腸内細菌とズキズキつらい片頭痛の興味深い関係とは⁉【セロトニン・三叉神経】
目次
頭痛の種類セルフチェック(目安)
チェックを入れて「結果を見る」を押すと、頭痛のタイプ傾向(片頭痛・緊張型・群発・混合など)と、中医学的な傾向(証の方向性)がまとまります。
STEP0:危険サイン(当てはまるなら受診優先)
STEP1:頭痛タイプ一次判定(よくある3タイプ+混合)
STEP2:誘因(きっかけ)チェック
STEP3:薬の使い方チェック(頻度の目安)
痛み止め(市販・処方を含む)の使用回数が増えている場合、頭痛が慢性化する要因が絡むことがあります(目安チェック)。
STEP4:中医学タイプ(証の方向性)チェック
ここは診断ではなく「今の傾向」を言語化するための目安です(複数OK)。
チェック結果(目安)
片頭痛(偏頭痛)でつらいあなたへ|“胃腸×材料×巡り×受け取り”で整えるヒント
片頭痛は「ズキズキする痛み」だけでなく、吐き気・光や音への過敏、だるさ、集中力低下などが重なりやすい不調です。 ほどよい堂では、現代医学の視点(CGRP・三叉神経など)と、中医学の視点(気血津液・肝/脾/腎)、さらに腸活(腸脳相関・リーキガット)を組み合わせ、 「繰り返しにくい体の土台づくり」を一緒に考えます。

片頭痛(偏頭痛)とは?緊張型頭痛との違い|まず“見分け”
よくある特徴(目安)
- ズキズキ/脈打つような痛み(片側のことも)
- 吐き気・嘔吐、光や音がつらい
- 動くと悪化しやすく、横になりたくなる
- 前兆(キラキラ、視野の欠け、しびれ等)が出る場合も
- 締め付けられる/重い痛み(両側が多い)
- 肩こり・首こりと一緒に出やすい
- 動いても悪化しにくいことが多い
- 吐き気は少なめ(あっても軽い)
大事なポイント:混ざることもある
片頭痛と緊張型が“混ざって”起こる方もいます。だからこそ、痛みの質・時間・誘因・随伴症状をメモして整理するのが近道です。
おすすめ:頭痛ダイアリー(簡易)
- いつ(日時)/どのくらい(持続)/痛みの強さ(10段階)
- 場所(片側/両側)/吐き気・光音過敏の有無
- 直前の出来事:睡眠・食事・カフェイン・ストレス・生理・天気
- 対処:休息・水分・冷却・処方薬/市販薬(回数も)
なぜ起こる?|CGRP・三叉神経・セロトニンを“やさしく”整理
現代医学の見立て(イメージ)
片頭痛は、脳の「痛みの回路」が過敏になり、三叉神経周辺から炎症性の物質(例:CGRP)が関わることで、 血管周囲の炎症や痛みが増幅すると説明されることがあります。

「腸」とつながる理由(腸脳相関の考え方)
腸は、神経(迷走神経など)・免疫・ホルモン様物質を通じて、脳と双方向に影響し合います。 そのため、腸内環境の乱れ(炎症・バリア低下)が、頭痛の“土台”に重なるケースもあります。
女性に多い“誘因”ランキング|ホルモン・睡眠・血糖・天気・栄養
よくある誘因(当てはまるほど対策が立てやすい)
- 月経前〜月経中に増える
- “低血糖ぎみ”や寝不足が重なると出やすい
- 寝不足・夜更かし・起床時間のズレ
- 「休日の寝だめ」で出る方も
- 朝食抜き、昼が遅い、甘い飲料
- カフェインの取り方(多すぎ/急な中断)
- 低気圧、湿度変化
- 首肩のこわばりがあると影響が出やすい
まず1つ変えるなら:食事の“空白”を作らない
- 朝:味噌汁+たんぱく(卵/豆腐/魚)+海藻orきのこ
- 間食:甘い飲み物より「噛む」補給(ナッツ/ゆで卵/小さめおにぎり等)
- 外食・忙しい日:温かい汁物を“固定枠”にする

“効く体”をつくる腸活|菌・エサ・有用成分+バリア(リーキガット視点)
腸活は「三位一体+バリア」
発酵食品(味噌・納豆・ヨーグルト等)を“少量でも毎日”。
発酵性食物繊維:海藻・きのこ・豆・オートミール・ごぼう等。
発酵食品の“作り出すもの”も、日々のリズムに寄与しやすいと考えられます。
