまとめました:

項目内容
カロリー制限ゼロカロリーでダイエットに最適
血糖値管理血糖値を上げにくく糖尿病の方にも有用
虫歯予防虫歯菌のエサにならないため予防効果あり

人工甘味料のデメリットと健康リスク

一方で、長期的な摂取や過剰摂取に関しては、いくつか注意すべきポイントがあります。

1. 腸内細菌への影響

最近の研究では、人工甘味料が腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)のバランスを乱す可能性があると報告されています。

善玉菌が減少し、悪玉菌が増えることで、消化不良、便通異常、免疫力低下などさまざまな不調が出る可能性があります。

2. 腸漏れ(リーキーガット)の誘発

腸の粘膜バリアが壊れ、未消化のタンパク質や毒素が血中に漏れ出してしまう状態を「腸漏れ(リーキーガット)」といいます。

人工甘味料が腸内環境を乱すことで、このバリア機能が損なわれ、慢性的な炎症やアレルギー症状を引き起こすことがあるとされています。

3. 耐糖能異常と肥満リスク

人工甘味料を摂取すると「甘い」というシグナルは脳に届きますが、実際に血糖値は上昇しないため、脳が混乱。

その結果、食欲がコントロールしづらくなり、かえって食べ過ぎてしまうことがあり、肥満リスクや耐糖能異常(インスリンの働きが悪くなる)に繋がる可能性があります。

4. 妊婦・小児への影響

人工甘味料の中には、妊婦さんが過剰に摂取することで早産リスクが上がる可能性や、出生児のアレルギーリスクとの関連が報告されているものもあります。

また、小児に関しても安全性に関する研究がまだ十分ではないため、慎重な使用が求められます。

以下の表にデメリットをまとめました:

リスク項目内容
腸内環境の乱れ善玉菌が減少し悪玉菌が増える可能性
腸漏れの誘発粘膜バリアが壊れて炎症・アレルギーリスク増加
食欲の混乱脳が甘味と血糖のギャップで混乱し過食傾向に
妊婦・小児の注意十分な安全性データがないため慎重に

漢方の視点から見る人工甘味料

中医学の観点からすると、人工的な強い甘味は「脾(ひ)」の働きを傷めやすく、"気虚"や"痰湿"を引き起こしやすいと考えられます。

また、甘味は本来、自然な食品に備わっているものであり、過剰に偏った甘味は"五味のバランス"を崩す原因にもなります。

とくに現代のように、気軽に強い甘味を摂取できる環境では、

  • "舌の感覚"が鈍くなりやすい
  • 食欲の調節が難しくなる
  • 消化器である「脾」に負担がかかる

といった問題が生じやすくなるため、漢方的には「自然の甘さ」を大切にするのが基本です。

バランスがカギ!人工甘味料と上手に付き合おう

人工甘味料には確かにメリットがあります。

でも、“便利さ”に頼りすぎず、日常の中で「ほどよく付き合う」ことが大切。

甘味は心と体にやさしいものであってほしいからこそ、漢方の智慧を生かしていきたいですね。

最後にポイント:

  • ゼロカロリー・虫歯予防などの利点はある
  • 腸内環境や代謝リズムへの影響も考慮
  • 妊婦さんやお子さんには特に慎重に
  • 甘味は“自然なもの”を基本に、体質に合わせて選ぶ

自然の恵みに感謝しながら、“甘さ”と調和した暮らしを、これからも大切にしていきましょう

※本記事は信頼できる研究文献と中医学理論に基づき執筆しておりますが、健康状態に関して不安がある場合は医師・薬剤師にご相談ください。

【中医学で考える人工甘味料】脾を守るために知っておきたい漢方的アプローチ

「中医学(漢方)の視点から見た人工甘味料」についてやさしく解説していきます。

「甘いのにゼロカロリー!」「血糖値に優しい!」そんな魅力的なイメージの人工甘味料ですが、実は中医学ではちょっと慎重な目で見られることが多いんです。

その理由と、どうすれば体を守りながら“甘味”と付き合えるのか、漢方的な腸活のコツも交えてご紹介しますね。

中医学における「甘味」の意味とは?

