薬用酒を手作りしてみよう|初心者でも簡単!おすすめの漢方生薬・効能・レシピ付き【保存版】

みなさん、こんにちは。

宮崎県川南町にある漢方薬局「ほどよい堂」の薬剤師です。

今回は「薬用酒をつくってみよう」というテーマでお話ししていきたいと思います。

薬用酒と聞くと「市販されている養命酒や薬草酒のようなものをイメージする」という方が多いかもしれません。

ですが、実はご自宅でも簡単に薬用酒を仕込むことができるんですよ。

薬用酒といえば、中医学(漢方)の知恵をベースにした自然由来の生薬やハーブをお酒に漬け込むことで得られる、身体にやさしい飲料です。

血行促進や冷え対策、美肌、体力強化など、さまざまな効果が期待できます。

さらに、手作りの薬用酒は自分好みにアレンジできるので、楽しみながら続けやすい点が魅力です。

本記事では、薬用酒の基礎知識から作り方、さらにはおすすめの生薬素材を幅広くご紹介します。

あわせて、ほどよい堂で実施している「無料漢方相談」へのご案内も織り交ぜています。

気になることがあれば、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。

それでは、さっそく薬用酒の世界をのんびり探究していきましょう。

目次

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薬用酒とは?漢方の知恵を活かした自然派ドリンクの魅力とは

薬用酒(やくようしゅ)は、その名のとおり「薬」の要素を含んだお酒です。

漢方でよく使われる生薬やハーブ、果実などを焼酎やホワイトリカー、時には日本酒やワインなどのアルコールに漬け込んで作られます。

ポイントは「生薬」と「アルコール」の相乗効果。

生薬の成分がアルコールによって抽出されやすくなるため、栄養や薬効成分を効率良く摂取できるメリットがあるのです。

中医学の視点からみた薬用酒

中医学(漢方)の世界では、五臓六腑をバランスよく整えることが健康維持のカギとされています。

薬用酒は、飲むことで身体を温めたり血の巡りをスムーズにしたりして、全身にやさしく働きかけると考えられています。

また、脾(消化器系)を整える「土王説」、さらに「腸活」や「リーキガット症候群」の予防につながるアプローチとしても注目されています。

薬用酒の歴史

実は薬用酒の歴史はとても古く、日本だけでなく中国やヨーロッパでも「ハーブリキュール」「薬草酒」として古くから親しまれてきました。

漢方医学の発祥地である中国では、「黄酒(老酒)」に薬草を漬け込む習慣があり、これが日本へ伝来して各地に根付いたともいわれています。

ヨーロッパでは、修道士がハーブを使った薬酒を作っていたという歴史もあり、世界各地で「自然の恵み」を活かした伝統が息づいているわけです。


手作り薬用酒の魅力とは?自分好みに調整できる漢方的セルフケア

ここでは、薬用酒を自分で手作りするとどのようなメリットがあるかを具体的にみてみましょう。

1. 自分好みにカスタマイズできる

市販の薬用酒にはさまざまな種類があるものの、「あの成分がもう少し欲しい」「糖分は控えめにしたい」など細かい調整は難しいですよね。

手作りなら、生薬やハーブの種類、アルコール度数、甘味料の量などを自由にカスタマイズできます。

好みや体質、目的に合わせて調整できるのは、手作りならではの利点です。

2. 成分の鮮度を保ちやすい

市販品は大量生産して長期流通させるため、どうしても保存や安定性を優先した処方になりがちです。

一方、手作りの場合は必要なタイミングで必要な分だけ仕込めるため、生薬の鮮度が高く、よりフレッシュな状態で成分を引き出すことが可能です。

3. 作る過程自体が楽しい

「何かを漬ける」「発酵させる」という作業は、どこか科学実験のようなワクワク感があります。

さらに、仕込んでから一ヶ月~数ヶ月間熟成させ、変化を感じながら完成を待つ過程は、心を落ち着かせる作用も期待できます。

自宅でのセルフケアとして、薬用酒づくりを趣味にしている方も増えていますよ。

4. 健康と美容を同時にサポートできる

薬用酒は血行促進、冷え対策、疲労回復、消化機能の促進など、多面的に身体をケアしてくれます。

さらに、生薬によっては美肌効果やアンチエイジング効果が期待できるものもあり、健康と美容を両立しやすいのも大きなメリットです。


薬用酒づくりに必要な基本の材料・道具

薬用酒を自宅でつくるときに必要な材料や道具は、基本的には以下のとおりです。

材料

  • 生薬・ハーブ・果実など
    例:高麗人参、どくだみ、クコの実、ナツメ、生姜、クロモジ、シナモンなど
    目的や好みに合わせて選びましょう。
  • お酒(アルコール)
    アルコール度数が25度~35度程度の焼酎やホワイトリカーがおすすめです。ワインや日本酒、ブランデーなどでもOKですが、腐敗しにくい点を踏まえると35度前後が安心です。
  • 甘味料
    氷砂糖、はちみつ、グラニュー糖、白ザラメなど。味の好みによって調整し、約100〜200gが目安です。