刺激(過度の飲酒・睡眠不足・ストレス・加工食品偏り)を“減らしつつ置き換える”のが現実的。

腸のケア=“脾(ひ)=土”を立て直す
中医学では、脾(消化吸収=土)が整うと、気血水が巡りやすくなると考えます(土王説)。 頭痛がある方ほど、まずは胃腸を弱らせない食べ方が要になります。
- 1口30回を目安に「よく噛む=消化のスイッチ」
- 冷たい飲み物は控えめに(白湯/温かいお茶/薄い味噌汁へ)
- 毎日の定番:味噌汁 or 野菜スープ+海藻・きのこ・豆
甘い飲料 → 炭酸水/お茶/薄い味噌汁/菓子パン → おにぎり+卵/豆腐 など。
3日で体感/3週間で習慣/3ヶ月で土台|片頭痛ケアの“時間軸”
短期:3日(まず“悪化要因”を減らす)
- 水分:一気飲みではなく“こまめに”
- 空腹を作らない:小さくても朝食+間食で血糖の波を小さく
- 入浴/温め:首・肩・胃腸を冷やさない
- 光・音・匂い対策:つらい時は暗めの部屋で休息
注意:薬の回数が増えているなら
痛み止めを頻回に使うほど、頭痛が“慢性化”する場合があります。回数が増えている方は、医療機関での相談も含めて整理がおすすめです。
中期:3週間(腸活+睡眠の“型”を作る)
- 味噌汁/スープを固定枠に(発酵+食物繊維)
- 夜のルーティン:入浴→照明を落とす→寝る前スマホを短縮
- 頭痛ダイアリーで誘因を特定(天気・生理・欠食・カフェイン)
長期:3ヶ月(“材料”と“巡り”を積み上げる)
- たんぱく質・鉄・亜鉛・ビタミンB群・マグネシウムなど「材料」の偏りを整える
- 軽い運動(散歩・ストレッチ)で“巡り”の底上げ
- 体質に合わせて漢方/薬膳茶/食品を“積み木”で調整
食事・栄養で“減らしやすくする”|新型栄養失調&ミトコンドリア視点
カロリーは足りてるのに足りない?=「新型栄養失調」
忙しいほど「糖質中心+たんぱく不足+ミネラル不足」になりがちです。 片頭痛ケアでは、神経・血管・ホルモンの材料になる栄養が欠けると、過敏さが出やすいと考えられます。
意識しやすい“材料”リスト
卵・魚・豆腐・納豆・鶏肉。まずは「毎食どれか1つ」。
海藻・豆・ナッツ・玄米・きのこ。汁物+副菜で補いやすい。
青魚・えごま/亜麻仁・オリーブ油。過度な揚げ物は頻度を決める。
欠食→小さく補給/甘い飲料→お茶・炭酸水/加工食品偏り→汁物+豆/海藻。
サプリを検討するなら(例)
予防の補助として、マグネシウム・ビタミンB2(リボフラビン)・CoQ10などが選択肢として挙げられることがあります。 ただし、体質や薬との相性があるため、自己判断で増量せずに専門家へご相談ください。
中医学でみる片頭痛|「このケースは〇〇タイプ」→治則→養生(証の言語化)
八綱弁証(陰陽・表裏・寒熱・虚実)で全体像をつかむ
片頭痛は、肝(ストレス調整)の影響で気が上にのぼったり、血(けつ)や津液(しんえき=潤い)の不足・停滞が重なったり、 脾(ひ=消化吸収=土)が弱って痰湿(たんしつ=余分な水分・停滞物)が生まれたり…と、複数パターンがあります。
タイプ別の目安(例)
- イライラ/目の奥が痛い/拍動性
- 顔が熱い・のぼせ、肩首が張る
治則(方向):肝の高ぶりを鎮め、巡りを整える
例:釣藤散(肝陽上亢・頭痛に用いる方剤の一つ)
- ストレスで悪化/胸脇の張り/ため息
- 生理前に悪化しやすい
治則:気を巡らせ、張りをゆるめる
例:加味逍遙散(気滞・血の偏りを伴う不調に用いることがある)
- 頭が重い/めまい/胃もたれ
- 雨や湿気で悪化
治則:脾を助け、湿をさばく
例:五苓散(水分代謝の偏り=水滞に用いる方剤の一つ)
- 刺すような痛み/固定部位/慢性化
- 冷え・肩こりが強い
治則:血の巡りを整え、滞りをほどく
例:桂枝茯苓丸(瘀血傾向に用いる代表方剤の一つ)
- 疲れると出る/顔色が淡い/ふらつく
- 食が細い・胃腸が弱い
治則:気血を補い、土台を立て直す
例:補中益気湯(気虚=エネルギー不足に用いることがある)
- ほてり/口や喉が乾く/寝つきが悪い