まずは基本から。「甘味(かんみ)」は中医学において、とても重要な味覚のひとつです。

甘味の主な働き

作用内容
補益作用脾胃(消化器)を補い、元気を養う
緩和作用急な痛みや緊張を和らげる
調和作用他の薬や食材とのバランスを取る

つまり、“甘味”は体を整え、心を落ち着ける優しいエネルギーなんですね。

人工甘味料と中医学のミスマッチ

ただし、ここでいう甘味とは「自然由来」のもの。人工甘味料のように合成された“強い甘さ”は、五味のバランスを崩す“偏り”の象徴と見なされます。

中医学的に見た人工甘味料の問題点

視点懸念される影響
脾への影響強すぎる甘味が脾の働きを鈍らせ「脾虚」を招く
痰湿の生成代謝が落ちることで「痰湿(不要な水分や脂肪)」が溜まる
偽の信号脳や臓腑が“偽の甘さ”に混乱し、五臓六腑の調和が乱れる

つまり、体の中心である「脾(=土)」が乱れると、気血水の巡り全体に悪影響が出てくるということ。

特に、「土王説」では脾土は五行の中心。ここが乱れれば、肝・心・肺・腎のバランスも崩れていきます。

人工甘味料と腸内環境〜漢方的にどう考える?

近年の研究では、人工甘味料が腸内細菌叢のバランスを崩したり、腸のバリア機能を壊す「腸漏れ(リーキーガット)」を引き起こす可能性があるとされています。

中医学では、腸と脾胃は密接に関わり合っており、

  • 食物の消化吸収
  • 気血の生成
  • 免疫(衛気)の源

といった全身の健康を支える要です。

その腸が乱れることは、“根本”が揺らぐことと同じ。

漢方的「腸活」:脾を守る3つのポイント

それでは、人工甘味料の影響を和らげ、脾と腸を健やかに保つためにできることを具体的にご紹介します。

1. 「脾を補う」食材を選ぶ

食材カテゴリ効果
発酵食品味噌、ぬか漬け、納豆腸内細菌バランスを整える
根菜類ごぼう、人参、レンコン脾胃を温めて補う
雑穀はとむぎ、きび、あわ脾を強化し水分代謝を促す
薬膳スープ鶏ガラ・生姜・棗のスープ補中益気・健脾和胃

2. よく噛んで食べる(目安:1口30回)

唾液による初期消化を促進し、脾胃への負担を軽減。

“食べ物を愛でる”という心の余裕が、養生の第一歩になります。

3. 自然な甘味を取り入れる

甘味素材働き
干し果物(干し柿・デーツ)滋養・緩和作用
蜂蜜補中益気、肺を潤す
黒糖血を補い、気を巡らせる
甘酒(米麹)脾を温め、発酵の力で吸収を助ける

甘さとの“ほどよい”関係を築こう

人工甘味料は現代の食文化に欠かせない存在になりつつあります。

でも、中医学の立場からは「体と心のバランスを崩す要因にもなりかねない」という視点があるのも事実。

甘味との上手な付き合い方は、

  • 自分の体質や状態をよく知り
  • 自然な甘さに意識を向け
  • 加工甘味料は“時々のご褒美”にとどめる

こうした“ほどよい距離感”が、あなたの脾胃を守り、腸を元気に保つコツになります。

人工甘味料は腸漏れを引き起こす?バリア機能低下との関係まとめ

視点要点まとめ
中医学と甘味甘味は本来、脾胃を補う大切な味覚
人工甘味料の影響偽の甘味が脾に負担をかけ、五臓六腑の調和を乱す可能性あり
脾を守る養生法発酵食品・根菜・よく噛む・自然な甘味を意識

体をやさしく整えるために、「甘さ」とどう向き合うか。

それは、日々の食卓から始まります。

体の声を聞く養生、ぜひ取り入れていきましょう。

※本記事は中医学理論と現代研究を参考に構成しております。個々の体質に応じた対応が必要な場合は、お近くの漢方薬局や医療機関にご相談ください。

人工甘味料と“ほどよく”付き合う方法〜中医学的な視点でやさしく解説〜

宮崎県川南町の漢方薬局「ほどよい堂」で行う中医学に基づいた漢方相談の様子

これまでの記事で、人工甘味料の基本情報や中医学的な影響、腸活との関連について詳しくお伝えしてきましたが、今回はその総まとめとして「人工甘味料との付き合い方」について、やさしい語り口でご紹介したいと思います。

現代の食生活では、人工甘味料を完全に避けることは難しいかもしれません。

でも、それを“敵”と決めつけるのではなく、ほどよく、賢く付き合っていくことが中医学的にも理にかなっています。

“完全な悪者”じゃないけれど…。それでも私は人工甘味料はお勧めはしない!