道具

  • 広口瓶(果実酒用)
    3リットルほどのサイズがおすすめ。中身が見える透明なものだと、抽出の進み具合をチェックしやすいです。
  • 計量カップ・スプーン
    量の調整や、後から甘味料を加える際に役立ちます。
  • 清潔な布巾やキッチンペーパー
    瓶の内外を拭いたり、生薬を出し入れするときに使ったりします。

薬用酒の基本的な作り方(手順解説)

ここでは、薬用酒をつくる基本のステップをご紹介します。

一度覚えてしまえば応用も簡単です。

手順1. 材料の下準備

  1. 生薬・ハーブの選定
    使用する生薬やハーブを目的に応じて選びます。「冷えを改善したいからシナモンや生姜をメインに…」「滋養強壮なら高麗人参、マカ…」といった具合です。
  2. 下処理
    乾燥生薬はそのまま使用することが多いですが、果実類や生姜などは軽く水洗いしてからスライス、皮むき、刻みなどを行います。水分が多い素材はカビが生えやすいので表面の水気をしっかり拭き取りましょう。

手順2. 材料を瓶に入れる

  • 清潔に洗って乾燥させた広口瓶に、下処理を終えた生薬やハーブ、果実を入れます。
  • 瓶の大きさにもよりますが、大体100〜200g程度の生薬を使うのが一般的です。

手順3. アルコールを注ぐ

  • 材料を入れた瓶に、焼酎やホワイトリカーなどを瓶の8割程度まで注ぎます。
  • 蓋をしっかり閉めて、中身が全体的に行き渡るように軽く振ります。

手順4. 熟成させる

  • 直射日光の当たらない涼しい場所で保管します(冷暗所が理想)。
  • 最初の4〜5日間は、1日1回程度瓶を優しく揺すって成分を均一に抽出させます。
  • 生薬成分が十分に出るには最低でも1ヶ月以上かかるといわれています。早く抽出したい場合は細かく刻んだり、粉末状の生薬を使う方法もありますが、風味や雑味に変化が出やすいので注意が必要です。

手順5. 甘味料を追加

  • 生薬のエキスが出始めた1ヶ月後を目安に、甘味料を加えます。最初から甘味料を入れると抽出が遅れる場合もあるため、後から入れる方法がおすすめです。
  • 氷砂糖の場合は一気に溶けにくいので、数回に分けて加えるのも良いでしょう。

手順6. 生薬の取り出し・濾過

  • 漬け込んでから2ヶ月〜3ヶ月ほど経過すると、かなり成分が抽出されています。
  • 生薬を取り出した後、キッチンペーパーやコーヒーフィルターなどで濾過すると雑味が少なくクリアな薬用酒に仕上がります。
  • 取り出した生薬は料理に再利用できる場合もありますが、アルコールが強く残っているので味を見ながらお好みで活用してください。

手順7. 完成

  • 濾過後の薬用酒を再度密封容器に移し、さらに1ヶ月以上熟成させると、味わいがまろやかになってきます。
  • 完成したら少量ずつ試飲してみて、自分の体質や好みに合うかチェックしながら楽しみましょう。