- ストレス・夜更かしで悪化
治則:潤いを補い、過敏さを鎮める
例:麦門冬湯(陰虚寄り・乾燥傾向のケアに用いることがある)
服薬中(とくに抗凝固薬・降圧薬・妊活/妊娠関連など)の方は、必ず専門家に確認してください。
受診の目安|“危険サイン”と、早めに相談したいケース
すぐ受診(救急も検討)
- 突然・激烈な頭痛(今までで最悪)
- 発熱、意識がぼんやり、けいれん、麻痺、ろれつが回らない
- 頭を打った後の強い頭痛、急な性格変化
- 50歳以降に初めての強い頭痛
早めに相談したい(慢性化サイン)
- 頭痛が月に増えてきた/生活に支障が大きい
- 市販薬の回数が増えている(週に何度も)
- 吐き気や光過敏が強く、仕事や家事が止まる
次の一手|「相談 → 体質整理 → 必要なものだけ」
迷ったら、まずはLINEで状況を共有してください(無料)。無理のない“順番”で提案します。
症状・生活背景・食習慣を整理して、最短ルートを一緒に組み立てます。
ストレス・睡眠・巡りを、日々のお茶習慣でやさしく整える発想。
“材料づくり”を支える食品の選択肢として(体調により個別調整)。
Q1. 片頭痛と緊張型、見分けのコツは?
ズキズキ・吐き気・光音過敏・動くと悪化が強いほど片頭痛寄りのことが多いです。混ざる場合もあるので、頭痛ダイアリーで整理すると方向性が見えやすくなります。
Q2. 生理前後に増えるのはなぜ?
ホルモン変動に、睡眠不足・欠食・ストレス・冷えが重なると出やすい傾向があります。まずは「空腹を作らない」「温かい汁物」を固定し、誘因を減らすのが現実的です。
Q3. 腸活で頭痛は良くなりますか?
腸だけが原因ではありませんが、腸の炎症やバリア低下が“過敏さ”に重なるケースがあります。菌・エサ・有用成分+バリアのセットで、生活全体のゆらぎを小さくする考え方です。
最新の片頭痛薬をふくむ一覧(急性期/予防)
片頭痛の治療は、近年「CGRP関連薬(ゲパント/抗体製剤)」や「ジタン」など選択肢が広がっています。 ここでは急性期(発作時)と予防(発作を減らす)に分けて、全体像が一目でわかるよう整理します。
まず押さえる:新しい治療トレンド(3本柱)
- ゲパント(CGRP受容体拮抗薬):経口薬。発作時(急性期)や予防に使うタイプがあります。
- 抗CGRP関連 抗体製剤:注射の予防薬。月1回など、継続で発作を減らす目的。
- ジタン(5-HT1F作動薬):急性期の新系統。トリプタンが使いづらいケースの選択肢になることがあります。
急性期「痛みを止める」:発作の“立ち上がり”で適切に使うほど有利になりやすいです。
予防「回数を減らす」:頭痛日数・生活への支障・併存症などで方針が決まります。
新しい系①:ゲパント(CGRP受容体拮抗薬)
- リメゲパント(製品例:ヌルテックOD): 急性期(発作時)と予防の両方で位置づけられる経口薬タイプ。
- アトゲパント(製品例:アクイプタ): 予防(発作を減らす)目的の経口薬タイプ。
新しい系②:抗CGRP関連 抗体製剤(注射の予防薬)
- ガルカネズマブ(製品例:エムガルティ): 片頭痛発作の発症抑制(予防)目的。
- フレマネズマブ(製品例:アジョビ): 片頭痛発作の発症抑制(予防)目的。
- エレヌマブ(製品例:アイモビーグ): 片頭痛発作の発症抑制(予防)目的。
「月単位で発作を減らして、生活の質を回復させる」方向。
※注射間隔・適応・自己注射の可否などは製品ごとに異なります。
新しい系③:ジタン(急性期)
- ラスミジタン(製品例:レイボー): 急性期(発作時)の新しい系統。眠気・めまいなどが問題になり得るため、生活動作(運転等)を含めて注意点の確認が重要です。
急性期(発作時)に使う薬:一覧(代表例)
| 系統 | 代表例 | ポイント(目安) |
|---|---|---|
| 鎮痛薬 | アセトアミノフェン | 軽症〜中等症で選択肢。用量・回数の管理が大切。 |