まず最初に大切なことは、人工甘味料がすべて悪いわけではないということ。

人工甘味料の良い点

  • ゼロカロリーまたは低カロリー
  • 血糖値への影響が少ない
  • 虫歯予防に役立つ

こうしたメリットは、糖質制限中の方やダイエットを頑張っている方、糖尿病の方にとって大きな助けになります。

しかし、それらの利点の裏側には、長期的に見たときの懸念も。

中医学から見る“甘味”の意味

中医学では、「甘味」は本来、脾(消化吸収を司る)を補い、体を緩め、調和をもたらす味覚とされています。

でも、人工甘味料の甘さは“自然のもの”ではなく、強く・偏ったエネルギーを持ちます。

このような不自然な甘味は、

  • 脾の気を乱す → 「脾虚(ひきょ)」
  • 代謝の乱れ → 「痰湿(たんしつ)」
  • 五臓六腑の調和を崩す

といった形で、体のバランスを崩す引き金になる可能性があるのです。

ほどよく付き合うための“4つのポイント”

人工甘味料と良い関係を築くには、次のようなポイントを押さえることが大切です。

ポイント内容
1. ラベルを確認商品の原材料欄を見て、どの甘味料が使われているかを知る習慣をつける
2. 自然な甘味を選ぶ黒糖、蜂蜜、甘酒、干し果物などの自然な甘味素材を取り入れる
3. 食生活のバランス発酵食品や根菜類、よく噛む習慣など、脾を補う養生を取り入れる
4. 専門家に相談不安がある時は、薬剤師や医師、中医師に相談を

このようにして、人工甘味料に対して「なんとなく不安」「摂っちゃいけない」といった“極端な考え方”から離れ、冷静に付き合っていくことができます。

「甘味」は心の栄養でもある

甘味には、体だけでなく「心」にも働きかける力があります。

疲れたとき、ちょっと甘いものを口にしただけで、ホッと心が緩むことってありますよね?

そんな甘味の力を活かすためにも、

  • 無理に甘味を断つのではなく
  • 自然な甘さで体と心を潤し
  • 「ほどよく」楽しむ

ことが大切なのです。

中庸こそが最良の薬

人工甘味料は“ほどよく使えば”味方にもなりえます。

ただし、毎日無意識に取り入れていると、脾や腸内環境にじわじわと負担をかけてしまうリスクも。

最後に、漢方的な甘味との付き合い方をもう一度まとめておきましょう。

中医学的な視点推奨アクション
甘味は脾を補う自然な甘味素材を選ぶ(蜂蜜、甘酒、黒糖など)
人工甘味料は偏りが強い頻度を控えめに、ラベルで確認する習慣をつける
脾を守ることが健康の土台よく噛む、温かい食事、発酵食品を意識

“漢方の知恵”は、何かを全否定するものではなく、バランスを大切にする知恵です。

甘さとの向き合い方も、「極端に避ける」より「賢く楽しむ」ことが、体にも心にもやさしい選択になります。

あなたの毎日に、やさしい甘さと“ほどよい選択”を。

人工甘味料の使用状況で比較|ポカリスエットとアクエリアスの安全性は?

近年、健康志向の高まりとともに「人工甘味料」への関心が急上昇しています。

特に日常的に飲まれるスポーツドリンクに含まれる甘味料の種類は、腸活や体質改善に取り組む人にとって見逃せないポイントです。

今回は、代表的な2大スポーツドリンク「ポカリスエット」と「アクエリアス」の人工甘味料使用状況を比較し、安全性の視点からどちらが体にやさしい選択肢なのかを、中医学的な視点も交えてやさしく解説していきます。

ポカリスエット:人工甘味料を“使っていない”種類も

製品名人工甘味料の使用使用されている甘味料
ポカリスエット(通常タイプ)不使用ステビア(天然甘味料)
ポカリスエット イオンウォーター不使用(以前は使用)ステビア
ポカリスエット パウダータイプ使用ありスクラロース(人工甘味料)