薬用酒をさらに楽しむためのポイント / 薬用酒は寝かせて美味しくなる?熟成期間で変わる風味と効能の秘密

1. 熟成期間で味わいが変わる

薬用酒は時間が経てば経つほど味が変化します。1ヶ月目はまだ素材の香りが強く尖った印象、3ヶ月目以降になると奥深いコクが出てきます。

半年、1年と長期熟成させると、アルコールの角が取れてまろやかに。ご自身の好みの熟成度を探すのも楽しいですよ。

2. 飲み方を工夫する

薬用酒はロックでもお湯割りでも、水割りでもOKです。

生薬の独特な香りが苦手な方は、レモンやライムなどの柑橘系果汁を少し垂らすだけで、爽やかに変化します。

また、ハーブ系の薬用酒なら炭酸水で割って「薬草スパークリング」にしてみるのもおすすめです。

3. 適量を守る

薬用酒は健康に良いイメージがありますが、あくまでアルコールが含まれています。

1日あたり15〜30ml程度を目安に、食前や就寝前にゆっくり楽しむのが理想。

飲みすぎは肝臓に負担がかかるため注意しましょう。

4. 保存環境を整える

梅雨や夏の湿気が多い時期は、カビや雑菌が繁殖しやすくなります。

冷蔵庫に入れる必要はありませんが、直射日光の当たらない涼しい場所で保管し、ときどき状態をチェックしてください。

異臭やカビが生じた場合は、残念ながら廃棄したほうが無難です。


薬用酒に使用する生薬の効果一覧とおすすめ素材

宮崎県川南町の漢方薬局「ほどよい堂」の漢方相談。生薬の紹介。

ここで、薬用酒に使いやすい代表的な生薬の効果を一覧表にまとめてみました。

表を参考に、目的や好みに合わせて素材を選んでみてください。

使用する生薬の効果一覧とおすすめ素材(ほどよい堂・採用全リスト)

