「なんとなく良さそう」で選んだペットフードが、実はうちの子に合っていなかった…。
そんな失敗を減らすために大切なのが、パッケージの“原材料表示”を読めるようになることです。

原材料は、広告よりも正直に情報が出ている場所。
この記事では、原材料ラベルを見たときに何をチェックすればいいかを、初心者でも迷わないように整理します。

原材料表示を見る前に知っておきたい「基本ルール」

漢方や養生の大切なポイントをわかりやすく伝える、ほどよい堂の解説イメージ

ペットフードの原材料は、基本的に使用量が多い順に並びます。
つまり、一番最初に書いてある原材料が、そのフードの“主役”です。

✅まずはここを見てください。

  • 最初の1〜3項目が何か
  • タンパク源が明確に書かれているか
  • よく分からない言葉が続いていないか

最初に見るべきは「主原料=タンパク源」

犬・猫の体は、毛・皮膚・筋肉・内臓・免疫もすべてタンパク質が材料です。
だからこそ、原材料表示の一番上にくる「肉や魚」が重要です。

理想は“何の肉かが明確”な表記

例としてはこういう表記が安心です。

  • 鶏肉
  • サーモン
  • 七面鳥
  • ラム
  • まぐろ など

反対に注意したいのは、曖昧な表記です。

  • 肉類
  • 動物性油脂
  • ミートミール
  • 家禽類 など

原料が特定できない=アレルギーや体調変化の原因を追いにくいため、慎重に選ぶのがおすすめです。

タンパク源は「中医学の五性」で相性チェック(体を温める・冷やす)

ペットフードの主原料(タンパク源)は、栄養の材料であるだけでなく、中医学では「五性(ごせい)」として 体を温める/冷やす性質があると考えます。

目安として、熱:羊/温:鶏・鹿/平:牛・豚/涼:うさぎ/寒:馬

たとえば 炎症が強い(皮膚の赤み・かゆみ・ベタつきなど)=熱がこもりやすい ときは、羊や鶏など“熱・温”に偏らず、平性中心で様子を見るのがポイントです。

逆に 冷えや軟便が出やすい 子は温・平が選びやすい傾向があります。

詳しいチェック方法は、下の記事で解説しています。

「合成添加物」とくに“酸化防止剤”は最重要チェック

漢方薬剤師が指差しで案内するオンライン漢方相談のイラスト|ほどよい堂

フードは油脂を含むため、時間が経つと酸化しやすい食品です。
その酸化を止める目的で「酸化防止剤」が使われることがあります。

できれば避けたい合成酸化防止剤

原材料欄に次が書かれていたら、気にしてみてください。

  • BHA
  • BHT
  • エトキシキン

これらは使用が完全に禁止されているわけではありませんが、
“できるだけ避けたい”と考える飼い主さんが多い成分です。

安心しやすい「天然由来」の酸化防止

次のような表記なら比較的安心です。

  • ミックストコフェロール(ビタミンE)
  • ローズマリー抽出物
  • アスコルビン酸(ビタミンC) など

“穀物=悪”ではない|相性が大切

最近は「グレインフリー(穀物不使用)」が人気ですが、
穀物がすべて悪いわけではありません。

穀物が合う子もいる

例えば、次のような子は穀物入りのほうが安定することもあります。

  • 胃腸が繊細で脂質が多いとゆるくなる
  • 体重管理をしたい
  • 高タンパクだと便が硬くなる

大切なのは、体質・便・皮膚の状態を見ながら選ぶことです。

“副産物”や“ミール”は全部ダメ?判断のコツ

重要なポイントを強調して伝えるためのPointマークのイラスト

原材料に「〇〇ミール」「副産物」という言葉があると不安になりますよね。

結論から言うと、全部が悪いわけではありません
ただし、判断基準があります。

見分けポイントは「説明があるか」

メーカーが原材料の説明をしっかりしている場合、安心しやすいです。

  • どこの国の原料か
  • どんな品質管理をしているか
  • どの部位を使っているのか
  • 検査体制はあるか

逆に、情報がほぼ無い場合は慎重に。

“〇〇エキス”や“香料”が多いときは注意

注意点をやさしく伝えるうさぎのイラスト|ほどよい堂のご案内用画像

原材料欄の後半に、次の表記が多い場合は一度見直す価値があります。

  • 香料
  • 調味料
  • 甘味料
  • ○○エキス(肉エキスなど)

嗜好性が高すぎる=食べムラの原因になることも

香りや味の刺激が強いフードは、
食べムラや偏食につながるケースもあります。

「よく食べる」だけでなく、
便・皮膚・目やに・耳の状態まで含めて判断すると失敗しにくいです。

「アレルギーが心配」な子の原材料チェック術

皮膚の赤み、かゆみ、涙やけ、外耳炎などがある子は、
原材料のチェックがとても大切です。

まずは“タンパク源を1つに絞る”と分かりやすい

最初の段階では、原材料がシンプルなものが管理しやすいです。

  • タンパク源は1種類
  • 原材料の種類が少ない
  • おやつも同じタンパク源に統一

こうすると、もし体調が変化した時に原因が追いやすくなります。

原材料だけでなく「保存・鮮度」も大事

どんなに良いフードでも、酸化が進むと品質が落ちやすくなります。

開封後の基本ルール

  • 高温多湿を避ける
  • しっかり密閉する
  • 直射日光の当たらない場所へ
  • できるだけ早めに使い切る

「賞味期限」もチェックして、
通販の場合は期限が見えるショップが安心です。

チェックリスト|原材料表示で“最低ここだけ”見よう

最後に、迷ったときのための超シンプルチェックをまとめます。

原材料の見方 6項目チェック

  • タンパク源が明確か
  • 最初の3つが良い原料か
  • 合成酸化防止剤が入っていないか
  • 添加物が多すぎないか
  • アレルギー原因になりそうな食材がないか
  • 保存や鮮度への配慮があるか

まとめ|原材料が読めると「うちの子に合う」が見つかる

原材料表示が読めるようになると、
フード選びは“運任せ”から“根拠ある選択”に変わります。

「食べるかどうか」だけでなく、
便・皮膚・元気・体重まで含めて見てあげると、より失敗しにくくなります。

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スマホから離れてデジタルデトックスを実践する女性のイラスト|ほどよい堂

「どれを選べばいいか分からない」
「切り替えでお腹がゆるくなる」
「アレルギーが心配」

そんな時は、無理に一人で悩まず、
原材料を一緒に確認しながら選ぶのが安心です。

必要なら、あなたの子の状態に合わせて
“今の傾向”から選び方のコツを整理します。