| NSAIDs | ロキソプロフェン、イブプロフェン など | 胃腸・腎機能・出血リスクに注意。体質や併用薬で選び方が変わります。 |
| トリプタン | スマトリプタン、リザトリプタン など | 片頭痛の急性期で中心的。心血管リスク等は医師判断が重要。 |
| ジタン | ラスミジタン(レイボー) | 新系統の急性期薬。眠気・めまい等の注意点は要確認。 |
| ゲパント | リメゲパント(ヌルテックOD) | 新しい急性期の選択肢。用法用量・併用薬は必ず確認。 |
| 制吐薬 | メトクロプラミド など | 吐き気が強いときに併用されることがあります。内服しやすくする補助。 |
予防(発作を減らす)薬:一覧(代表例)
| 系統 | 代表例 | ポイント(目安) |
|---|---|---|
| 抗CGRP関連 抗体(注射) | エムガルティ/アジョビ/アイモビーグ | 注射で発症抑制(予防)。月単位で“回数を減らす”設計。 |
| ゲパント(経口予防) | アトゲパント(アクイプタ) | 予防目的の経口薬タイプ。内服設計・併用薬の確認が重要。 |
| ゲパント(急性期+予防) | リメゲパント(ヌルテックOD) | 急性期と予防で位置づけが変わるタイプ。用法の取り違えに注意。 |
| 従来型の予防薬 | β遮断薬、抗てんかん薬、Ca拮抗薬、抗うつ薬 など | 併存症(高血圧・不眠・不安など)と合わせて選ばれることが多いです。 |
頭痛日数が多い/生活が回らない/急性期薬の回数が増えている…などの場合、予防の導入で楽になることがあります。
海外で先行している“新しめ”の薬(参考)
- ウブロゲパント:ゲパント(急性期)として海外で承認例。
- ザベゲパント(点鼻):点鼻のゲパント(急性期)として海外で承認例。
- エプチネズマブ(静注):抗CGRP関連(予防)として海外で承認例。
安全のための注意(超重要)
- 危険サイン:突然の最悪頭痛/麻痺・ろれつ障害/高熱・首の硬さ/頭部外傷後 などは受診優先。
- 薬の使いすぎ:急性期薬の回数が増える場合、頭痛が慢性化する要因になることがあります。
- 併用注意:持病(心血管・腎・肝など)や妊娠希望、他の薬との飲み合わせで選択が変わります。
監修者・免責事項
本記事の信頼性を高めるため、監修者情報と免責事項をまとめています。 体質の整理(中医学)と、現代の栄養学・生活習慣の視点を両輪で扱い、誠実な表現を心がけています。
Supervisor / Reviewer
監修者情報

監修:河邊 甲介(薬剤師/中医薬膳師/薬膳素材専門士/ペットフーディスト)
漢方薬局「ほどよい堂」代表
宮崎県川南町にて、漢方 × 薬膳 × 腸活のトリプルアプローチによる健康相談を行っています。 体質の言語化と、日常で“続く整え方”をセットでご提案しています。
- 栄養:細胞は“食べたものでしか作られない”
- 循環:巡りが整うと、酸素・栄養が届きやすくなる
- 吸収(腸活):食べるだけでなく“吸収できる腸”を育てる
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「自分の場合はどう整える?」が気になる方へ。
ほどよい堂では、体質(気・血・津液/陰陽・寒熱など)の整理と、食事・生活の整え方をセットでご提案しています。
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本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断・治療・処方の代替ではありません。 症状が強い/長引く/不安が大きい場合は、医療機関・専門家へご相談ください。
- 体質・状態・既往歴により、最適な対処は異なります。
- 妊娠中・授乳中・服薬中・通院中の方は、自己判断での実施を避け、必ず確認してください。
- 記事内容は、予告なく更新・変更する場合があります。