ここでは、ほどよい堂が取り扱う全採用生薬の中から、薬用酒に活用できる素材を「主な作用」「おすすめの組み合わせ」「備考」とともに一挙にご紹介します。

薬用酒づくりのヒントとしてご活用ください。

※生薬名の五十音順。目的や体質に応じた組み合わせや分量のご相談は、ほどよい堂の無料漢方相談をご利用いただけます。

生薬名主な作用おすすめの組み合わせ例備考
アンゼリカ(西洋当帰)養血、温経、冷え改善紅花、龍眼肉、ナツメ女性の血虚体質に◎
ウコン肝臓強化、血行促進、消炎丁子、桂枝、紅花飲酒前後にも活躍
エゾウコギ(五加皮)筋骨強化、抗疲労、補腎杜仲葉、黄精、桑の枝アダプトゲン素材
黄精滋養強壮、補腎、美肌杜仲葉、クコの実、ナツメ高齢者や疲労体質に◎
オレンジピール(陳皮)理気、消化促進山査子、決明子、はとむぎさわやかな香り
旱蓮草補腎、止血、白髪予防、肝腎強化女貞子、地膚子、黒枸杞、桑の実加齢による体力低下や白髪対策に◎、
温和な補陰素材
菊花(胎菊)清熱明目、解毒決明子、桑の葉、クロモジ、枸杞の実目疲れ・頭痛ケアに◎
枳殻理気、消化促進、胸腹部の張り改善陳皮、厚朴、山査子、麦芽気滞タイプの食欲不振・胃腸の膨満感に◎
北沙参潤肺、咳止め、美肌白きくらげ、枇杷葉、玉竹肺陰虚タイプにおすすめ
玉竹潤肺、滋陰、美肌、口渇改善白きくらげ、北沙参、クコの実乾燥による咳や肌荒れに◎。
甘味があり飲みやすい
クローブ(丁子)温裏、胃腸改善、殺菌ウコン、桂枝、陳皮スパイス感あり
黒枸杞抗酸化、美肌、視力保護、補腎ナツメ、龍眼肉、桑の実、女貞子ポリフェノールが豊富で、
美容やアンチエイジングに◎
クロモジリラックス、整腸、抗菌よもぎ、菊花、ラベンダー爽やかな芳香
グリーンレーズン養血、補腎、美肌ナツメ、ネトル、桑の実女性に人気の補血素材
桂枝血行促進、冷え改善、発汗紅花、丁子、よもぎ温性で寒証に
決明子(焙じ)清肝明目、便通改善山査子、陳皮、はとむぎほうじ茶風味で飲みやすい
桑の枝風湿除去、関節の痛み杜仲葉、五加皮、鶏血藤しなやかな血流を促進
桑の葉清熱、肝肺ケア、抗酸化菊花、決明子、ネトル血糖値サポートにも
桑の実補血、滋陰、美肌ナツメ、龍眼肉、クコの実甘く飲みやすい
鶏血藤活血補血、冷え改善紅花、龍眼肉、桑の実生理不順や冷えに
枸杞の実免疫力、美肌、滋陰補腎ナツメ、桑の実、白きくらげ甘味あり人気の薬膳素材
枸杞葉肝腎補陰、滋養クコの実、黄精、ネトル緑葉で抗酸化豊富
歓皮安神、ストレスケア夜交藤、ラベンダー、龍眼肉精神不安にやさしく作用
金柑消化促進、理気山査子、陳皮、はとむぎ柑橘香が爽やか
毛人参補気健脾、疲労回復、免疫力向上炙甘草、ナツメ、黄精、杜仲葉日常的な滋養に◎。胃腸虚弱にも適す
サフラワー(紅花)活血、冷え、血行促進桂枝、鶏血藤、アンゼリカ女性向けの養血酒に最適
山査子消化促進、脂質分解陳皮、決明子、金柑食べ過ぎ・脂っこい食事に
地膚子利尿、止痒、泌尿器サポート旱蓮草、女貞子、黄精排尿トラブル向き
白きくらげ潤肺、美肌、滋陰、免疫調整クコの実、ナツメ、玉竹、北沙参肌や喉の乾燥対策に◎。
女性の美容酒に最適。
青皮理気、疏肝、消化促進、瘀血改善枳殻、陳皮、紅花、山査子気滞やストレスによる胃の不調に◎
蘇梗理気、安胎、気の巡り改善陳皮、枳殻、バラ茶、ペパーミント胸のつかえ・胃の張り・気分の落ち込みに◎
杜仲葉補腎強腰、降圧黄精、五加皮、桑の枝高血圧気味の方にも
どくだみ解毒、利尿、美肌クロモジ、桑の葉、決明子独特の香りがあるが効能大
ナツメ(各種)補気養血、胃腸安定龍眼肉、甘草、白きくらげチップ加工で使いやすい
南蛮毛利水、泌尿サポート決明子、桑の葉、黄精むくみ対策におすすめ
ネトル養血、造血、ミネラル補給ナツメ、クコの実、桑の実貧血気味の方に◎
野生あんず化痰止咳、潤肺枇杷葉、玉竹、白きくらげ咳・喉の乾燥に
枇杷葉化痰止咳、清熱野生あんず、菊花、龍眼肉呼吸器が弱い方におすすめ
バラ茶(玫瑰花)理気解鬱、美肌、月経調整ナツメ、龍眼肉、ジャスミン香り華やかで女性人気
板藍根清熱解毒、抗ウイルス、喉の炎症改善菊花、金銀花、枇杷葉、薄荷風邪予防やのどのケアに◎
はとむぎ利水、肌のターンオーバー白きくらげ、山査子、ナツメニキビ・むくみに活躍
炙甘草補気、調和、健脾ナツメ、高麗人参、白きくらげ他生薬との相性良好
ペパーミント(薄荷)清涼感、鎮静、消化促進菊花、ネトル、バラ茶夏の薬酒やスッキリ感に◎
松の実潤腸通便、滋養、美肌ナツメ、クコの実、白きくらげ脂質豊富で女性に人気
茉莉花 / ジャスミン理気解鬱、消化促進、鎮静バラ茶、蘇梗、ペパーミント、陳皮ストレス緩和・気分の落ち込みに◎
女貞子補肝腎、白髪改善枸杞葉、黄精、地膚子老化対策・滋陰に優れる
めぐすりの木眼精疲労改善、肝機能調整、解毒菊花、枸杞の実、決明子、板藍根目のかすみや疲れ、肝の熱を冷ます作用あり
よもぎ(艾葉)温経止血、冷え改善桂枝、紅花、クロモジ温性で冷え体質に最適
夜交藤安神、安眠サポート合歓皮、龍眼肉、ナツメ不眠・緊張型ストレスに◎
龍眼肉補血安神、疲労回復ナツメ、夜交藤、バラ茶心身の疲れに寄り添う生薬
ラベンダー(参考:合歓皮とセット)安神、ストレス緩和夜交藤、クロモジ、バラ茶ハーブ薬酒のアクセントに

💡漢方的な視点での組み合わせアドバイスもお気軽に!