ポカリスエットは、健康志向の高まりを受けて、清涼飲料タイプでは人工甘味料を排除。

特に「イオンウォーター」はかつて人工甘味料を使用していたものの、現在は天然由来のステビアに切り替わっています。

ただし、パウダータイプは今も人工甘味料を使用しているため、注意が必要です。

アクエリアス:多くの製品に人工甘味料が使用されている

製品名人工甘味料の使用使用されている甘味料
アクエリアス(通常)使用ありスクラロース
アクエリアス NEWATER使用ありアセスルファムK、スクラロース
アクエリアス ZERO使用ありアセスルファムK、スクラロース
アクエリアス 1日分のマルチビタミン使用ありスクラロース
アクエリアス S-Body使用ありアセスルファムK、スクラロース、ステビア

アクエリアスシリーズは、カロリーオフ・ゼロ設計を優先する傾向が強く、その結果として人工甘味料の使用が広く見られます。

ゼロカロリーや低糖質をうたう製品には特に多く、日常的に飲用する方はラベル確認が必須です。

中医学から見た人工甘味料と“体にやさしい甘味”

中医学では、「甘味」は脾(ひ)=消化器を補い、全身のエネルギーを整える働きがあります。

しかし、人工甘味料のように不自然に強い甘さは、

  • 脾を傷めて気虚体質に傾ける
  • 偽の甘味が五臓六腑の調和を乱す
  • 腸内細菌叢を乱し、痰湿体質を助長

といった形で、体にマイナスの影響を与える可能性があると考えられています。

とくに「腸活」に取り組んでいる方にとっては、人工甘味料は慎重に扱いたい存在。

なぜポカリスエット(通常タイプ)がおすすめなのか?

ポカリスエット(通常タイプ)は、以下の理由から、漢方的にもおすすめの選択肢と言えます。

理由解説
人工甘味料不使用ステビア使用で、体への負担が少ない
電解質バランスが自然脱水時や発汗時に「気陰両虚」を補うのに適している
常飲にも向く設計甘さが控えめで、日常飲料として安心

「清暑益気湯」や「生脈散」など、汗をかいた後の養生にも通じる組成があり、 夏場の水分補給や日常の体調管理に最適です。

ただし、糖分が多いため飲み過ぎには注意が必要です。

ポカリスエット:水を1:1で薄めるくらいがおすすめ!

甘味料ラベルを見て、自分の体質に合った選択を

スポーツドリンクは体調を整えるためのサポート飲料ですが、「どんな甘味料が使われているか」をチェックすることが、健康への第一歩です。

最後に、おすすめのポイントをまとめておきましょう:

ポイント内容
ラベルを確認「アセスルファムK」「スクラロース」があるかチェック
天然甘味料を選ぶステビアなど自然由来の甘味を優先
体質に合わせて選ぶ気虚・痰湿・陰虚など体質別に判断
常飲はシンプルに通常のポカリスエットがおすすめ

「甘味」とどう付き合うかは、健康と密接に関わるテーマです。

漢方の智慧は「ほどよさ」を大切にします。

体にやさしい選択をしながら、無理なく美味しく、日々を整えていきましょうね。

【自然の力で、心と体をやさしく整える——】

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薬剤師
河邊甲介

宮崎県の川南町にある峠の里からの絶景を眺めながら、漢方と薬膳を組み合わせた腸活相談が受けられる「薬局×セレクトショップ」です。

「中医薬膳師×薬膳素材専門士×ペットフーディスト」の資格を有する薬剤師が、体調不良、ダイエットやアトピーなどの悩みにも親身に対応します。

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著者プロフィール

河邊甲介 (薬剤師)

KOSUKE KAWABE

▷有資格

  • 薬剤師
  • 中医薬膳師:本草薬膳学院(学長:辰巳洋)にて資格取得
  • 薬膳素材専門士:本草薬膳学院(学長:辰巳洋)にて資格取得
  • ペットフーディスト

▷経歴

  • 福岡大学薬学部卒
  • 総合病院薬剤部・調剤薬局にて勤務
  • 2024年1月より宮崎県川南町(峠の里)にて漢方×薬膳×腸活のお店「ほどよい堂」を開局

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薬剤師であり、漢方×薬膳×腸活の専門家として、「ほどよい堂」を運営しています。
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