ほどよい堂では、これらすべての生薬を用いた薬用酒ブレンドや処方設計の無料相談を承っております。

「冷えに効く薬用酒を作りたい」「美容に良い素材のバランスを知りたい」など、あなたの体質と目的にぴったり合ったアドバイスをご希望の方は、下記よりお気軽にご連絡ください。

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ほどよい堂がおすすめする薬用酒レシピアイデア

ここからは、ほどよい堂としておすすめしたい薬用酒レシピをいくつかご紹介します。

ぜひ、ご自身の体調や目的に合わせてチャレンジしてみてください。

レシピ1. 「どくだみ×生姜」のデトックス薬酒

  • 材料(3L広口瓶)
    • どくだみの葉(乾燥)…50g
    • 生姜(スライス)…50g
    • ホワイトリカー…1.8L
    • 氷砂糖…100〜150g(お好みで調整)
  • 作り方
    1. どくだみの葉は水洗いせず乾燥のまま投入
    2. 生姜は皮ごとスライスし、水気を拭いて投入
    3. ホワイトリカーを注ぎ、1ヶ月ほど涼しい場所で保管
    4. 氷砂糖を加え、さらに1〜2ヶ月熟成
  • おすすめポイント
    どくだみの解毒作用と生姜の温め作用が同時に得られるので、体内からスッキリ感を目指せます。独特の風味が気になる場合は、レモン汁や炭酸水で割るとさわやかに仕上がります。

レシピ2. 「毛人参(高麗人参)×ナツメ×クコの実」の滋養強壮薬酒

  • 材料(3L広口瓶)
    • 毛人参(高麗人参)・(乾燥)…30〜40g(スライス状態推奨)
    • ナツメ(種を抜く)…50g
    • クコの実…50g
    • 焼酎(25度)…1.8L
    • 蜂蜜…大さじ2〜3(お好みで調整)
  • 作り方
    1. 毛人参となつめ、枸杞の実を入れる。
    2. 焼酎を注いで1ヶ月漬け、全体のエキスが抽出され始めたら蜂蜜を追加
    3. さらに1〜2ヶ月熟成し、味をみて完成
  • おすすめポイント
    滋養強壮の代表選手「高麗人参」に、血虚や冷えをサポートするナツメ、抗酸化作用のあるクコの実を組み合わせたパワフルレシピです。疲れ気味のときや、体力をつけたい方にピッタリ。

レシピ3. 「桂枝×生姜×はちみつ」のぽかぽか美容酒

  • 材料(3L広口瓶)
    • 桂枝…30~50g
    • 生姜(スライス)…50g
    • ホワイトリカー…1.8L
    • はちみつ…大さじ3〜5
  • 作り方
    1. 桂枝を瓶に入れる
    2. 生姜を加え、ホワイトリカーを注ぐ
    3. 1ヶ月後にはちみつを追加し、全体をよく混ぜる
    4. さらに1〜2ヶ月熟成して完成
  • おすすめポイント
    桂枝と生姜はどちらも身体を温める食材として有名。血行を促進してくれるので、冷えからくる肌トラブルや生理痛の軽減が期待できます。女性に人気の飲みやすい薬用酒です。お風呂に入ると痛みが和らぐような方におすすめです。

薬用酒の飲み方と注意点

食前酒・就寝前に

薬用酒は、食前酒として飲むと食欲を増進し、消化を助ける作用があります。

就寝前に飲むと体がポカポカしてリラックスしやすくなるので、睡眠の質を高めたい方にもおすすめです。

アルコールが苦手な方はロックや割り方を工夫

お酒に弱い方は、ロックにして氷を溶かしながらゆっくり飲んだり、水やお湯で割ってアルコール度数を調節するのが良いでしょう。

それでも酔いやすい場合は、1回の量を減らすなど、ご自身の体調に合わせて調整してください。

飲み過ぎに注意

薬用酒とはいえ、過剰摂取すれば体に負担がかかります。

特に肝臓が弱い方や、妊娠・授乳中の方、お薬を服用中の方は、必ず医師や専門家に相談してから取り入れるようにしましょう。


ほどよい堂の無料漢方相談について

自然豊かな宮崎県川南町の漢方薬局ほどよい堂にて、漢方無料相談を受ける様子
宮崎県川南町の『ほどよい堂』では、初回無料の漢方相談を実施しています

薬用酒づくりは奥が深く、使う生薬やハーブの組み合わせによって得られる効果は実に多岐にわたります。

一人ひとりの体質は異なるため、「自分に合った生薬はどれなのか?」「冷え性や疲労回復にはどのような配合がいいのか?」など、悩むこともあるでしょう。

そこでおすすめしたいのが、宮崎県川南町にある漢方薬局「ほどよい堂」が提供する無料漢方相談です。

ほどよい堂では、漢方薬剤師・中医薬膳師・薬膳素材専門士・ペットフーディストなど、複数の専門資格を持つスタッフが、親身になってご相談をお受けしています。

薬用酒に限らず、漢方や薬膳、腸活に関するお悩みや疑問は何でもお気軽にお問い合わせください。

ほどよい堂で扱う生薬素材

また、ほどよい堂では薬用酒に使える各種生薬や乾燥ハーブ、果実などを店舗やECサイトでも取り扱っています。

以下のような素材も取り寄せ可能ですので、「こんな生薬が手に入らない…」と困っている方はぜひご相談ください。

  • 各種生薬素材(乾燥・刻み)
  • クコの実(オーガニック)
  • ナツメ(種抜き/刻み)

実際にお手にとっていただくのはもちろん、遠方の方にも対応できるように通信販売(EC)も行っています。

お探しの生薬素材がありましたら、ぜひお問い合わせください。

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おわりに / 薬用酒はセルフケアの第一歩|日々の暮らしに取り入れる大切さとは

いかがでしたでしょうか。

薬用酒を自宅でつくってみると、思った以上に簡単かつ奥深い世界が広がっています。

自分の体質に合わせて生薬やハーブを選び、ゆっくり熟成させる時間は、忙しい日々のなかでホッと一息つける大切なひとときになります。

また、薬用酒はあくまでセルフケアの一環ですので、「飲めばすべてが解決する」わけではありません。

食事や睡眠、運動などの生活習慣と合わせて取り入れることで、より本領を発揮することでしょう。

特に腸活に取り組まれている方や、土王説(中医学における消化器系の重要性)を意識されている方には非常に相性が良いといえます。

そして、「自分はどんな生薬が合っているんだろう?」「もっと効果を高めるレシピを知りたい!」という方は、ぜひほどよい堂の無料漢方相談をご利用ください。

専門のスタッフがしっかりと体質やお悩みをヒアリングし、ぴったりの素材や配合をアドバイスいたします。お問い合わせをお待ちしております。

長くなりましたが、これにて「薬用酒をつくってみよう」のご紹介を終わります。

みなさんもぜひ、手作り薬用酒ライフを楽しんでみてください。それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

■ 宮崎県川南町の自然の中で、自分を見つめ直す時間を【無料相談:漢方・薬膳・腸活】

『ほどよい堂』は、ただの漢方薬局ではありません。

山の風、鳥のさえずり、海の輝き――この自然豊かな環境そのものが、癒しの力を持っています。

ご来店された方が、心地よい空間でリラックスしながら、自分自身の身体と心の声に耳を傾けられるような“居場所”でありたいと願っています。

日常の喧騒から少し離れ、ゆったりとした時間を過ごすことで、自然と「整う」感覚を取り戻してみませんか?

■ アクセス・営業時間

店名:漢方・薬膳処 ほどよい堂
所在地:宮崎県児湯郡川南町(峠の里展望台近く)
※詳細なアクセスは公式ホームページをご覧ください。
営業時間:10:00~18:00(月曜日定休、火曜日は不定休)
駐車場あり/予約優先制

■ ご相談・ご予約はこちらから

・漢方相談(初回カウンセリングは約60分)
・薬膳アドバイス、食養生プラン作成
・オンライン相談(Zoom対応)

[ほどよい堂の漢方相談お問い合わせ方法]

ご相談は基本的にご予約制となっておりますが、時間的な余裕がある場合は飛び入りでの相談もお受けしております。

まずは、下記のいずれかの方法でご連絡ください。

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※ご来店、オンライン相談に関わらず漢方的な体質診断が必要ですので、予め問診の提出をお願い致します。

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著者プロフィール

河邊甲介 (薬剤師)

KOSUKE KAWABE

▷有資格

  • 薬剤師
  • 中医薬膳師:本草薬膳学院(学長:辰巳洋)にて資格取得
  • 薬膳素材専門士:本草薬膳学院(学長:辰巳洋)にて資格取得
  • ペットフーディスト

▷経歴

  • 福岡大学薬学部卒
  • 総合病院薬剤部・調剤薬局にて勤務
  • 2024年1月より宮崎県川南町(峠の里)にて漢方×薬膳×腸活のお店「ほどよい堂」を開局

身体とこころの安心をお届けします

薬剤師であり、漢方×薬膳×腸活の専門家として、「ほどよい堂」を運営しています。
中医学的体質診断を基に、個別に最適な健康アドバイスを提供し、無料相談も実施中。
健康に関するお悩みを漢方や薬膳、腸活でサポートし、体質改善を目指します。
健康維持や未病対策に関心のある方は、ぜひご相談ください。

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